僕と精霊

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英雄誕生伝編 6月20日〜6月30日

第97話 英雄の奇跡

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 眩い3つの光が1つになり、魔導砲を掻き消す。

(ゼノ..助けてくれ...)
ケンザキの中でゼノと竜ノ神は必死に抵抗をしている
(竜ノ神...!)
ゼノは手を伸ばす
(何だ..この光...)
2人はジャン達が放つ光を見つめる

 光の中から剣を持った男が現れた。
「「さぁ、今度はこっちの番だ‼️...あれ?」」
男は宝石の鏡を作り出し、自分の姿を見る

「「ガァァァ❗️オレ達合体しちまった‼️ジャン❗️これどうなってるんだ❗️俺が知るか❗️」」
2人(1人)は慌てる

「「と、とりあえず名前!名前は...ジャンとパンプでジャンプでどうだ❗️」」
ジャンプは拳を上に掲げる

「それじゃあ、ジャンプの初陣だ‼️」
ジャンプは心を1つに剣を構えると背中から宝石の翼が生え、黒龍の方へ飛んだ

「グルル...」
黒龍は唸りながらジャンプを大きな爪で向かい打つ

「ウリャャ❗️」
ジャンプは黒龍の右腕ごと斬り捨てる
「グガァァァ‼️」
おぞましい叫び声を上げ苦しむ黒龍


(だんだん動けるようになってきたぞ!)
ゼノは魔力を放出し内側からケンザキの体に攻撃をする
(ゼノ...❗️)
竜ノ神も力を溜めてケンザキの内部を攻撃する

(貴様ら‼️何をしている❗️)
暴れるゼノ達をケンザキの残留思念が止めに入る


「ウググ...❗️」
「何だ!?ケンザキの動きが鈍くなっている!」
ゼノ達の抵抗によって、黒龍は動きを止める

「今しかないぜ‼️」
ジャンプの周りに大量の宝石が浮かび上がる

「風‼️」
青の宝石が砕けると黒龍の周りに竜巻が発生する。ジャンプは竜巻の気流に乗り、スピードを高める。

「グガァ❗️グルル❗️ガァ❗️」
黒龍は竜巻のチェーンソーに体を斬り刻まれる

(このっ!)
ゼノは残留思念に魔弾を投げる
(無駄だ!)
魔弾を食らった残留思念は分裂する

「林‼️」
緑の宝石が砕けると黒龍の体に強く巻き付く太いツタが地面から生えてくる。ジャンプの分身が大量に現れる。

「ブルルァァ‼️」
黒龍はジャンプの分身を纏めて薙ぎ払おうと魔導砲を放つ。

「「「「フンッ❗️」」」」
ジャンプの分身は一斉に炎を纏った宝石のバリアを作り出し、魔導砲を防ぐ。

「火‼️」
赤の宝石が砕けると激しい火柱が吹き上がる。

「ハァァァ‼️」
ジャンプは分身と一斉に黒龍を斬る

 対魔の剣で斬りつけられた黒龍の体ドンドン削れていく、尾は千切れ、四肢はもがれていく
「ガァ!ガァ!」

((((無駄無d...!な、何だ!体が動かない!))))
残留思念達の動きが一斉に止まる
(今だ‼️)
ゼノは竜ノ神に魔力を送る

(ドラゴン...‼️)
竜ノ神は口元にエネルギーを溜め始める


「フンッ‼️」
ジャンプと分身の全身の筋肉が膨れ上がる

 ジャンプは跳び上がり、黒龍を真上から剣で捉える

「ハァァ❗️山‼️」
ジャンプは背中から炎を噴射させ、急降下しながら黒龍を一刀両断する

(...ブレス‼️)
竜ノ神は高エネルギーの光の息を吐き出す
(やめろ‼️私はまだ❗️ウワァァァ‼️)
ケンザキは残留思念含め消滅する

 黒龍の体は光となり、空へ散る。光の中からゼノと竜ノ神が降ってくる

「おっと、大丈夫かお前ら」
ジャンプは空中で2人をキャッチする
「誰?」

「オレはジャンプ!「「ジャンと」」「「パンプ」ががが‼️」
突然ジャンプの合体が解け、元の2人に戻る

「へ?」
「うわぁぁぁ‼️」
4人は落ちる

「ジャン!ゼノ!」
ユウスケ達が駆けつける

「父ざーん❗️」
ジャンは落ちながら叫ぶ
「「「「うわぁぁぁ‼️」」」」

「風❗️」
クランクが空中でゼノと竜ノ神を掴む
「フンッ❗️」
ユウスケは落ちてきたジャンをドスンとキャッチする
「よっと!」
ノックはふわふわ落ちてくるパンプを軽くキャッチする

「イタタタ、腰が...!」
ユウスケはジャンを降ろし、腰を抑える
「ハハハッ、父さん大丈夫?」

「おいおい、しっかりしろよ」
ノックはパンプをポケットに入れて、ジャンとユウスケに肩を貸す

「やっと終わった!ハハハッ!」
ボロボロのジャンはニッコリ笑う
「ああ、またジャンと一緒だ!」
パンプも笑う






 
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