僕と精霊〜The last magic〜

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最後の魔法編

第205話 愛すべき妻へ

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 ジャンプはアスモンの下へと向かうマモンを追っていた。

 同時刻、アスモンはサラの手当てをしていた。

「悪いね。こんな情けない姿見せちゃって」
「そんな事ないのだ。サラは強かったのだ!なぁチュチュ」
「キキー!」
チュチュはサラに輸血をしながら羽で止血をしている。

「たくっ!この重いのはいつになったら治るのかね?流石にしんどいな」
サラは重い体で軽く跳ねながら軽い準備運動を始める。
「サラはなんで立ってられるのだ?」
「気合いだよ、気合い」
「気合いか!アスモンも気合いで強くなれるか?」

「ああ、どうだ?アスモンも弟子に..マズい」
「チュチュ!」
「ギギ❗️」
サラ達はすぐに何かが来ると感じた。マモンが溢れ出すオーラで大地を抉りながら現れた。

「アスモンテス❗️お前も1つになる時がきた。さぁ来い」
「1つになる?誰なのだお前!?」
「アー!スー!モー!ン!」
マモンの腹からレヴィアンの顔と手が浮かび上がり、アスモンの手を掴む。

「貴様!離せ❗️この偽物❗️」
アスモンは怯む事なく姉の手を切り落とす。
「酷いじゃないかアスモンテス、お姉ちゃんを傷付けるなんて」

「黙れ、アスモンを前までのアスモンだと思わない事なのだ!チュチュ!」
「ギー❗️」
チュチュはアスモンの背中にしがみ付いて巨大な翼になる。

「大悪魔として覚醒したみたいだけど、そんなの僕らとっくの昔に到達してる次元だからねぇ!今更変わったところで勝てるわけないだろ❗️」
「バーストジュエル❗️」
アスモンは宝石の形に凝固させた血から光線を発射する。

「効くわけないだろ!そんな生ぬるい攻撃❗️」
「メテオスタンプ❗️」
「何!?」
アスモンの攻撃に気を取られていたマモンの脳天に山のように重くなったサラのカカト落としが炸裂する。

「お前、まだ体動かせたんだな。まぁ良い..アスモンテス」
「ダメージ無しかよ、クソッ!」
マモンの5本の指からそれぞれ違う力が溢れ始める。

「嫉妬..憤怒..暴食..傲慢...強欲!さぁ来い!色欲❗️」
「「させるかぁ‼️」」
「ぐっ❗️」
「な、なんだ!?」
空から宝剣から飛んできた。マモンは貫かれ動きを止める。

「「テメェ❗️アスモンに触るんじゃねぇ‼️」」
「お前か...だがもう遅い」
「ぱ、パン...」
アスモンはその場に倒れた。

「「なっ!?」」
「一足遅かったねぇ..これにて6つの魂が俺を魔王へとまた近づけさせてくれる」
「やられた..アスモン!おい!しっかりしろ!」
「キキー❗️」

「「アスモンに..アスモンに何をしたぁ‼️」」
怒り爆発


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