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第7章
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「ミオン、報告を」
「はい。まずは魔道具の製作及び設置が完了いたしました。ヴィヴィアン=ジュエラ居城の地下に『宝珠』を設置。樹陸区域と炎熱区域の接地箇所他、歪みが視えた個所に『玉石』を埋設。『宝珠』からの魔力の回路を通し、問題なく稼働しております」
「そうか」
鷹揚に頷いたロイウェンが手を差し出せば、ミオンは手にしていた宝石箱をその手のひらに載せた。
「それは?」
再構築された壁際でロイウェンとミオンのやり取りを眺めていた康泰が、たまらず声を掛けてしまう。視線の先には、黒曜石の宝石箱。その箱の内側に満ちる魔力の濃度に眉を寄せた。
ひとつでは無く、複数の魔力が混ざり合った混沌とした気配を感じる。
「そのように警戒されなくても大丈夫ですよ。以前皇より頂いた皆様の複合魔力の欠片が入っております」
「…ああ、冰王と魔皇さんの」
「はい。あとは魔道具製作の都合上、私とビビの魔力も含んでおります」
感じた事の無い複雑な魔力の気配に興味が湧いた。
―触っても?
その言葉は紡がれる前に呑み込まれた。
「お前は触れるなよ」
笑みを含んだロイウェンの声が割って入ったからだ。
「『混沌』や『渦』を魔力の主とするお前が対策も無く触れれば、この箱の中身をすべて吞み込んでしまうだろう。そして、平然としているのが目に見える」
ロイウェンの呆れた物言いを否定する事無く、ミオンは深く何度も頷くのを見て、康泰の表情は僅かに歪む。
それでも触りたいと駄々をこねるような子供でも無いが、名状し難い複雑な心境にはなった。そして、反論の言葉も出て来ない。
「これは樹陸区域と炎熱区域を隔離する結界を監視する為の『玉石』だが、本体である魔道具『宝珠』の遠隔制御装置でもある」
「魔道具は只でさえ使用し慣れていない者が触れると暴発する可能性が高い代物。特に今回の魔道具の基となったのは、皇と冰王、コータ様の魔力です。私ですら扱いに苦慮しました。それぞれの魔力がギリギリの状態で均衡を保っているので、少しでもその天秤が揺れるだけで決壊します」
「なるほど…下手に触れれば、樹陸区域と炎熱区域が吹き飛ぶか…」
両手を胸の高さまで上げて、触れない旨の意思を伝えれば、ミオンはご明察と眉尻を下げた。
「いや、俺も理由なく冥幻魔界を崩壊させる気は無いからな」
まるで理由があれば崩壊させるのかともとれる言葉と笑みに、ミオンも笑みを返した。
「すべては、皇とツガイ様の御心のままに」
恐ろしい会話を交わす康泰とミオンに、ロイウェンはため息を零す。
「閉じる可能性はあるが、崩壊させる気は更々ない」
「今のところは?」
「次代に明け渡すまでは。それ以降は次代の考えゆえ、私の与り知らぬ事よ」
興味は無いとばかりにひらひらと手を振り、この話題は終了だと伝えれば、正しく受け取ったミオンは胸に手を添え、僅かに頭を下げた。
「それでは、二点ご報告申し上げます。一点目は、複数の種族で構成された盗賊により、複数回、作業等の妨害がありました。同一の集団では無く、いくつかの盗賊集団が点在している事を確認。現在、シュノア=ラディシュ率いる近衛隊の助力を受け、殲滅作業を進めております」
『魔皇』や『王妃』らの統治により、治安も経済も安定はしているものの貧困が無いと言えば嘘になる。犯罪も皆無であるはずも無い。個々が確立している以上、致し方の無い事ではある。
「お前が主導している以上、『皇命』である事は周知の事実。返り討ちにある事も想像に容易い。相当の愚か者か、傑物か…」
「それに関しては、もう一点のご報告にも関連してくるかと」
「ほう」
「盗賊集団の中に、人魚族のリンザらしき人物を見ました」
その報告に反応したのは康泰だった。眉間に深く皺を刻み込み、険しく表情を歪める。
「リンザが…生きていたのか…」
思い出したのは、扉前の血塗られた壁と氷の中に残された人魚族の左腕と下半身。
左腕だけならば生存の希望もあったが、胴から切り離された下半身を見て生存は絶望的だった。『素材』にされたのだろうと、誰もが思っていた。
「切断された左腕の復元およびヒト型の下半身の接合を確認。また正常な意思喪失、瘴気の発生を確認。兵を下がらせ、私が応戦したので彼に間違いないかと」
「瘴気の発生か…それはまた、面白い事になったものだ」
瘴気の発生と言う事は、冥界の『九泉』を保有または複製をしたと言う事だ。
「それは…可能なのか…?」
