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22,つながり 3

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ネフィラテの正体を探して追うものがいました。


ネフィラテさえ捕まえてしまえば、この世界は元通りになると思っていた方でした。

どうしたら敵の懐に入れるでしょうか。
近づくべきか、待つべきか、従うべきか、見るべきか



どこかにずっと身を隠すべきかそれとも地上へ出るべきか


鏡に写る真実は誤魔化すことは出来ませんでした。

そして鏡もまた、



ネフィラテよ
魔物がうめき声を下げてこう告げました。

よもやよもやのソナタの術、まことマコトに見事であった。

しかしだな、
私の目には妖精の瞳があるのでな最初からそなたの姿が見えておったぞよ


マダム、いや鏡、、、ネフィラテ!!

よくぞ野ねずみ達の心理に生贄になることをなんの不安も抱かせずに、ここまで連れてきたものだ。

見事なり。


野ねずみ達は
なにを話しているのかまったくわかりません。




黒い剣を持った救世主も目の色が彷徨っていましたが少しずつ正気を取り戻してゆくのでした。


ネフィラテよどうする?

主はいま味方がいなく一人に見えるのじゃが


ネフィラテ「、、、」


ええい、もう少しのところをさすがだな。


魔物が化けの皮をはぎながら姿をあらわにしました。

そこにいたのはシュベラス。



「、、、」

よくぞよくぞこのネフィラテの正体に気づいたものだな。

いったいいつどこであろうかのう。


シュベラスは答えました。


私は相手の、、、正体が
わかるといったはずだが、
私は音楽祭の、、、招待、、、、客の

素性が見えるといったはずだが、



そうであったか。
音楽祭に来たときにはもうわらわの正体を暴いておったとは些か
参ったものよのう。。。。。口惜しいぃ。。。



そうです、シュベラスはネフィラテの正体を招待客にそれぞれ、直接演目の番号を手渡しすることで
見張っていたのです。


次にやってきたのはいのししです。
いのししさんこんばんは今日は興奮しても
大事な教会の鐘を鳴らさないでくださいよ。

そりゃーどうだろうかなー
困ります。。
わかっておるって

しかしいつも楽しい気分にさせてくれてありがとな

えっとこちらですね、1番目の演目となります。
おやおや、しっかりと蹄のチューニングを合わせておかないとだな。

期待しております。


一番目の演目は毎回鐘を鳴らす事とせがむので満場一致で
イノシシの姿に化けていたネフィラテの心理を誰も疑うことなく、最初は
なんも変哲のなかった鐘を鳴らす事に対しても抵抗感をなくそこへ行ってしまうイノシシの気兼ねも分かるような気がして心を許すようになっていたのでした。
勿論、演目の番号1番はネフィラテの魔術、




イノシシが鳴らしていたのは鐘でした。

うさぎの正気を奪う鐘でした。

どさくさに紛れて鐘を鳴らしていたのではなく
うさぎの心を鷲掴みするためのネフィラテの術だったのです。

しかし、今はその鐘はネフィラテの手元にはありません。

チャールズも自身の心が支配されている事に気付いていたので
いつかいつかそのチャンスを狙っていたのでした。


「鐘が、、、」

「ええい、チャールズ!」

そなたこの私に楯突く気か!

これはこれはマダム、ヒトギキきの悪い。

正気を取り戻したチャールズがそこに立っていました。

黒い剣はチャールズの手元に
もう一つはサライジャの手元に

ジャックの方にはヒビ割れたタロンマロンの涙の光をみた双剣。

チャールズは鐘を黒い剣で、叩きました。

これを長年、待ち望んでいたのです。

ジャックのヒビ割れた双剣がその頃、黒い剣へと変わっていきました。



黒い剣と、双剣がすり替えられていたのです。

ようやく、剣を取り戻すことが出来ましたマダム。

これでようやく姫様の術も解かれることでしょう。

サライジャの剣も双剣に変わるところでした。

ジャックの双剣は黒い剣へと完全に変わっていました。

サライジャは兜を取り、
イルカ王女としてジャックの心に語りかけるのでした。

ようやく、術が解けました。

ジャックタロンマロンの涙があった洞窟をあとにして今はどちらですか?

そして、あなたの双剣は黒い剣へとなっていると思うのですが
その剣をタロンマロンの涙が封印されていた場所へまた戻すことは可能でしょうか?

ジャックは心の中で答えました。

はい、一体全体何がなんだかわかりませんが、
やや!!確かにオレっちの双剣が2つともおぞましい黒い剣に姿をかえてやがる

き、きみがわるい、、、。

ジャック落ち着いてください。

あなたは悪い魔女に騙されていたのです。
双剣を渡した魔女は、あなたに黒い剣を渡していたのです。



巧妙に術をかけた魔女の正体は私の双子の妹、今はネフィラテとなってしまった悪い魔女です。

どややー!ネフィラテですと、
俺っちはそんなヤバいやつと取引をしていたのですね。
些か参りました。



「   。」

わかりましたイルカ王女、私がまた黒い剣をタロンマロンの涙があった洞窟へ行って

そして、、、


捨ててきます。





















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