388 / 618
第381話 ヨーコとお家(?)デート
しおりを挟むヨーコが使者として吾郷のところに行っていたのだけど帰ってきた
「チビ!肉美味かったぞ!!」
「ずるいですわ!?」
「いなかったんだからしょうがないじゃない」
「それでもずーるーいーでーすーわー!!」
ということでデートすることになった
しかし日本の近くのショッピングセンターとか危険すぎるし父さんと三上の作った城の未公開エリアを見ることとなった
この城、見た目も大きいが中はもっと広い
祈りの間、玉座の間、会議室、個室、炊事場、洗濯場、結婚式場、巨大なお風呂、プール、遊園地、闘技場、訓練場、牢獄エリア、客間エリア、地獄エリアなどがある
しかしいつの間にか増えている
増えた場所は行けないようにしているが変なエリアが多い
ショッピングセンターっぽい部分や森、畑、畜産、解体場、ランニング、風車、ロッククライミング、空、劇場、大学の講義室、ミャーゴル用獣舎、応接室、お化け屋敷、金庫、料理店、街、迷路、熟成エリア、食料庫エリア、ゴーレム保管庫、武器庫などなど僕も知らないエリアもあるし危険な場所も多い
多分この城、管理人格以外に見えない精霊でも放っていて僕らのことを見ている
ロッククライミングなんて僕が体験したものだ
空は多分【浮遊】や【飛翔】の魔法の練習しろってことなんだろうけどうっかり入ると怖い、落下し続けるしね、地面には落ちないけど
ロッククライミングは見た目だけで壁の表面がつるっつるで絶対つかめないような石もある
大学の講義室なんて机にキャスターがついているのにがっちり床に固定されていてノートパソコンも机にあるけど机の一部となっている
ミルミミスは空中エリアで落下しないけど落下し続けるのが気に入ったのかそこで竜になってるし、信徒達の部屋も増えて・・いいことばかりなんだけどね・・・
でも結構怖い
迷路とお化け屋敷なんてめっちゃ怖い
大学のお祭りを見に行った時にあった脱出ゲームってやつも出来るけど高さ5メートルの場所に出口があったりして一般信徒は絶対に脱出できないしお化け屋敷はゴーストが出てくる
「いつも人がいなくて退屈でしたの!」
「ふーん」
ポップコーンとコーラをもってきたヨーコ
この部屋は形だけ出来ていたので機材を三上さんがいれたらしい
ハイキュー?会社の問題がどうとかで新しい映画は見れないらしいけど機材は業務用のものを買い取って使っているそうだ
始まった映画はアニメ映画で僕の知らないものだった
「今のはどういう意味ですの?」
「ピブルルル?って笑うようななきごえかな?」
「漢字で出たあれはなんですの?」
「必殺技を英語で言って漢字で書いたものかな」
「ぱりたるめもりたるでぃすてぃに・・・なんですの?」
「なんだろうね?」
「あの男の浮気は死ぬべきですわ」
「せめて鞭打ちにしようよ」
翻訳魔法は自分が相手の言葉を話せるものと相手の言葉を自分が話せるようになるものがある
だからこうやって魔道具や機械を挟むことで全く意味がわからなくなったりする
僕も一部分からないし結構勉強になる
この部屋ちょっと面白いのがポップコーンもジュースもこぼせないことだ
ポップコーンを投げたら消える
目に魔力を集中させると薄い精霊がご飯にしている
浮気者のシーンでお怒りだったヨーコが飲み物をこぼしたが消えた
・・・・・映画館って多分こういうものじゃない気もする
映画が終わって田辺に字幕をつけられないかと聞いてみた
「文字のテンプレートがあれば一応可能です」
と言っていたけど字幕があれば便利だよね、てんぷれーとはわかんないけど
日本語の字幕はついていたけど僕らには読めない文字も多い、日本語って難しい
それなりに映画を楽しんでショッピングセンターエリアに行くと信徒たちが商品を用意して待機していた
「いらっしゃいませ~」
未公開エリアだけど実験的に使うことになった
客が僕らしかいないのでお店の人たちのほうがとても人数が多い
「こちらの服のほうが今の元杉には威厳もあっていいですわ」
「そう、かな」
「せい・・・お客様とても良くお似合いですわ!」
一応買って【収納】に入れておく
ヨーコが買ってくれた服はいくらなのかはわからなかったけど先に渡された5000レアナーで足りたようだ
お返しに2980レアナーを使ってマフラーってのをプレゼントする
この城の中で使える独自の通貨で実験的に使う
遊園地もあるし将来的にここを一般開放する可能性もあるらしい
神官や信徒、一般人などで通貨レートや割引きが違うとかなんとか・・・こういう待遇の違いはレアナー教国や他国にもあった
特別な人間は特別な扱いをしないと神殿の権威にも関わるし、関係のないところで一般人が危険にさらされることがあるからだ
だけど悪用しそうな人がいる気もするけど、まぁやってみないとわからないよね
手に取ったマフラーは滑らかな手触りで心地良い
ヨーコの髪は金色に光が当たるとほんのり緑色に見える
似た色のマフラーがあったし、なんとなくちょうどいいと思ったのだ
だけどむしろ僕につけてほしいと首に巻かれ、ヨーコは自分で安い真っ黒なマフラーを買って自分につけた
「お互いの髪の色にあったマフラーなんて素敵ですわ!」
「そう、なのかな?」
「そうですわ!」
気に入ったようで良かった
ショッピングセンターはいろんな商品が売っていたがレアナー様キーホルダーやフィギュア、支配と従属の神ガーデク様まんじゅうに聖なるお守り、あ、サシル様おすすめの羊羹なんてのも売ってる
異世界料理店・・・?魔力スープ?あ、軍用スープか、それにダイドンの茎がおいてある、両方なかなか腐らないしね
これ僕の領地で作ってる織物だな・・・防御力高そう
色々売ってて面白いけどちょっと不便なところもある
エスカレーターとエレベーターは完全に見せかけだ
エスカレーターは動くように見えて階段だし、エレベーターはボタンはあっても押せない
押せたかと思って5分ぐらいはその場で待っちゃったよ
「次行きますわよ!」
「うん」
この中は別に寒いわけじゃないんだけどマフラーを巻いたままのヨーコ
手を引かれて進むが・・・ヨーコの機嫌が直って良かった、僕も楽しいしこういうのもたまにはいいかもしれない
0
お気に入りに追加
112
あなたにおすすめの小説
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
異世界大日本帝国
暇人先生
ファンタジー
1959年1939年から始まった第二次世界大戦に勝利し大日本帝国は今ではナチス並ぶ超大国になりアジア、南アメリカ、北アメリカ大陸、ユーラシア大陸のほとんどを占領している、しかも技術も最先端で1948年には帝国主義を改めて国民が生活しやすいように民主化している、ある日、日本海の中心に巨大な霧が発生した、漁船や客船などが行方不明になった、そして霧の中は……
星の勇者たち でも三十九番目だけ、なんかヘン!
月芝
ファンタジー
来たる災厄に対抗すべく異世界に召喚された勇者たち。
その数、三十九人。
そこは剣と魔法とスチームパンクの世界にて、
ファンタジー、きたーっ!
と喜んだのも束の間、なんと勇者なのに魔法が使えないだと?
でも安心して下さい。
代わりといってはなんですが、転移特典にて星のチカラが宿ってる。
他にも恩恵で言語能力やら、身体強化などもついている。
そのチカラで魔法みたいなことが可能にて、チートで俺ツエーも夢じゃない。
はずなのだが、三十九番目の主人公だけ、とんだポンコツだった。
授かったのは「なんじゃコレ?」という、がっかりスキル。
試しに使ってみれば、手の中にあらわれたのはカリカリ梅にて、えぇーっ!
本来であれば強化されているはずの体力面では、現地の子どもにも劣る虚弱体質。
ただの高校生の男子にて、学校での成績は中の下ぐらい。
特別な知識も技能もありゃしない。
おまけに言語翻訳機能もバグっているから、会話はこなせるけれども、
文字の読み書きがまるでダメときたもんだ。
そのせいで星クズ判定にて即戦力外通告をされ、島流しの憂き目に……。
異世界Q&A
えっ、魔法の無詠唱?
そんなの当たり前じゃん。
っていうか、そもそも星の勇者たちはスキル以外は使えないし、残念!
えっ、唐揚げにポテトチップスにラーメンやカレーで食革命?
いやいや、ふつうに揚げ物類は昔からあるから。スイーツ類も充実している。
異世界の食文化を舐めんなよ。あと米もあるから心配するな。
えっ、アイデアグッズで一攫千金? 知識チート?
あー、それもちょっと厳しいかな。たいていの品は便利な魔道具があるから。
なにせギガラニカってば魔法とスチームパンクが融合した超高度文明だし。
えっ、ならばチートスキルで無双する?
それは……出来なくはない。けど、いきなりはちょっと無理かなぁ。
神さまからもらったチカラも鍛えないと育たないし、実践ではまるで役に立たないもの。
ゲームやアニメとは違うから。
というか、ぶっちゃけ浮かれて調子に乗っていたら、わりとすぐに死ぬよ。マジで。
それから死に戻りとか、復活の呪文なんてないから。
一発退場なので、そこんところよろしく。
「異世界の片隅で引き篭りたい少女。」の正統系譜。
こんなスキルで異世界転移はイヤだ!シリーズの第二弾。
ないない尽くしの異世界転移。
環境問題にも一石を投じる……かもしれない、笑撃の問題作。
星クズの勇者の明日はどっちだ。
最弱の職業【弱体術師】となった俺は弱いと言う理由でクラスメイトに裏切られ大多数から笑われてしまったのでこの力を使いクラスメイトを見返します!
ルシェ(Twitter名はカイトGT)
ファンタジー
俺は高坂和希。
普通の高校生だ。
ある日ひょんなことから異世界に繋がるゲートが出来て俺はその中に巻き込まれてしまった。
そこで覚醒し得た職業がなんと【弱体術師】とかいう雑魚職だった。
それを見ていた当たり職業を引いた連中にボコボコにされた俺はダンジョンに置いていかれてしまう。
クラスメイト達も全員その当たり職業を引いた連中について行ってしまったので俺は1人で出口を探索するしかなくなった。
しかもその最中にゴブリンに襲われてしまい足を滑らせて地下の奥深くへと落ちてしまうのだった。
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる