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養女計画、早くも暗礁に乗り上げる 2
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ダイニングに降りると、わたしたちが席について五分ほどあとにエレン様が下りてきた。
わたしを見て眉を寄せると、無言で使用人に案内された席に座る。
……うーん、わたし、嫌われているっぽい。
エレン様は、まだわたしがイザーク王太子殿下の新しい婚約者になると疑っているのだろうか。
無理無理無理ですから!
神殿育ちでリヒャルト様にも常識がないと言われるわたしが、王太子殿下の婚約者なんて、天地がひっくり返ってもあり得ません!
と言うか嫌です、そんなストレスで胃に穴が開きそうな立場は! 胃に穴が空いたら、ごはんが美味しく食べられません!
「エレン、スカーレットを睨むんじゃない。スカーレットがイザークの婚約者になることは、絶対にない」
その通りです。
わたしがうんうんと頷くと、エレン様が少しだけ表情を緩める。
「そうですか。……でも、お綺麗な方ですわね。優しそうで、イザーク殿下が好きそうな顔ですわ」
わたしは生まれてこの方誰かに綺麗なんて言ってもらったことはないので、きっと社交辞令だなと聞き流した。
綺麗だというのならエレン様の方がお綺麗だ。
艶々の紺色の髪は毎日丁寧にお手入れしているのだろうし、意志の強そうな大きな赤茶色の目は、長い睫毛で囲まれている。
肌も艶々、唇もぷるぷる。どこからどう見ても美少女だ。
「イザークの好みは知らないが、私はスカーレットをイザークの婚約者として出すつもりはないよ」
「リヒャルト様がそうおっしゃるのなら、信じますわ」
でも、やっぱりエレン様のわたしへ向ける視線は厳しい。
なんで嫌われたのかなと不思議に思っていると、メイドさんたちがワゴンを押してやって来た。
……わーい! お昼ご飯‼
運ばれて来たお昼ご飯に、エレン様がぎょっと目を見張る。
「リヒャルト様、今日は来客がございますの?」
「いや? 何故だ?」
「……食事の量が、おかしい気がしますが」
「さっきも言っただろう? スカーレットはよく食べる子なんだ」
運ばれて来た食事の大半が、わたしの前にずらりと並べられていく。
並んだ食事の量に、エレン様の顔が引きつった。
「よく食べる……よく食べるというレベルですか?」
「そういう子なんだよ。人の食事の量を気にする必要はないから、君も食べなさい」
「……はい。いただきますわ」
リヒャルト様がお祈りをささげて、一緒にお祈りした後でわたしはナイフとフォークを手に取った。
今日はエレン様が来たからかな、いつもよりちょっと豪勢な気がする。
分厚い燻製肉のステーキを一目散に口に入れたわたしの前で、エレン様は小さなお口でサラダを召し上がっていた。
小食なのか、一度に口に入れる量がとっても少ない。
お肉を一枚ぺろりと平らげ、サラダを食べて、スープを飲んで、パンを食べて、二枚目のお肉に手を伸ばす。
……うまうま。このお肉、とっても美味しい!
燻製の香りのついた燻製肉のおいしさはもちろんのこと、上にかかっているソースがまた絶品だ。さすがフリッツさん。期待を裏切らないお味である。
エレン様は何か言いたそうな目でじーっとわたしを見つめてくるが、わたしがここでこのまま生活することを、リヒャルト様が考えてくれると言ったので、そんな視線なんて気にならない。
今のわたしは、とってもご機嫌なのだ。
サラダとほんの少しのお肉とパンを食べて、エレン様がカトラリーを置いた。
ナプキンで口元を拭いながら、平坦な声で言う。
「……イザーク殿下と婚約させるおつもりでないのなら、彼女は、リヒャルト様の妻になるのかしら?」
「ぐううっ」
今、飲み物を口にしていなくてよかった。
たぶん間違いなく噴きだして、エレン様の綺麗な顔に飲み物をぶちまけていたはずだから。
「今度は何を言い出すんだ」
「あら、だって、他に理由が思いつきませんもの。貴族でない聖女を手元に置いておいたら、神殿から苦情が入ってもおかしくありませんわ。養女、もしくは妻であれば、表立って文句は言ってこないでしょうけど」
「スカーレットの場合は大丈夫だ」
「そうなんですの? それは何故?」
「少々事情があるんだ。君が気にすることではない」
二人が落ち着いた声で話をしているが、わたしの耳には会話がちっとも入ってこない。
……妻? 妻⁉ ええええええ⁉
その発想はなかった。
リヒャルト様のお家の子にしてもらおうと、こそこそと養女計画は立てていたが、リヒャルト様の側においてもらうのなら妻になるという選択もあったのか。
……でも、リヒャルト様が嫌かもしれないし。あ、でも、リヒャルト様は後ろ盾を得ると問題だとか何だとかで、結婚できないって言っていたのよね?
