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昇進と命令書
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「……おめでとうリン准将。いやあ、今日からリン少将になるんだったな」
リー・ジャビ司令官の執務室に大きな笑い声が響き、リンは黙ってその笑い声が収まるのを待った。すると司令官は咳払いをひとつして、辞令を告げる命令書と少将の階級章をリンに手渡した。
「……なんですか? 第3独立連隊司令官、でありますか? 司令官閣下」
ある程度予想していたとはいえ、リンは自分を連隊長に辞する命令書を読み、ついため息をついた。
「そうだ。君の指揮下には師団に次ぐ大部隊が所属することになる。編成表をよく読んでおいてくれ。君の部隊の戦力はわがマーズ基地にとって重大な意味を持つようになる。責任重大だということだけは理解してくれたまえ」
そう告げると、司令官はリンを追い払うように手のひらを振った。リンは執務室を退出する際、思わず大きなため息をついたが、すぐに口に手を当てた。
リー・ジャビ司令官の執務室に大きな笑い声が響き、リンは黙ってその笑い声が収まるのを待った。すると司令官は咳払いをひとつして、辞令を告げる命令書と少将の階級章をリンに手渡した。
「……なんですか? 第3独立連隊司令官、でありますか? 司令官閣下」
ある程度予想していたとはいえ、リンは自分を連隊長に辞する命令書を読み、ついため息をついた。
「そうだ。君の指揮下には師団に次ぐ大部隊が所属することになる。編成表をよく読んでおいてくれ。君の部隊の戦力はわがマーズ基地にとって重大な意味を持つようになる。責任重大だということだけは理解してくれたまえ」
そう告げると、司令官はリンを追い払うように手のひらを振った。リンは執務室を退出する際、思わず大きなため息をついたが、すぐに口に手を当てた。
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