無実の罪で婚約破棄された公爵令嬢の私は、義弟と婚約することになりました。

アネス・フォルドラは、オルバルト王国に暮らす公爵家の令嬢である。
彼女は、王国の第三王子デルケル・オルバルトと婚約関係にあった。
ある日、デルケルに呼び出されたアネスは、彼から婚約破棄を言い渡される。それは、アネスが彼の使用人を刺したからだという。
当然、アネスにそのような覚えはない。しかし、デルケルは目撃者まで連れてきており、アネスは窮地に立たされることになってしまった。

そんな彼女を救ってくれたのは、義弟であるアルスだった。
アルスは、デルケルに対して堂々と証言し、その場はなんとか収まった。

その後、屋敷に戻ったアネスに、アルスは衝撃的なことを言ってくる。

「姉さんは今を持って、僕の婚約者になる」
「は?」

衝撃的なことを告げられたアネスだったが、そこからアルスの真意を知ることになる。

無実の罪で婚約破棄されたアネス。彼女と婚約を結んだアルス。義理の姉弟は、事件を解決していく。
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