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3章 意志
3-5 屋敷Ⅱ
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「ああ、あのクッションは書庫に保管されていたんだ。先代が遺跡から発掘したものらしくて、気分を良くするって資料に書かれていたから、ノーシュ君が元気になればと思って」
夕食の席である。
使用人に呼ばれ案内されて来たノーシュは、言われるがまま席に着き、伯爵と喋りながら、振る舞われるままに食べていた。
「遺跡から……」
「おそらく、妖精と人間の仲が良かった頃の遺物だろう。中に入っているのは、妖精が天界から持ってきた植物らしいから」
「それも資料に?」
ノーシュが聞くと、伯爵はこくりと頷いた。それから、ふと真剣な表情になる。
「ノーシュ君。お前にまた依頼をしたい。この屋敷の護衛を頼みたいんだ。今回は、なるべく殺さずに」
唐突な言葉に、ノーシュは目を瞬かせた。
「……オレは今、依頼は受け付けてなくて」
「そこをなんとか。王都でも募ったのだが、誰もここには来たがらなくて」
「使用人は一緒に来たんじゃ……」
「だが、彼らは戦えない。この屋敷を守れるのは、ノーシュ君しかいないんだ」
「いったい、誰から?」
「武装して蜂起する村人から。……そういう情報が入ったんだ。いつ来るかは分からないけど」
「それが分かってるのに、この屋敷に来たのか?」
「そういう時期だからな。領地を視察して王に報告する義務がある」
「……」
ノーシュは難しい顔をして芋を頬張った。
出された料理が質素なのは、この領地で食糧が不足しているせいだ。伯爵の話では、税の徴収が滞っているらしい。
日照不足による飢饉が起きているのだ。
「っ……はぁ、はぁ……」
ノーシュは息を乱し、拳を握りしめた。考えていると気分が悪くなってきたのだ。
クッションは部屋に置いたままだった。食事と聞いて、匂いのする物を持って行くべきではないと判断したためである。
「ノーシュ君……まだ本調子じゃなかったか」
伯爵は使用人を呼び、ノーシュを部屋に運ばせた。
『落ち着いたかい、ご主人』
「ああ」
ノーシュはクッションに顔をのせ、ぼんやりと答えた。
『で、どうするつもりだい?』
「どうって?」
『この屋敷に、武装した人間たちが攻めて来るんだろう?』
「……」
ベッドにごろんと転がり、ノーシュは欠伸をする。
「知らない。おやすみ」
『えっ……』
スーロが困惑の声を漏らすのを無視し、ノーシュは寝た。
翌朝、伯爵はノーシュのいる部屋を訪れた。
そして、勝手に話し出した。
「ここは、邪神のいる場所に近い。その割に、護衛を雇うための報酬をあまり出せなかったんだ。それでも行きたがる物好きがいてくれれば良かったんだが……残念ながら、いなかった。……私はここの領民から、何の対策もせず税だけ求める悪徳貴族だと思われている。彼らは必ずこの屋敷に討ち入る。私を殺し、屋敷の金品を奪うために」
「……」
「だから、もし……どうしても、依頼を受けられないと言うのなら。早くこの屋敷から逃げるんだ」
そう言い残し、伯爵は部屋を出た。
ノーシュは困ってしまった。屋敷を守る気も起きないが、屋敷から出る気も起きない。
「スーロ、どうしよう」
『その匂いを嗅ぐのをやめてみれば? 何か変わるかもしれないよ』
「嫌だ。気分が悪くなるだけだから」
『ご主人なら、きっと大丈夫さ。気分が悪いのにも慣れて、普通に過ごせるようになる』
「えぇ……? そんなの……」
『その方が、今の状態よりはずっと良い』
断言するスーロ。そのいつになく強い口調は、ノーシュの心に響いた。
「そうか……スーロがそこまで言うなら、試してみる。無理だったら責任とれよ」
ノーシュはクッションをベッドに置いて、部屋を出た。廊下を散歩し、階段を上ったり下りたりしていると、伯爵とばったり出くわした。
「ノーシュ君……」
「フォルン伯爵。今ちょっと、試してる最中で」
「何を?」
「クッション無しで過ごせるか。だから、依頼についての返事はもうちょっと待ってほしい」
「ああ。待つとも」
そう言って微笑み、伯爵は書斎へ向かった。
『どうだい、ご主人』
「今の所は何ともないけど……」
大きな時計を見上げ、ノーシュは溜息を吐く。まだ30分しか経っていない。
ロビーに立ち、扉を見つめた。鍵をかけ閉ざされた、外へ続く扉。中からなら容易に鍵を開けられる扉。
外へ出ようかと思うと、めまいがした。
近くの階段の手すりにもたれ、大きく息を吐き出す。あの匂いを嗅ぎたくなってきた。
「中毒性でもあったのかな……」
『それは無いと思うよ。何しろ天界の植物だ』
「理由になってない」
もう一度、扉を見る。
「……討ち入ってくるのは、正面からかな。だとすると、あそこから……」
そう呟くと、急激に気分が悪くなった。
その場にへたり込みながら、息を整えようとする。
「はぁ、はぁ……変、だな……これじゃ、まるで、戦うのが嫌、みたいじゃ、ないか」
『ご主人?』
「嫌な訳が無いんだ……そうだ、オレは……うぅ……」
手すりを握る手に力を込め、立ち上がろうとした。腰を浮かすが、そこで力尽きてしまう。
『ご主人!』
「……聞こえてる」
目を閉じたまま返事をし、ノーシュは嘆息した。
「そうか、あの匂いは……オレの記憶を、曖昧にしてたんだな……」
『ちゃんと思い出せたのかい?』
「いや、まだ少しだけど……オレが変だったのは分かった」
『じゃあ……』
スーロが何か言いかけた時。
遮るように、爆音が轟いた。
夕食の席である。
使用人に呼ばれ案内されて来たノーシュは、言われるがまま席に着き、伯爵と喋りながら、振る舞われるままに食べていた。
「遺跡から……」
「おそらく、妖精と人間の仲が良かった頃の遺物だろう。中に入っているのは、妖精が天界から持ってきた植物らしいから」
「それも資料に?」
ノーシュが聞くと、伯爵はこくりと頷いた。それから、ふと真剣な表情になる。
「ノーシュ君。お前にまた依頼をしたい。この屋敷の護衛を頼みたいんだ。今回は、なるべく殺さずに」
唐突な言葉に、ノーシュは目を瞬かせた。
「……オレは今、依頼は受け付けてなくて」
「そこをなんとか。王都でも募ったのだが、誰もここには来たがらなくて」
「使用人は一緒に来たんじゃ……」
「だが、彼らは戦えない。この屋敷を守れるのは、ノーシュ君しかいないんだ」
「いったい、誰から?」
「武装して蜂起する村人から。……そういう情報が入ったんだ。いつ来るかは分からないけど」
「それが分かってるのに、この屋敷に来たのか?」
「そういう時期だからな。領地を視察して王に報告する義務がある」
「……」
ノーシュは難しい顔をして芋を頬張った。
出された料理が質素なのは、この領地で食糧が不足しているせいだ。伯爵の話では、税の徴収が滞っているらしい。
日照不足による飢饉が起きているのだ。
「っ……はぁ、はぁ……」
ノーシュは息を乱し、拳を握りしめた。考えていると気分が悪くなってきたのだ。
クッションは部屋に置いたままだった。食事と聞いて、匂いのする物を持って行くべきではないと判断したためである。
「ノーシュ君……まだ本調子じゃなかったか」
伯爵は使用人を呼び、ノーシュを部屋に運ばせた。
『落ち着いたかい、ご主人』
「ああ」
ノーシュはクッションに顔をのせ、ぼんやりと答えた。
『で、どうするつもりだい?』
「どうって?」
『この屋敷に、武装した人間たちが攻めて来るんだろう?』
「……」
ベッドにごろんと転がり、ノーシュは欠伸をする。
「知らない。おやすみ」
『えっ……』
スーロが困惑の声を漏らすのを無視し、ノーシュは寝た。
翌朝、伯爵はノーシュのいる部屋を訪れた。
そして、勝手に話し出した。
「ここは、邪神のいる場所に近い。その割に、護衛を雇うための報酬をあまり出せなかったんだ。それでも行きたがる物好きがいてくれれば良かったんだが……残念ながら、いなかった。……私はここの領民から、何の対策もせず税だけ求める悪徳貴族だと思われている。彼らは必ずこの屋敷に討ち入る。私を殺し、屋敷の金品を奪うために」
「……」
「だから、もし……どうしても、依頼を受けられないと言うのなら。早くこの屋敷から逃げるんだ」
そう言い残し、伯爵は部屋を出た。
ノーシュは困ってしまった。屋敷を守る気も起きないが、屋敷から出る気も起きない。
「スーロ、どうしよう」
『その匂いを嗅ぐのをやめてみれば? 何か変わるかもしれないよ』
「嫌だ。気分が悪くなるだけだから」
『ご主人なら、きっと大丈夫さ。気分が悪いのにも慣れて、普通に過ごせるようになる』
「えぇ……? そんなの……」
『その方が、今の状態よりはずっと良い』
断言するスーロ。そのいつになく強い口調は、ノーシュの心に響いた。
「そうか……スーロがそこまで言うなら、試してみる。無理だったら責任とれよ」
ノーシュはクッションをベッドに置いて、部屋を出た。廊下を散歩し、階段を上ったり下りたりしていると、伯爵とばったり出くわした。
「ノーシュ君……」
「フォルン伯爵。今ちょっと、試してる最中で」
「何を?」
「クッション無しで過ごせるか。だから、依頼についての返事はもうちょっと待ってほしい」
「ああ。待つとも」
そう言って微笑み、伯爵は書斎へ向かった。
『どうだい、ご主人』
「今の所は何ともないけど……」
大きな時計を見上げ、ノーシュは溜息を吐く。まだ30分しか経っていない。
ロビーに立ち、扉を見つめた。鍵をかけ閉ざされた、外へ続く扉。中からなら容易に鍵を開けられる扉。
外へ出ようかと思うと、めまいがした。
近くの階段の手すりにもたれ、大きく息を吐き出す。あの匂いを嗅ぎたくなってきた。
「中毒性でもあったのかな……」
『それは無いと思うよ。何しろ天界の植物だ』
「理由になってない」
もう一度、扉を見る。
「……討ち入ってくるのは、正面からかな。だとすると、あそこから……」
そう呟くと、急激に気分が悪くなった。
その場にへたり込みながら、息を整えようとする。
「はぁ、はぁ……変、だな……これじゃ、まるで、戦うのが嫌、みたいじゃ、ないか」
『ご主人?』
「嫌な訳が無いんだ……そうだ、オレは……うぅ……」
手すりを握る手に力を込め、立ち上がろうとした。腰を浮かすが、そこで力尽きてしまう。
『ご主人!』
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目を閉じたまま返事をし、ノーシュは嘆息した。
「そうか、あの匂いは……オレの記憶を、曖昧にしてたんだな……」
『ちゃんと思い出せたのかい?』
「いや、まだ少しだけど……オレが変だったのは分かった」
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遮るように、爆音が轟いた。
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