僕と精霊

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暗躍する狂気編 5月2日〜5月10日

第35話 そして父は消えた

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「さぁジャン様、私に掴まってください」
セバスがジャンに手を差し伸べる
「嫌だ!父さんを置いて行くなんてイヤ!」
ジャンは泣きながら駄々をこねる

「ジャン!ワガママ言わないの」
「だって...だって...父さん..僕に..物作り教えてくれるって..」
ジャンは泣き止まない

「ジャーン!受け取れ!」
ユウスケはジャンに魔銃を投げる
「父さん!」
「絶対に約束は守ってやる!だから今はそれで我慢してくれ!いいな!」
「う、うん!」
ジャンは涙を堪える

「ジャン様、行きますよ」
「うん」
セバスはジャンとアミィを背負い、走り出す

ジャン達は町の方まで避難をした

ドーーーーーン‼️
森の方で大きな爆発が起きる

「父さーーん‼️」
「...‼️」
「セバスさん離して❗️ユウスケさんが❗️私行かなきゃ❗️」
「なりません...今行くのは大変危険です」
「嫌よ!セバス離して!ユウスケさん...」
アミィは涙を流す、この時ジャンは母の涙を初めて見る

「家まで行きますよ..」
セバスはスピードを上げる

後日 ユウスケ・バーンは森の一部諸共跡形も無く消え去ったという報告がジャン達に知らされる。



「コレで僕の知っていることは全部だよ」
ジャンの話はこれで終わりだ

 話を聞いていた者達は各々思いを内に秘める

 シュンとマツリは科学軍に対して不満を感じた

 ウリエラとガブリラはジャンの心の強さに納得をしている

 パンプはジャンの家族を奪った男に怒りを感じている
 
 時計が鳴った。
「あ、もうこんな時間か、明日は早いし寝よっか!」
ジャンは明るく皆に声を掛けた

 皆は支度をし眠る、明日の発表に向けて





 ジャン達が森から避難をした少し後

「良いですねぇ~、家族の愛ってやつですかぁ~!僕ちゃんには分かりませんけどねぇ~」
男は拍手をしながら悠長に話す
「何が言いたいんだ!」
ユウスケは怒鳴る

「おお、怖い怖い、でも僕ちゃんはあなたとあなたの家族を絶対に殺...!?」
男に鋭い痛みが走る

「お前のような禁忌を冒した者には容赦はしない」
ユウスケの右腕の腕輪からワイヤーが射出され、男の胸をに突き刺さっていた

「悪魔と...契約する事が..罪とでも言うのですか?...まだですよぉ..」
男はポケットからボール状の何かを取り出す

「何だ!それは」
「コレは...試作品の爆弾..クロノス」
「させるか!」
ユウスケは腕輪のスイッチを押す

「アゲァゲァ~‼️」
ワイヤーを男に通して、男に電流が走る

「あ、甘いで...すねぇ~..あと5秒..」
「何!?」
男は爆弾をユウスケの方へ投げる

ピッピッピッピッピッ ピーーー❗️

「クソ❗️」
森で大きな爆発が起きる

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