35 / 73
第三章 クリミナティ調査編
第35話 混合種の少女
しおりを挟む
アルラ・フィナード、オーガの頂点に立つ人と鬼の混合種……これは彼女がアルセリスと出会うまでの話し。
セルナルド王国領土の40人程が暮らす小さな集落でアルラは生まれた。
人工交配、オーガ族の子種を人工的に女性の身体に注入し、子を孕むまでそれを繰り返す実験……アルラが生まれた集落はその実験場だった。
「お母様、見てください!」
自分の背丈の数十倍はある大木を軽々と持ち上げる6歳にも満たないアルラ、それを見て母は微笑んで居た。
「アルラちゃんは凄い力持ちだね!お母さんは病弱だから羨ましいなー」
「えへへ!」
頭を撫でられ嬉しそうに笑うアルラ、この頃は母が他とは違う事など知らなかった。
アルラが10歳になる頃、兵士に連れられセルナルド王国へとアルラは連れて行かれた。
「これが……外の世界」
集落の中で母と二人暮らして居たアルラにとって街は異様な光景だった。
様々な人が物を売り活気のある声が飛び交う大通り、見るもの全てが新鮮だった。
「あまりふらふらするな」
そう言い引率の兵士はアルラの手を強めに引く、アルラは何故彼がこんなにもキツく当たるのか分からなかった。
アルラの顔を見る度に嫌な表情をする、そして城門前で別の兵士に受け渡すと兵士は大きく安堵のため息を吐いた。
そして別の兵士に連れられ城の中へと入って行く、そして一際豪華な扉を潜るとそこには丸坊主に冠を被った異質な王が座っていた。
「おお!待ちわびたぞ!!」
王は両手を広げて嬉しそうに言うとアルラに近づいて来た。
その行為にアルラは困惑して少し後退りをする、だが王は肩を掴むとアルラを引き寄せた。
「どれ、よく見せてみろ!髪は黒……瞳は赤か、髪は親の遺伝子を継いでいるな……これは、ツノか!?本当にオーガとの交配は成功したのだな!」
「はい、その影響で母体に多大なる負荷がかかりましたが実験体は無事です、力も申し分無いかと」
坊主の王と青い髪色をした青年が話す話をアルラは無言で聞き続ける、10歳になったばかりのアルラには難しく分からなかった……だが一つだけ、母の状態があまり良く無いと言うのは分かった。
「念願叶ってだ……アルラと言ったな、これを渡す、アナベスに着いていけ」
そう言い王は一本の刀をアルラに手渡す、そして肩を叩きアナベスと言った青髪の青年を指差した。
「アナベスと申します、以後お見知り置きを」
「は、はい」
深々とお辞儀をするアナベス、そして彼に連れられるがままアルラは国を出ると草原を抜けとある森に着いた。
「こ、ここは?」
「オーガ族が支配する森です、アルラさん、貴女にはここでオーガを殲滅してもらいます」
「オーガを……殲滅?」
表情も変えずそう言ったアナベスの言葉にアルラは首を傾げた。
オーガ……母から聞いた事はあった。
力が強く知性のない野蛮なモンスターだと、そんなモンスターと自分が戦う……怖かった。
「あ、アナベスさんは着いて来てくれないのですか?」
「はい、私は此処で森を抜け出そうとするオーガを始末します」
「で、でも私だけじゃ……」
恐怖で足が進まないアルラ、それを見かねたのかアナベスは森の奥に指を指した。
「君の母親を救う薬草をオーガ族が持っている」
そう言い何処からとも無く椅子を取り出すと座るアナベス、その言葉にアルラは森を見るが暗く深かった。
「お母様の……為」
そう呟き刀を両手で持って森の中に一歩足を踏み入れる、木々が風で揺れる音……獣の唸り声、何でもない全てが恐怖に感じた。
まばらに生えた木々の間を通り抜けアルラは森の奥へと進む、その時不自然に折れて居る木を見つけた。
「これ……は」
無理やり折られた様な大木、斧などの道具では無い……自分が折った経験がある故にすぐに分かった。
その時ふと顔を上げると目の前に木ではなく太い赤色の何かがあった。
「何これ?」
そっと赤色の物体に手を触れる、少し温かかった。
木では無い……そう思った瞬間アルラは前方からの力強い力に吹き飛ばされた。
宙を舞う中姿を確認する、そこには自分よりも十倍はデカイ赤色のオーガが大きな木の斧を片手に立って居た。
「あれが……オーガ」
初めて見るオーガの姿にアルラは恐怖した。
赤く大きな身体、果たして自分が勝てるのか……身体を反転させ木に激突する前に足を曲げクッションにする、そして足を伸ばしバネの様に飛ぶと刀を抜いた。
勿論扱った事はない……だが何故か不思議と身体にどう使うかが染み付いて居た。
オーガは雄叫びを上げ斧を振りかざす、だがアルラは斧ごとオーガを一刀両断した。
そして綺麗に着地すると刀を見る、赤い水滴が刃をなぞる様に垂れて居た。
「やっ……たの?」
後ろを振り向きオーガを確認するが生命活動は停止して居た。
初めて何かを斬った感触……だが嫌いでは無かった。
そっと刀の血を拭くとオーガが通って来た道の痕跡を辿る、そして暫く歩くと5体程のオーガが暮らす小さな集落に辿り着いた。
「ここね」
アルラは刀を構える、そしてまだこちらに気づいて居ないオーガ目掛け走り出すと一瞬にして一匹目の喉を切り裂いた。
喉からは噴水の如く血が流れ出る、その音に気がつき他のオーガは咄嗟に武器を構えた。
だがアルラは怯まずにオーガに突っ込む、そしてオーガの攻撃を受け止めようとするがアルラの身体は軽々と吹き飛ばされた。
アルラはそのまま木に激突すると地面に落ちる、何とか刀で身体を支えながら立ち上がると口の中の血を吐き出した。
「なん……で」
赤の時とは桁違いの力、よく見ると赤いオーガ一匹に黒いオーガが三匹居た。
「成る程、オーガリオスか……オーガ種の亜種的存在、力は通常の二倍から三倍って所か」
アルラからは見えない位置にアナベスは隠れる様に観察する、その声は勿論アルラには届いて居なかった。
「痛い……」
背中を打ち付けた時に何処かの骨が折れる様な音がした……10歳のアルラには耐えられない痛み、だが母の為にグッと涙を堪えると刀を構えた。
「泣かない……負けない!」
アルラは駆け出すとオーガリオスの攻撃を受け止めずに躱す、スピードに関してはこちらの方が数段上だった。
すぐさま背後を取ると足を斬り体勢を崩す、そして膝をついたオーガリオスの膝を使いアルラは身体に登ると喉を切り裂いた。
すぐ様切り替えてもう一体の方を向く、だがいつのまにか囲まれて居た。
「まず……い!?」
三方向から同時に繰り出される攻撃……一発は弾き返すも残りの攻撃に対処が追い付かなかった。
棍棒はアルラの頭を捉える、その瞬間アルラは地面に叩きつけられた。
倒れ血を流すアルラを見てオーガの勝利の雄叫びが辺りに響き渡たった。
意識が朦朧とする……このまま死ぬのだろうか。
「オーガを三体倒したのは上出来だが……まぁ失敗作か、無価値だな」
倒れるアルラを見てアナベスは呟く、その声がアルラにははっきりと聞こえた。
「無価値……」
自分に価値がない、失敗作……その言葉が胸に突き刺さった。
何故だかは分からない……だが悲しかった。
オーガはトドメをさす為に斧を振り上げる、そして斧を地面に叩きつけた。
だが斧は木っ端微塵に砕け散った。
「私は……無価値じゃない!!」
アルラの額にはツノが現れて居た。
オーガは木っ端微塵になった斧に一瞬気をとられる、その瞬間アルラは真っ二つにするとその瞬間辺りの木々を吹き飛ばす程の風圧が巻き起こった。
「これは……なんて力だ!?」
必死に踏ん張るアナベスを他所にアルラは一瞬にしてその場に居たオーガを殲滅した。
この瞬間、アルラの中の何かが吹っ切れた気がした。
何かを斬る恐怖、自身の身に迫る危機の恐怖……そんな物はもう無かった。
そっと刀の血を拭くとアルラは刀を鞘に納め空を見上げた。
セルナルド王国領土の40人程が暮らす小さな集落でアルラは生まれた。
人工交配、オーガ族の子種を人工的に女性の身体に注入し、子を孕むまでそれを繰り返す実験……アルラが生まれた集落はその実験場だった。
「お母様、見てください!」
自分の背丈の数十倍はある大木を軽々と持ち上げる6歳にも満たないアルラ、それを見て母は微笑んで居た。
「アルラちゃんは凄い力持ちだね!お母さんは病弱だから羨ましいなー」
「えへへ!」
頭を撫でられ嬉しそうに笑うアルラ、この頃は母が他とは違う事など知らなかった。
アルラが10歳になる頃、兵士に連れられセルナルド王国へとアルラは連れて行かれた。
「これが……外の世界」
集落の中で母と二人暮らして居たアルラにとって街は異様な光景だった。
様々な人が物を売り活気のある声が飛び交う大通り、見るもの全てが新鮮だった。
「あまりふらふらするな」
そう言い引率の兵士はアルラの手を強めに引く、アルラは何故彼がこんなにもキツく当たるのか分からなかった。
アルラの顔を見る度に嫌な表情をする、そして城門前で別の兵士に受け渡すと兵士は大きく安堵のため息を吐いた。
そして別の兵士に連れられ城の中へと入って行く、そして一際豪華な扉を潜るとそこには丸坊主に冠を被った異質な王が座っていた。
「おお!待ちわびたぞ!!」
王は両手を広げて嬉しそうに言うとアルラに近づいて来た。
その行為にアルラは困惑して少し後退りをする、だが王は肩を掴むとアルラを引き寄せた。
「どれ、よく見せてみろ!髪は黒……瞳は赤か、髪は親の遺伝子を継いでいるな……これは、ツノか!?本当にオーガとの交配は成功したのだな!」
「はい、その影響で母体に多大なる負荷がかかりましたが実験体は無事です、力も申し分無いかと」
坊主の王と青い髪色をした青年が話す話をアルラは無言で聞き続ける、10歳になったばかりのアルラには難しく分からなかった……だが一つだけ、母の状態があまり良く無いと言うのは分かった。
「念願叶ってだ……アルラと言ったな、これを渡す、アナベスに着いていけ」
そう言い王は一本の刀をアルラに手渡す、そして肩を叩きアナベスと言った青髪の青年を指差した。
「アナベスと申します、以後お見知り置きを」
「は、はい」
深々とお辞儀をするアナベス、そして彼に連れられるがままアルラは国を出ると草原を抜けとある森に着いた。
「こ、ここは?」
「オーガ族が支配する森です、アルラさん、貴女にはここでオーガを殲滅してもらいます」
「オーガを……殲滅?」
表情も変えずそう言ったアナベスの言葉にアルラは首を傾げた。
オーガ……母から聞いた事はあった。
力が強く知性のない野蛮なモンスターだと、そんなモンスターと自分が戦う……怖かった。
「あ、アナベスさんは着いて来てくれないのですか?」
「はい、私は此処で森を抜け出そうとするオーガを始末します」
「で、でも私だけじゃ……」
恐怖で足が進まないアルラ、それを見かねたのかアナベスは森の奥に指を指した。
「君の母親を救う薬草をオーガ族が持っている」
そう言い何処からとも無く椅子を取り出すと座るアナベス、その言葉にアルラは森を見るが暗く深かった。
「お母様の……為」
そう呟き刀を両手で持って森の中に一歩足を踏み入れる、木々が風で揺れる音……獣の唸り声、何でもない全てが恐怖に感じた。
まばらに生えた木々の間を通り抜けアルラは森の奥へと進む、その時不自然に折れて居る木を見つけた。
「これ……は」
無理やり折られた様な大木、斧などの道具では無い……自分が折った経験がある故にすぐに分かった。
その時ふと顔を上げると目の前に木ではなく太い赤色の何かがあった。
「何これ?」
そっと赤色の物体に手を触れる、少し温かかった。
木では無い……そう思った瞬間アルラは前方からの力強い力に吹き飛ばされた。
宙を舞う中姿を確認する、そこには自分よりも十倍はデカイ赤色のオーガが大きな木の斧を片手に立って居た。
「あれが……オーガ」
初めて見るオーガの姿にアルラは恐怖した。
赤く大きな身体、果たして自分が勝てるのか……身体を反転させ木に激突する前に足を曲げクッションにする、そして足を伸ばしバネの様に飛ぶと刀を抜いた。
勿論扱った事はない……だが何故か不思議と身体にどう使うかが染み付いて居た。
オーガは雄叫びを上げ斧を振りかざす、だがアルラは斧ごとオーガを一刀両断した。
そして綺麗に着地すると刀を見る、赤い水滴が刃をなぞる様に垂れて居た。
「やっ……たの?」
後ろを振り向きオーガを確認するが生命活動は停止して居た。
初めて何かを斬った感触……だが嫌いでは無かった。
そっと刀の血を拭くとオーガが通って来た道の痕跡を辿る、そして暫く歩くと5体程のオーガが暮らす小さな集落に辿り着いた。
「ここね」
アルラは刀を構える、そしてまだこちらに気づいて居ないオーガ目掛け走り出すと一瞬にして一匹目の喉を切り裂いた。
喉からは噴水の如く血が流れ出る、その音に気がつき他のオーガは咄嗟に武器を構えた。
だがアルラは怯まずにオーガに突っ込む、そしてオーガの攻撃を受け止めようとするがアルラの身体は軽々と吹き飛ばされた。
アルラはそのまま木に激突すると地面に落ちる、何とか刀で身体を支えながら立ち上がると口の中の血を吐き出した。
「なん……で」
赤の時とは桁違いの力、よく見ると赤いオーガ一匹に黒いオーガが三匹居た。
「成る程、オーガリオスか……オーガ種の亜種的存在、力は通常の二倍から三倍って所か」
アルラからは見えない位置にアナベスは隠れる様に観察する、その声は勿論アルラには届いて居なかった。
「痛い……」
背中を打ち付けた時に何処かの骨が折れる様な音がした……10歳のアルラには耐えられない痛み、だが母の為にグッと涙を堪えると刀を構えた。
「泣かない……負けない!」
アルラは駆け出すとオーガリオスの攻撃を受け止めずに躱す、スピードに関してはこちらの方が数段上だった。
すぐさま背後を取ると足を斬り体勢を崩す、そして膝をついたオーガリオスの膝を使いアルラは身体に登ると喉を切り裂いた。
すぐ様切り替えてもう一体の方を向く、だがいつのまにか囲まれて居た。
「まず……い!?」
三方向から同時に繰り出される攻撃……一発は弾き返すも残りの攻撃に対処が追い付かなかった。
棍棒はアルラの頭を捉える、その瞬間アルラは地面に叩きつけられた。
倒れ血を流すアルラを見てオーガの勝利の雄叫びが辺りに響き渡たった。
意識が朦朧とする……このまま死ぬのだろうか。
「オーガを三体倒したのは上出来だが……まぁ失敗作か、無価値だな」
倒れるアルラを見てアナベスは呟く、その声がアルラにははっきりと聞こえた。
「無価値……」
自分に価値がない、失敗作……その言葉が胸に突き刺さった。
何故だかは分からない……だが悲しかった。
オーガはトドメをさす為に斧を振り上げる、そして斧を地面に叩きつけた。
だが斧は木っ端微塵に砕け散った。
「私は……無価値じゃない!!」
アルラの額にはツノが現れて居た。
オーガは木っ端微塵になった斧に一瞬気をとられる、その瞬間アルラは真っ二つにするとその瞬間辺りの木々を吹き飛ばす程の風圧が巻き起こった。
「これは……なんて力だ!?」
必死に踏ん張るアナベスを他所にアルラは一瞬にしてその場に居たオーガを殲滅した。
この瞬間、アルラの中の何かが吹っ切れた気がした。
何かを斬る恐怖、自身の身に迫る危機の恐怖……そんな物はもう無かった。
そっと刀の血を拭くとアルラは刀を鞘に納め空を見上げた。
0
お気に入りに追加
282
あなたにおすすめの小説
あなたの冒険者資格は失効しました〜最強パーティが最下級から成り上がるお話
此寺 美津己
ファンタジー
祖国が田舎だってわかってた。
電車もねえ、駅もねえ、騎士さま馬でぐーるぐる。
信号ねえ、あるわけねえ、おらの国には電気がねえ。
そうだ。西へ行こう。
西域の大国、別名冒険者の国ランゴバルドへ、ぼくらはやってきた。迷宮内で知り合った仲間は強者ぞろい。
ここで、ぼくらは名をあげる!
ランゴバルドを皮切りに世界中を冒険してまわるんだ。
と、思ってた時期がぼくにもありました…
魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~
月見酒
ファンタジー
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で32歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神と名乗る女を怒らせてしまうが、どうにか幾つかのスキルを貰う事に成功した。
しかし転生した場所は高原でも野原でも森の中でもなく、なにも無い荒野のど真ん中に異世界転生していた。
「ここはどこだよ!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!って思っていたのに荒野にとばされる始末。
あげくにステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なくアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけ。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
それどころか、創造の女神ののせいで武器すら持てない始末。もうこれ詰んでね?最初からゲームオーバーじゃね?
それから五年後。
どうにか化物たちが群雄割拠する無人島から脱出することに成功した俺だったが、空腹で倒れてしまったところを一人の少女に助けてもらう。
魔力無し、チート能力無し、武器も使えない、だけど最強!!!
見た目は青年、中身はおっさんの自由気ままな物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……」
================================
月見酒です。
正直、タイトルがこれだ!ってのが思い付きません。なにか良いのがあれば感想に下さい。
【3部完結】ダンジョンアポカリプス!~ルールが書き変った現代世界を僕のガチャスキルで最強パーティーギルド無双する~
すちて
ファンタジー
謎のダンジョン、真実クエスト、カウントダウン、これは、夢であるが、ただの夢ではない。――それは世界のルールが書き変わる、最初のダンジョン。
無自覚ド善人高校生、真瀬敬命が眠りにつくと、気がつけばそこはダンジョンだった。得たスキルは『ガチャ』!
クラスメイトの穏やか美少女、有坂琴音と何故か共にいた見知らぬ男性2人とパーティーを組み、悪意の見え隠れする不穏な謎のダンジョンをガチャスキルを使って善人パーティーで無双攻略をしていくが……
1部夢現《ムゲン》ダンジョン編、2部アポカリプスサウンド編、完結済。現代ダンジョンによるアポカリプスが本格的に始まるのは2部からになります。毎日12時頃更新中。楽しんで頂ければ幸いです。
異世界に来ちゃったよ!?
いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。
しかし、現在森の中。
「とにきゃく、こころこぉ?」
から始まる異世界ストーリー 。
主人公は可愛いです!
もふもふだってあります!!
語彙力は………………無いかもしれない…。
とにかく、異世界ファンタジー開幕です!
※不定期投稿です…本当に。
※誤字・脱字があればお知らせ下さい
(※印は鬱表現ありです)
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる