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旅のはじまり

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小さなキャリーケースをガラガラと引き、横浜駅へと向かう。

横浜駅の、改札前。

集合、午前6時。


「早すぎだろっ!」

数日前、真夜中に受け取ったそのメールを見た瞬間、朔良は激しくスマホにつっこんだ。

土曜日の朝6時の横浜駅。そこは、いつもの横浜駅とは違い、人はまばらで静かだった。

「旅もの撮影こえぇよぉ~」

キャリアのある凌空と斗真がそう怯えていた旅ものとは、なんなのだろうか。先の見えないことというのは、やはり不安があるもので、その不安をかき消すように腹を括り朔良は、駅の構内へと入った。


ガラガラと音が響く。

改札前、と言っても広い駅の中。
「どこだよ……」と呟いてみるが、その呟きは必要なかったとすぐにわかることになった。

遠くに見える背の高い男性。
と、それを小型の、それでもマイクのついた家庭用とは明らかに違うカメラで捉えるのはKANだろう。

明らかに、普通とは違うその光景に一瞬慄く。

「あ! きたきたー!」

KANが大きく朔良に手を振る。
大学から近い場所。
自分に向けられた光景に、朔良は一瞬、周りを見渡し、まばらな人を確認してふっと息を吐いた。

ペコリと頭を下げ、足早に駆け寄る。

「朔ちゃんおはよう~。昨日は寝れた?」
「はい、でも早くて眠いです」
「おはよ~朔良、久々だな」

KANからカメラを向けられ話していたのは、弦だった。ウェーブがかった髪を大きな手で掻き分けたその顔は、少し疲れているようで、その気怠さに、朔良の脳裏にあの日のことが浮かぶ。

鮮明に思い出す、どんなに硬く目を瞑っても、唇に感じた温もり、耳元で囁く甘い声、そして感じた痛み。

「俺、仕事朝までやってきたんだけどなぁ~眠いとか言わせねえよ?」
「え?」

変わらぬ弦の言葉と、ニヤリと笑ったその顔に、また不思議な感覚を覚えつつ、目の前の現実に引き戻される。

「さっきまで仕事してたんすか?」
「そうー朝まで。俺仕事不規則なんだよね」
「へぇ……大変ですね」
「弦ちゃんの仕事してるとこ、かっこえぇで」 
「見たことあるんすか?」
「うん、あるで」
「今度朔良も来いよ、サービスしねぇけど」 
「え、何してるん……」
「あ! 櫂くん来たでー!」

飲食?なんだろうか……そんなことを考え発した言葉を、KANの甲高い叫び声でかき消された。

遠くから歩いてくるのは、櫂。
デニムにTシャツ、ただその服装があんなにもカッコよく見えるのは、櫂のスタイルだからだろうか。

「おはよーございます」
「おはよー、櫂くんと弦ちゃんは初めて?」
「あ、初めまして。弦です」
「櫂です。よろしくお願いします」
「かっこいいなぁ~櫂。凌空から話聞いてるよ」
「あ、まじっすか。照れるななんか……」

ハニかんだその笑顔は、スタイルとは似つかない無邪気さがあった。そして、背の高くモデルスタイルの弦と櫂に挟まれた朔良は、居心地悪そうに2人を見上げた。

弦のもつ雰囲気。櫂のもつスタイル。 
同じモデルとして同じ場所に立つ自分になにがあるのか、そんなことが、どうしても浮かぶ並びだった。

「おっしゃ、じゃぁ行こうか」
「え、凌空くんと斗真くんは?」
「あー、あのふたりは現地集合。別撮影の予定があってな」
「そうだろうなぁ……俺は今回はコイツらの子守役だもんなぁ」

弦が少しだけ視線を外し、そう呟いた。
その視線は改札の向こうの、もっと遠くを見ているようで、そのアーモンド型の少し垂れたその瞳を、朔良はじっと見つめた。

「なに見てんだよ? 惚れたか?」

ジロリと横目に朔良を見下ろし、弦が笑った。





特急電車の中でも回されたカメラ。

「忘れちゃあかんで~! ずーっと仕事やからな」

そう言いながらKANはカメラを回し続け、電車の中で食べる駅弁の食事中も、ウトウト寝入った弦の顔も、撮り続けた。向けられるカメラに、気の抜けない朔良や櫂をよそに、弦は普段通りの、おそらく気の抜けた顔をしていた。





ドサっと、荷物を置いた。
そこは、とある旅館だった。

「今回は旅館かー」
「もう少し時間があれば豪華ホテルとか良かったんやけどね~」
「SUUの思いつき?」
「せやねん……やっとこさ取ったんやで」
「KANちゃんも大変だなぁーSUUはあっちにいんの?」
「おるよ、もーそろそろ到着やと思うんやけど……ちょっと休憩しよか」

KANはまわし続けたカメラを置き、ふぅーっとため息をついた。

「櫂、朔良、今のうちに休んどけ。俺は寝る」

弦は押し入れから布団を引っ張り出し、ぱふんと潜り込んだ。窓から入る日差しを避けるようにすっぽりと布団を被り、そしてすぐに寝息が聞こえてきた。

まだ陽の高い時間。
差し込む光の方を見上げると、大きな窓の外には露天風呂があり、広い庭では木々がさわさわと揺れていた。

「外、すげぇな」
「な、ちょっと出てみよかな……」

小さく折り畳んで座っていた足を伸ばし、櫂がすくっと立ち上がった。ガラガラと音を立てて窓を開けると、生暖かい空気が入り込んでくる。

「冬なら最高なのにな……夏だよもう」

その空気を全身に受けた櫂が小さく呟き、そしてカタッと窓の外にあるサンダルに足を通した。

庭にある露天風呂にある湯が、ゆらゆら揺れて光る。その脇を歩き櫂は、芝生に立った。

「んーーっ!!」

長い手足を目一杯のばし、櫂が伸びをした。
木の枝まで届きそうなその腕は、真っ直ぐ空に伸びる。

櫂のそのひとつひとつを、朔良は目で追って、そしてつられるように、庭へと降りた。

カサッという足音に、伸びをしていた櫂が振り返る。

「温泉、気持ちよさそうだな、汗だくんなりそうだけど。夜なら涼しいかな?」
「そだな……」

パチンと目が合って、朔良は思わず視線を温泉へとずらした。

キラキラと、湯が光る。


「あ、意外とぬるめ」

朔良はしゃがみ込み、湯をパシャリとすくった。

「じゃあ足湯とかいいんじゃねぇ?」

櫂はデニムの裾をたくし上げ、ちゃぽんと湯につけた。

「うわ、まじだ。気持ちいい」
「まじ? 俺も」

櫂の隣に腰掛け、ちゃぷんと足を、湯につけた。

「朔良、だっけ? 同い年らしいじゃん」
「え、そうなの?」
「SUUさんが言ってた。同級生コンビ楽しみだーって」
「へぇ……櫂? はさ、声かけられたの?」
「うん、SUUさんに。朔良は?」
「俺はKANさん」
「へぇ……」

揺れる湯面を眺めながら、ふたりは話した。
時折そよぐ風が緑の葉を揺らし、さわさわと音を鳴らす。湯の中に見える櫂の足がゆっくと、パタパタ動く。

「抵抗、ないん?」

湯の中でゆらゆらと動かしていたその足を投げ出して、櫂は言った。

「え?そりゃぁ……なくはない」

少し躊躇って、朔良は答えた。
だらんと力を抜いた朔良の足は、湯の中でふわふわと揺れる。櫂の視線は、揺れる湯をじっと見つめていて、その瞳が、揺れているように見えた。

「俺も、なんでここにいるんだろうって思うよな」
「でもなんか。来ちゃうんだよな」 
「わかる! なんでだろな?」
「凌空くんと絡んだんだって?」
「おぅ、朔良は弦くん?」
「うん、え、どーだった?」
「え? それ聞く? ……うーん……必死だった」
「うわっ一緒!」
「まじで!? はははっ! そーなんか!」
「は?」
「んやなんか、同じ気持ちの人がいるのって、心強いっつーか、嬉しいなー」

はははと声を上げて笑う櫂の顔を、朔良はゆっくりと見上げる。座っていても頭ひとつ分くらいの差はあるんじゃないだろうか。小さな顔の中に、丸い瞳と、彫りの深い通った鼻筋、整ったその顔は、男の俺が見てもカッコよくてそして表情はどこか仔犬のようで、普通の雑誌モデルにいそうだと、朔良は思った。

「櫂、なんでこの世界入った? 普通にモデルとかできそうなのに」
「え? んー……金?」
「へぇ……」
「いや……拒否したんだけど、すげぇ粘られて、そんなにくれんなら、抜くくらいならとか思ったら、こーなってた。え、朔良は?」
「わかんねぇ。……絡み見たんだよね凌空くんと斗真くんの」

あの日見た、あの光景は今でも脳内に鮮明に再生できる。そのくらいあれは、衝撃的であったと、朔良は思う。

「なんか、アートみたいで、すげぇって思ってさ。なんか来ちゃうんだよな」
「え、実際見たの?」
「うん」
「すげぇ! 俺は映像は見させられた。オフショと本編の一部」
「まじ? いろんなやり方あんだな……」
「でもさー、確かにあれ見たら、想像と違うって思うよなー、あれなんか悪くないんじゃねぇの? みたいなさ」
「それがあってんのか間違ってんのか……どうなんだろな?」
「さぁなぁ……つーか今日誰と絡むか知ってる?」
「んや知らねぇ、なんも知らされずに来るよな」

そのとき背後から、大きな音がして、騒がしい声が飛び込んできた。

「おっつかれちゃーん!」
「うおっ! 弦もう寝とるやん!」
「つーか櫂と朔良は何? 黄昏てんの!?」

振り返るふたりの目に入ったのは、こちらに向いたカメラだった。

「え、KANさん?」
「良かったで今の! ふたりの自然な会話~数年後に振り返ったら面白そうやん」
「え? いや今の完全にオフ……」
「しーごーと! この旅にオフはないねやんか~! でも本当に良かったで!」

完全に気を抜いて、ふたり話していた姿を収められたそのカメラを、KANは満足げに見つめ、そして今度はそのまま今突入してきた凌空と斗真に向けた。

凌空と斗真は弦の眠る布団に潜りこみ、「弦ちゃぁん~おーきーてー」と戯れている。

「うぅん……うるせぇ……」

ゴロンと寝返りを打ち険しい顔をした弦がガバッと凌空を抱きしめた。

「弦ちゃぁん、気ぃはやいー」
「うるせぇんだよ徹夜明けだぞ」
「やりたいくせにぃ~」

寝起きすらもカメラを回され、そして、どんな空気もお構いなしにガツガツと入り込み、かき回す凌空と斗真。

朔良はふと隣の櫂を見上げた。櫂も同じように朔良を見下ろしていて、パチンと視線がぶつかって、そして、笑った。






この選択が、正解だったのか、間違いだったのか。
その答えがわかる日が、来るのだろうか。

今は、巻き込まれるしかない。
この人たちに。

パシャリと立ち上がり、騒がしい部屋の中へと、そしてカメラの中へと入っていく。

「なぁにやってんすかぁ!?」
「うぉっ!おまえら足濡れとるやんけ!」
「布団濡らすなぁっ!」

巻き込まれ、もみくちゃにされて、俺は、笑った。
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