僕と精霊

一般人

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英雄誕生伝編 6月20日〜6月30日

待ち合わせ

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 夕飯を食べ終えたジャンは外へ出る支度をし、靴を履く

「あら、何処かに行くの?」
アミィは玄関まで歩いて来る
「うん、ちょっと公園まで行ってくる」
ジャンはドアを開ける

「そう、気をつけるのよ」
アミィはジャンを見送る
「アミィ、ジャンは何処に行ったんだ?」
お腹を膨らませたパンプがやって来る
「公園ですって」
「そっか」
パンプは何かを思いつく


 ジャンは公園まで歩く途中にいろんな事を考える
(ケンザキ、アイツは結局なにが目的だったんだろうとんでもない奴だったな、ゼノはちゃんと里長に慣れたかなぁ、やっぱりゼノももう歳で亡くなってるのかな、流石に150年も生きる人なんてね、でもノックさんは150歳以上だったのか凄いなぁ、クランクさんは戦死か...まぁあの人ならそうなるよなぁ、よし公園に着いた)
ジャンは公園に着くと白夜が待っていた

「ごめん白夜さん、待った?」
ジャンは白夜の下まで走る
「い、いえ大丈夫ですよ」
白夜はもじもじしながら言う

「こうやって2人で話すのも久しぶりだね」
「そうですね」
2人は遊具の上に登り星を眺めながら雑談をする


「そんな事があったんだ、後でパンプに礼を言わないと」
ジャンは笑う
「あ、あのジャンさん大事な話が...」
白夜は顔を赤くしたまま黙り込む


(何やってんのよ!白夜!早く言いなさいよ!)
ローズが草むらに隠れながら白夜達を覗いている

「おいローズ何やってるんだ」
パンプがローズの背中を叩く
「ヒィ❗️パ、パンプ!」
ローズは驚き物音を立ててしまう

「んっ!」
ジャンは草むらのほうを見る
「どうかしたんですか?」
白夜はふと我に返る

「何でもない、気のせいだった」
「そうですか...」
白夜はもう一度ジャンに何か言おうとする


(こんのー‼️)
「ぐっぐっ...!ローズ...ギブ...ギブ」
ローズはパンプの首を絞めて黙らせる


「ジャンさん、前から好きでした、何度も命を救われているうちに...」
「僕で良ければ!僕も前から白夜さんが好きだった!」
白夜が言い終える前にジャンは返事をする


「やった!言えたわ!」
ローズはあまりの嬉しさにパンプを叩く
「痛い!痛い!」
パンプは草をバシャバシャ叩く


「何やってんのパンプ?」
ジャンがパンプを持ち上げる
「ローズもいつからそこにいたの?」
白夜はローズに目線を合わせる

「ち、違うのよ白夜!私は応援したくて...」
「オレはジャンが心配だったんだ!」
2人は真剣な顔をしながら言う

「心配?」
「だってまたジャンがいなくなったらオレ寂しいよ」
パンプは悲しそうな顔をする
「そっかごめんな」
ジャンはパンプの頭を撫でる

「ありがとうねローズ」
白夜は笑いながらローズの頭を撫でる

「さ、体冷える前に帰ろっか」
「うん!」
「そうですね」
白夜はローズを抱える

 何やかんやで僕と白夜さんは恋人という関係になる事ができた。
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