「不可能では無いかと思いますが、ほぼ不可能です。『九泉』は『死』に近しいものであり王帝の感情の残滓です。当人ですら制御しきれぬ感情を他者がどうにかするのは困難。しかし、リンザ殿はその『死』に魅入られ、『死』に触れた…微々たるものではありますが、常人よりも可能性は増すでしょう」
「素質は元からあり、それを何者かに利用されたと言う事だ」
ため息交じりにロイウェンは吐き出し、親指でこめかみを揉み込む。
「いくら『死』に触れたからと言って、誰もが瘴気を操れてしまうとなれば、冥幻魔界も人間界も天界も疾うに消失しているだろう」
まあ、心当たりが無くも無い。
呟いたロイウェンは肘掛けに置いた左手で下唇を撫で、双眸は何かを考えるように伏し目がちに机上を見つめる。
「一度この件は私が巻き取る。ミオン、結界の範囲を広げろ。外の魔力を使って構わん」
どうせ、零れ落ちるだけの魔力だと放り投げるように告げ、ロイウェンは席を立った。傍目見ても不快に歪んだ顔(かんばせ)に、ミオンは首を傾げる。
「いずこへ行かれますか」
「…警戒は怠るな」
ふわりと風が頬を撫で、ロイウェンの姿は雪花を招いて部屋から消えた。
魔皇が動くときは、常にその居場所を誰かが把握しておかなければならない。ロイウェンは誰よりも魔力が強く、誰よりもその扱いは長けてはいるが、万が一に備えておく必要があるからだ。ロイウェンもそれは重々承知している。
引き留める事もせずにロイウェンの背を見送った康泰は、一度ゆっくりとまばたくと深く息を吐き出して肩を竦めた。
「駄目だな。気配が追えない。魔力も最小限にしているのか、上手く掴めないな…」
行き先を言わずに居なくなる事はあっても、気配や魔力まで最小限に抑えてその位置を把握させない事は今までに無かった事だ。
その報告にミオンもまた、小さくため息を漏らす。
「コータ様が追えない以上、私でも難しいでしょう…」
―なぜ…
今回の問題に通じる『何か』を確かめに行ったのだろうと推測は出来るが、その『何か』を隠すような動きをするロイウェンに違和感を覚える。
「まあ、あの人が秘匿する以上、俺たちにはどうしようもない。成るようにしか成らんと言う事だ」
諦めよう。
そう言ってカラリと笑って見せた康泰は、先ほどまでロイウェンが座っていた椅子に腰を下ろした。
「それは、そうですが…」
揺れるミオンの声に、康泰は笑う。
「不安?」
「…多少は。陛下の臣となり幾百の年月を共に過ごして来ましたが、今回のような事は初めてで…」
続く言葉は一瞬の躊躇の後、吐き出される事無くミオンの腹の底に落とし込まれた。
「いえ、陛下を疑うは、我が忠誠を疑うに等しい。閣下、先程の事は…」
「うん、聞かなかったことにしよう」
「ありがとうございます」
深く礼をとったミオンに、康泰は「ところで…」と別の話を口にする。
「人魚族のリンザは恐らく正常なままだろうよ」
弾かれたようにミオンは顔を上げた。驚愕に瞠目した赤色は、再構築された窓の外を見つめて笑みを滲ませる康泰を見つめた。
「それは、なぜ…」
「ミオンさんが言っていただろう?『死』に魅入られ、『死』に触れたからだ」
かつて『死』を体感した康泰は、ゆっくりと繰り返すまばたきの裏側でその瞬間を思い出す。呼吸が薄らいでいく苦しさと、『生』と言う鎖から解き放たれる解放感を。
死と言うのは身近にあるはずなのに、生きる者は皆それを見て見ぬふりをする。それを直視し、果てには憧憬を抱くとは。
「なんとも、闇が深いねえ…」
ため息と共に吐き出された呟きに、ミオンはそっと瞼を閉じた。
***
(水の、音がする…)
ごぽり、ごぽり。
(帰りたい…還りたい…かえりたい…)
「はい。まずは魔道具の製作及び設置が完了いたしました。ヴィヴィアン=ジュエラ居城の地下に『宝珠』を設置。樹陸区域と炎熱区域の接地箇所他、歪みが視えた個所に『玉石』を埋設。『宝珠』からの魔力の回路を通し、問題なく稼働しております」
「そうか」
鷹揚に頷いたロイウェンが手を差し出せば、ミオンは手にしていた宝石箱をその手のひらに載せた。
「それは?」
再構築された壁際でロイウェンとミオンのやり取りを眺めていた康泰が、たまらず声を掛けてしまう。視線の先には、黒曜石の宝石箱。その箱の内側に満ちる魔力の濃度に眉を寄せた。
ひとつでは無く、複数の魔力が混ざり合った混沌とした気配を感じる。
「そのように警戒されなくても大丈夫ですよ。以前皇より頂いた皆様の複合魔力の欠片が入っております」
「…ああ、冰王と魔皇さんの」
「はい。あとは魔道具製作の都合上、私とビビの魔力も含んでおります」
感じた事の無い複雑な魔力の気配に興味が湧いた。
―触っても?
その言葉は紡がれる前に呑み込まれた。
「お前は触れるなよ」
笑みを含んだロイウェンの声が割って入ったからだ。
「『混沌』や『渦』を魔力の主とするお前が対策も無く触れれば、この箱の中身をすべて吞み込んでしまうだろう。そして、平然としているのが目に見える」
ロイウェンの呆れた物言いを否定する事無く、ミオンは深く何度も頷くのを見て、康泰の表情は僅かに歪む。
それでも触りたいと駄々をこねるような子供でも無いが、名状し難い複雑な心境にはなった。そして、反論の言葉も出て来ない。
「これは樹陸区域と炎熱区域を隔離する結界を監視する為の『玉石』だが、本体である魔道具『宝珠』の遠隔制御装置でもある」
「魔道具は只でさえ使用し慣れていない者が触れると暴発する可能性が高い代物。特に今回の魔道具の基となったのは、皇と冰王、コータ様の魔力です。私ですら扱いに苦慮しました。それぞれの魔力がギリギリの状態で均衡を保っているので、少しでもその天秤が揺れるだけで決壊します」
「なるほど…下手に触れれば、樹陸区域と炎熱区域が吹き飛ぶか…」
両手を胸の高さまで上げて、触れない旨の意思を伝えれば、ミオンはご明察と眉尻を下げた。
「いや、俺も理由なく冥幻魔界を崩壊させる気は無いからな」
まるで理由があれば崩壊させるのかともとれる言葉と笑みに、ミオンも笑みを返した。
「すべては、皇とツガイ様の御心のままに」
恐ろしい会話を交わす康泰とミオンに、ロイウェンはため息を零す。
「閉じる可能性はあるが、崩壊させる気は更々ない」
「今のところは?」
「次代に明け渡すまでは。それ以降は次代の考えゆえ、私の与り知らぬ事よ」
興味は無いとばかりにひらひらと手を振り、この話題は終了だと伝えれば、正しく受け取ったミオンは胸に手を添え、僅かに頭を下げた。
「それでは、二点ご報告申し上げます。一点目は、複数の種族で構成された盗賊により、複数回、作業等の妨害がありました。同一の集団では無く、いくつかの盗賊集団が点在している事を確認。現在、シュノア=ラディシュ率いる近衛隊の助力を受け、殲滅作業を進めております」
『魔皇』や『王妃』らの統治により、治安も経済も安定はしているものの貧困が無いと言えば嘘になる。犯罪も皆無であるはずも無い。個々が確立している以上、致し方の無い事ではある。
「お前が主導している以上、『皇命』である事は周知の事実。返り討ちにある事も想像に容易い。相当の愚か者か、傑物か…」
「それに関しては、もう一点のご報告にも関連してくるかと」
「ほう」
「盗賊集団の中に、人魚族のリンザらしき人物を見ました」
その報告に反応したのは康泰だった。眉間に深く皺を刻み込み、険しく表情を歪める。
「リンザが…生きていたのか…」
思い出したのは、扉前の血塗られた壁と氷の中に残された人魚族の左腕と下半身。
左腕だけならば生存の希望もあったが、胴から切り離された下半身を見て生存は絶望的だった。『素材』にされたのだろうと、誰もが思っていた。
「切断された左腕の復元およびヒト型の下半身の接合を確認。また正常な意思喪失、瘴気の発生を確認。兵を下がらせ、私が応戦したので彼に間違いないかと」
「瘴気の発生か…それはまた、面白い事になったものだ」
瘴気の発生と言う事は、冥界の『九泉』を保有または複製をしたと言う事だ。
「それは…可能なのか…?」
「不可能では無いかと思いますが、ほぼ不可能です。『九泉』は『死』に近しいものであり王帝の感情の残滓です。当人ですら制御しきれぬ感情を他者がどうにかするのは困難。しかし、リンザ殿はその『死』に魅入られ、『死』に触れた…微々たるものではありますが、常人よりも可能性は増すでしょう」
「素質は元からあり、それを何者かに利用されたと言う事だ」
ため息交じりにロイウェンは吐き出し、親指でこめかみを揉み込む。
「いくら『死』に触れたからと言って、誰もが瘴気を操れてしまうとなれば、冥幻魔界も人間界も天界も疾うに消失しているだろう」
まあ、心当たりが無くも無い。
呟いたロイウェンは肘掛けに置いた左手で下唇を撫で、双眸は何かを考えるように伏し目がちに机上を見つめる。
「一度この件は私が巻き取る。ミオン、結界の範囲を広げろ。外の魔力を使って構わん」
どうせ、零れ落ちるだけの魔力だと放り投げるように告げ、ロイウェンは席を立った。傍目見ても不快に歪んだ顔(かんばせ)に、ミオンは首を傾げる。
「いずこへ行かれますか」
「…警戒は怠るな」
ふわりと風が頬を撫で、ロイウェンの姿は雪花を招いて部屋から消えた。
魔皇が動くときは、常にその居場所を誰かが把握しておかなければならない。ロイウェンは誰よりも魔力が強く、誰よりもその扱いは長けてはいるが、万が一に備えておく必要があるからだ。ロイウェンもそれは重々承知している。
引き留める事もせずにロイウェンの背を見送った康泰は、一度ゆっくりとまばたくと深く息を吐き出して肩を竦めた。
「駄目だな。気配が追えない。魔力も最小限にしているのか、上手く掴めないな…」
行き先を言わずに居なくなる事はあっても、気配や魔力まで最小限に抑えてその位置を把握させない事は今までに無かった事だ。
その報告にミオンもまた、小さくため息を漏らす。
「コータ様が追えない以上、私でも難しいでしょう…」
―なぜ…
今回の問題に通じる『何か』を確かめに行ったのだろうと推測は出来るが、その『何か』を隠すような動きをするロイウェンに違和感を覚える。
「まあ、あの人が秘匿する以上、俺たちにはどうしようもない。成るようにしか成らんと言う事だ」
諦めよう。
そう言ってカラリと笑って見せた康泰は、先ほどまでロイウェンが座っていた椅子に腰を下ろした。
「それは、そうですが…」
揺れるミオンの声に、康泰は笑う。
「不安?」
「…多少は。陛下の臣となり幾百の年月を共に過ごして来ましたが、今回のような事は初めてで…」
続く言葉は一瞬の躊躇の後、吐き出される事無くミオンの腹の底に落とし込まれた。
「いえ、陛下を疑うは、我が忠誠を疑うに等しい。閣下、先程の事は…」
「うん、聞かなかったことにしよう」
「ありがとうございます」
深く礼をとったミオンに、康泰は「ところで…」と別の話を口にする。
「人魚族のリンザは恐らく正常なままだろうよ」
弾かれたようにミオンは顔を上げた。驚愕に瞠目した赤色は、再構築された窓の外を見つめて笑みを滲ませる康泰を見つめた。
「それは、なぜ…」
「ミオンさんが言っていただろう?『死』に魅入られ、『死』に触れたからだ」
かつて『死』を体感した康泰は、ゆっくりと繰り返すまばたきの裏側でその瞬間を思い出す。呼吸が薄らいでいく苦しさと、『生』と言う鎖から解き放たれる解放感を。
死と言うのは身近にあるはずなのに、生きる者は皆それを見て見ぬふりをする。それを直視し、果てには憧憬を抱くとは。
「なんとも、闇が深いねえ…」
ため息と共に吐き出された呟きに、ミオンはそっと瞼を閉じた。
***
(水の、音がする…)
ごぽり、ごぽり。
(帰りたい…還りたい…かえりたい…)
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