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猫星音
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猫になったけど、なんかそんなに変わらない気がする。ちょっと不便になったくらいかな。
……月華くんが抱いて移動してくれるから便利にかもしれない。
「にゃー」
こうやって鳴いてすりすりしていると月華くん嬉しそうなの。定期的にこうやってやっておいて愛情たっぷりに飼ってもらわないと。
……あっ、元に戻る気はあるから。
「月華、動物いた」
「シャー……にゃぁ♡」
びっくりしてシャーになっちゃった。直ぐに可愛くにゃぁにしたけど大丈夫だよね。
気分を害して飼ってくれないってなると行く場所無くなっちゃう。
「星音、戻る気あるの?」
「にゃんにゃん」
「それにしてはさっきから月華に媚び売りまくってる気がするけど」
「にゃん」
媚び売っているのは念の為なの。って伝わってないよね、猫語じゃ。
「この動物、おかしなところなさそうだよ」
「星音の見た目普通の猫だから、普通のうさぎだと思わせといて実はってパターンかも」
うさぎを近くで見てみたい。月華くんから離れて近くで観察してみよっと
「にゃん」
「あっ」
うさぎって近くで見ると意外と大きい。猫だからそう感じるだけなのかな。
「にゃ?にゃーーー⁉︎」
うさぎを近くで観察していると急にうさぎがパクって
自分の子供と勘違いしているのかな。そのままどっかへ行こうとしているの。
「にゃーーにゃーー」
うさぎじゃなくて猫なのって頑張って伝えようとしているけど伝わってない。
……うさぎに猫語は伝わらないのかな。同じ動物ではあるけど種類違うから。
「にゃん⁉︎」
急に地面に落とされてびっくりした。猫だからかちゃんと着地できたけど。
「ふふふふふ」
「みゃ?」
「また新しい子を連れてきたのね」
綺麗な女の人。格好が占い師みたい。
「ふふふふふ、あなた名前はなんて言うの?」
「にゃ?」
「猫だから分からないわ。そうね、白くて小さいからしらこちゃんが良いかしら。どう思う?ながみしろちゃん」
……ネーミングセンスが独特なんだけど。ていうか、そんな名前いやに決まってるじゃん!
そもそも、知らない人につけられたくない!蝶華くんか月華くんにつけてもらうの!
「しらこちゃん、おやつの時間よ」
「シャーーーッ」
おやつは毎日月華くんに手渡しで食べさせてもらうの!
……なんでさっきから猫でいる事前提で言っているんだろう。この姿になって時間が経ってきて考え方も猫になっちゃったのかな。
「みゃんみゃん(新入り、人間であった事は忘れるんだな。猫としてここで暮らせば女王様に愛情を注がれて極上の暮らしができる)」
「にゃ……シャーー!(極上……そんなの絶対いや!暮らすなら月華くんに飼われて、じゃなくて元に戻るの!)」
同じ猫なら言葉が通じるみたい。相手の言っている言葉も理解できる。
「みゃー(人間に戻って何になる?束縛された生活があるだけだ。それよりここで自由に極上の暮らしの方が良い。新入りもしたいと言っていたのを聞いていた)」
「シャー(それは月華くんに飼われたいって事でここにいるのと違う)」
「みゃぁー(そのお仲間さんが助けに来てくれるとでも期待しているのか?人間は自分の利益でしか動かない。わざわざ危険かもしれない場所に来るはずない)」
そんな事ないって反論しようとしたけど、反論する前に声が聞こえたんだ。
……月華くんが抱いて移動してくれるから便利にかもしれない。
「にゃー」
こうやって鳴いてすりすりしていると月華くん嬉しそうなの。定期的にこうやってやっておいて愛情たっぷりに飼ってもらわないと。
……あっ、元に戻る気はあるから。
「月華、動物いた」
「シャー……にゃぁ♡」
びっくりしてシャーになっちゃった。直ぐに可愛くにゃぁにしたけど大丈夫だよね。
気分を害して飼ってくれないってなると行く場所無くなっちゃう。
「星音、戻る気あるの?」
「にゃんにゃん」
「それにしてはさっきから月華に媚び売りまくってる気がするけど」
「にゃん」
媚び売っているのは念の為なの。って伝わってないよね、猫語じゃ。
「この動物、おかしなところなさそうだよ」
「星音の見た目普通の猫だから、普通のうさぎだと思わせといて実はってパターンかも」
うさぎを近くで見てみたい。月華くんから離れて近くで観察してみよっと
「にゃん」
「あっ」
うさぎって近くで見ると意外と大きい。猫だからそう感じるだけなのかな。
「にゃ?にゃーーー⁉︎」
うさぎを近くで観察していると急にうさぎがパクって
自分の子供と勘違いしているのかな。そのままどっかへ行こうとしているの。
「にゃーーにゃーー」
うさぎじゃなくて猫なのって頑張って伝えようとしているけど伝わってない。
……うさぎに猫語は伝わらないのかな。同じ動物ではあるけど種類違うから。
「にゃん⁉︎」
急に地面に落とされてびっくりした。猫だからかちゃんと着地できたけど。
「ふふふふふ」
「みゃ?」
「また新しい子を連れてきたのね」
綺麗な女の人。格好が占い師みたい。
「ふふふふふ、あなた名前はなんて言うの?」
「にゃ?」
「猫だから分からないわ。そうね、白くて小さいからしらこちゃんが良いかしら。どう思う?ながみしろちゃん」
……ネーミングセンスが独特なんだけど。ていうか、そんな名前いやに決まってるじゃん!
そもそも、知らない人につけられたくない!蝶華くんか月華くんにつけてもらうの!
「しらこちゃん、おやつの時間よ」
「シャーーーッ」
おやつは毎日月華くんに手渡しで食べさせてもらうの!
……なんでさっきから猫でいる事前提で言っているんだろう。この姿になって時間が経ってきて考え方も猫になっちゃったのかな。
「みゃんみゃん(新入り、人間であった事は忘れるんだな。猫としてここで暮らせば女王様に愛情を注がれて極上の暮らしができる)」
「にゃ……シャーー!(極上……そんなの絶対いや!暮らすなら月華くんに飼われて、じゃなくて元に戻るの!)」
同じ猫なら言葉が通じるみたい。相手の言っている言葉も理解できる。
「みゃー(人間に戻って何になる?束縛された生活があるだけだ。それよりここで自由に極上の暮らしの方が良い。新入りもしたいと言っていたのを聞いていた)」
「シャー(それは月華くんに飼われたいって事でここにいるのと違う)」
「みゃぁー(そのお仲間さんが助けに来てくれるとでも期待しているのか?人間は自分の利益でしか動かない。わざわざ危険かもしれない場所に来るはずない)」
そんな事ないって反論しようとしたけど、反論する前に声が聞こえたんだ。
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