僕と精霊〜The last magic〜

一般人

文字の大きさ
上 下
664 / 747
最後の魔法編

第203話 伝説の戦士再臨

しおりを挟む
 はるか上空、ジャンとパンプはドランとの空中戦が始まった。

「やべっ!剣重っ!」
ジャンはゼノから受け取った金色の剣を両手で構える。
「まずは貴様からだ❗️龍魔槌りゅうまつい‼️」
「ドッペルジュエル❗️」
ドランの拳はくらいそうになったジャンをパンプの宝石の分身が身代わりになる。

『...!』
攻撃を防いだ宝石の分身は飛べなくなったかのように地上へと落ちる。
「師匠が言ってた重くなる攻撃も使えるのかよ」

黒龍双こくりゅうそう❗️」
次は2匹の黒龍が飛び出す。
「やっべ!フンッ❗️」
ジャンは剣を振るい龍を空間ごと斬り裂いた。

「うわっ!マジかよこの威力...」
「すげぇ!オレも!ジュエルチョップ‼️」
パンプも負けじと龍を宝石に閉じ込めて引き裂く。

「なぁジャン!それオレにも貸してくれよ!」
「えぇ、まぁいいか。重いから気を付けろよ」
「よっし!重っ!」
剣はどうやらパンプに取っても重かったようだ。

「なぁジャン?この剣って」
「やっぱりお前も気付いたか」
「ああ!場所を変えるぞ!」
2人は地上へと降りる。

「逃げる気か!」
ドランも2人を追いかける。


龍神学園 跡地

「よし、ここだ。コレを使うなら此処だよなやっぱり」
「ああ!...なぁジャン、学園長がコレ持ってたって事は過去の世界にいたあの子供って」
「まぁそうなるな。学園長も名前はゼノだからね。この剣を見るまでなんで気付かなかったんだろ?」

「なんか面白いな」
「ああ、時代は変わっても俺らは変わらないぜ。さぁいくぜパンプ!」
「おう!」
2人で掲げた剣から光が放たれる。

「懐かしいな」
「ああ!最高の時だ!」
剣の輝きに反応するように精霊石も激しく反応し始める。

 剣と精霊石が共鳴し始める。光の中で2人の影が1つになる。
「むっ!なんだ!?このパワーは!?」
ドランら到着したがもう彼の敗北は決定してしまった。

「「来たぜ!来たぜ!久しぶりの超パワー❗️ジャンプ様の復活だぜ‼️」」
光の中から現れたのは2人が合体した者だった。

「合体か?」
「「そうだぜ!お前だってしてるんだ。卑怯とか言うなよ」」
ジャンプが剣を構えると2人の周囲に炎と宝石のフィールドが発生する。

「な、何!?」
「「こりゃ良いな!前よりも力が溢れ出る。想像した事が思いのままだ!」」
「暗りゅ.」
「「遅い❗️」」
ジャンプの剣は既にドランの首を取っていた。

「「おいおい拍子抜けだな。まぁ今のオレにとっちゃこんなものかな」」
宝石で強化された炎がドランの体を焼く。ドランの体は再生と消滅を繰り返し続ける。

「「チッ、しぶとい野郎だぜ」」
余裕綽々、伝説の戦士の前にドランなど敵ではない。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】勇者学園の異端児は強者ムーブをかましたい

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、pixivにも投稿中。 ※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。 ※アルファポリスでは『オスカーの帰郷編』まで公開し、完結表記にしています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

異世界で穴掘ってます!

KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~

椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。 しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。 タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。 数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。 すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう! 手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。 そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。 無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。 和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。

悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業

ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。

処理中です...