僕と精霊〜The last magic〜

兄弟の絆編

大木の大家族

科学軍の国　始まりの大木

　この国に生えるこの巨大な巨大な大木はリベラ達、植人族が生まれ育った場所である


「ねぇねぇ！どうして学校に行かないの？」
「ねぇねぇ遊んでー❗️」
「ねぇねぇ抱っこー❗️」

「こらこら、リベラ姉様は忙しいの」
「えぇー！じゃあフェリーねぇねぇ遊んでー‼️」
「はいはい」

「フェリフェリ、話があるんだけど大丈夫？」
「？どうしたんですかリベラ姉様」

「みんな、少し待てる？」
「「「「はーい❗️」」」」


「話って最近の人間の動きですか？」
「そう。悪魔っていう種族が人間を乱暴さんにしてるの...リベラ達の学園も壊されちゃって」

「それで最近学園とやらに言ってないんですね！てっきり人間達と縁を切ったのかと」
「そんなわけないでしょ！」

「すみません」
「そんな事より、フリーは何処に行ったか分かる？」

「フリー兄様？はて、最近見ていませんが」
「残念、しばらく此処を離れようと思ってたからフリーに留守番を頼もうと思ったのに...」

「フリー兄様が居なくてもこのフェリーが！今回はしっかり弟妹達を守ってみせます！」
「...そうね、フェリフェリも強いもんね。それに他の子もまだ居るし、みんなで協力すれば大丈夫よね」

「はい！精一杯守ります！」
「お願い、リベラはもしかしたらもう帰ってこないかもしれないから」

「え？それってどういう...あれ？リベラ姉様？姉様？行ってしまわれましたか」
「「「フェリーねぇねぇ！遊んでー❗️」」」
「はいはい」

　リベラは数え切れぬ弟妹達を置いて、大木から立ち去る