縁談はたくさん舞い込むと言っていた。
でも、後ろ盾を得てしまうとイザーク王太子殿下の立場を脅かすため、結婚できないとも言っていた。
そのあたりの細かい事情はちっとも理解できていないが、つまるところ、貴族のご令嬢を妻に迎えることはできないということだ。
……ということは、リヒャルト様の妻の座はあいたまま。
だったらその席に、とりあえずわたしを座らせてくださいと頼み込めば何とかなる?
リヒャルト様に好きな人ができたらいつでも離縁オッケーですから、椅子に座るお人形だと思って置いておいてくださいって言ったら、いけるんじゃない?
ほらほら、妻の座に誰かが座っていたら、貴族の方々もリヒャルト様に縁談なんて持って来ないもんね?
リヒャルト様にも、ちょぴっとくらいメリットがあるんじゃない?
……いける! これはいけそうな予感! 養女計画よりもよっぽど現実的だわ!
突然の発言に驚いたが、わたしはエレン様に抱き着いて感謝したい気分だった。
よしよし、養女じゃなくて妻にしてもらおう。リヒャルト様が今後誰とも結婚しないのなら、うまくいけば一生そばにおいてもらえるかもしれない!
養女計画改め、妻計画、再始動である!
わたしを見て眉を寄せると、無言で使用人に案内された席に座る。
……うーん、わたし、嫌われているっぽい。
エレン様は、まだわたしがイザーク王太子殿下の新しい婚約者になると疑っているのだろうか。
無理無理無理ですから!
神殿育ちでリヒャルト様にも常識がないと言われるわたしが、王太子殿下の婚約者なんて、天地がひっくり返ってもあり得ません!
と言うか嫌です、そんなストレスで胃に穴が開きそうな立場は! 胃に穴が空いたら、ごはんが美味しく食べられません!
「エレン、スカーレットを睨むんじゃない。スカーレットがイザークの婚約者になることは、絶対にない」
その通りです。
わたしがうんうんと頷くと、エレン様が少しだけ表情を緩める。
「そうですか。……でも、お綺麗な方ですわね。優しそうで、イザーク殿下が好きそうな顔ですわ」
わたしは生まれてこの方誰かに綺麗なんて言ってもらったことはないので、きっと社交辞令だなと聞き流した。
綺麗だというのならエレン様の方がお綺麗だ。
艶々の紺色の髪は毎日丁寧にお手入れしているのだろうし、意志の強そうな大きな赤茶色の目は、長い睫毛で囲まれている。
肌も艶々、唇もぷるぷる。どこからどう見ても美少女だ。
「イザークの好みは知らないが、私はスカーレットをイザークの婚約者として出すつもりはないよ」
「リヒャルト様がそうおっしゃるのなら、信じますわ」
でも、やっぱりエレン様のわたしへ向ける視線は厳しい。
なんで嫌われたのかなと不思議に思っていると、メイドさんたちがワゴンを押してやって来た。
……わーい! お昼ご飯‼
運ばれて来たお昼ご飯に、エレン様がぎょっと目を見張る。
「リヒャルト様、今日は来客がございますの?」
「いや? 何故だ?」
「……食事の量が、おかしい気がしますが」
「さっきも言っただろう? スカーレットはよく食べる子なんだ」
運ばれて来た食事の大半が、わたしの前にずらりと並べられていく。
並んだ食事の量に、エレン様の顔が引きつった。
「よく食べる……よく食べるというレベルですか?」
「そういう子なんだよ。人の食事の量を気にする必要はないから、君も食べなさい」
「……はい。いただきますわ」
リヒャルト様がお祈りをささげて、一緒にお祈りした後でわたしはナイフとフォークを手に取った。
今日はエレン様が来たからかな、いつもよりちょっと豪勢な気がする。
分厚い燻製肉のステーキを一目散に口に入れたわたしの前で、エレン様は小さなお口でサラダを召し上がっていた。
小食なのか、一度に口に入れる量がとっても少ない。
お肉を一枚ぺろりと平らげ、サラダを食べて、スープを飲んで、パンを食べて、二枚目のお肉に手を伸ばす。
……うまうま。このお肉、とっても美味しい!
燻製の香りのついた燻製肉のおいしさはもちろんのこと、上にかかっているソースがまた絶品だ。さすがフリッツさん。期待を裏切らないお味である。
エレン様は何か言いたそうな目でじーっとわたしを見つめてくるが、わたしがここでこのまま生活することを、リヒャルト様が考えてくれると言ったので、そんな視線なんて気にならない。
今のわたしは、とってもご機嫌なのだ。
サラダとほんの少しのお肉とパンを食べて、エレン様がカトラリーを置いた。
ナプキンで口元を拭いながら、平坦な声で言う。
「……イザーク殿下と婚約させるおつもりでないのなら、彼女は、リヒャルト様の妻になるのかしら?」
「ぐううっ」
今、飲み物を口にしていなくてよかった。
たぶん間違いなく噴きだして、エレン様の綺麗な顔に飲み物をぶちまけていたはずだから。
「今度は何を言い出すんだ」
「あら、だって、他に理由が思いつきませんもの。貴族でない聖女を手元に置いておいたら、神殿から苦情が入ってもおかしくありませんわ。養女、もしくは妻であれば、表立って文句は言ってこないでしょうけど」
「スカーレットの場合は大丈夫だ」
「そうなんですの? それは何故?」
「少々事情があるんだ。君が気にすることではない」
二人が落ち着いた声で話をしているが、わたしの耳には会話がちっとも入ってこない。
……妻? 妻⁉ ええええええ⁉
その発想はなかった。
リヒャルト様のお家の子にしてもらおうと、こそこそと養女計画は立てていたが、リヒャルト様の側においてもらうのなら妻になるという選択もあったのか。
……でも、リヒャルト様が嫌かもしれないし。あ、でも、リヒャルト様は後ろ盾を得ると問題だとか何だとかで、結婚できないって言っていたのよね?
縁談はたくさん舞い込むと言っていた。
でも、後ろ盾を得てしまうとイザーク王太子殿下の立場を脅かすため、結婚できないとも言っていた。
そのあたりの細かい事情はちっとも理解できていないが、つまるところ、貴族のご令嬢を妻に迎えることはできないということだ。
……ということは、リヒャルト様の妻の座はあいたまま。
だったらその席に、とりあえずわたしを座らせてくださいと頼み込めば何とかなる?
リヒャルト様に好きな人ができたらいつでも離縁オッケーですから、椅子に座るお人形だと思って置いておいてくださいって言ったら、いけるんじゃない?
ほらほら、妻の座に誰かが座っていたら、貴族の方々もリヒャルト様に縁談なんて持って来ないもんね?
リヒャルト様にも、ちょぴっとくらいメリットがあるんじゃない?
……いける! これはいけそうな予感! 養女計画よりもよっぽど現実的だわ!
突然の発言に驚いたが、わたしはエレン様に抱き着いて感謝したい気分だった。
よしよし、養女じゃなくて妻にしてもらおう。リヒャルト様が今後誰とも結婚しないのなら、うまくいけば一生そばにおいてもらえるかもしれない!
養女計画改め、妻計画、再始動である!
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