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1,ストックホルムのイルカさん

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ストックホルムに行ったときの話です。


ストックホルムにはウサギとネズミが仲良く暮らしている
教会があってそこでは毎晩のように音楽祭が開催されるのでした。


今日の演目は、座長のアザラシの顔によくにたブルドックのシュベラスは自慢の髭をさすりながら眺めていました。

そりゃそりゃそりゃー
そこに子供たちがじゃまにはいりました。

子供たちというのはネズミの子ネズミたちでいたずらっ子で有名でした。

コラ、またそんなことしおって。

今日は大事な演目があるのでくれぐれも私たちのじゃまはしないでくれよ
頼むからそううつ向きかげんでシュベラスは言い残しその場を後にしました。


ネズミ達は顔と顔を見合せてクスクスクスっと笑みを浮かべるのでした。


なぁ、今日はだいじなえんもくがあるっていってたけれど
えんもきってなんだろうな。
えんもきわからないな

おいしい食べ物だといいな

うん、砂糖がふんだんに使われていてカラメルが上にのっていて、
下の階にはやっぱりカラメルソースがふんだんにしかれていて、、、

それなんのじゅもんだい?
「からめるがからめるでからめる?」

、、、

「ぼくが昨日レシピの本を読んでいたときに浮かんだとっておきのメニューさ」

へー、
あれ?またにんげんの本が立ってる場所に行ったの?

いってきたよ
なにせぼくは本の魅力にひきつかれちゃってね

でも、パタンってとじたら怪我しちゃうでしょ。

本が倒れてきたときなんか大変だよーっ

まー、そうなんだけど。

危険というスリルにも憧れてるからな
この前、一緒にみたテレビのアイツに憧れちゃったみたいなんだよ

あー、あのときの
たしかに格好よかったね。

ロープを使っていろんなところを移動して邪魔する悪者はロープでこらしめて


そうだろー

首に巻いてた赤いバンダナ

あれがほしいな、
格好よかったね
赤いバンダナもよかったけれど

ぼくはあの茶色色したブーツにひかれたな


ロープに赤いバンダナそれから茶色ブーツの話にお熱な子ネズミ🐁🐀🐀



「トントントン、ガチャ」

おや、いらっしゃい
やー こんばんは どうも。

「今夜の出番は5番目ですね。今夜はよろしくお願いします。」
ホー、5番目ですかなこちらこそよろしくお願いしますじゃ。

フクロウの男爵が教会の入り口にポツりと姿を現したところでした。🦉

羽をばたつかせても全く音が聞こえてこないフクロウ男爵


どちらかというとネズミ達にとってはこわい存在です。

でも、今日は音楽祭の日

音楽祭に招待されたお客様は
原則的に取って食うなどのマナー違反はご法度のご法度。




時計の針が8時53分をさした頃に
ぴょんぴょんっとカエルがやってきました。

こんばんは、
どうも。
はい、こちら2番目の番号お渡ししますね。
どうも。

ぴょんぴょんぴょんぴょん。
演目もはやいのでカエルは足早に舞台裏へと跳んでいきました。


次にやってきたのはいのししです。
いのししさんこんばんは今日は興奮しても
大事な教会の鐘を鳴らさないでくださいよ。

そりゃーどうだろうかなー
困ります。。
わかっておるって

しかしいつも楽しい気分にさせてくれてありがとな

えっとこちらですね、1番目の演目となります。
おやおや、しっかりと蹄のチューニングを合わせておかないとだな。

期待しております。




「ウサギ出ていませんね🐰」「さて、どこでしょう。」


3匹の仲良しネズミ🐀🐀🐁

ウサギ🐰




ネズミ達は
教会のオルガンで眠りについているウサギを見つけました。
昨日も夜遅くまで遊んだからつかれてまだ眠っているご様子。


次章
「アジスアベハの花景色」
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