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07-レジンと粘土で作るみたらし団子
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デリックの話を聞いた後、俺は先に休むのでシャワーは自由に使って構わないと告げ自分の寝室に引っ込んだ。
廊下を挟んだリビングからは楽しそうに談笑する声が聞こえている。
ここ一週間ずっと一人だったので、彼らの存在が感じていた孤独を癒してくれた。
ごろんとベッドに寝転がり布団を被る。
ここは異世界、どうすれば元の世界に戻れるのかもわからない。【何でも屋】もメンバー達も分からないようだった。流行りの異世界転移ものみたいに一度異世界に行ったらもう戻れないのかもしれない。
久し振りに人と触れ合ったせいか、考えない様にしてた家族や友人の事を思い出して少しだけ悲しくなった。
男だって泣きたくなる夜もあるさ……なんて。
翌日は目覚ましをかけたわでもないのに夜明けと同時に目が覚めた。
【何でも屋】のメンバーはまだ寝ているようでリビングは静かだ。
今のうちに彼らに渡すお土産を用意しよう。
昨日レイチェル達三人にクッキーをあげる約束をしたがジャックとデリックにも何かお土産をあげたい。
すぐ完成できてお手軽なものは何かないだろうか。
あらかじめ土台だけ作って乾燥させていたものを収納していた小物入れを取り出す。
粘土で作る食べ物は完成させなければ本物にならない。
なので土台だけ作っておけば小物入れで保管出来き、その上食べたい時に手を加え完成させればすぐに実体化が出来るのだ。
よし、これにしよう!
今回作ると決めたのはお団子だ。
もっちりしていて腹持ちもいいし、土台となるお団子は白い粘土を丸めて乾燥させてある。
ほんのり焼き色を付けて餡をかければ出来上がりで簡単だ。
まずは丸めて乾燥させた白い粘土に焼き目を付けよう。
画材のパステルを使い、下の部分は黄色で薄く着色した後上からこげ茶色で焼き目を付ける。
白いものに焼き目をつける時はいきなりこげ茶色を乗せるより、薄く黄色で色を付けてからの方が綺麗な焼き目になる。
焼き目が付いたらお次はたれ。
先程餡と言ったが今回は餡だんごじゃなくみたらし団子にする。
乾燥させる時間があるなら餡団子でもよかったんだけど、彼らが出発するまでに完成するかわからないからな。
それにみたらし団子ならたれはある道具を使えば簡単にできる。
その道具とはUVレジン液だ!
UVレジン液とは紫外線で固まる樹脂の事で、ハンドメイド作家さんがアクセサリー作りによく使っている。
質にこだわらなければ百均でも手に入るお手軽ハンドメイドの材料である。ただ百均のものは時間がたつと変色したり劣化したりしやすいけどな。
俺の家にはこのUVレジンを短時間で固める専用の硬化ライトがあり、それを使えば短時間でみたらし団子が作れるのだ。
レジンも粘土と一緒で本来なら絶対口にしてはいけないもの。
でも俺が作って完成させると何故か食べ物として実体化するんだよね、本当に不思議だ。
食べ物として実体化した後は食べても体に悪影響はないし、普通にその食べ物の味がする。
これも異世界の魔法、なのかね?知らんけど。
とにかくレジン液を使ってみたらし団子を完成させよう!
百均購入していた絵の具用の使い捨てパレットの上に、取り出したるは無色透明なUVレジン。
ちなみにハードだ。
何がハードなのかと言うと硬化後の硬さである。
レジン液にはハードとソフトといった種類があって、ハードは硬化後カチカチに固まる。
一方でソフトは柔らかく硬化しても曲げたりすることが出来る。
ただ、俺の作るものは完成したらすぐ実体化して食べ物になるからハードだろうがソフトだろうが関係ないんだけどな。
パレットに出したレジンにカラー塗料をほんの少し混ぜて色を全体に馴染ませていく。
最初に一気に塗料を入れると濃くなってしまうので、少量ずつ混ぜて色を調節する。
みたらしのタレに近い色味になったら焼き目を付けておいた団子の上に爪楊枝を使ってタレを塗っていく。
満遍なく塗れたら仕上げにライトでレジンを硬化。
硬化するのを待っているとふとリビングの方から話し声が聞こえてきた。皆が起きたのだろう。
これはこのままにして様子を見に行くか。
俺は軽く身支度を整えて寝室を出ると、リビングのドアをノックして声をかけた。
「おはようございます、皆さん起きましたか?」
内側からガチャリとドアが空いてジャックが寝癖のついた頭で姿を現した。
「おう、ニロ。おはよーさん」
「おはようございます、皆さんが起きてるなら朝食作りますね」
「本当か!?昨日の飯も美味かったから助かる、俺達の携帯食は味がいまいちだからな……なにから何まで世話になって申し訳ないが、頼む」
「任せてください」
朝食を作ると言ってもキッチンで冷凍食品を温めるだけだ。
ぶっちゃけ俺はそんなに料理が得意ではない。
食材を切って焼くだけ、煮るだけ、茹でるだけなら出来るが手の込んだものは作れいない。一人暮らしだから面倒で覚えなかったというのもある。
冷凍庫から取り出した焼きおにぎりを皿に並べレンジで温める。
あとは賞味期限ぎりぎりの卵で卵焼きを作りレトルトの味噌汁を人数分マグカップに入れ完成だ。
出来上がった朝食をトレーに乗せてリビングへ運ぶと布団が綺麗に畳まれテーブルとイスが元の位置に戻されていた。
「皆さんおはようございます、朝ご飯出来ましたよ」
「わーいっ!ごはんっ!」
「レイチェル、もっと落ち着きなさい。子供じゃないんだから」
「だってニロのご飯美味しんだもん!」
我先にと椅子に座りキラキラと目を輝かせるレイチェルをエリシアが注意するが目は俺が持つトレーに釘付けだ。
「どうぞ、召し上がってください」
微笑ましく思いながら各々の前に焼きおにぎりと卵焼き、味噌汁を並べる。
「ん!これは美味いな!」
「こちらのスープも良く合いますね」
「この黄色いのは卵か?不思議な形だ」
それぞれ楽しんで食べているようで何よりだ。
嬉しそうな表情の面々を見ながら俺も朝食を楽しんだ。
廊下を挟んだリビングからは楽しそうに談笑する声が聞こえている。
ここ一週間ずっと一人だったので、彼らの存在が感じていた孤独を癒してくれた。
ごろんとベッドに寝転がり布団を被る。
ここは異世界、どうすれば元の世界に戻れるのかもわからない。【何でも屋】もメンバー達も分からないようだった。流行りの異世界転移ものみたいに一度異世界に行ったらもう戻れないのかもしれない。
久し振りに人と触れ合ったせいか、考えない様にしてた家族や友人の事を思い出して少しだけ悲しくなった。
男だって泣きたくなる夜もあるさ……なんて。
翌日は目覚ましをかけたわでもないのに夜明けと同時に目が覚めた。
【何でも屋】のメンバーはまだ寝ているようでリビングは静かだ。
今のうちに彼らに渡すお土産を用意しよう。
昨日レイチェル達三人にクッキーをあげる約束をしたがジャックとデリックにも何かお土産をあげたい。
すぐ完成できてお手軽なものは何かないだろうか。
あらかじめ土台だけ作って乾燥させていたものを収納していた小物入れを取り出す。
粘土で作る食べ物は完成させなければ本物にならない。
なので土台だけ作っておけば小物入れで保管出来き、その上食べたい時に手を加え完成させればすぐに実体化が出来るのだ。
よし、これにしよう!
今回作ると決めたのはお団子だ。
もっちりしていて腹持ちもいいし、土台となるお団子は白い粘土を丸めて乾燥させてある。
ほんのり焼き色を付けて餡をかければ出来上がりで簡単だ。
まずは丸めて乾燥させた白い粘土に焼き目を付けよう。
画材のパステルを使い、下の部分は黄色で薄く着色した後上からこげ茶色で焼き目を付ける。
白いものに焼き目をつける時はいきなりこげ茶色を乗せるより、薄く黄色で色を付けてからの方が綺麗な焼き目になる。
焼き目が付いたらお次はたれ。
先程餡と言ったが今回は餡だんごじゃなくみたらし団子にする。
乾燥させる時間があるなら餡団子でもよかったんだけど、彼らが出発するまでに完成するかわからないからな。
それにみたらし団子ならたれはある道具を使えば簡単にできる。
その道具とはUVレジン液だ!
UVレジン液とは紫外線で固まる樹脂の事で、ハンドメイド作家さんがアクセサリー作りによく使っている。
質にこだわらなければ百均でも手に入るお手軽ハンドメイドの材料である。ただ百均のものは時間がたつと変色したり劣化したりしやすいけどな。
俺の家にはこのUVレジンを短時間で固める専用の硬化ライトがあり、それを使えば短時間でみたらし団子が作れるのだ。
レジンも粘土と一緒で本来なら絶対口にしてはいけないもの。
でも俺が作って完成させると何故か食べ物として実体化するんだよね、本当に不思議だ。
食べ物として実体化した後は食べても体に悪影響はないし、普通にその食べ物の味がする。
これも異世界の魔法、なのかね?知らんけど。
とにかくレジン液を使ってみたらし団子を完成させよう!
百均購入していた絵の具用の使い捨てパレットの上に、取り出したるは無色透明なUVレジン。
ちなみにハードだ。
何がハードなのかと言うと硬化後の硬さである。
レジン液にはハードとソフトといった種類があって、ハードは硬化後カチカチに固まる。
一方でソフトは柔らかく硬化しても曲げたりすることが出来る。
ただ、俺の作るものは完成したらすぐ実体化して食べ物になるからハードだろうがソフトだろうが関係ないんだけどな。
パレットに出したレジンにカラー塗料をほんの少し混ぜて色を全体に馴染ませていく。
最初に一気に塗料を入れると濃くなってしまうので、少量ずつ混ぜて色を調節する。
みたらしのタレに近い色味になったら焼き目を付けておいた団子の上に爪楊枝を使ってタレを塗っていく。
満遍なく塗れたら仕上げにライトでレジンを硬化。
硬化するのを待っているとふとリビングの方から話し声が聞こえてきた。皆が起きたのだろう。
これはこのままにして様子を見に行くか。
俺は軽く身支度を整えて寝室を出ると、リビングのドアをノックして声をかけた。
「おはようございます、皆さん起きましたか?」
内側からガチャリとドアが空いてジャックが寝癖のついた頭で姿を現した。
「おう、ニロ。おはよーさん」
「おはようございます、皆さんが起きてるなら朝食作りますね」
「本当か!?昨日の飯も美味かったから助かる、俺達の携帯食は味がいまいちだからな……なにから何まで世話になって申し訳ないが、頼む」
「任せてください」
朝食を作ると言ってもキッチンで冷凍食品を温めるだけだ。
ぶっちゃけ俺はそんなに料理が得意ではない。
食材を切って焼くだけ、煮るだけ、茹でるだけなら出来るが手の込んだものは作れいない。一人暮らしだから面倒で覚えなかったというのもある。
冷凍庫から取り出した焼きおにぎりを皿に並べレンジで温める。
あとは賞味期限ぎりぎりの卵で卵焼きを作りレトルトの味噌汁を人数分マグカップに入れ完成だ。
出来上がった朝食をトレーに乗せてリビングへ運ぶと布団が綺麗に畳まれテーブルとイスが元の位置に戻されていた。
「皆さんおはようございます、朝ご飯出来ましたよ」
「わーいっ!ごはんっ!」
「レイチェル、もっと落ち着きなさい。子供じゃないんだから」
「だってニロのご飯美味しんだもん!」
我先にと椅子に座りキラキラと目を輝かせるレイチェルをエリシアが注意するが目は俺が持つトレーに釘付けだ。
「どうぞ、召し上がってください」
微笑ましく思いながら各々の前に焼きおにぎりと卵焼き、味噌汁を並べる。
「ん!これは美味いな!」
「こちらのスープも良く合いますね」
「この黄色いのは卵か?不思議な形だ」
それぞれ楽しんで食べているようで何よりだ。
嬉しそうな表情の面々を見ながら俺も朝食を楽しんだ。
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