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幕間(2)
第124話 強さの証明(後編)
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ワンは光を浴びない日陰を生きる人間であった。
周りの人よりも勉強はできなかったし、身体能力が特別高かったわけでもなかった。
ワンは自分が脚光を浴びる日は来ないだろうと思っていた
しかし、その日彼は才能を開花させたのである。
それが"剣"だ。
学校の授業で偶然にも剣を振るう機会があり、そのとき周りの誰よりも剣の才能があることが分かったのである。
そのとき彼は初めて言われた。
『ワンって凄いんだね!』
彼は堪らなく嬉しかった。
誰にも見向きもされない人生だと思っていたが、彼はようやく脚光を浴びたのである。
それからというものワンは剣の修行に明け暮れ、その努力は実を結んでゆくと、数年後にAランクの冒険者へと上り詰めたのだった。
これまでスポットライトの当たっていなかった人間に光が当てられたのだ。
当然ワンはその快楽に溺れた。
そのころから名声を得ることに固執するようになってしまったのである。
***
洞窟に入ってから20分。タロー離脱から15分。ダークメタルバットと戦闘して5分。
ツウの斧は完全に使い物にならなくなり、スリイの魔力も底を尽きた。
二人はすでに満身創痍。まともに戦える状態ではなかった。
そんな二人の視線の先ではリーダーであるワンが守るように立っている。
「ワンさん……」
「に、逃げてください」
消えてしまいそうな弱々しい声だった。
だがそんな二人の意見をワンは聞かなかった。
「逃げろと言うならお前たちの方だ。僕が時間を稼いでいる間に早く行け」
ワンは後ろを振り向かずにそう言った。
二人よりも深刻なダメージを負っているにもかかわらずだ。
彼ももうわかっていた。自分ではこのモンスターに勝てないことを。
ツウとスリイ以上に理解しているのだ。
それでも、彼は二人を置いて逃げることはしなかった。
(完全に僕のミスだ。名声を得ることを優先させてしまった。
そのせいで大切な仲間に危険を晒してしまうなんて、リーダー失格だ……っ!)
悔しさから血が出るほど唇を噛みしめた。
冒険者にとって危機察知能力は必須だ。これが鋭敏か鈍感かで生存率は段違いに上がる。
だが、ワンはそれを無視して自分の欲望に従った。
その末路が、今回の敗北につながってしまったのだ。
(僕が招いた失敗だ、二人を巻き込むわけにはいかない)
ダークメタルバットが三人を逃がしてくれることなどありえない。
ワンは鎧は砕けており、左腕も使い物にならなくなってしまっている。
だがツウとスリイを逃がす時間ならまだ稼げる。
「ツウ、スリイ。タイタンまで戻ったら、『冒険者ワンは勇敢に散った』と伝えてくれよ?」
それだけを告げると、ワンは雄叫びを上げながらダークメタルバットをへと突貫した。
「「ワンさああんッ!」」
二人はその雄姿に涙を流した。
手を伸ばして引き留めようとするが、すでにワンは遠くなっている。
二人は悔しい気持ちを抑えつつ最期の命令を実行するため、後ろへと走り出そうとした。
「――ちゃんと伝えるよ」
その声は不思議とよく聞こえた。
後ろを振り返ると、二人の目の前には人がいた。
見るからにだらしそうな、死んだ魚の目の男。
「『冒険者ワンは勇敢に戦い――』」
男の肩のぬいぐるみは、その姿を一本の槍に形を変えると、それを力いっぱいに投擲した。
空気を切り裂くように飛んでいった槍は真っすぐに進んでいくと、剣でもキズ一つつかなかったダークメタルバットの眉間をいとも簡単に貫いた。
「『無事に生きて帰ってきた。』ってね」
言葉が終わると同時に、ダークメタルバットは力無く地面に落ちていった。
三人はしばらく口をあんぐり開けたまま、タローを見つめることしかできなかった。
・・・・・・・
・・・・・
・・・
「いやー、おしっこしたくなっちゃってさ。どっかちょうどいいところ探してたらはぐれちゃってねー」
「「ははは……」」
「そしたらでっかい音が聞こえたからさ? いそいで向かったってわけよ」
「「なるほど……そっすか」」
ツウとスリイは半笑いでタローの話を聞いていた。
でも内容は頭に入っていない。
それよりも自分たちが手も足も出なかったモンスターを一撃で仕留めたことに驚いていたからである。
そんな中でワンだけは。
「…………」
ただ無言でタローを見つめていた。
***
洞窟調査の依頼から1週間後。
ワンたちはすっかり自分たちの名声を得ることを辞めていた。
だが、その代わりに。――
「僕たちは【トップオブ・ザ・ワールド】を改め、【タロー一味】と名を変えた!」
「皆もタローさんの凄さを知れ!」
「一味に入れば全員にクマのぬいぐるみをプレゼントするぞ!」
なんか、こんな感じになったのである。
話は変わって『ミイラ取りがミイラになる』という諺がある。
相手を取り込もうとしたら、逆に取り込まれてしまうというものの例え。
で、ワンはタローに自分の力を見せつけようとしたわけで。
タローに自分の力を見せつけ、尊敬させようとしていたわけで。
とどのつまり、ワンはミイラになってしまったのだ。
と、ギルド本部にタローとタマコが入って来た。
ワンたちはその姿を見るなり、深々と頭を下げる。
「「「おはよーございます! タローさん!」」」
「お、おぉ……」
余りの勢いにタローも若干引いた。
「何があったんじゃ主殿……?」
タマコは困惑しながら尋ねた。
タローは頬を欠きながらため息交じりに答えた。
「話すのもめんどくせぇや」
ちなみに【タロー一味】の三人は、以前よりもウザさが増したということでギルドにクレームが大量に入ることになるのだが、それはまた別の話である。
周りの人よりも勉強はできなかったし、身体能力が特別高かったわけでもなかった。
ワンは自分が脚光を浴びる日は来ないだろうと思っていた
しかし、その日彼は才能を開花させたのである。
それが"剣"だ。
学校の授業で偶然にも剣を振るう機会があり、そのとき周りの誰よりも剣の才能があることが分かったのである。
そのとき彼は初めて言われた。
『ワンって凄いんだね!』
彼は堪らなく嬉しかった。
誰にも見向きもされない人生だと思っていたが、彼はようやく脚光を浴びたのである。
それからというものワンは剣の修行に明け暮れ、その努力は実を結んでゆくと、数年後にAランクの冒険者へと上り詰めたのだった。
これまでスポットライトの当たっていなかった人間に光が当てられたのだ。
当然ワンはその快楽に溺れた。
そのころから名声を得ることに固執するようになってしまったのである。
***
洞窟に入ってから20分。タロー離脱から15分。ダークメタルバットと戦闘して5分。
ツウの斧は完全に使い物にならなくなり、スリイの魔力も底を尽きた。
二人はすでに満身創痍。まともに戦える状態ではなかった。
そんな二人の視線の先ではリーダーであるワンが守るように立っている。
「ワンさん……」
「に、逃げてください」
消えてしまいそうな弱々しい声だった。
だがそんな二人の意見をワンは聞かなかった。
「逃げろと言うならお前たちの方だ。僕が時間を稼いでいる間に早く行け」
ワンは後ろを振り向かずにそう言った。
二人よりも深刻なダメージを負っているにもかかわらずだ。
彼ももうわかっていた。自分ではこのモンスターに勝てないことを。
ツウとスリイ以上に理解しているのだ。
それでも、彼は二人を置いて逃げることはしなかった。
(完全に僕のミスだ。名声を得ることを優先させてしまった。
そのせいで大切な仲間に危険を晒してしまうなんて、リーダー失格だ……っ!)
悔しさから血が出るほど唇を噛みしめた。
冒険者にとって危機察知能力は必須だ。これが鋭敏か鈍感かで生存率は段違いに上がる。
だが、ワンはそれを無視して自分の欲望に従った。
その末路が、今回の敗北につながってしまったのだ。
(僕が招いた失敗だ、二人を巻き込むわけにはいかない)
ダークメタルバットが三人を逃がしてくれることなどありえない。
ワンは鎧は砕けており、左腕も使い物にならなくなってしまっている。
だがツウとスリイを逃がす時間ならまだ稼げる。
「ツウ、スリイ。タイタンまで戻ったら、『冒険者ワンは勇敢に散った』と伝えてくれよ?」
それだけを告げると、ワンは雄叫びを上げながらダークメタルバットをへと突貫した。
「「ワンさああんッ!」」
二人はその雄姿に涙を流した。
手を伸ばして引き留めようとするが、すでにワンは遠くなっている。
二人は悔しい気持ちを抑えつつ最期の命令を実行するため、後ろへと走り出そうとした。
「――ちゃんと伝えるよ」
その声は不思議とよく聞こえた。
後ろを振り返ると、二人の目の前には人がいた。
見るからにだらしそうな、死んだ魚の目の男。
「『冒険者ワンは勇敢に戦い――』」
男の肩のぬいぐるみは、その姿を一本の槍に形を変えると、それを力いっぱいに投擲した。
空気を切り裂くように飛んでいった槍は真っすぐに進んでいくと、剣でもキズ一つつかなかったダークメタルバットの眉間をいとも簡単に貫いた。
「『無事に生きて帰ってきた。』ってね」
言葉が終わると同時に、ダークメタルバットは力無く地面に落ちていった。
三人はしばらく口をあんぐり開けたまま、タローを見つめることしかできなかった。
・・・・・・・
・・・・・
・・・
「いやー、おしっこしたくなっちゃってさ。どっかちょうどいいところ探してたらはぐれちゃってねー」
「「ははは……」」
「そしたらでっかい音が聞こえたからさ? いそいで向かったってわけよ」
「「なるほど……そっすか」」
ツウとスリイは半笑いでタローの話を聞いていた。
でも内容は頭に入っていない。
それよりも自分たちが手も足も出なかったモンスターを一撃で仕留めたことに驚いていたからである。
そんな中でワンだけは。
「…………」
ただ無言でタローを見つめていた。
***
洞窟調査の依頼から1週間後。
ワンたちはすっかり自分たちの名声を得ることを辞めていた。
だが、その代わりに。――
「僕たちは【トップオブ・ザ・ワールド】を改め、【タロー一味】と名を変えた!」
「皆もタローさんの凄さを知れ!」
「一味に入れば全員にクマのぬいぐるみをプレゼントするぞ!」
なんか、こんな感じになったのである。
話は変わって『ミイラ取りがミイラになる』という諺がある。
相手を取り込もうとしたら、逆に取り込まれてしまうというものの例え。
で、ワンはタローに自分の力を見せつけようとしたわけで。
タローに自分の力を見せつけ、尊敬させようとしていたわけで。
とどのつまり、ワンはミイラになってしまったのだ。
と、ギルド本部にタローとタマコが入って来た。
ワンたちはその姿を見るなり、深々と頭を下げる。
「「「おはよーございます! タローさん!」」」
「お、おぉ……」
余りの勢いにタローも若干引いた。
「何があったんじゃ主殿……?」
タマコは困惑しながら尋ねた。
タローは頬を欠きながらため息交じりに答えた。
「話すのもめんどくせぇや」
ちなみに【タロー一味】の三人は、以前よりもウザさが増したということでギルドにクレームが大量に入ることになるのだが、それはまた別の話である。
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