上 下
143 / 618

第142話 新体制準備

しおりを挟む

城は残念がらすぐには使えない

壁には魔道具の照明があるし水もあればトイレも有る

特にトイレは数も多いし僕が向こうで広めようとしていた日本のトイレの更に上位互換になってると思う


向こうのトイレは汚れを落として風で乾燥させる魔道具を広めた

もともとのトイレは男女同室でまとめて水を流していたしトイレ事情については技術革新が出来たと思う

個室じゃないのはすごくやりにくかったし臭かったからね

この城の構造を調べてみると汚物や排水は完全に消滅するらしい・・・しょう、めつ・・・・・・?


城の全体はまだマッピングしきれてない


レアナー様大好きな結婚もこちらの結婚に合わせた部屋を考えるのはこれからだ

3件目の結婚式場のスタッフさん、黒葉のスカウトした三上さんはこのために連れてきた

まだレアナー教の結婚スタッフになるかは会場を見てから決めるということだったが大興奮している


「ここで働かせてください!」

「うん、お給料は出すけど保険?とかはまだ出来てないんだ、でも治すから安心してね」

「え、あ、なるほど」

「僕はレアナー式結婚しかわからないから結婚部門の任せたいんだけど良い?」

「ありがとうございます!!」


色んな結婚式を任せるし、レアナー教の結婚式も教えることにする

結婚に詳しいので必要なものについて話していくと問題となるのは電気や貸衣装など多岐にわたる、特にこの建物には電気というものが使われていない


「明るさも十分ですがあったほうが便利ですね、毎回山を降りて充電というのは大変ですし」


発電方法、充電って何かをぐるぐる回すんだっけ?むかしに体験した気がする

自転車みたいなのをぐるぐるまわして発電する体験をした、ような?

もっと大きくして、でもそしたら重たくなる?だったら信徒たちに回させれば良いかな、うん、いい考えかもしれない


「田辺、人の力で発電できるのを回したら電気足りる?」

「人、力・・・?今は色んな方法がありますし考えてみましょう」


色々難しそうだが計画をどんどんすすめて・・・・いけない

まずこの城広いし外鍵はない、中に人が常駐する必要がある

窓は空いてるが結界で出入りできない

周りは雑草や邪魔な木もある


・・・・・・ここは信徒パワーだな


仕事のない信徒もいたし中に住んでもらうことにしよう、無理でも交代にすればいい

とりあえず道路とか雑草取りとか伐採、何でもやることはある

レアナー教徒に一斉送信「新しい城作ったから色々手伝ってー」うん、これでよし


歩きまわってると広間があった、決闘の間、練兵場?

神様印のこのお城だけどもうちょっと色々詳しくわかりやすくしてほしいものだ

そうだ忘れてた


「黒葉、護りの指輪壊れてたよね?新しいのどうぞ」

「ええ、いきなり!?・・・つ、つつ、つけてもらってもいいです?」


急にモジモジする黒葉だがどうしたんだろう?

なんか後ろの従姉妹のねーちゃんたちがうるさい

いいけどどの指につけるかな

いつもムチは右手で振ってるし右利き、武器を持つ方の手よりも反対の方がいい

左手の親指と人差指はものを握るときに当たるし小指も意外と服とかに引っ掛けて破いてしまうこともある

中指か薬指か、どっちでもいいけど中指のほうが安定しそうだし中指にしよ・・あれ?


「・・・・・」

「・・・・・」


あれ、指そらされた?もう一回、そらされた、薬指がいいのか?まぁいいけど

はめると周りがキャーキャーとうるさい


「あ、ああ、あ、ありが、ありがとうございます」


「さすが俺たちの息子!」

「あらあら」


そんなにキャーキャー言われることかな?

子供に初めて武器や魔道具をあげるみたいで微笑ましいとは思うけど


「なんですの?」

「洋介、みんなにも、それ、つけよっか、ほら、安全のために」

「そうだね、はるねーちゃん頭良いね、はい伯父さん」

「え?ええぇ?」

「「「キャー!キャー!!!」」」


従姉妹のねーちゃん達はなにかうるさいが一人ずつにつけて行く

とーさんだけ自分で「きゃーん」と気持ち悪い声を上げていた

かーさんはとーさんにむけて「どやぁ」っていってるしねーちゃんたちも喜んでいる

田辺は鼻血を出して倒れるし三上は完璧に固まっていた

あれ?はるねーちゃんにはわたしてたはずなんだけど忘れてたっけ?

つけるとなにやら嬉しそう


<あらあらまぁまぁ>

「私はすでにつけてますわ!」

「そっか」


指を見せてくるヨーコだが持ってるなら別にいいか

少しLIVE配信して城を紹介して、城に誰も入れないように【結界】を張り、山を下りてみんなに護りの指輪をつけていった

今日いない親戚や徳田たちにも渡すことにしよう、どうせ余ってるし

しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

異世界八険伝

AW
ファンタジー
これは単なる異世界転移小説ではない!感涙を求める人へ贈るファンタジーだ! 突然、異世界召喚された僕は、12歳銀髪碧眼の美少女勇者に。13歳のお姫様、14歳の美少女メイド、11歳のエルフっ娘……可愛い仲間たち【挿絵あり】と一緒に世界を救う旅に出る!笑いあり、感動ありの王道冒険物語をどうぞお楽しみあれ!

異世界はモフモフチートでモフモフパラダイス!

マイきぃ
ファンタジー
池波柔人は中学2年生。14歳の誕生日を迎える直前に交通事故に遭遇し、モフモフだらけの異世界へと転生してしまった。柔人は転生先で【モフった相手の能力を手に入れることのできる】特殊能力を手に入れた。柔人は、この能力を使ってモフモフハーレムを作ることができるのだろうか! ※主人公が突然モヒカンにされたり(一時的)、毛を刈られる表現があります。苦手な方はご注意ください。 モフモフな時に更新します。(更新不定期) ※この作品はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係ありません。 カバーイラストのキャラクターは 萌えキャラアバター作成サービス「きゃらふと」で作成しています。  きゃらふとhttp://charaft.com/ 背景 つくx2工房 多重投稿有

慟哭の時

レクフル
ファンタジー
物心ついた時から、母と二人で旅をしていた。 各地を周り、何処に行くでもなく旅をする。 気づいたらそうだったし、何の疑問も持たなくて、ただ私は母と旅を続けていた。 しかし、母には旅をする理由があった。 そんな日々が続いたある日、母がいなくなった。 私は一人になったのだ。 誰にも触れられず、人と関わる事を避けて生きていた私が急に一人になって、どう生きていけばいいのか…… それから母を探す旅を始める。 誰にも求められず、触れられず、忘れ去られていき、それでも生きていく理由等あるのだろうか……? 私にあるのは異常な力だけ。 普通でいられるのなら、こんな力等無くていいのだ。 だから旅をする。 私を必要としてくれる存在であった母を探すために。 私を愛してくれる人を探すために……

大根王子 ~Wizard royal family~

外道 はぐれメタル
ファンタジー
 世界で唯一、女神から魔法を授かり繁栄してきた王家の一族ファルブル家。その十六代目の長男アルベルトが授かった魔法はなんと大根を刃に変える能力だった! 「これはただ剣を作るだけの魔法じゃない……!」   大根魔法の無限の可能性に気付いたアルベルトは大根の桂剥きを手にし、最強の魔法剣士として国家を揺るがす悪党達と激突する!  大根、ぬいぐるみ、味変……。今、魔法使いの一族による長い戦いが始まる。 ウェブトーン原作シナリオ大賞最終選考作品

おっす、わしロマ爺。ぴっちぴちの新米教皇~もう辞めさせとくれっ!?~

月白ヤトヒコ
ファンタジー
 教皇ロマンシス。歴代教皇の中でも八十九歳という最高齢で就任。  前任の教皇が急逝後、教皇選定の儀にて有力候補二名が不慮の死を遂げ、混乱に陥った教会で年功序列の精神に従い、選出された教皇。  元からの候補ではなく、支持者もおらず、穏健派であることと健康であることから選ばれた。故に、就任直後はぽっと出教皇や漁夫の利教皇と揶揄されることもあった。  しかし、教皇就任後に教会内でも声を上げることなく、密やかにその資格を有していた聖者や聖女を見抜き、要職へと抜擢。  教皇ロマンシスの時代は歴代の教皇のどの時代よりも数多くの聖者、聖女の聖人が在籍し、世の安寧に尽力したと言われ、豊作の時代とされている。  また、教皇ロマンシスの口癖は「わしよりも教皇の座に相応しいものがおる」と、非常に謙虚な人柄であった。口の悪い子供に「徘徊老人」などと言われても、「よいよい、元気な子じゃのぅ」と笑って済ませるなど、穏やかな好々爺であったとも言われている。 その実態は……「わしゃ、さっさと隠居して子供達と戯れたいんじゃ~っ!?」という、ロマ爺の日常。 短編『わし、八十九歳。ぴっちぴちの新米教皇。もう辞めたい……』を連載してみました。不定期更新。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~

k33
ファンタジー
初めての小説です..! ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

処理中です...