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ウィナーの世界
転生者
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「正射必中」
そうつぶやいて、目を瞑って心を無に、的を射るイメージを描いた。
すると……
私が山本麗子だった時の記憶が、頭に流れ込んできた。
私は動揺しながらも、全てを受け入れた。
弓で、前世との繋がりか出来たのかしら。
自殺した女子高生か。
こっちの世界なら、簡単に殺されるような脆い娘だったのね。
その時急に強いめまいに襲われた。
不味い、倒れる!
ー 君は面白い娘だねぇ
ぼくが折角消しておいてあげた前世の記憶を、自分で引っ張り出すなんてね。
ぼくのことも覚えているかい?ー
ー あのーどちら様ですか?ー
ー 覚えて無いんかい!
まぁいいや。ぼくが君をこの世界に転生させたの。
それに『健康な体』『命中』のスキルはぼくが君に着けてあげたのさ。
どう?わかった?
感謝してるかな ー
ー 別に………ー
ー ○リカ様かい!ー
ー どうせ、またつまらない人生で、そのうち死ぬんでしょ ー
ー おいおい。特別な力を持った君は、この世界の不条理を解いて、新たな世界を創りたいと思わないかい?ー
ー 全然思わない。それって私じゃ無くてあなたの仕事でしょ
何で私に押し付けようとするのよ ー
ー そりゃあぼくが簡単に出来ればやってるさ。ぼくは直接には手を出せないの 転生者を選んでスキルを与えて送り込むしかできないんだよ。ー
ー そう、だったら、マークやジョンさんも転生者なの?あなたがスキルを渡したの?ー
ー いや、かれらはこの世界に生まれた人だし、スキルもぼくが着けたんじゃないよ ー
ー スキルって私やマークにもっと追加することも出来るの?ー
ー はは~ん どうやらそれが狙いだね ー
ー あなたも狙いが有って、また私に会いに来たんでしょ。別に何もしてくれないなら、それでもいいわよ。
こんな世界に私を送り込んだあなたを毎日恨みながら生きてやるから ー
ー 待て待て待て ぼくを恨むなんて恐ろしい。
ぼくだって上からの査定があるんだよ。ぼくが転生させた子から恨まれたんじゃあ、ぼくの立場がまずいでしょ。ー
ー で、追加出来るの?ー
ー ごめんなさい、追加は難しいです。でもパワーアップら出来ますよ。ー
ー どんな風に?ー
ー 命中は、君の手元に物を引き寄せる、つまり逆命中が出来るようになるよ。あとスピードのコントロールもつけるよ
健康な体は、毒とかは一瞬で治るし、他者の治療は触れるだけで出来るよ。どう?凄いだろ ー
ー マークの力もパワーアップ出来るの?ー
ー そうだね、従わせる生き物のかずを、今の5倍位までに出来るよ ー
ー 私からあなたにまた会いたいときは、どうしたらいいの?ー
ー そうだな心の雑念を払って会いたいと望むなら、ぼくに、届くと思うけど、寝るか気絶してないとならないよ ー
ー ありがとう、出来るだけあなたの願いどうりになるよう頑張るわ。パワーアップよろしくね。ー
「レイさん 起きて下さい。
こんな所で寝ないで」
目を覚ますと、目の前でシルビアの大きな胸が揺れている。
思わず両手でわしづかみにしてしまった。
「アヒッ だめ」
シルビアが離れたので、寝ぼけたふりをした
「肉まんたべる~」
「レイさん!起きてるでしょ!」
「うふふ だって目が覚めたら目の前でオッパイが揺れているんだもん、誰だって掴んでみたくなるでしょ。」
「脱ぎましょうか?」
シルビアが意味深な笑みを浮かべた
「ううん もう堪能したからいいの。
それにこれ以上は、自分がミジメになるからやめとくわ。
所でシルビア、食材を買える所と調理出来る所って知ってる」
「えっ 食材?調理?
聞いたこと無いけど。」
「いつもレストランで楽なのはいいけど、たまには自分で作って食べたいのよ」
「ちょっと待って、レイ!
あなたルーザー出身よね。
いつも配給食食べてたのよね。
ていうか、これまで配給食以外食べた事無いはずよね。
食材とか調理って何で知ってるのかしら?」
シルビアから殺気を感じて、私はゾクっとした。
前世の記憶があるとか言っても信じて貰えないだろう。
私は何かマズイ事を言ってしまったのかしら?
このウィナーの世界にとって知られたくない何かかしら?
「ルーザーの時の配給食、思い出したくないわ。
酷いものよ。シルビアは食べたこと無いでしょうけどね。
ここのレストランで食べられる食べたことの無い料理がみんな美味しくて驚いてるのよ。
どうやって作れば出来るのかシルビアは興味沸かない?
私はやってみたいけたど。」
シルビアから殺気が消えた。
「レイは、変わったことに興味持つのね。
夕食を食べに行くときに、聞いてみたらどうかな」
そうつぶやいて、目を瞑って心を無に、的を射るイメージを描いた。
すると……
私が山本麗子だった時の記憶が、頭に流れ込んできた。
私は動揺しながらも、全てを受け入れた。
弓で、前世との繋がりか出来たのかしら。
自殺した女子高生か。
こっちの世界なら、簡単に殺されるような脆い娘だったのね。
その時急に強いめまいに襲われた。
不味い、倒れる!
ー 君は面白い娘だねぇ
ぼくが折角消しておいてあげた前世の記憶を、自分で引っ張り出すなんてね。
ぼくのことも覚えているかい?ー
ー あのーどちら様ですか?ー
ー 覚えて無いんかい!
まぁいいや。ぼくが君をこの世界に転生させたの。
それに『健康な体』『命中』のスキルはぼくが君に着けてあげたのさ。
どう?わかった?
感謝してるかな ー
ー 別に………ー
ー ○リカ様かい!ー
ー どうせ、またつまらない人生で、そのうち死ぬんでしょ ー
ー おいおい。特別な力を持った君は、この世界の不条理を解いて、新たな世界を創りたいと思わないかい?ー
ー 全然思わない。それって私じゃ無くてあなたの仕事でしょ
何で私に押し付けようとするのよ ー
ー そりゃあぼくが簡単に出来ればやってるさ。ぼくは直接には手を出せないの 転生者を選んでスキルを与えて送り込むしかできないんだよ。ー
ー そう、だったら、マークやジョンさんも転生者なの?あなたがスキルを渡したの?ー
ー いや、かれらはこの世界に生まれた人だし、スキルもぼくが着けたんじゃないよ ー
ー スキルって私やマークにもっと追加することも出来るの?ー
ー はは~ん どうやらそれが狙いだね ー
ー あなたも狙いが有って、また私に会いに来たんでしょ。別に何もしてくれないなら、それでもいいわよ。
こんな世界に私を送り込んだあなたを毎日恨みながら生きてやるから ー
ー 待て待て待て ぼくを恨むなんて恐ろしい。
ぼくだって上からの査定があるんだよ。ぼくが転生させた子から恨まれたんじゃあ、ぼくの立場がまずいでしょ。ー
ー で、追加出来るの?ー
ー ごめんなさい、追加は難しいです。でもパワーアップら出来ますよ。ー
ー どんな風に?ー
ー 命中は、君の手元に物を引き寄せる、つまり逆命中が出来るようになるよ。あとスピードのコントロールもつけるよ
健康な体は、毒とかは一瞬で治るし、他者の治療は触れるだけで出来るよ。どう?凄いだろ ー
ー マークの力もパワーアップ出来るの?ー
ー そうだね、従わせる生き物のかずを、今の5倍位までに出来るよ ー
ー 私からあなたにまた会いたいときは、どうしたらいいの?ー
ー そうだな心の雑念を払って会いたいと望むなら、ぼくに、届くと思うけど、寝るか気絶してないとならないよ ー
ー ありがとう、出来るだけあなたの願いどうりになるよう頑張るわ。パワーアップよろしくね。ー
「レイさん 起きて下さい。
こんな所で寝ないで」
目を覚ますと、目の前でシルビアの大きな胸が揺れている。
思わず両手でわしづかみにしてしまった。
「アヒッ だめ」
シルビアが離れたので、寝ぼけたふりをした
「肉まんたべる~」
「レイさん!起きてるでしょ!」
「うふふ だって目が覚めたら目の前でオッパイが揺れているんだもん、誰だって掴んでみたくなるでしょ。」
「脱ぎましょうか?」
シルビアが意味深な笑みを浮かべた
「ううん もう堪能したからいいの。
それにこれ以上は、自分がミジメになるからやめとくわ。
所でシルビア、食材を買える所と調理出来る所って知ってる」
「えっ 食材?調理?
聞いたこと無いけど。」
「いつもレストランで楽なのはいいけど、たまには自分で作って食べたいのよ」
「ちょっと待って、レイ!
あなたルーザー出身よね。
いつも配給食食べてたのよね。
ていうか、これまで配給食以外食べた事無いはずよね。
食材とか調理って何で知ってるのかしら?」
シルビアから殺気を感じて、私はゾクっとした。
前世の記憶があるとか言っても信じて貰えないだろう。
私は何かマズイ事を言ってしまったのかしら?
このウィナーの世界にとって知られたくない何かかしら?
「ルーザーの時の配給食、思い出したくないわ。
酷いものよ。シルビアは食べたこと無いでしょうけどね。
ここのレストランで食べられる食べたことの無い料理がみんな美味しくて驚いてるのよ。
どうやって作れば出来るのかシルビアは興味沸かない?
私はやってみたいけたど。」
シルビアから殺気が消えた。
「レイは、変わったことに興味持つのね。
夕食を食べに行くときに、聞いてみたらどうかな」
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