45 / 130
四章 アイ参上!
42話 アイドルの戦法
しおりを挟む
「なっ、あれは!? 生人! 寧々! ランストを装備してすぐにステージに行くぞ!」
風斗さんはオタク道具でも入っているのかと思われたバッグからランストを取り出し、バッグを放り捨てながらランストを装備する。
門を見てからの行動は素早く、DOに数年勤めているだけのことはある。僕もカードからランストを取り出し、それを装備してステージに向かう彼を追いかける。
「ダンジョンが現れました! 岩永さんは早くここから逃げてください!」
「え、え!? またダンジョン!?」
峰山さんは戸惑っている岩永さんに状況を軽く説明し、すぐ僕の後を追いかける。
「これってショーの演出……?」
「なわけねーだろあそこ見ろ! 何もないところから化物が何体も……あれ本物だ逃げないと!」
周りの人達は唐突な出来事に錯乱状態に陥っている。
ステージには既に三体のサメに人間の手足が付いた気持ち悪いフォルムのサタンがおり、アイに向かって襲い掛かろうとしていた。
「寧々! お前は避難を手伝え! あの数なら俺と生人だけで十分だ!」
「は、はい! 分かりました!」
峰山さんはエンジェルに変身して、翼を広げて飛び上がりこの場にいる観客に避難指示をし始める。
僕と風斗さんもデッキケースからスーツカードとアーマーカードを取り出しその二枚を挿入する。
「変身!!」
「変身」
[ラスティー レベル1 ready…… ホッパー レベル6 start up……]
[フェンサー レベル1 ready…… ナイト レベル6 start up……]
僕達は鎧を纏い、アイを助けるべくステージに跳び乗る。
僕は今にも襲い掛かろうとしていたサタンを一匹蹴り飛ばし、風斗さんが残りの二体を剣をバットみたいに振り回しアイから遠ざける。
お互いサタンを遠ざけ、尚且つ他の人の所まで飛ばさずに気を使ったので威力がかなり落ちてしまい仕留めるまでにはいかない。
「DOの人? 助けに来てくれてありがとー!」
こんな状況でも彼女はマイクから手を離さず、ライブの時と同じ口調や声色で喋っている。
「あなたは喋ってないで逃げてください!」
僕は逃げるよう促すが彼女は一切避難する素振りを見せない。
「アタシもライブ壊されてちょっーと頭にきてるんだ。だからアタシも混ぜてよ。スタッフ!」
彼女が舞台裏に向かって叫ぶと、そこからひょこっと一人の男性が顔を出す。その手にはランストが握られており、それを彼女に向かって放り投げる。
「ありがと!」
このライブのため何回も練習したかのように、完璧に彼女の元に吸い寄せられるようにしてランストが彼女の手元に渡る。
スタッフさんはそれを確認してすぐに駆け出して避難する。
「それじゃあいくよ……変身!」
彼女はマイクを投げ捨て、ランストを装備してカードを一枚セットする。
[アイドル レベル1 ready……]
彼女はピンク色の可愛らしさのある鎧を纏い目の前のサタンと向き合う。
「一般人に戦わせるのは気が引けるが、無理矢理止める時間も余裕もない。危険だと思ったらすぐに逃げるんだぞ。いいな!」
彼女を止めることは難しいと判断した風斗さんは、戦うことを嫌々許可しつつも自己判断で逃げるように前もって言っておく。
「分かってるって。相変わらず心配性だな……」
僕達三人はサタン三匹と向かい合い、自然と一人一体ずつ担当するかのように各々少し距離を取り対峙する。
奴らはタイミングを合わせるようにして、一斉に歯を剥き出しにしてこちらに向かって走り出す。
[スキルカード ジャンプ]
[スキルカード オートアタック]
この後制圧も控えているので変に体力を使うわけにもいかず、僕と風斗さんは最小限の動きでサタンを倒す。
僕はオーラを纏った足を奴が来るタイミングに合わせて突き出し貫通させる。一方風斗さんは奴の攻撃を容易に受け流し、手足があるのを良いことに組み伏せてその隙に剣を自動で動かし奴の腹をズタズタに切り裂く。
「マイクアターック!」
目の前の敵を倒し、心配になりアイの方に視線を向けるがどうやら杞憂だったようだ。
アイは少し大きめのマイクを持っており、球体部分が外れて奴に向かって飛んでいき、更にはそこについている糸のようなもので球体の動きを自由自在に動かして奴を糸でグルグル巻きにする。
「からの~ジャンプ!」
彼女は膝を曲げ跳びステージの鉄骨に乗る。もちろん糸に捕らわれた奴はそれにより宙吊りになり尾と足をバタつかせる。
彼女は次に鉄骨から飛び降り、落下した分奴は引き上げられ最終的に鉄骨に頭部を叩きつけられる。
一方彼女はまるでマイクと糸を木の蔦のように扱い再び鉄骨付近まで戻りマイクを上空へと投げる。
「ふんっ!!」
その場で横に一回転して奴の頭を蹴り抜きそれは鈍い音を奏でる。
彼女は落ちてくるカードと共に先程投げたマイクもキャッチし、それに付いているボタンを押すことで糸と球体のみを消してそれをまたマイクの元へと出現させる。
「どうだったアタシの動き? 中々やるでしょ?」
完璧な動きを見せた彼女が得意げそうに胸を張る。
実際アーマーカードを使用していないのにあそこまで動けるのは誇っていい。かなり戦闘慣れしている。
「はぁ……改めて言うが、お前はDOに入っていない一般人だ。だからここは俺達に任せて早く避難するんだ」
彼の少し強めた言葉を聞いても彼女は一切臆することなくこの場から離れようとしない。
「アタシも戦えるからここに残る。だから……いいでしょ?」
彼女は風斗さんに数歩歩み寄り、彼とは反対に口調を少し弱めて訴える。
「危なくなったら逃げるんだぞ」
彼は頭を悩ませた結果彼女の同行を認める。
「えっ、いいの?」
いつもの彼なら意地でも突き放すように厳しく接すると思ったが、今回は全然そんなことなく寧ろ甘い対応だったので僕は不自然に思い彼に一度確認を取る。
「俺の判断だ。責任は俺が取るから気にするな」
「何だか風斗さんらしくない……どうかしたの?」
いつもとは違う態度が気になってしまい、僕は気にするなと言われたが再び尋ねてしまう。
「完全に俺の私情だ。自分でも情けないと思っているよ」
僕は先程彼がアイのことが妹と似ていると言ったことを思い出す。それで彼は妹と似ている彼女にあまり強く言えないのではと察する。
あまり強く言っても彼女は退かないだろうし、実際戦力になることは間違いないので僕はこれ以上何も言わないことにする。
そう決めるのと同時にランストから父さんの焦る声が聞こえてくる。
「生人! お前の向かったイベント会場でダンジョンが出現した! 今そこにいるのか!?」
まだこちらの状況を掴めていなく、緊急性を訴えかけてくる声だった。僕は手短に一応の安全確保はできたことやアイのことなどを説明する。
「少々心配だが、無理矢理引っ張っていくわけにもいかないしな。分かった。そのアイっていう子にも協力してもらう方針でいく」
反対されるかと思ったが、父さんはすんなり彼女が同行することを認めてくれる。これには横から会話を聞いていた風斗さんも驚く。
「あと田所がそっちに向かった。あと数分で着くと思う」
「え!? 田所さんが!? まだあの人動いちゃだめなんじゃなかったっけ!?」
彼は仕事に復帰するには一ヶ月を要すると判断されていた。まだあの事件からは一週間しか経っていない。どう考えても戦ってはだめだ。
「オレも行くなと言ったんだが聞かなくてな。激しく動くのは無理でも門から出てくるサタンを一方的に撃つくらいならできると言って飛び出したんだ」
相変わらずめちゃくちゃだなあの人……頼もしいんだけどいつか死んじゃいそうな勢いで心配になるな。
「指揮官。田所先輩と寧々。それと後々来てくれる自衛隊の人達で門を取り囲んでサタンが出てこないか見張りつつ安全確保。俺と生人とアイで制圧といった感じでよろしいでしょうか?」
風斗さんが制圧のプランを父さんに提示する。特に異論を言う余地もなかったので父さんは承諾してくれて、田所さんが合流するのに合わせて僕達三人は門を通りダンジョン内に入るのだった。
風斗さんはオタク道具でも入っているのかと思われたバッグからランストを取り出し、バッグを放り捨てながらランストを装備する。
門を見てからの行動は素早く、DOに数年勤めているだけのことはある。僕もカードからランストを取り出し、それを装備してステージに向かう彼を追いかける。
「ダンジョンが現れました! 岩永さんは早くここから逃げてください!」
「え、え!? またダンジョン!?」
峰山さんは戸惑っている岩永さんに状況を軽く説明し、すぐ僕の後を追いかける。
「これってショーの演出……?」
「なわけねーだろあそこ見ろ! 何もないところから化物が何体も……あれ本物だ逃げないと!」
周りの人達は唐突な出来事に錯乱状態に陥っている。
ステージには既に三体のサメに人間の手足が付いた気持ち悪いフォルムのサタンがおり、アイに向かって襲い掛かろうとしていた。
「寧々! お前は避難を手伝え! あの数なら俺と生人だけで十分だ!」
「は、はい! 分かりました!」
峰山さんはエンジェルに変身して、翼を広げて飛び上がりこの場にいる観客に避難指示をし始める。
僕と風斗さんもデッキケースからスーツカードとアーマーカードを取り出しその二枚を挿入する。
「変身!!」
「変身」
[ラスティー レベル1 ready…… ホッパー レベル6 start up……]
[フェンサー レベル1 ready…… ナイト レベル6 start up……]
僕達は鎧を纏い、アイを助けるべくステージに跳び乗る。
僕は今にも襲い掛かろうとしていたサタンを一匹蹴り飛ばし、風斗さんが残りの二体を剣をバットみたいに振り回しアイから遠ざける。
お互いサタンを遠ざけ、尚且つ他の人の所まで飛ばさずに気を使ったので威力がかなり落ちてしまい仕留めるまでにはいかない。
「DOの人? 助けに来てくれてありがとー!」
こんな状況でも彼女はマイクから手を離さず、ライブの時と同じ口調や声色で喋っている。
「あなたは喋ってないで逃げてください!」
僕は逃げるよう促すが彼女は一切避難する素振りを見せない。
「アタシもライブ壊されてちょっーと頭にきてるんだ。だからアタシも混ぜてよ。スタッフ!」
彼女が舞台裏に向かって叫ぶと、そこからひょこっと一人の男性が顔を出す。その手にはランストが握られており、それを彼女に向かって放り投げる。
「ありがと!」
このライブのため何回も練習したかのように、完璧に彼女の元に吸い寄せられるようにしてランストが彼女の手元に渡る。
スタッフさんはそれを確認してすぐに駆け出して避難する。
「それじゃあいくよ……変身!」
彼女はマイクを投げ捨て、ランストを装備してカードを一枚セットする。
[アイドル レベル1 ready……]
彼女はピンク色の可愛らしさのある鎧を纏い目の前のサタンと向き合う。
「一般人に戦わせるのは気が引けるが、無理矢理止める時間も余裕もない。危険だと思ったらすぐに逃げるんだぞ。いいな!」
彼女を止めることは難しいと判断した風斗さんは、戦うことを嫌々許可しつつも自己判断で逃げるように前もって言っておく。
「分かってるって。相変わらず心配性だな……」
僕達三人はサタン三匹と向かい合い、自然と一人一体ずつ担当するかのように各々少し距離を取り対峙する。
奴らはタイミングを合わせるようにして、一斉に歯を剥き出しにしてこちらに向かって走り出す。
[スキルカード ジャンプ]
[スキルカード オートアタック]
この後制圧も控えているので変に体力を使うわけにもいかず、僕と風斗さんは最小限の動きでサタンを倒す。
僕はオーラを纏った足を奴が来るタイミングに合わせて突き出し貫通させる。一方風斗さんは奴の攻撃を容易に受け流し、手足があるのを良いことに組み伏せてその隙に剣を自動で動かし奴の腹をズタズタに切り裂く。
「マイクアターック!」
目の前の敵を倒し、心配になりアイの方に視線を向けるがどうやら杞憂だったようだ。
アイは少し大きめのマイクを持っており、球体部分が外れて奴に向かって飛んでいき、更にはそこについている糸のようなもので球体の動きを自由自在に動かして奴を糸でグルグル巻きにする。
「からの~ジャンプ!」
彼女は膝を曲げ跳びステージの鉄骨に乗る。もちろん糸に捕らわれた奴はそれにより宙吊りになり尾と足をバタつかせる。
彼女は次に鉄骨から飛び降り、落下した分奴は引き上げられ最終的に鉄骨に頭部を叩きつけられる。
一方彼女はまるでマイクと糸を木の蔦のように扱い再び鉄骨付近まで戻りマイクを上空へと投げる。
「ふんっ!!」
その場で横に一回転して奴の頭を蹴り抜きそれは鈍い音を奏でる。
彼女は落ちてくるカードと共に先程投げたマイクもキャッチし、それに付いているボタンを押すことで糸と球体のみを消してそれをまたマイクの元へと出現させる。
「どうだったアタシの動き? 中々やるでしょ?」
完璧な動きを見せた彼女が得意げそうに胸を張る。
実際アーマーカードを使用していないのにあそこまで動けるのは誇っていい。かなり戦闘慣れしている。
「はぁ……改めて言うが、お前はDOに入っていない一般人だ。だからここは俺達に任せて早く避難するんだ」
彼の少し強めた言葉を聞いても彼女は一切臆することなくこの場から離れようとしない。
「アタシも戦えるからここに残る。だから……いいでしょ?」
彼女は風斗さんに数歩歩み寄り、彼とは反対に口調を少し弱めて訴える。
「危なくなったら逃げるんだぞ」
彼は頭を悩ませた結果彼女の同行を認める。
「えっ、いいの?」
いつもの彼なら意地でも突き放すように厳しく接すると思ったが、今回は全然そんなことなく寧ろ甘い対応だったので僕は不自然に思い彼に一度確認を取る。
「俺の判断だ。責任は俺が取るから気にするな」
「何だか風斗さんらしくない……どうかしたの?」
いつもとは違う態度が気になってしまい、僕は気にするなと言われたが再び尋ねてしまう。
「完全に俺の私情だ。自分でも情けないと思っているよ」
僕は先程彼がアイのことが妹と似ていると言ったことを思い出す。それで彼は妹と似ている彼女にあまり強く言えないのではと察する。
あまり強く言っても彼女は退かないだろうし、実際戦力になることは間違いないので僕はこれ以上何も言わないことにする。
そう決めるのと同時にランストから父さんの焦る声が聞こえてくる。
「生人! お前の向かったイベント会場でダンジョンが出現した! 今そこにいるのか!?」
まだこちらの状況を掴めていなく、緊急性を訴えかけてくる声だった。僕は手短に一応の安全確保はできたことやアイのことなどを説明する。
「少々心配だが、無理矢理引っ張っていくわけにもいかないしな。分かった。そのアイっていう子にも協力してもらう方針でいく」
反対されるかと思ったが、父さんはすんなり彼女が同行することを認めてくれる。これには横から会話を聞いていた風斗さんも驚く。
「あと田所がそっちに向かった。あと数分で着くと思う」
「え!? 田所さんが!? まだあの人動いちゃだめなんじゃなかったっけ!?」
彼は仕事に復帰するには一ヶ月を要すると判断されていた。まだあの事件からは一週間しか経っていない。どう考えても戦ってはだめだ。
「オレも行くなと言ったんだが聞かなくてな。激しく動くのは無理でも門から出てくるサタンを一方的に撃つくらいならできると言って飛び出したんだ」
相変わらずめちゃくちゃだなあの人……頼もしいんだけどいつか死んじゃいそうな勢いで心配になるな。
「指揮官。田所先輩と寧々。それと後々来てくれる自衛隊の人達で門を取り囲んでサタンが出てこないか見張りつつ安全確保。俺と生人とアイで制圧といった感じでよろしいでしょうか?」
風斗さんが制圧のプランを父さんに提示する。特に異論を言う余地もなかったので父さんは承諾してくれて、田所さんが合流するのに合わせて僕達三人は門を通りダンジョン内に入るのだった。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
最弱ステータスのこの俺が、こんなに強いわけがない。
さこゼロ
ファンタジー
俺のステータスがこんなに強いわけがない。
大型モンスターがワンパン一発なのも、
魔法の威力が意味不明なのも、
全部、幼なじみが見つけてくれたチートアイテムがあるからなんだ!
だから…
俺のステータスがこんなに強いわけがないっ!
ダンジョン世界で俺は無双出来ない。いや、無双しない
鐘成
ファンタジー
世界中にランダムで出現するダンジョン
都心のど真ん中で発生したり空き家が変質してダンジョン化したりする。
今までにない鉱石や金属が存在していて、1番低いランクのダンジョンでさえ平均的なサラリーマンの給料以上
レベルを上げればより危険なダンジョンに挑める。
危険な高ランクダンジョンに挑めばそれ相応の見返りが約束されている。
そんな中両親がいない荒鐘真(あらかねしん)は自身初のレベルあげをする事を決意する。
妹の大学まで通えるお金、妹の夢の為に命懸けでダンジョンに挑むが……
強奪系触手おじさん
兎屋亀吉
ファンタジー
【肉棒術】という卑猥なスキルを授かってしまったゆえに皆の笑い者として40年間生きてきたおじさんは、ある日ダンジョンで気持ち悪い触手を拾う。後に【神の触腕】という寄生型の神器だと判明するそれは、その気持ち悪い見た目に反してとんでもない力を秘めていた。
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる