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君といつまでも

少女漫画家二人に挟まれたM男の微妙な立ち位置

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「M男さん。誰ですかその子? 恋人さんですか?」
A子はM男宅の玄関前で立ち尽くしながらはらはらと涙をこぼしていた。
「ああ? なんでお前が俺んちに来てんだよ! 原稿やってろよクソが泣いてんじゃねえ!」
C子を連れて気分よく帰宅したM男であったが、A子の泣き顔を見て不機嫌になった。
「あの? M男さん? この人って奥さんですか? 私って邪魔ですか?」
泣いているA子と怒っているM男を見たC子は戸惑い、首をかしげてM男を見つめた。
「違う違う! しょぼい漫画家A子だよ。ほっといて家に入ろう。さあC子さん」
M男はA子を押しのけて家に入り、C子を招き入れた。
「あの? 可哀そうですからA子さんも一緒に……」
C子にそう言われたM男は仕方なしにA子も招き入れた。
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