19 / 42
頭痛
しおりを挟む
「拓郎? 起きたの? もう昼だよ? お腹すいた」
「ちょっと待ってよ真美。いや姉さん。頭が痛い」
「風邪かな? なんとかは風邪引かないって言うのに……」
「……ひどいな姉さん。なんか嫌な夢を見たような気がするんだよ」
「そう……。ケーキはもうないの? 冷蔵庫に入ってないよ?」
「……ああ。ケーキ屋のバイトはもう辞めたから。また今度ね」
ひどい頭痛のせいで拓郎はしばらく起き上がれなかった。
「拓郎君。おはよう。今日は学校来ないかと思っちゃった」
登校するや否や教室で寄ってきたのは真帆だった。
「誰だっけ君? よく覚えてないな」
「……ああ、そういうプレイ? 拓郎君、私を焦らすの上手いね本気で」
杉田真帆は笑顔でそう言って拓郎に抱きついた。
「キャア! やだあ! すご~い! ありえない教室でとか……」
なにやら騒がしかったが、拓郎は頭痛でよくわからなかった。
「弱ってる拓郎君って可愛い。私、拓郎君の女だからもっと見せて」
「はあ? 眠いからほっといてくれ。っつうかお前誰だっけ?」
「記憶喪失のフリとか面白~い! 私の彼氏って超可愛い!」
「ちょっと来いてめえ。俺をなめるとどうなるか身体で教えてやる!」
「ちょっと待ってよ真美。いや姉さん。頭が痛い」
「風邪かな? なんとかは風邪引かないって言うのに……」
「……ひどいな姉さん。なんか嫌な夢を見たような気がするんだよ」
「そう……。ケーキはもうないの? 冷蔵庫に入ってないよ?」
「……ああ。ケーキ屋のバイトはもう辞めたから。また今度ね」
ひどい頭痛のせいで拓郎はしばらく起き上がれなかった。
「拓郎君。おはよう。今日は学校来ないかと思っちゃった」
登校するや否や教室で寄ってきたのは真帆だった。
「誰だっけ君? よく覚えてないな」
「……ああ、そういうプレイ? 拓郎君、私を焦らすの上手いね本気で」
杉田真帆は笑顔でそう言って拓郎に抱きついた。
「キャア! やだあ! すご~い! ありえない教室でとか……」
なにやら騒がしかったが、拓郎は頭痛でよくわからなかった。
「弱ってる拓郎君って可愛い。私、拓郎君の女だからもっと見せて」
「はあ? 眠いからほっといてくれ。っつうかお前誰だっけ?」
「記憶喪失のフリとか面白~い! 私の彼氏って超可愛い!」
「ちょっと来いてめえ。俺をなめるとどうなるか身体で教えてやる!」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる