うつほ草紙
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桃から生まれた桃太郎は、幾度となく己に問いかける。母の胎内からではなく、何もない空洞、うつほの中から生まれ出でた己は何者なのか。人の姿をしていても、人成らざる者なのだろうか。
そんなある日、都に竹から生まれた娘が居るという噂を耳にした桃太郎は、おそらく己と同じ場所からこの現世に生まれ出でたであろうその娘に会う為に村を旅立つ。
桃から生まれた桃太郎は、幾度となく己に問いかける。母の胎内からではなく、何もない空洞、うつほの中から生まれ出でた己は何者なのか。人の姿をしていても、人成らざる者なのだろうか。
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退会済ユーザのコメントです
ご感想ありがとうございます。
勢いだけで描いてしまった物語なので、あらを探せばきっといくらでも出てくる事でしょう(笑)
古事記の中ではわりと淡々と語られる神々にも、苦しみや悲しみの感情はあるのだろう。その部分を描いてみたかったのです。そこをお伽噺と繋げてみるという、ちょっとした挑戦でした。
淫靡な陰の部分も含んだお話だったので、読者様からの反応に実は内心ドキドキしていました。
ありがたいお言葉を頂き嬉しいです。
EITO8さん、本当に感謝です!
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