1 / 10
孫娘になった祖父
しおりを挟む---
ある日、高校生の彩花(あやか)は、お爺ちゃんの雅夫(まさお)と一緒にお昼ご飯を食べながら、彼氏の涼太(りょうた)とディズニーランドに行く計画を話していた。
「いいなぁ、ディズニーランド。わしも若かったら行きたいもんじゃ」と雅夫は笑いながら言った。
彩花はお爺ちゃんの言葉に思わず微笑みながら、「お爺ちゃんが若返ったら、絶対一緒に連れて行ってあげるよ」と冗談で返した。
しかしその夜、不思議なことが起こった。翌朝、目を覚ました彩花は、自分の体が妙に重く、動きも鈍いことに気づいた。そして、鏡を見た瞬間、驚愕の表情を浮かべた。
「な、なんでお爺ちゃんがここにいるの!?」と叫んだその声は、まさに雅夫のものだった。
一方で、雅夫も自分の体が軽くなっていることに気づき、鏡を見て叫んだ。「な、なんじゃこりゃ! わしが彩花になってる!?」
---
二人は混乱しながらも話し合い、どうやらお互いの体が入れ替わってしまったことを理解した。最初はパニックになりかけたが、彩花のディズニーランドデートの話を思い出した雅夫は、ニヤリと笑ってこう提案した。
「孫よ、せっかくじゃ。わしがお前の代わりにディズニーランドに行って、若いころの気分を味わってくるとしよう!」
「えぇ!? そんなの絶対ダメだよ! お爺ちゃん、どうやって涼太くんと話すの?」
しかし、雅夫はもうノリノリで、ディズニーランドで楽しむチャンスを逃すわけにはいかないとばかりに、彩花を説得した。「大丈夫じゃ、わしに任せておけ。若いころは女の子にもモテたんじゃぞ!」
---
そして当日、彩花の体に入った雅夫は、ちょっとぎこちないながらも、待ち合わせ場所に向かった。涼太は全く入れ替わりのことに気づいていない様子で、にこやかに手を振る。「おはよう、彩花!」
「お、おう…いや、こんにちはじゃ!」と雅夫は慌てながら返事をするが、彩花の声なので違和感はなさそうだ。涼太はそのまま雅夫(彩花)の手を引いて、ディズニーランドのエントランスに向かった。
---
ディズニーランドに入ると、雅夫は最初こそ緊張していたものの、アトラクションやパレードに触れるうちにどんどんテンションが上がっていった。特にスペース・マウンテンでは、孫娘の体を使って大声で叫び、まるで若者のようにエネルギッシュに楽しんでいた。
「ふぉぉぉー! これがディズニーランドか、すごいのぉ!」
一方で、涼太はちょっと驚いた様子。「なんか今日はいつもと違うテンションだね、彩花。なんかあった?」
「な、なんもない! ただ、楽しんどるだけじゃ!」
涼太は少し首をかしげたが、特に深くは追及せず、そのまま楽しい時間を過ごすことにした。
---
アトラクションをいくつか楽しんだ後、二人はカフェで休憩することにした。雅夫はここで、どう振る舞うべきか悩んでいた。彩花の彼氏とデート中という状況を自覚しつつも、何かしら「お爺ちゃんらしい」ことを言いたくなってしまう。
「お前さん、彩花のこと大事にせんといかんぞ。わしは長いこと生きてきたが、女性は尊重せんとダメじゃ」と急に語り出す雅夫。
涼太は突然の重たい話に少し困惑しながらも、「もちろんだよ、彩花のことは大切にしてるし、これからもずっと一緒にいたいと思ってる」と真剣に返事をした。
雅夫はその言葉に感動し、「うむ、よい男じゃ」と心の中で孫娘の恋人を認めることにした。
---
その夜、家に帰った雅夫は彩花に一日の出来事を報告した。
「わし、ディズニーランド楽しんできたぞ! それに涼太くん、いいやつじゃな。お前、大事にされてるぞ」
「もー、変なこと言わなかったよね?」と心配そうに彩花は問いただすが、雅夫は満足そうに笑うだけだった。
翌朝、二人は元の体に戻っていた。そして雅夫は、ディズニーランドでの一日を振り返り、「若いころに戻ったみたいじゃった」としみじみと語った。
彩花は呆れながらも、どこかほっとした様子で「お爺ちゃん、また一緒に行こうね」と笑顔で言った。
雅夫はその言葉に嬉しそうに頷き、次の冒険を楽しみにするのであった。
---
**終わり**
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
彼女の母は蜜の味
緋山悠希
恋愛
ある日、彼女の深雪からお母さんを買い物に連れて行ってあげて欲しいと頼まれる。密かに綺麗なお母さんとの2人の時間に期待を抱きながら「別にいいよ」と優しい彼氏を演じる健二。そんな健二に待っていたのは大人の女性の洗礼だった…
ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生
花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。
女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感!
イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる