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1章 コスで生活
15話 不埒者
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「じゃあお疲れ様~」
「「「お疲れ様です~」」」
11時になり、初日の3人はとても疲れています、なれてないのもありますけど、やはり忙しいですからね。
高級料理店で働いていたクレミルもなのは意外でした、ブランクがあって大変だったのかと聞いたんだけど、作る量が1人の量じゃないって注意されたよ。
これは料理人コスも必要かもっと対策を考えます。
「それにしても良かったですねマスター」
「そうだな・・・しかし平気だろうか?」
何がです?っと聞いたんですけど、どうやら夜道の危険度を心配してるようです、僕の心配はしなかったと笑っていますけど、確かに3人の中で強いのはリンシャだけです、それもリンシャ自身は分かってません、ちょっと心配になってきました。
ジュロスさんに見て来るとサヨナラの挨拶をして僕は急ぎます、中央広場の手前で騒いでる声が聞こえました、小道から顔をちょっと出します。
「止めろお前たち!その子たちを放せ!」
「色男の言葉だなおい、両手に花とか羨ましい、やっちまえ!」
クレミルが男の1人に腕を固定され、前にいる男にお腹を殴られていました、それを見てリンシャとアマリスが悲鳴をあげてます、ふたりも男に腕を掴まれ動けない様です。
敵は5人、全員革の鎧を装備しています、きっと外から帰って来たばかりの冒険者です、鑑定で冒険者と出ています。
「こいつはもういい、女たちを連れて行くぞ」
「ちょっと待ったー!」
そうはいかないと僕は叫びます、ナニモノだ!っとは言われず、僕の2つ名である怒りの女神が叫ばれたんだ、その後は一目散に逃げて行きました、3人も僕も茫然です。
悪党をやっつけるカッコイイ場面が台無しだよっと、怪我をしたクレミルに肩を貸します。
「す、すみませんエリナさん」
「謝る事はないよクレミル立派だった、それよりも平気?」
回復魔法は使えないので酒場に戻る事になりました、その間僕の噂を後ろの女子二人がボソボソ言っています、クレミルは知らないみたいで、段々怖がり始めてしまったんだよ。
言っておくけど、僕はむやみに暴力は振るってません、ちゃんと理由があります、そこをクレミルに教え、元彼女を助けたクレミルと同じだと強調しました。
「そ、そうですかね?」
「何で疑問系なのさ、そうなんだよ、ただ冒険者が相手だったから大げさになってるだけ、2つ名まで付けてるなんて、失礼しちゃうよね」
ウエイトレスに負けたと分かれば、冒険者として舐められます、だから大袈裟に言ってるだけなんだ、マーメイド亭も、ぶっ倒れ亭という2つ名を付けたくらいだってリンシャが付け加えてくれました、なるほどとかクレミルとアマリスが声を揃えています、酒場に着くとジュロスさんがやはりかっと顔には出さず救急箱を持って待っててくれたんだ。
流石ジュロスさんっとばかりにクレミルの治療を始めました、ここでジュロスさんが怖くない事がみんなにつたわり、お喋りの話題はジュロスさん一色です、さっきまで冒険者たちの悪口ばかりで空気が悪かったけど、今は楽しいお話しになってます。
ありがとうジュロスさんっと視線だけを送り、あいつらの顔を脳裏に浮かべます、ちょっと懲らしめてやりますよ。
「はい出来たよクレミル、偉かったね」
子供をあやすように頭を撫でてしまいました、孤児院の子守が馴染んでしまい、相手が成人者と忘れてしまったんだ、クレミルはすごく赤くなってしまったんだよ。
謝った後、今後は4人で帰る事を提案しました、そして中央広場を通り住民区に入ると、それぞれの家に分かれます、そこで僕は元来た道を急ぎ戻ります。
見つけたのは5分後です、5人が笑っていましたよ。
「いやー参ったぜ、まさか怒りのウエイトレスが知り合いとはな」
「まったくだ、あんな良い女たち、そうそういないからな」
今度見かけたら誘うぞとか言ってます、そうはさせないと正面に回り、僕は腕を組んで立ちます、男たちはビビって逃げようとしました、反対方向に向いた瞬間、僕はそちらの道に移動したんだ。
「な、なんて速さだ!?」
「あなたたち、反省してないよね、誘うのを止めろとは言わないけど、暴力や強制はいけないよね?」
怒りの笑顔でゆっくり近づきます、男たちは腰を抜かしその場に座り込みました、それだけ噂が広まってると言う事ですね、正直僕はドン引きです。
ナイフをポケットから出し、一番前の男の頬をペチペチ叩きます、小さく悲鳴をあげますけど、返事がありません。
「お返事は?」
「「「「「はいっ!!申し訳ございませんでした!」」」」」
全員から謝罪の言葉を貰いました、今後は無いように言い聞かせ、次は謝っても容赦しないと付け足しました、男たちは震えだし頷いています。
冒険者がここまで震えるって、僕の噂ってもっとすごいのが広まってるかもしれません。
警告だけでとどめた僕はその場を離れ、今日のお楽しみの服作りです、アマリスとクレミルの仕事着を製作し、問題の子供たちの教育用衣装を考えます。
「学生服?でも年齢を考えると幼稚園とか保育園だよね、そうなると汚れてもいい服だね」
保育園とかで子供たちが着ている統一された服を考案です、マンガにもありますよね、青い子供の制服です、15人分をチクチク作って行き、可愛い園児服が完成です。
性能は鑑定でも分かりません、朝になったら確認です、そして今日のお楽しみのサーヤのお洋服製作です、可愛いのが良いと言う事なので、長めのスカートとヒラヒラの上着を作りました。
「ワンピースもいいかもね、アルミクたちが何て思うのかちょっと楽しみ」
アルミクはきっとサーヤが好きです、たまにそう言った風に見てる時があるんだ、いつも突っかかるのもそれの裏返しです、ミーオの服も作りその楽しいテンションのまま、自分の服も作ります。
ちょっと変わった物で、忍者服を作ってしまったのは勢いでした、忍者服を広げて少し考察したんだよ。
「コスのスキルって何処まで使えるんだろう・・・もしかして忍術って使えるのかな?」
剣士や魔法使いのコスを使っていて問題が発覚しています、それはこの世界の特技や魔法を使ってない事です、名称が同じ物は使えています、でも違うの物は使えません。
元々ないかも知れない忍術はどうなんだろうと、着替えてみます。
《ステータス》(コスプレ中)
【名前】遠藤竜(エリナ)
【年齢】16歳
【性別】男(女)
【種族】ヒューマン
【職業】コスプレイヤー(下忍クノイチ)
【レベル】1(10)
【HP】100(5000)【MP】50(6000チャクラ)
【力】100(5000)【防御】100(5000)
【素早さ】150(1万)【魔法抵抗】50(6000)
【魔法】
なし
【スキル】
収納レベルMax
(忍術レベル2)
(遠投レベル1)
(短剣レベル2)
(隠密レベル1)
裁縫レベル5
調理レベル3
【ユニークスキル】
コスプレ
永遠の16歳
不眠不休
不思議のダンジョンレベル1
《酒ダンジョン》
【称号】
破滅のランナー
世界を越えたコスプレイヤー
お酒ダンジョン制覇者
魅了の笑顔
恐怖の笑顔
宣伝娘
お酒ダンジョン制覇者
お仕置き人
[闇に乗じて不埒者を成敗した者に送られる称号]
「う~ん・・・使い方は分かるから、出来るかも?」
試しに分身の術を使って見ます、あのマンガの様に床にデロンデロンの失敗作が出現しました。
これは使えるかもしれません、男性忍者コスに予定変更です、顔を半分隠し幼少期を再現してみました、髪は長いし黒色が出てませんが良い出来です。
「男性だけど外に出ないし、仕方ないよね・・・っと言うか身長が変わらない?」
どこか違うの?っと考えます、容姿は確実に似せています、髪は長いので仕方ないけど、恐らく素材の問題です、下の鎖かたびらや布の素材が違うんだ。
試しに忍術をいくつか使って見ます、雷や分身と色々です、そこで不思議な事が起きました。
「このキャラって、確か影分身の持続時間少なかったはずだよね?」
確か数分だったはずです、それも幼少期は使えないはずです、でも今隣にいるのはしっかりと実体のある分身で、かれこれ10分は残っています。
異世界仕様なのかもしれない、そう思う事にして実験の開始です。
今の時点では、長時間の分身は1体が限界です、更に分身は着替えると消えてしまいます、忍者のままなら維持できます、どれくらいかは今からずっと実体化してもらって確認ですね。
本体である僕が衣装を変えても、分身には影響はなく自立した物体の様でした。
「つまり、忍者として要員が出来た?」
「そうなるね、本体は主って呼ぶよ、僕は分身1で良いかな?」
そうだねっと自分の顔を見て頷きます、何だか変な気分です、更に変化の術を使ったらどうなるのかと話を膨らませたんだ、まだ練習が必要で今日は出来ません。
あのマンガの様に分身に練習をさせ経験を積ませる作戦を思いつき、今後は単独で動くことを指示します、でもそこで反対されました。
「な、なんでだよ分身1」
「だってさ主・・・僕は男だよ!分かるでしょ」
「あ!?」
そうでしたっと、クノイチコスに着替えたけど、分身が作れませんでした、分身1にお願いしてもダメなのでどうしようと話し合います。
そこで僕は決意します、ダンジョンを分身に任せ、僕がその間に男で外に出て練習するんだよ。
「なるほど、クノイチで出来る様になるまでだね、そして交代すると」
「そうそう、冒険者として活動すればほんとに弟がいるって錯覚させられるし、いい案でしょ」
最近市場でギルドのお姉さんであるエレーヌさんが声をかけてくれます、身体も女性になってるのでバレる事はないけど、念のためですね。
分身も了承してくれたので、今後の活動が決まりました、数分限定の人手が増えた事でちょっと大人数で相談です。
部屋に入れるほどの人数(15人)を分身で出し座って話し合いを始めます。
「ふむ、ここの魔法や特技が使えないと」
「それは概念が違うんじゃないかな?」
「基礎が出来てないからかもね、訓練が必要なのかもだよ」
「訓練は時間が掛かるよ、魔道具に付与してみてはどうかな」
「もしかしてさ、布に魔法を混ぜたりすれば、もしかして衣装の完成度も上がるかもしれないよ」
「「「「「おおー!?そうかも」」」」」
色々な打開策を貰い5分後に15人が消えました、その知識は僕に戻りすごく分かった気がします、持続時間が今はそれが限界ですけどなかなかいい方法が見つかりました、残った1人にダンジョンに向かってもらい、僕は外に出撃です、凄く怖いけど、顔をほとんど隠しコスをしてるから少しは良いです。
これも孤児院の為と頑張ります。
「「「お疲れ様です~」」」
11時になり、初日の3人はとても疲れています、なれてないのもありますけど、やはり忙しいですからね。
高級料理店で働いていたクレミルもなのは意外でした、ブランクがあって大変だったのかと聞いたんだけど、作る量が1人の量じゃないって注意されたよ。
これは料理人コスも必要かもっと対策を考えます。
「それにしても良かったですねマスター」
「そうだな・・・しかし平気だろうか?」
何がです?っと聞いたんですけど、どうやら夜道の危険度を心配してるようです、僕の心配はしなかったと笑っていますけど、確かに3人の中で強いのはリンシャだけです、それもリンシャ自身は分かってません、ちょっと心配になってきました。
ジュロスさんに見て来るとサヨナラの挨拶をして僕は急ぎます、中央広場の手前で騒いでる声が聞こえました、小道から顔をちょっと出します。
「止めろお前たち!その子たちを放せ!」
「色男の言葉だなおい、両手に花とか羨ましい、やっちまえ!」
クレミルが男の1人に腕を固定され、前にいる男にお腹を殴られていました、それを見てリンシャとアマリスが悲鳴をあげてます、ふたりも男に腕を掴まれ動けない様です。
敵は5人、全員革の鎧を装備しています、きっと外から帰って来たばかりの冒険者です、鑑定で冒険者と出ています。
「こいつはもういい、女たちを連れて行くぞ」
「ちょっと待ったー!」
そうはいかないと僕は叫びます、ナニモノだ!っとは言われず、僕の2つ名である怒りの女神が叫ばれたんだ、その後は一目散に逃げて行きました、3人も僕も茫然です。
悪党をやっつけるカッコイイ場面が台無しだよっと、怪我をしたクレミルに肩を貸します。
「す、すみませんエリナさん」
「謝る事はないよクレミル立派だった、それよりも平気?」
回復魔法は使えないので酒場に戻る事になりました、その間僕の噂を後ろの女子二人がボソボソ言っています、クレミルは知らないみたいで、段々怖がり始めてしまったんだよ。
言っておくけど、僕はむやみに暴力は振るってません、ちゃんと理由があります、そこをクレミルに教え、元彼女を助けたクレミルと同じだと強調しました。
「そ、そうですかね?」
「何で疑問系なのさ、そうなんだよ、ただ冒険者が相手だったから大げさになってるだけ、2つ名まで付けてるなんて、失礼しちゃうよね」
ウエイトレスに負けたと分かれば、冒険者として舐められます、だから大袈裟に言ってるだけなんだ、マーメイド亭も、ぶっ倒れ亭という2つ名を付けたくらいだってリンシャが付け加えてくれました、なるほどとかクレミルとアマリスが声を揃えています、酒場に着くとジュロスさんがやはりかっと顔には出さず救急箱を持って待っててくれたんだ。
流石ジュロスさんっとばかりにクレミルの治療を始めました、ここでジュロスさんが怖くない事がみんなにつたわり、お喋りの話題はジュロスさん一色です、さっきまで冒険者たちの悪口ばかりで空気が悪かったけど、今は楽しいお話しになってます。
ありがとうジュロスさんっと視線だけを送り、あいつらの顔を脳裏に浮かべます、ちょっと懲らしめてやりますよ。
「はい出来たよクレミル、偉かったね」
子供をあやすように頭を撫でてしまいました、孤児院の子守が馴染んでしまい、相手が成人者と忘れてしまったんだ、クレミルはすごく赤くなってしまったんだよ。
謝った後、今後は4人で帰る事を提案しました、そして中央広場を通り住民区に入ると、それぞれの家に分かれます、そこで僕は元来た道を急ぎ戻ります。
見つけたのは5分後です、5人が笑っていましたよ。
「いやー参ったぜ、まさか怒りのウエイトレスが知り合いとはな」
「まったくだ、あんな良い女たち、そうそういないからな」
今度見かけたら誘うぞとか言ってます、そうはさせないと正面に回り、僕は腕を組んで立ちます、男たちはビビって逃げようとしました、反対方向に向いた瞬間、僕はそちらの道に移動したんだ。
「な、なんて速さだ!?」
「あなたたち、反省してないよね、誘うのを止めろとは言わないけど、暴力や強制はいけないよね?」
怒りの笑顔でゆっくり近づきます、男たちは腰を抜かしその場に座り込みました、それだけ噂が広まってると言う事ですね、正直僕はドン引きです。
ナイフをポケットから出し、一番前の男の頬をペチペチ叩きます、小さく悲鳴をあげますけど、返事がありません。
「お返事は?」
「「「「「はいっ!!申し訳ございませんでした!」」」」」
全員から謝罪の言葉を貰いました、今後は無いように言い聞かせ、次は謝っても容赦しないと付け足しました、男たちは震えだし頷いています。
冒険者がここまで震えるって、僕の噂ってもっとすごいのが広まってるかもしれません。
警告だけでとどめた僕はその場を離れ、今日のお楽しみの服作りです、アマリスとクレミルの仕事着を製作し、問題の子供たちの教育用衣装を考えます。
「学生服?でも年齢を考えると幼稚園とか保育園だよね、そうなると汚れてもいい服だね」
保育園とかで子供たちが着ている統一された服を考案です、マンガにもありますよね、青い子供の制服です、15人分をチクチク作って行き、可愛い園児服が完成です。
性能は鑑定でも分かりません、朝になったら確認です、そして今日のお楽しみのサーヤのお洋服製作です、可愛いのが良いと言う事なので、長めのスカートとヒラヒラの上着を作りました。
「ワンピースもいいかもね、アルミクたちが何て思うのかちょっと楽しみ」
アルミクはきっとサーヤが好きです、たまにそう言った風に見てる時があるんだ、いつも突っかかるのもそれの裏返しです、ミーオの服も作りその楽しいテンションのまま、自分の服も作ります。
ちょっと変わった物で、忍者服を作ってしまったのは勢いでした、忍者服を広げて少し考察したんだよ。
「コスのスキルって何処まで使えるんだろう・・・もしかして忍術って使えるのかな?」
剣士や魔法使いのコスを使っていて問題が発覚しています、それはこの世界の特技や魔法を使ってない事です、名称が同じ物は使えています、でも違うの物は使えません。
元々ないかも知れない忍術はどうなんだろうと、着替えてみます。
《ステータス》(コスプレ中)
【名前】遠藤竜(エリナ)
【年齢】16歳
【性別】男(女)
【種族】ヒューマン
【職業】コスプレイヤー(下忍クノイチ)
【レベル】1(10)
【HP】100(5000)【MP】50(6000チャクラ)
【力】100(5000)【防御】100(5000)
【素早さ】150(1万)【魔法抵抗】50(6000)
【魔法】
なし
【スキル】
収納レベルMax
(忍術レベル2)
(遠投レベル1)
(短剣レベル2)
(隠密レベル1)
裁縫レベル5
調理レベル3
【ユニークスキル】
コスプレ
永遠の16歳
不眠不休
不思議のダンジョンレベル1
《酒ダンジョン》
【称号】
破滅のランナー
世界を越えたコスプレイヤー
お酒ダンジョン制覇者
魅了の笑顔
恐怖の笑顔
宣伝娘
お酒ダンジョン制覇者
お仕置き人
[闇に乗じて不埒者を成敗した者に送られる称号]
「う~ん・・・使い方は分かるから、出来るかも?」
試しに分身の術を使って見ます、あのマンガの様に床にデロンデロンの失敗作が出現しました。
これは使えるかもしれません、男性忍者コスに予定変更です、顔を半分隠し幼少期を再現してみました、髪は長いし黒色が出てませんが良い出来です。
「男性だけど外に出ないし、仕方ないよね・・・っと言うか身長が変わらない?」
どこか違うの?っと考えます、容姿は確実に似せています、髪は長いので仕方ないけど、恐らく素材の問題です、下の鎖かたびらや布の素材が違うんだ。
試しに忍術をいくつか使って見ます、雷や分身と色々です、そこで不思議な事が起きました。
「このキャラって、確か影分身の持続時間少なかったはずだよね?」
確か数分だったはずです、それも幼少期は使えないはずです、でも今隣にいるのはしっかりと実体のある分身で、かれこれ10分は残っています。
異世界仕様なのかもしれない、そう思う事にして実験の開始です。
今の時点では、長時間の分身は1体が限界です、更に分身は着替えると消えてしまいます、忍者のままなら維持できます、どれくらいかは今からずっと実体化してもらって確認ですね。
本体である僕が衣装を変えても、分身には影響はなく自立した物体の様でした。
「つまり、忍者として要員が出来た?」
「そうなるね、本体は主って呼ぶよ、僕は分身1で良いかな?」
そうだねっと自分の顔を見て頷きます、何だか変な気分です、更に変化の術を使ったらどうなるのかと話を膨らませたんだ、まだ練習が必要で今日は出来ません。
あのマンガの様に分身に練習をさせ経験を積ませる作戦を思いつき、今後は単独で動くことを指示します、でもそこで反対されました。
「な、なんでだよ分身1」
「だってさ主・・・僕は男だよ!分かるでしょ」
「あ!?」
そうでしたっと、クノイチコスに着替えたけど、分身が作れませんでした、分身1にお願いしてもダメなのでどうしようと話し合います。
そこで僕は決意します、ダンジョンを分身に任せ、僕がその間に男で外に出て練習するんだよ。
「なるほど、クノイチで出来る様になるまでだね、そして交代すると」
「そうそう、冒険者として活動すればほんとに弟がいるって錯覚させられるし、いい案でしょ」
最近市場でギルドのお姉さんであるエレーヌさんが声をかけてくれます、身体も女性になってるのでバレる事はないけど、念のためですね。
分身も了承してくれたので、今後の活動が決まりました、数分限定の人手が増えた事でちょっと大人数で相談です。
部屋に入れるほどの人数(15人)を分身で出し座って話し合いを始めます。
「ふむ、ここの魔法や特技が使えないと」
「それは概念が違うんじゃないかな?」
「基礎が出来てないからかもね、訓練が必要なのかもだよ」
「訓練は時間が掛かるよ、魔道具に付与してみてはどうかな」
「もしかしてさ、布に魔法を混ぜたりすれば、もしかして衣装の完成度も上がるかもしれないよ」
「「「「「おおー!?そうかも」」」」」
色々な打開策を貰い5分後に15人が消えました、その知識は僕に戻りすごく分かった気がします、持続時間が今はそれが限界ですけどなかなかいい方法が見つかりました、残った1人にダンジョンに向かってもらい、僕は外に出撃です、凄く怖いけど、顔をほとんど隠しコスをしてるから少しは良いです。
これも孤児院の為と頑張ります。
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下手な文章で申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
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