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AfterStory:冬のお泊まり

ランブルト様のいとこに懐かれてしまい、みんなでお泊まりをすることになりました

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【まえがき】
みなさんお久しぶりです、べらるです。
2024/6/23で、他サイトでハフヴァンの投稿から一周年を迎えました。
そこで、少しだけ真面目に番外編を書き始めました。
いちゃらぶ甘々コメディで、ちょいシリアスでちょい切なく、えろいトコロはちゃんとえろいお話。
人によっては蛇足かもしれませんが、まだ三人のお話を読みたいって方はよろしければお付き合いください。
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 ──その日、ミレスの街には分厚い灰色の雲が覆っていた。

 吹き抜ける風は冷たく、空気中に吐き出される呼気は白い。新しい家で暮らすようになってもう半年が過ぎたんだと、降り始めた雪を見てそんなことを思った。

 ……雪、積もるかな。
 ……積もったら、雪合戦とかできたら楽しそう。

 ハッシュフィード家が火事によって焼け落ちる前──あの時は、雪が降っても家の中から外を眺めるだけの生活だった。姉達は寒いなか外に出たくないと言っていたし、他の人も似たような理由で断られた。そのあとはまた断られるんだろうなって思って、言い出せずにいて、外に出かけるタイミングがなければ雪道を歩くこともなかった。

 ガラス窓に触れていると、とても冷たい。
 ほぉ……っと息を吐いて、窓を白くする。

 指でつつ……っと線を描いて……。

「俺の名前……?」
「ひゃぅ……っ!?」

 急に真横から声が聞こえて、驚いてしまう。
 夢中で窓に文字を書いていたから、アゼル様が近くに来たことに気付かなかった。

 ……アゼル様、いつも気配消して近づいてくるし……。

「アゼル様、ヨル君、マザルク先生、……ランブルト様……?」

 窓に書かれた名前を順番に読みあげて、あまりよろしくない表情をしているアゼル様に、わたしはぶんぶんと頭を振る。雪が降ってるからみんなで外で遊ぶことができたら楽しそうで、誘いたい人の名前を書いていたと話せば、アゼル様がきょとんとした。……なんか可愛いとか思っちゃった……。

「雪、好きだったの?」
「ほら、ハッシュフィード家にいた時はそこまで頻繁に降らなかったじゃないですか? 降ってもここほど積もらなかったですけど、ミレスシティではよく降りますし、積もったりしてて……小さな子どもがスノーマンとか作ってるのを見ると、誰かと一緒に作ったら楽しそうって思って……」
「……そう、だね。この感じだと、明日には積もってるんじゃないかな」

 アゼル様が外を見つめて、ゆるりと目を細める。
 きっと、わたしが虚弱だった頃を思い出しているんだろう。一日三度の服薬、気を抜けばすぐに倒れる体。携帯用の錠剤がなければ、外出することも難しかったから。

 今なら、一日一度の薬を飲むことで、体調を気にせず外で遊ぶことができる。

 アゼル様はわたしの目の下を親指の腹ですりすりしてきた。……ん、ちょっとこそばゆいかも。……なんだろ、また何か抱えてそうな表情してる……。

「何か言いたいことがあるんじゃないですか?」
「……なんでもないよ」
「本当ですか?」

 言いたくない事があったときに目を逸らす癖はお見通しだ。
 わたしがじーっと見つめていると、アゼル様は「はぁ」とため息をついた。テープやリボンで縛っていない──背中におろしただけの金髪に触れてくる。

「いまちょうどランブルト・ホイットニーが家の前に来てるからだよ」
「???」

 あれ、今日来るって言ってたかな。ランブルト様は仕事で忙しいし、事前に手紙とか日程調整してから会いに来ることが多いから、いきなりっていうのはすごく珍しい事のような気がする。

会うのも久しぶりなのだけれど、それとアゼル様のため息と何の関係があるんだろう。

「あの男、やっぱり追い返そうかな」

 わたしの髪を指先に巻き付けてイジイジしながら、そんなことを言うアゼル様。

「せっかくこんなところまで来てくれたのに、それは申し訳ないですよ。それに何か急用かもしれないじゃないですか。話だけでも聞かないと……」
「……。ユフィならそう言うと思った」

 若干嫌そうな顔をしたアゼル様に、苦笑いを浮かべる。
 まぁこれでも、ずいぶんアゼル様とランブルト様の仲が良くなったものだ。一時期は、本気で殺しそうな目をしていたから。

 さっそく玄関に向かおうとすると、腕を大きな手で掴まれる。なんだろうと思って見上げると、青宝玉サファイアに輝く瞳が目の前にあった。

「キスしたい」
「っ!?」

 そんな急に、改まって……っ?
 キスくらい、いつもしてる。それこそ習慣のように、毎日だ。
 でもこんな風に切羽詰まったように懇願されるなんて、思わなくて。

「ダメ……?」
「ダメじゃない、ですけど……」
「ユフィからしてほしい」
「っ……!」

 心臓がドクンッと鳴る。そっとアゼル様の首に腕を回して、下唇に吸い付いた。柔らかい。上質な魔力の香りに誘われるように、ちゅっ、ちゅっと複数回口づける。脳髄が痺れて、じんっ、と腰が熱を帯びた気がした。

 ──より深く求めてしまう。

「……っ、ん……っ」

 口を開けて舌をさしこむ。ぬるぬるのソレを重ね合わせて、快楽と魔力を享受した。

「ん。イイ表情かおになった」

 ぷふぁっと息を吸い込んでいると、細長い指がわたしの顔に添えられる。なぜか満足げなアゼル様。……イイ表情かおってなんだろ……? わたしそんな変な顔してる?



  *



「実は一週間ほど前から、家に従弟いとこが来ておりましてね。うちの執事ジレットがうっかりユフィさんの名前を出してしまって、この子がユフィさんにどうしても会いたいと言ってきましてね……」

 玄関にいたのは、ランブルト様だけじゃなかった。
 ランブルト様の足にしがみついて、顔だけひょっこり覗かせている可愛らしい金髪の男の子。五歳くらいだろうか。人見知りなのかランブルト様から全然離れようとしないのだけれど、大きな緑色の瞳がわたしを見上げてくる。

「ほら、挨拶しなさい」

 ランブルト様に言われても、しばらく男の子はじーっとわたしのほうを見ていた。見つめられても何も出ないよ? そんな事を言おうか迷ったところで、蚊が鳴くような声が聞こえた。

「……です」

 名前、聞こえた? 思わずアゼル様を見ると、アゼル様はなぜか腕を組んでむすっとしていた。どうしてか全然理由が分からなかったけれど、ひとまずスルーすることにする。

 もう一度男の子のほうを見て、今度は怖がらせないように膝を折り曲げ、男の子と視線を合わせた。

「ごめんね、聞こえなかったの。もう一度お名前を教えて」
「ルカ……です」

 よかった、今度は聞き取れた。

「ルカ君って言うんだね。わたしはユフィ。よろしくね、ルカ君」

 ニコリと笑えば、ルカ君はまたすぐにランブルト様の足に隠れてしまった。恥ずかしがり屋さんなのかな。そう思うと無性に可愛らしく思えてきて、ますますニコニコしてしまう。

「──つまり、今日やってきたのはあんたがユフィに会いたくなったからじゃなくて、そこにいる子どもがユフィと会ってみたかったってこと?」
「私はいつでもユフィさんと会いたいと思っていますが、まぁ今回はそうですね。ルカはこの通り内向的な性格をしておりましてね、いつも部屋で本を読んでいるような子なんです。両親以外は、私にしか懐いていないんですよ」

 確かに、さっきからルカ君はランブルト様の服を掴んで離れる気配がない。
 よっぽどランブルト様の事が好きなんだろうな……。

「ルカは、ユフィさんの話を聞いて、会いたくなったみたいなんです。名前も知らないような人に会いたいって言ったのは、コレが初めてなんですよ」
「そ、そうなんですね……」

 そんなに興味を持ってもらえるなんて、照れてしまう。
 あと、ジレットさんはどんな話をしたんだろ……。
 気になる……。

「ち、ちゆのまほー……」
「治癒? ルカ君は魔法に興味があるの?」

 コクコクと頷くルカ君。

「私に治癒魔法をかけて怪我を治してくれたことを聞いたようでして」
「ああ、そうだったんですね」

 確かに、わたしはランブルト様に治癒魔法をかけて怪我を治した事がある。
 一度目は子どもの頃、ハッシュフィード家で。
 二度目はちょうど一年前の冬、仮面舞踏祭ナイトフェスティバルの時に。

「……ちゆのまほー、見てみたい……」
「見せてあげたいけれど、治癒の魔法は誰かが怪我をしたときに初めて使うようになるんだよ。本当は、治癒の魔法を使わないほうがいいの」

 ルカ君は「そっか……」と少しだけ残念そうな顔をした。
 興味をそいだだろうか。せっかくだったら、自分に傷をつけて治癒魔法の実演してあげればよかったかもしれない。そこまで考えて、確実にアゼル様に止められるし、怒られそうだと思い直した。


 それから、ランブルト様の誘いでルカ君が好きな本がたくさんある場所──我が家自慢の図書室に案内した。
 わたしも知らなかったのだけれど、ここには子ども向けの絵本まで用意されていたのだ。

 ルカ君はたくさんの本に目を輝かせていた。きっと、自分の好きなものはとことん好きになるタイプなんだろう。

「なんだかランブルト様に似てるかも……髪色も目の色も一緒だし……」

 でも性格は全然違ったのだと思う。ホイットニー家にいた頃に聞いた話では、ランブルト様はずいぶん達観した子どもだったらしい。人見知りするような子ではなく、常にニコニコしていた。子どもらしさのない子どもだったそうだ。

 ちっちゃい独り言だったのだけれど、ランブルト様がわたしのほうを見てきた。「何か言いましたか?」と言いたげなので、小さく笑ってごまかしておく。


 それからしばらく、わたしはルカ君が魔法に関連する絵本を読んでいる姿を眺めていた。初めはすぐランブルト様の後ろに隠れていたルカ君だったけれど、ランブルト様が積極的に補助してくれたこともあって、時間が経つにつれてフラットな感じでわたしと話せるようになっていた。むしろ、ルカ君がわたしにひっつくようになっていた。

「ランブルト様って、子ども好きなんですか?」
「?」
「わざわざ時間を取ってルカ君の相手をしたり、今だって分からないところを教えてあげたりしてるじゃないですか。だから結構子どもが好きなのかなって思って」

 ルカ君に対するランブルト様はとても優しげだった。社交的に作られた優しさじゃなくて、内側からにじみ出てくるようなもの。だから何気なく聞いてみたのだけれど、ランブルト様は少し驚いた顔をしていた。

「ヘンな事聞いちゃいました……?」
「いえ……。意識していなかったですが、もしかしたら……妙なところで母親の影響を受けているのかもしれませんね」
「亡くなったお母様の……?」

 確か、ランブルト様のお母様はスラムに住む貧困層の少年少女のために積極的な活動をしていたという話だ。聞いた限りだと、困っている人間がいたら放っておけない活力的で優しい女性だという。

 母のせいでパンケーキを食べられなくなったって言っていたくらいだから、きっと影響力は絶大に違いない。

「おや、もうこんな時間。ルカ、帰りますよ」
「……まだ帰りたくない……」

 ルカ君がわたしの服の裾を掴んで、ふるふると首を振っている。

「このほん……まだよんでない……ユフィが読んでくれるって言った……」
「でももう眠いでしょう……?」
「ねむくない……」

 ランブルト様は昼寝の時間だから帰ろうと言っているけれど、ルカ君はどうも嫌みたい。しかもなんだか泣きそうな雰囲気……。せっかくルカ君と仲良くなれたし、わたしはこれといった仕事をしているわけじゃないから、二人がいてくれたほうが楽しいんだけど……。

「あの……わたしはまだルカ君にここにいてもらっても大丈夫ですよ。ランブルト様はどうですか?」
「……まぁ確かに、もともと叔父から息子を預かってくれって頼まれて時間を空けていたので、大きな予定はないですが……」
「じゃあ、今日はこのまま……」
「お泊まりできるの……?」
「え!?」

 そう言ったのは、ルカ君だった。
 目をキラキラと輝かせてわたしを見つめてくる。

「今日は一日ずっと一緒? 明日も一緒にいてくれるの……?」

 きらきらぱっちりおめめ……。
 う……こんな目で見られちゃったら、断れないよ……。

 わたしはもちろん、泊まってもらっても構わない。むしろ賑やかになって楽しいから大賛成だ。

 一つ、問題があるとすれば──

「ルカ君を泊めてあげてもいいですか……?」

 今までずっと離れた場所からわたし達の様子を観察していたアゼル様の許可が取れるかどうか。

 たぶんランブルト様と違って、アゼル様は子どもが苦手なんだろう。さっきルカ君がイスから落ちそうになったとき、真っ先に助けてくれたのがアゼル様だったのだけれど、どうすればいいか分からなさそうな顔でルカ君と見つめ合った後、「返す」って言ってそそくさとランブルト様にルカ君を押し付けていたから。

 アゼル様、OKしてくれたらいいな……。

 じーっとアゼル様を見ていると、十秒くらい経ってからアゼル様が「……まあ、ユフィがそう言うなら」と言ってくれた。

「良かったね。今日は一緒にいられるね」
「うん!」

 満面の笑顔を浮かべているルカ君。
するとすぐに、ランブルト様の細身のズボンを引っ張って、ルカ君はこう言った。

「ルトも……いっしょだよ……?」

 そのとき、ルカ君の言葉に一番驚いていたのは──
 たぶん、ランブルト様だったと思う。

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