僕と精霊〜The last magic〜

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絶海の孤島編

第134話 ドカバキ❗️道を開けろ❗️

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 アドロン達は一体一体順調にバケモノを倒していった。

「たくっ!どんだけいんだよ!避難経路には行ってないよな」
(行ってないと思うぜ?仮に行ったとしても一応扉を鋼鉄に変えといたから大丈夫)
「おー、そいつは心強いな...ツイスターの方は大丈夫かな?」

「オラオラオラ‼️」
(クラムさん!前に出過ぎです!もうちょっとって!あぁー!)

「いくぜいくぜ!ドンドン倒せばフラン達が安心できる!」
(まったく、相変わらずフランさんの為になると無茶しちゃうんですから...私も張り切りますよ!)
クラムはツイスターの電気を纏って走り出す

 クラムの爪が唸る!貫く!轟く!とにかく敵を倒していく
「なぁツイスター?コイツら本当に食っちゃダメ?」
(それだけはやめてください!絶対却下!)

「そうかぁ~腹減ったなぁ~!」
(終わったらうんとご馳走をお願いしますから!我慢してください!)
「マジか!じゃあ我慢する!」

「うぅぅ...」
バケモノはうめき声を上げると同時に体からタコの足のようなものが飛び出してきた

(気をつけて下さい、何をしてくるか分かりませんよ)
「あ~たこ焼きも良いなぁ」
(こんな時に!なんでこんな気持ち悪いものから食べ物を連想するんですか!)
「いや~そうは言っても腹が減ってなぁ...まぁやるか❗️」

 クラムは華麗にタコ足を避けて斬り落とす。バケモノの断面から黄色くドロドロとした液体が吹き出る
「ウボボボ‼️」

「うげぇ、流石にあれは不味そうだな」
(美味そうか不味そうかで敵を判断しないでください)
「なぁツイスター?コイツも悪魔なのか?」
(おそらく、とにかく倒していきましょう)

「本当に倒して良いのか?」
クラムは攻撃を止める
「ガリャリャ‼️」
しかし、バケモノの攻撃はクラムに軽々と避けられる

(何を言ってるんですか!やらなきゃやられますよ!)
「だってコイツから、あの、なんだっけ?あ~パンプと結婚した」
(アスモンの事ですか?)
「そうそう!ソイツと同じような匂いがするんだよな」
(気にせず倒して大丈夫です)

「そうか、じゃあ倒すぞ」
雷の爪がバケモノの脳天を貫いた
「うーん...」
(どうしたんですか?急に暗くなって)

「腹減った、もう限界」
(えぇー!なんでそんなにお腹が空いてるのに前に出ちゃうんですか!)
「だって、戦いたかったし!フランに良いとこ見せたかったんだ」
(肝心のフランさんは避難しちゃったじゃないですか!)

「あ、そっか...え?じゃあ俺のさっきまでのカッコいいのは見られてないって事?」
(ええ)
「ちぇ!こうなったらやけ食いだ❗️」
(あっ!待っ!いやぁぁ❗️もうやだ!アドロンさーん!)
クラムはバケモノの残骸を食べながらツイスターにドン引きされた






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