36 / 97
2章 コスで冒険
36話 エリーヌさんとデート
しおりを挟む
「はぁ~緊張する」
生まれて初めて、僕は今からデートをします、人を怖がり嫌っていた僕が異性とデートです、男性の姿で噴水広場に立ってソワソワしてます、服もクレミルを参考にカッコイイ系の服(コス)で揃えました。
《ステータス》(コスプレ中)
【名前】遠藤竜(リュウ)
【年齢】16歳
【性別】男
【種族】ヒューマン
【職業】コスプレイヤー(〇〇戦士)
【レベル】1(300)
【HP】100(○○)【MP】50(○〇)
【力】100(〇〇)【防御】100(○○)
【素早さ】150(○○)【魔法抵抗】50(○○)
【魔法】
なし
【スキル】
収納レベルMax
(格闘レベル〇〇)
裁縫レベル5
調理レベル3
【ユニークスキル】
コスプレ
永遠の16歳
不眠不休
不思議のダンジョンレベル3
《酒ダンジョン》
《野菜ダンジョン》
《肉ダンジョン》
(〇〇戦士)
【称号】
破滅のランナー・世界を越えたコスプレイヤー・お酒ダンジョン制覇者・魅了の笑顔・恐怖の笑顔・宣伝娘・お酒ダンジョン制覇者・お仕置き人・迷惑っ子・二つ名持ち・ドジっ子・野菜ダンジョン制覇者・闇のお仕置き人・最高の指導者・救済者・肉ダンジョン制覇者
ほんとはリュウを担当してる分身に頼めばいいと思ったんだ、だけど拒否されました、約束したのは本体の僕だからです、相手に失礼なのは僕も感じていたから何も言えなかったよ。
コスが中途半端なのでレベルだけは記載されていました、僕の他にも待ち合わせの人達はいます、視線が気になるけど怖くないんだ、ほんとに僕は変われたとちょっとだけ嬉しいよ。
「リュウく~ん」
遠くからエリーヌさんが手を振って走ってきます、清楚系で揃えた白い服がとても綺麗で僕はドキっとしました。
待ち合わせの定番「待った?」と聞かれたので、「今来た所です」と応対をします、そしてエリーヌさんの服を褒め僕もかっこいいと言われたんだ。
「ありがとうございますエリーヌさん」
素直なお礼を伝えると、エリーヌさんは顔を手で隠し後ろを向いてしまいました、何処か変だったのかと不安になります。
これからどうしますか?っと変だったことを隠し聞きます、話を進める為にも必要ですよね、正直僕に女性のエスコートは難易度が高すぎます、お祭りと言えばコスイベントしか行った事ないし、そもそも他人と遊んだこともないんだ。
それなのに、いきなりこんな綺麗なお姉さんとデートなんて、子供がプロの選手に挑むくらい無謀だよ。
「そうねぇ~・・・じゃあ、北の貴族区に行きましょ、あそこは露店が少ないから人もあまりいないの」
エリーヌさんがウインクして僕の手を引っ張ってくれます、他人に触られたのは男性の姿ですごく久しぶりです、凄くドキドキして歩きました、少しして落ち着くと周りが見えるようになり、お祭りなのに露店が出ていないことに気付いたんだ、僕の為にこんな所に来て楽しくないんじゃ?っと不安になったよ、だけどエリーヌさんは楽しそうです、僕の視線に気づくと笑顔を見せてくれます。
気遣いの出来るエリーヌさんはモテるだろうなぁっと、数少ない食べ物の露店を回ります、代金は僕が出します、エリーヌさんは遠慮してきたけど、お礼も兼ねているので押し通しました。
「優しいのねリュウ君、ありがと」
「ふぇっ!?」
僕の腕にエリーヌさんが絡みつき、僕はすごく動揺します、ドキドキが止まらず串焼きを落としそうになりました、凄く近い笑顔のエリーヌさんと一緒に成人者たちに手を振り、露店の出し物を見て歩いて楽しい時間を過ごします。
昼はちょっと豪華な食事屋にエリーヌさんが勧めてきました、貴族区なので当たり前かもっと入店です、注文はエリーヌさん任せだけど、メニューは腸詰めやサラダとコース料理が出てきたんだ、味も美味しかったよ。
「魚は無いんですね」
「魚?・・・ここでは海が遠いからね、リュウ君の国では魚を良く食べるの?」
ここでは見た事なかった、今頃になって気付いた僕でした、エリーヌさんに魚料理の話をしたら、行ければ海の見える街に旅行に行こうと誘われちゃったよ。
デートも初めてなのに旅行は無理です!エリーヌさんに約束は出来ないと前置きはしましたけど、行ければいいねと話をまとめたんだ。
絶対ねとか言われちゃったけど、それよりもお皿を下げられる時、ちょっと困る内容がエリーヌさんから提示されました、僕はどうしようと悩んじゃったよ。
「無理にとは言わないわ、だけどパーシェントもアタシみたいにあなたが好きなの、その気持ちは本物だし、予定が無ければ付き合ってあげてくれないかしら」
「訓練もお祭りの3日間は無いですし、予定はないですけど・・・エリーヌさんは良いんですか?」
違う女性とデートをするのは嫌ですよね?そう思って聞いたのに、エリーヌさんは頭を傾けて不思議そうです、僕はそんなにモテた事はありません、いきなり二股とか無理です、相手の人が許しても僕の許容量を超えます。
ここで僕は少し考えます、このデートの軽さは僕が思うほどのモノじゃないのかもと考え直しました、つまりデートと言っても友達と遊ぶ感覚です、エリーヌさんがパーシェントさんを勧めてるのはそれなんだと確信を得たんだよ、だから僕は了承しました、友達とお祭りに行くなら問題ありません。
「やったわ!じゃあ早速教えに行かなくちゃね」
行きましょっと、僕の手を引っ張り冒険者ギルドに向かいました、受付ではグテーっとしてる女性たちがいましたよ。
エリーヌさんが教えてくれたけど、新年祭なのに遊ぶ事も出来ないで仕事に出され、ものすごく嫌なんだそうです。
「みんなが遊んでるのにお仕事は嫌だよね」
エリーヌさんが受付に向かったので、僕はテーブルの並ぶ手前で待ち独り言です、エリーヌさんが近づくと、冷やかしだ!とか聞こえてきます、怒るのも分かるよ、お菓子でも買ってくれば良かったね。
遠くからエリーヌさんたちの言い合いを見て、仲がいいなぁっと僕は笑って見ていました、でも途中でパーシェントさんが僕の方に手を振ります、あれは明日よろしくって事でしょう、手を振り返して返事をしておきました。
エリーヌさんが戻って来て外に出るまで、僕は手を振り続けます、隣の女性たちはちょっと怖かったように見えましたね。
「パーシェント、とても喜んでたわよリュウ君」
「お仕事大変ですもんね、息抜きは必要ですよ」
ギルドには冒険者たちはいませんでした、でも万が一があるから待機していたんでしょう、ほんとに大変なお仕事です。
エリーヌさんの苦労話を聞きながら、午後からのお祭りは中央広場で見学です、屋台もフルーツや肉と沢山出ていて、賑わいはここが一番だと思いました。
それ以外の出し物としては、大道芸人さんたちです、ナイフを使ったジャグリングをしていたり、口から火を出したりしています、その中に成人者が投げる球を目隠しで避けてる人がいたんだ、その人に当てると賞金が貰えるらしいよ、ちょっと離れて宣伝してる人が説明してます。
「参加費は大銅貨5枚、当てたら銀貨5枚ですか・・・目隠ししてるのに見事に避けますね」
「リュウ君はピュアねぇ、あれは危機察知スキルで避けてるのよ、目隠ししていても変わらないわ」
スキルを持っているから出来ると、エリーヌさんが嫌そうです、賞金は誰も貰えないのが決まってるそうですよ。
必勝法はないのかと僕は質問します、でもエリーヌさんは無理と即答でした、列には100人以上が並んでいますけど、1度に参加する人数は3人と限定されています、3人では同時に投げても避けられてしまうと諦めてます。
ほんとにそうだろうか?僕は避けている人を見て気になってることがあります、それは動きが大きい事です、使える広さは大体10㎡です、恐らくスキルで来るのは分かるけど、何処に当たるのかは分からないんだ、それなら方法はある、そう思ってエリーヌさんにヒソヒソと教えてみます。
「なるほど・・・いけるかもしれないわね」
エリーヌさんが悪役っぽい笑顔をしてすごんでいます、早速試してみようと並んでいる成人者の子たちを3人捕まえます、事情を話し試しにやってもらう約束をしたんだ。
エリーヌさんが戻って来ると、とても良い笑顔をしていました、何でも昔に自分もやられて悔しい思いをしたそうです。
じゃあ楽しみですねっと、僕たちはその子たちの番を待ちます。
「でもリュウ君、良く気付いたわね」
「誰でも目標があった方が投げやすいけど、狙いが良すぎると思っただけです、あれはそれを有効に使って騙す戦法です」
成人者たちは目隠しの人を外さずに投げていました、恐らく挑発スキルも使っているのかもです、だから彼らには目を瞑って投げてもらう約束をしました、それならどこに投げるのか分からない、当たらないかもしれないけど、少しの時間差しかない球が飛んで行きます、今までよりは格段に避けるのが難しくなるんです。
目隠しの人は、大きく移動する以外にも規則性があります、それは前後には避けない事です、前後にも10mの空間があります、だけど左右にしか動かなかったんだ、投げて来る位置は正面7m地点、だから危機察知が知らせた位置から移動するけど、後ろだと避けきれない可能性が出て来る、だから左右に移動するんだ。
身体のどこに当たるのかが分からないと大変です、僕の予想が正しければ、避けた位置に球が飛んでいても危機察知が発動したままになり、回避が間に合わないはずです、その予想は当たり、見事に球を当てる事に成功しました、周りはすごい騒ぎになりました、エリーヌさんが僕に抱き付いて喜んでくれます。
「すごいわリュウ君!ほんとに当てちゃった」
「運も味方に付けましたね、身体1つ分の位置に球が2つ飛びました」
「それでもすごいわ!胸がスカっとした」
勢いで僕のほっぺにキスをするほど、エリーヌさんが興奮しちゃいました、周りの人達も興奮してるので気持ちは分かります、だけど恥ずかしいのでやめてほしいです。
生まれて初めて、僕は今からデートをします、人を怖がり嫌っていた僕が異性とデートです、男性の姿で噴水広場に立ってソワソワしてます、服もクレミルを参考にカッコイイ系の服(コス)で揃えました。
《ステータス》(コスプレ中)
【名前】遠藤竜(リュウ)
【年齢】16歳
【性別】男
【種族】ヒューマン
【職業】コスプレイヤー(〇〇戦士)
【レベル】1(300)
【HP】100(○○)【MP】50(○〇)
【力】100(〇〇)【防御】100(○○)
【素早さ】150(○○)【魔法抵抗】50(○○)
【魔法】
なし
【スキル】
収納レベルMax
(格闘レベル〇〇)
裁縫レベル5
調理レベル3
【ユニークスキル】
コスプレ
永遠の16歳
不眠不休
不思議のダンジョンレベル3
《酒ダンジョン》
《野菜ダンジョン》
《肉ダンジョン》
(〇〇戦士)
【称号】
破滅のランナー・世界を越えたコスプレイヤー・お酒ダンジョン制覇者・魅了の笑顔・恐怖の笑顔・宣伝娘・お酒ダンジョン制覇者・お仕置き人・迷惑っ子・二つ名持ち・ドジっ子・野菜ダンジョン制覇者・闇のお仕置き人・最高の指導者・救済者・肉ダンジョン制覇者
ほんとはリュウを担当してる分身に頼めばいいと思ったんだ、だけど拒否されました、約束したのは本体の僕だからです、相手に失礼なのは僕も感じていたから何も言えなかったよ。
コスが中途半端なのでレベルだけは記載されていました、僕の他にも待ち合わせの人達はいます、視線が気になるけど怖くないんだ、ほんとに僕は変われたとちょっとだけ嬉しいよ。
「リュウく~ん」
遠くからエリーヌさんが手を振って走ってきます、清楚系で揃えた白い服がとても綺麗で僕はドキっとしました。
待ち合わせの定番「待った?」と聞かれたので、「今来た所です」と応対をします、そしてエリーヌさんの服を褒め僕もかっこいいと言われたんだ。
「ありがとうございますエリーヌさん」
素直なお礼を伝えると、エリーヌさんは顔を手で隠し後ろを向いてしまいました、何処か変だったのかと不安になります。
これからどうしますか?っと変だったことを隠し聞きます、話を進める為にも必要ですよね、正直僕に女性のエスコートは難易度が高すぎます、お祭りと言えばコスイベントしか行った事ないし、そもそも他人と遊んだこともないんだ。
それなのに、いきなりこんな綺麗なお姉さんとデートなんて、子供がプロの選手に挑むくらい無謀だよ。
「そうねぇ~・・・じゃあ、北の貴族区に行きましょ、あそこは露店が少ないから人もあまりいないの」
エリーヌさんがウインクして僕の手を引っ張ってくれます、他人に触られたのは男性の姿ですごく久しぶりです、凄くドキドキして歩きました、少しして落ち着くと周りが見えるようになり、お祭りなのに露店が出ていないことに気付いたんだ、僕の為にこんな所に来て楽しくないんじゃ?っと不安になったよ、だけどエリーヌさんは楽しそうです、僕の視線に気づくと笑顔を見せてくれます。
気遣いの出来るエリーヌさんはモテるだろうなぁっと、数少ない食べ物の露店を回ります、代金は僕が出します、エリーヌさんは遠慮してきたけど、お礼も兼ねているので押し通しました。
「優しいのねリュウ君、ありがと」
「ふぇっ!?」
僕の腕にエリーヌさんが絡みつき、僕はすごく動揺します、ドキドキが止まらず串焼きを落としそうになりました、凄く近い笑顔のエリーヌさんと一緒に成人者たちに手を振り、露店の出し物を見て歩いて楽しい時間を過ごします。
昼はちょっと豪華な食事屋にエリーヌさんが勧めてきました、貴族区なので当たり前かもっと入店です、注文はエリーヌさん任せだけど、メニューは腸詰めやサラダとコース料理が出てきたんだ、味も美味しかったよ。
「魚は無いんですね」
「魚?・・・ここでは海が遠いからね、リュウ君の国では魚を良く食べるの?」
ここでは見た事なかった、今頃になって気付いた僕でした、エリーヌさんに魚料理の話をしたら、行ければ海の見える街に旅行に行こうと誘われちゃったよ。
デートも初めてなのに旅行は無理です!エリーヌさんに約束は出来ないと前置きはしましたけど、行ければいいねと話をまとめたんだ。
絶対ねとか言われちゃったけど、それよりもお皿を下げられる時、ちょっと困る内容がエリーヌさんから提示されました、僕はどうしようと悩んじゃったよ。
「無理にとは言わないわ、だけどパーシェントもアタシみたいにあなたが好きなの、その気持ちは本物だし、予定が無ければ付き合ってあげてくれないかしら」
「訓練もお祭りの3日間は無いですし、予定はないですけど・・・エリーヌさんは良いんですか?」
違う女性とデートをするのは嫌ですよね?そう思って聞いたのに、エリーヌさんは頭を傾けて不思議そうです、僕はそんなにモテた事はありません、いきなり二股とか無理です、相手の人が許しても僕の許容量を超えます。
ここで僕は少し考えます、このデートの軽さは僕が思うほどのモノじゃないのかもと考え直しました、つまりデートと言っても友達と遊ぶ感覚です、エリーヌさんがパーシェントさんを勧めてるのはそれなんだと確信を得たんだよ、だから僕は了承しました、友達とお祭りに行くなら問題ありません。
「やったわ!じゃあ早速教えに行かなくちゃね」
行きましょっと、僕の手を引っ張り冒険者ギルドに向かいました、受付ではグテーっとしてる女性たちがいましたよ。
エリーヌさんが教えてくれたけど、新年祭なのに遊ぶ事も出来ないで仕事に出され、ものすごく嫌なんだそうです。
「みんなが遊んでるのにお仕事は嫌だよね」
エリーヌさんが受付に向かったので、僕はテーブルの並ぶ手前で待ち独り言です、エリーヌさんが近づくと、冷やかしだ!とか聞こえてきます、怒るのも分かるよ、お菓子でも買ってくれば良かったね。
遠くからエリーヌさんたちの言い合いを見て、仲がいいなぁっと僕は笑って見ていました、でも途中でパーシェントさんが僕の方に手を振ります、あれは明日よろしくって事でしょう、手を振り返して返事をしておきました。
エリーヌさんが戻って来て外に出るまで、僕は手を振り続けます、隣の女性たちはちょっと怖かったように見えましたね。
「パーシェント、とても喜んでたわよリュウ君」
「お仕事大変ですもんね、息抜きは必要ですよ」
ギルドには冒険者たちはいませんでした、でも万が一があるから待機していたんでしょう、ほんとに大変なお仕事です。
エリーヌさんの苦労話を聞きながら、午後からのお祭りは中央広場で見学です、屋台もフルーツや肉と沢山出ていて、賑わいはここが一番だと思いました。
それ以外の出し物としては、大道芸人さんたちです、ナイフを使ったジャグリングをしていたり、口から火を出したりしています、その中に成人者が投げる球を目隠しで避けてる人がいたんだ、その人に当てると賞金が貰えるらしいよ、ちょっと離れて宣伝してる人が説明してます。
「参加費は大銅貨5枚、当てたら銀貨5枚ですか・・・目隠ししてるのに見事に避けますね」
「リュウ君はピュアねぇ、あれは危機察知スキルで避けてるのよ、目隠ししていても変わらないわ」
スキルを持っているから出来ると、エリーヌさんが嫌そうです、賞金は誰も貰えないのが決まってるそうですよ。
必勝法はないのかと僕は質問します、でもエリーヌさんは無理と即答でした、列には100人以上が並んでいますけど、1度に参加する人数は3人と限定されています、3人では同時に投げても避けられてしまうと諦めてます。
ほんとにそうだろうか?僕は避けている人を見て気になってることがあります、それは動きが大きい事です、使える広さは大体10㎡です、恐らくスキルで来るのは分かるけど、何処に当たるのかは分からないんだ、それなら方法はある、そう思ってエリーヌさんにヒソヒソと教えてみます。
「なるほど・・・いけるかもしれないわね」
エリーヌさんが悪役っぽい笑顔をしてすごんでいます、早速試してみようと並んでいる成人者の子たちを3人捕まえます、事情を話し試しにやってもらう約束をしたんだ。
エリーヌさんが戻って来ると、とても良い笑顔をしていました、何でも昔に自分もやられて悔しい思いをしたそうです。
じゃあ楽しみですねっと、僕たちはその子たちの番を待ちます。
「でもリュウ君、良く気付いたわね」
「誰でも目標があった方が投げやすいけど、狙いが良すぎると思っただけです、あれはそれを有効に使って騙す戦法です」
成人者たちは目隠しの人を外さずに投げていました、恐らく挑発スキルも使っているのかもです、だから彼らには目を瞑って投げてもらう約束をしました、それならどこに投げるのか分からない、当たらないかもしれないけど、少しの時間差しかない球が飛んで行きます、今までよりは格段に避けるのが難しくなるんです。
目隠しの人は、大きく移動する以外にも規則性があります、それは前後には避けない事です、前後にも10mの空間があります、だけど左右にしか動かなかったんだ、投げて来る位置は正面7m地点、だから危機察知が知らせた位置から移動するけど、後ろだと避けきれない可能性が出て来る、だから左右に移動するんだ。
身体のどこに当たるのかが分からないと大変です、僕の予想が正しければ、避けた位置に球が飛んでいても危機察知が発動したままになり、回避が間に合わないはずです、その予想は当たり、見事に球を当てる事に成功しました、周りはすごい騒ぎになりました、エリーヌさんが僕に抱き付いて喜んでくれます。
「すごいわリュウ君!ほんとに当てちゃった」
「運も味方に付けましたね、身体1つ分の位置に球が2つ飛びました」
「それでもすごいわ!胸がスカっとした」
勢いで僕のほっぺにキスをするほど、エリーヌさんが興奮しちゃいました、周りの人達も興奮してるので気持ちは分かります、だけど恥ずかしいのでやめてほしいです。
0
お気に入りに追加
283
あなたにおすすめの小説
大切”だった”仲間に裏切られたので、皆殺しにしようと思います
騙道みりあ
ファンタジー
魔王を討伐し、世界に平和をもたらした”勇者パーティー”。
その一員であり、”人類最強”と呼ばれる少年ユウキは、何故か仲間たちに裏切られてしまう。
仲間への信頼、恋人への愛。それら全てが作られたものだと知り、ユウキは怒りを覚えた。
なので、全員殺すことにした。
1話完結ですが、続編も考えています。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
婚約破棄をされた悪役令嬢は、すべてを見捨てることにした
アルト
ファンタジー
今から七年前。
婚約者である王太子の都合により、ありもしない罪を着せられ、国外追放に処された一人の令嬢がいた。偽りの悪業の経歴を押し付けられ、人里に彼女の居場所はどこにもなかった。
そして彼女は、『魔の森』と呼ばれる魔窟へと足を踏み入れる。
そして現在。
『魔の森』に住まうとある女性を訪ねてとある集団が彼女の勧誘にと向かっていた。
彼らの正体は女神からの神託を受け、結成された魔王討伐パーティー。神託により指名された最後の一人の勧誘にと足を運んでいたのだが——。
竜の国の侍従長
風結
ファンタジー
「竜の国の魔法使い」の次の物語です。
世界を滅ぼすことも救うことも出来るコウと、同等の魔力量を具えた存在が東域ーーエタルキアで生まれ、リシェ達はその対処に向かいます。
部下や悪友、ストーフグレフに英雄王と、リシェの交流の輪も広がっていきます。
風竜ラカールラカや地竜ユミファナトラを始め、多くの竜と出会います。ですが、出会えなかった竜(水竜ストリチナ、雷竜リグレッテシェルナ)もちらりほらり。
氷竜の「いいところ」を擦るところから始まる物語は、この度もリシェの心胆に負担を掛けつつ、多くの喜びを齎す、かもしれません。自身の正体、竜との関係、古竜のこと。世界の秘密に近付くことで、自らの願いと望みに心付くことになります。
「千竜王」との関係によって、魂を揺さぶられることになる少年と竜の、成長の物語です。
持ち主を呪い殺す妖刀と一緒に追放されたけど、何故か使いこなして最強になってしまった件
玖遠紅音
ファンタジー
王国の大貴族であり、魔術の名家であるジーヴェスト家の末っ子であるクロム・ジーヴェストは、生まれつき魔力を全く持たずに生まれてしまった。
それ故に幼いころから冷遇され、ほぼいないものとして扱われ続ける苦しい日々を送っていた。
そんなある日、
「小僧、なかなかいい才能を秘めておるな」
偶然にもクロムは亡霊の剣士に出会い、そして弟子入りすることになる。
それを契機にクロムの剣士としての才能が目覚め、見る見るうちに腕を上げていった。
しかしこの世界は剣士すらも魔術の才が求められる世界。
故にいつまでたってもクロムはジーヴェスト家の恥扱いが変わることはなかった。
そしてついに――
「クロム。貴様をこの家に置いておくわけにはいかなくなった。今すぐ出て行ってもらおう」
魔術師として最高の適性をもって生まれた優秀な兄とこの国の王女が婚約を結ぶことになり、王族にクロムの存在がバレることを恐れた父によって家を追い出されてしまった。
しかも持ち主を呪い殺すと恐れられている妖刀を持たされて……
だが……
「……あれ、生きてる?」
何故か妖刀はクロムを呪い殺せず、しかも妖刀の力を引き出して今まで斬ることが出来なかったモノを斬る力を得るに至った。
そして始まる、クロムの逆転劇。妖刀の力があれば、もう誰にも負けない。
魔術師になれなかった少年が、最強剣士として成り上がる物語が今、幕を開ける。
ユニークスキルの名前が禍々しいという理由で国外追放になった侯爵家の嫡男は世界を破壊して創り直します
かにくくり
ファンタジー
エバートン侯爵家の嫡男として生まれたルシフェルトは王国の守護神から【破壊の後の創造】という禍々しい名前のスキルを授かったという理由で王国から危険視され国外追放を言い渡されてしまう。
追放された先は王国と魔界との境にある魔獣の谷。
恐ろしい魔獣が闊歩するこの地に足を踏み入れて無事に帰った者はおらず、事実上の危険分子の排除であった。
それでもルシフェルトはスキル【破壊の後の創造】を駆使して生き延び、その過程で救った魔族の親子に誘われて小さな集落で暮らす事になる。
やがて彼の持つ力に気付いた魔王やエルフ、そして王国の思惑が複雑に絡み大戦乱へと発展していく。
鬱陶しいのでみんなぶっ壊して創り直してやります。
※小説家になろうにも投稿しています。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる