47 / 73
ならば強行突破します!~オーロラの帝都と癒やしの殿下~
第六話 早すぎる冬の使者 その一
しおりを挟む「金は掘り尽くせばなくなります」
冬宮、ミシェルにあてがわれた居室のサロンにて。
ミシェルがそう告げれば、お茶と茶菓子が置かれた卓の反対側に座る皇帝アルダリオンが、その片眉をあげた。
「ずいぶんと悲観的なことをいうのだな」
「今すぐにとはいいませんよ。だけど資源は有限だということです。無くなってから対策をとったのでは遅い」
実際、クリストフは金脈が枯渇したときのことを見据えて、すでに準備を始めていた。それは数十年後なのか、百年以上先かわからないが。
潤沢な資金を生かして優秀な若者達に奨学金を出して、大陸各地の大学都市に留学させているのも、その一つだ。学問や技術を習得した指導者がいてこそ、産業も育つというものだ。
今のところは騎士階級以上のみとなっているが、いずれは各地に学校を開いて、すべての民が基本的な読み書きに計算が出来る様にしたい。さらにはそこから優秀な者を王都に作る予定の王立の学院にという話もある。
そこには施術師の専攻科も作りたいという、ミシェルの希望にクリストフもうなずいてくれた。
「強いのは有限の資源より、農業や工芸ということです。サランジェの主な輸出品は農産物にワイン、織物に陶器ですから」
ミシェルは自分が傾けた白磁のカップをチンと指ではじいて鳴らした。そこにはサランジェの工房を表す青の刻印がされたものだ。
白磁の陶器はその製法が他国に盗まれても、優美な絵付けに瀟洒な形と、サランジェの工房産のものが最高級とされており、各国の宮廷晩餐会で使用され、王侯貴族達に新作がもてはやされていた。
「たしかにサランジェ産の葡萄酒が一番だと私も思うな。女達や伊達男どももサランジェの絹織物に夢中だ」
「金脈などなくとも、国は豊かにできます。まして、帝国には北の広大な大地がある。なにを欲張られるのですか?」
「領地は広くとも、国土の三分の二は掘れば氷の永久凍土だ。そこでは作物はなにもとれない」
「残り三分の一でさえサランジェ王国二つ分以上の広さがあり、陛下はその最大の大地主だというのに?」
帝国は皇帝の権限が強く、ほぼ国の全土が彼の持ち物だと言われていた。冬はリンドホルム同様に長いが、黒い土がもたらす恵みは豊穣だ。とくに小麦は大陸一の生産量と質を誇り、各国に輸出されている。
「金はありあまっても困るものではないだろう?」
ミシェルの言葉をどこか楽しそうに聞きながら、アルダリオンがカップを傾ける。その茶には同量の香り高い火酒がどぼどぼ注がれていた。ミシェルなら一口飲むだけで真っ赤になりそうだが、彼の顔色に変わりはない。
この皇帝陛下は午後のお茶の時間には連日ミシェルの部屋にやってきて、こうしてとりとめもない話をしていく。
そして、ミシェルは毎度“交渉”しているのだけど。
「僕が言いたいのはね。大国の皇帝ともあろうものが、小さなパイを争い合ってどうするの? って話。
帝国だけがリンドホルムの金脈を独り占め出来ると思ったら大間違いだよ。ゲレオルク国にタイテーニア女王国だって狙っているんだから」
リンドホルム国が出来る前、帝国にも朝貢していたが、この二国にも昔はトナカイの皮を贈っていた歴史があるのだ。つまりは二つの国もまた自分こそがリンドホルムが元領地だったと主張できる立場にある。
まあだからこそ逆に、今はこの三国とリンドホルムは微妙な関係であるのだ。隣国同士というのはたいがい仲が悪いが、以前は臣下だと思っていたものが、対等の国や王となればなおさらだろう。
まして、そこに金などという、欲望の最たるものが絡めば。
「北の帝国が、女海賊の治めるちっぽけな島国や、寄せ集めの田舎騎士団に負けると?」
女海賊とはタイテーニア女王のことで、寄せ集めの田舎騎士団とはゲレオルク国のことだ。
あの国の騎士達の服装の趣味の悪さは有名というか、元々戦場で目立つための奇抜な格好の伝統が残っているというべきか。そして領地の数だけ騎士団があるといわれるほど、各領地の自治権が強く、王権はそれだけ弱い。たしかに寄せ集めの集団ではある。
「たしかに一国ならば帝国の敵ではないでしょうね。でも、もしこの双方が手を組んだら? それに他の国だってわかりませんよ」
「そこまでして戦う理由がどこにあります?」とミシェルは続ける。
「戦争なんて金食い虫です。金脈を得たとして、それをすべて他国との戦争につぎ込んだとしたら、意味もないでしょう?」
「逆に帝国とゲレオルク国とタイテーニア女王国の三国で利益を三等分するという手もあるぞ」
女海賊だの田舎騎士だの言っておいて、今度は三国仲良くというアルダリオンの言葉に、「ふ……」とミシェルは笑う。
「そんな約束、すぐにどこかが自分の分け前が少ないだのなんだのと文句を言いだしますよ。みんな本当は全部独占したいんだから」
「結局戦争ですね」とミシェルは結論付けた。
とはいえ、目の前の皇帝をやり込めたいわけではない。というか、やっぱり彼は自分との会話をどこか楽しんでいるふしがあり、その口許には微笑さえ浮かんでいる。
「で、そんな無駄な争いを避けるために、皇帝陛下におかれては、僕をリンドホルムに帰らせてくださるおつもりは?」
お茶の休憩時間がそろそろ終わると時計で確認して、訊ねれば「考えておこう」との答えが返ってきた。
「それ、考えるけど考えるだけというのではないの?」
アルダリオンはすでに立ち上がり、返事もなく去って行く。その広い背中を見送りミシェルはふう……とため息をついた。
まったくその帝国の国土と同じく、どうもこの皇帝陛下は度量が大きいのか得体が知れないのか。話は聞いてくれるけど、確かな返答は絶対にしない。
ふわふわしたレースの天蓋に腕をツッコんでいるみたいだと、ミシェルは心の中で文句を言った。
◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇
帝宮では自由に歩き回ることを許されていた。もちろん護衛という名の監視の近衛騎士は二人ついているし、立ち入ってはいけない場所は彼らに止められるけれど。
そんなわけで、ミシェルは帝宮の探索? にいそしんでいた。いざというときの逃走経路は把握しておいたほうがいい。
もっともそう簡単に逃げられると思っていないから、これだけ自由にさせてくれているんだろうとはミシェルにもわかっている。この皇帝陛下はなかなかにくせ者であるから。
しかし、この宮殿は本当に無駄に広い。果てのなさそうな列柱が並ぶ回廊を歩きながら、本当に馬で移動したほうがいいんじゃないかな? と思っていると「あら」と若い娘の声がした。
「こんなところで虜囚の王子様に出会えるなんて思いませんでしたわ」
あきらに待ち伏せしていたのだろう。柱の陰からあらわれたのは三人の令嬢だ。金や金茶に赤金の髪を結い上げた狐族の若い娘達。
「“役立たず”の狐の男子なんて本当に珍しい」
「まあまあ、役立たずなんて、かの母大公はロシュフォール王を籠絡して、子まで孕んで庶子から王妃までなりあがった男狐ですよ。そのご子息なのですから」
「そうそう、その息子王子は黄金に目がくらんで、北の蛮族の狼などにお輿入れされたのですから」
「それなのになぜ、この冬宮に? とらわれの身であることも忘れてお散歩? よくもまあおめおめと、偉大なる北の皇帝の宮殿を歩くことが出来たもの」
これほどあからさまな悪意をミシェルは向けられたことがなく、一瞬ぽかんとし、次に母であるレティシアを侮辱する言葉に、静かな怒りが沸いたが、ミシェルは表情に表すようなことはしなかった。もちろん耳も尻尾もぴくりとも動かさない。
ここで感情も露わに怒るようなことをすれば、それは敗北だ。彼女達と同じ低い舞台に降りて、口汚く罵り合うなど。
たしかにここは敵地なのだから、不意の攻撃もあって当たり前ではあった。
王城でのウルリッカの態度など、これに比べれば大変可愛いものだった。ミシェルは怒りもわかなかったし、だから素直に彼女に応対した。
が、これは母レティシア伝授の完全武装をすべきだろう。
「なぜ黙られているのかしら? 人質の身では怖くて口もお開きになれなくて」
三人でかしましく「顔だけはいい」だの「身体は小枝のように細くて丸みもなにもない」だの「そういうのが趣味な殿方もいますわ。珍種好きの蛮族の狼とか」とクリストフを再度侮辱する言葉にも、ミシェルは表情一つ動かさなかった。もちろん内心では怒りがごおごおと燃えさかっていたが。
黙っていることに調子にのって、金赤の毛並みの一人が口を開いたところで、ミシェルは彼女をまったく見ずに、背後に立つ護衛の騎士に話しかけた。
「この者達はなんなのですか?」
王族であるミシェルが先から声をかけることも、名を直接訊ねることはない。向こうから名乗るのが礼儀である。
だからミシェルは従者でもある近衛騎士に話したのだ。目の前に立ちふさがるこの無礼者達はなんだ? と。
暗に彼女達の名前を尋ねるわけでもない。まったくの不審者扱いだ。
それに「なっ!」と三人ともかああっと顔に血を昇らせた。そして自らぺらぺらと口々に自分はターニャだのソーニャだの、カーシャだの名乗り、いずれも皇室の血を引く公爵の父を持つのだとわめいた。もっと長ったらしい名前だったが、ミシェルの耳にはそれは素通りした。
こんな失礼な態度をとるのは皇族である可能性も、ミシェルは考えたが、現在の皇帝には年頃の娘はおらず、他の皇族もみな年かさの女性ばかりだと、ミシェルは把握していた。
王族として他の王族の知識はある。さすがに国外の貴族までは把握してないが。
そう、ただの貴族の娘だ。
「私が通り過ぎるまで、頭を下げ顔を伏せているように彼女達に言ってください」
目の前に娘達がいるのに、あくまで直接話しかけることなく、後ろにいる近衛兵にミシェルは命じた。
その言葉に三人が三人とも顔色を変えて、ひときわ、気の強そうな赤金の髪の娘が「いつまでお高くとまっているつもり、人質の王子が!」と癇癪をおこしてさけぶ。
「私はミシェル・エル・ベンシェトリ。サランジェ王ロシュフォール・ラ・ジルの息子にして、リンドンホルム王クリストフ・フォン・ベルツの王妃です。
この帝宮にはアルダリオン・ヴァレンチノヴィチ・ポルドニコフ陛下の“客”として招かれました」
そこでようやくひたりと、前を見たミシェルに三人とも気圧されたようにたじろいだ。
ミシェルの今の言葉でようやく彼女達は、誰を相手にしているのか、王族と貴族との身分差に気付いたようで幾分青ざめていた。皇帝の“客”と名乗ったことも効いているのだろう。
とはいえミシェルが彼女達の勢いに怯えて押し黙るような気弱さならば、人質の王子と馬鹿にし続けたのだろうが、手痛い反撃にあった形だ。
三人は大人しく端に退いて、膝を折って頭を垂れた。ミシェルはその前を通り過ぎた。
21
お気に入りに追加
1,128
あなたにおすすめの小説
初恋に敗れた花魁、遊廓一の遊び人の深愛に溺れる
湊未来
恋愛
ここは、吉原遊郭。男に一夜の夢を売るところ。今宵も、一人の花魁が、仲見世通りを練り歩く。
その名を『雛菊』と言う。
遊女でありながら、客と『情』を交わすことなく高級遊女『花魁』にまでのぼりつめた稀な女に、今宵も見物人は沸く。しかし、そんな歓声とは裏腹に雛菊の心は沈んでいた。
『明日、あちきは身請けされる』
情を売らない花魁『雛菊』×吉原一の遊び人『宗介』
華やかな吉原遊郭で繰り広げられる和風シンデレラストーリー。果たして、雛菊は情を売らずに、宗介の魔の手から逃れられるのか?
絢爛豪華な廓ものがたり、始まりでありんす
R18には※をつけます。
一部、流血シーンがあります。苦手な方はご自衛ください。
時代考証や廓言葉等、曖昧な点も多々あるかと思います。耐えられない方は、そっとブラウザバックを。
王妃様は真実の愛を探す
雪乃
恋愛
ライアーン王国の王女エヴァは8歳の時14歳年上のルガート王へと国を守る為に輿入れしたがそれは言ってみれば人質同然の扱いで住まいも城内ではあるが、少し離れた寂れた離宮に国から共についてきてくれた侍女1人のみ。
離宮の入口には彼女達を監視する様に衛兵が交代で見張っている。
おまけに夫となったルガート王にはたった1度しか顔を合わせていない。
それから10年――――誰もが彼女達の存在を忘れていた?
侍女達の噂にも上らないくらいに……。
だけど彼女達は離宮で実にひっそりと逞しく生きてきたのだ。
王女は侍女と交代しながら生きぬく為に城下で昼間は働きに行き、仕事のない時は主婦として離宮内を切り盛りする。
全ては彼女達が誰にも知られずにこの国から逃げ出し、第二の人生を謳歌する為なのだ。
だけど王妃は知らない。
忘れられた様に思い込まされている事を……。
陰謀と執着に苛まれる彼女の心と命を守るために仕組まれた『白い結婚』。
そしてまだまだ彼女は知らない隠された秘密が幾度も彼女を襲う。
そんな問題……波乱万丈な王妃様は無事生き抜き真実の愛を見つけられるでしょうか。
ちなみに王妃様はかなり天然な性格です。
そしてお付きの侍女もかなりの脳筋です。
また主役はあくまで王妃様ですが、同時に腹心の侍女であるアナベルの幸せも極めていく予定……あくまで予定です。
脱線覚悟で進めていくラブファンタジーならぬラブコメそして脳筋万歳なお話になりそうです。
たまにシリアスやドロドロ、胸糞警報もありです。
【R18】両想いでいつもいちゃいちゃしてる幼馴染の勇者と魔王が性魔法の自習をする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
「両想いでいつもいちゃいちゃしてる幼馴染の勇者と魔王が初めてのエッチをする話」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/575414884/episode/3378453
の続きです。
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
もしも○○だったら~らぶえっちシリーズ
中村 心響
恋愛
もしもシリーズと題しまして、オリジナル作品の二次創作。ファンサービスで書いた"もしも、あのキャラとこのキャラがこうだったら~"など、本編では有り得ない夢の妄想短編ストーリーの総集編となっております。
※ 作品
「男装バレてイケメンに~」
「灼熱の砂丘」
「イケメンはずんどうぽっちゃり…」
こちらの作品を先にお読みください。
各、作品のファン様へ。
こちらの作品は、ノリと悪ふざけで作者が書き散らした、らぶえっちだらけの物語りとなっております。
故に、本作品のイメージが崩れた!とか。
あのキャラにこんなことさせないで!とか。
その他諸々の苦情は一切受け付けておりません。(。ᵕᴗᵕ。)
リオ・プレンダーガストはラスボスである
とうや
BL
「おぎゃっ」と生まれたら、没落寸前の伯爵家嫡男でした。生物学上の父親はクソだし、母親は死ぬし、領地はカスだし、もー!どうすりゃ良いんだ!?
前世は叩き上げヒノモト軍人青年、今生は天使のような美少年の主人公が、自分ではしょぼいと思ってるガラスチートで頑張ります。
基本は兄(腹違い)×弟(主人)。
ストックが切れています……書けた分からのんびり更新。
********************
ATTENTION
********************
* 閲覧、ブクマ、いいね、感想、エール、ありがとうございます!励みになります!
* 誤字脱字報告、ありがとうございます!感想が入ってなければ修正してそっと削除します。
* 美オッサン×ゴツいオッサンとかあります。笑って許せる方のみお願いします。
* ガラス知識は意外といい加減です。ツッコミ不要で。
悪役令嬢の選んだ末路〜嫌われ妻は愛する夫に復讐を果たします〜
ノルジャン
恋愛
モアーナは夫のオセローに嫌われていた。夫には白い結婚を続け、お互いに愛人をつくろうと言われたのだった。それでも彼女はオセローを愛していた。だが自尊心の強いモアーナはやはり結婚生活に耐えられず、愛してくれない夫に復讐を果たす。その復讐とは……?
※残酷な描写あり
⭐︎6話からマリー、9話目からオセロー視点で完結。
ムーンライトノベルズ からの転載です。
二人の公爵令嬢 どうやら愛されるのはひとりだけのようです
矢野りと
恋愛
ある日、マーコック公爵家の屋敷から一歳になったばかりの娘の姿が忽然と消えた。
それから十六年後、リディアは自分が公爵令嬢だと知る。
本当の家族と感動の再会を果たし、温かく迎え入れられたリディア。
しかし、公爵家には自分と同じ年齢、同じ髪の色、同じ瞳の子がすでにいた。その子はリディアの身代わりとして縁戚から引き取られた養女だった。
『シャロンと申します、お姉様』
彼女が口にしたのは、両親が生まれたばかりのリディアに贈ったはずの名だった。
家族の愛情も本当の名前も婚約者も、すでにその子のものだと気づくのに時間は掛からなかった。
自分の居場所を見つけられず、葛藤するリディア。
『……今更見つかるなんて……』
ある晩、母である公爵夫人の本音を聞いてしまい、リディアは家族と距離を置こうと決意する。
これ以上、傷つくのは嫌だから……。
けれども、公爵家を出たリディアを家族はそっとしておいてはくれず……。
――どうして誘拐されたのか、誰にひとりだけ愛されるのか。それぞれの事情が絡み合っていく。
◇家族との関係に悩みながらも、自分らしく生きようと奮闘するリディア。そんな彼女が自分の居場所を見つけるお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※作品の内容が合わない時は、そっと閉じていただければ幸いです(_ _)
※感想欄のネタバレ配慮はありません。
※執筆中は余裕がないため、感想への返信はお礼のみになっておりますm(_ _;)m
義兄に告白されて、承諾したらトロ甘な生活が待ってました。
アタナシア
恋愛
母の再婚をきっかけにできたイケメンで完璧な義兄、海斗。ひょんなことから、そんな海斗に告白をされる真名。
捨てられた子犬みたいな目で告白されたら断れないじゃん・・・!!
承諾してしまった真名に
「ーいいの・・・?ー ほんとに?ありがとう真名。大事にするね、ずっと・・・♡」熱い眼差を向けられて、そのままーーーー・・・♡。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる