奥さまはドＳ魔女タバサでダーリンはドМ

怖い魔女と結婚しちゃいました

奥さまの召喚魔法

　……赤ん坊になったトーマスの扱いに困ったタバサはベビーシッターを探しました。
　でもタバサはベビーシッターをどうやって探すかもわかりませんでした。
「そういうわけなのよレベッカ。あなたの知り合いにいない？　困ったわ」
　タバサはご近所のレベッカに相談しましたが、レベッカも困った顔をしました。
「こういうのはどう？　魔法で呼び寄せるのよ。カモン！　ベビーシッター！　ってね」
　レベッカの提案を聞いたタバサはうなずき、レベッカにも協力を頼みました。
「いいわよ！　１！　２！　３！　カモン！　ヘックション！　あらやだ！」
　タバサとレベッカは同時に召喚魔法を使おうとして、思わずくしゃみしました。
　すると、赤ん坊トーマスの側に女性の姿がもやもやと現れ始めました。
「ハーイ！　呼ばれて飛び出てウッフーン！　タバサ！　久しぶりね！　リンダよ！」
　現れたのはタバサにそっくりなブロンドヘアのセクシー美女でした。
「ね、姉さん！　リンダ姉さん！　魔界にいるんじゃなかったの？　やあねもう！」
「タバサが呼んだんでしょ！　タバサったら相変わらず貧相な体ね笑っちゃうわオホホ！」
　タバサの姉リンダはタバサの胸やお尻を見て高らかに笑い、セクシーなポーズをとりました。
「うるさいわね！　独身の姉さんと違ってこれでもダーリンがいるのよウフフ！」
　タバサに言われたリンダは赤ん坊トーマスを抱えて笑いながら踊りました。
「この赤ちゃんがダーリン？　タバサったら本当に笑わせる妹ねオホホ！」
「お母さまの魔法で赤ちゃんになっちゃったのよ姉さん！　なんとかならない？」
　タバサの言葉を聞いてリンダは納得し、タバサをじっと見ました。
「しょうがないわねタバサ。まあ私に任せなさい」