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断罪エンドを回避したら王の参謀で恋人になっていました

断罪エンドを回避したら王の参謀で恋人になっていました 後編 ※ その一

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「破滅の時は必ずやってくる」

 それが敬愛する大叔父の言葉だった。

 黒狼の魔法騎士として宮廷に仕え、なんらかの理由によってその宮廷を辞して、田舎へと隠遁した。甥夫婦が亡くなり身寄りを無くした若い姪をひきとって、生活のために辺境伯であるレティシアの父に、私兵の指南役として仕官した。

 狐の美しい姪がその領主に目をつけられるのは時間の問題であった。大叔父は姪にけしてこの恋は報われないだろうことは忠告した。身分からして彼女は正妻にはなれないともだ。しかし、恋愛は自由であるから彼はそれ以上口出しすることはなかった。
 田舎娘などすぐに飽きられて捨てられるだろうと、その傷心の姪を慰めて、堅実な男と家庭を持てばよいと、自分の考えが甘かったと大叔父は、いつものチェスをしながら、レティシアに苦々しく語った。

 姪が、レティシアの母が身籠もるまでは……だ。妊娠が分かると、彼女は正式に辺境伯の城に迎えられて一室を与えられた。
 そして運命の日はやってくる。産まれたレティシアは、珍しい銀狐……であるが男子だった。が、母親は辺境伯に女子であるといつわって報告した。

 辺境伯は喜んだ。狐の女は美人ぞろいだ。まして銀狐ならばなおさら、王に側女として差し上げれば、自分も華やかな王都の貴族社会の仲間入りが出来ると。
 なぜそのような嘘をついたのか? と大叔父は姪を責めたが、レティシアの母は泣きながら言った。身籠もっているときに辺境伯に言われたのだと。

「産まれた子供が狼の男子ならば、うちの一族にくわえる。女子でも同様。狐の女子ならばなおさら、美しく政略結婚に使えるであろう。
 だが、狐の男子ならば不要だ。すぐに始末する」

 と。

 息子を守るために彼女は嘘をついたのだ。だが、そのような嘘はすぐに破滅の日がやってくるに違いない。生まれた男子に生きる術を大叔父が教えた。貴族の婦女子たる教育を受けながら、それは秘密裏に行われた。剣に魔法の扱い、そして、チェスを使っての戦略。
 チェスをしながら大叔父は様々なことを語り、そしてくり返した。



「破滅の時は必ずやってくる」
「悪手を打っても生き残れ」
「おのれが誇りに殉じて死ね」



 これを胸にレティシアは育ったのだ。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



 目が覚めると視界の半分はなにかに覆われていた。あとの半分はまぶしい光。いや、これは黄金だ。黄金の獅子のたてがみのような巻き毛。それに縁取られた精悍な顔が、レティシアをのぞきこんでいる。

「レティシア、気がついたのか?」
「ええ、あなたは?」

 そう訊ねれば、目の前の青年は一瞬痛みを堪えるような顔をする。

「俺だ、ロシュフォールだ」

 それにレティシアは「ああ」と気を失う前のことを思い出す。側室となるお披露目でドミニクのいわれなき告発を受けて、自分を男と明かしたこと。そのあと大広間にやってきたギイ・ドゥ・テデスキ公爵の反乱を。

「お前の左目とその傷だが、叔父上の魔力で傷つけられたものだ。全身の打撲はすみやかに治癒させることは出来たが、傷をふさぐ以上のことは出来ないと」

 つまりは失明。傷跡も残るということかとレティシアは「はい」とうなずいた。それにロシュフォールがなんとも言えない顔をした。

「泣かないのか?」
「それで左目が治癒するならば、タマネギを用意してきてもらいますが」

 無駄なことはしない。それに片目は残っているのだ。当初は多少の不自由はあるだろうが、そのうちなれるだろう。

「お前、変わっているな」
「そうでしょうか?」

 レティシアは小首をかしげた。細く薄い肩に、さらりとその青みがかった銀糸が流れる。それにロシュフォールが思わず見とれる。美しい髪のきらめき。細い首筋に寝間着からのぞく、貝細工のように美しい鎖骨……とまで視線を移して、さりげない様子で視線をそらし、咳払いを一つする。

「ともかく命を救ってくれたことに感謝する。俺から与えられる褒美ならば、なんでも与えよう。望みのものを言うがいい」

 家臣が働きを見せれば、王が褒美を与えるのは当然であり、レティシアは少し考えたが、己の望みは一つしかなかった。それを口にしようとしたとき「大変です!」と王付きの書記官が飛び込んできた。

「ゲレオルク国の軍が国境のメオン川を渡ってこちらに侵入してきたと」

 ゲレオルク国はサランジェ王国の西方に位置する国だ。
 なるほどギイ・ドゥ・テデスキ公爵の反乱と、その彼が倒れたときいて、さっそく領土をかすめ取りにきたかとレティシアは考えた。

 ギイ・ドゥ・テデスキ公爵は国軍を率いる大将軍であり、その武勇は周辺国にとどろいていた。彼が反乱を起こした末に失敗し倒れたとあれば、絶好の機会だと他国は思うだろう。ここで、ゲレオルクの軍の侵略を防げなければ、他の周辺国もサランジェに群がって、己が領地を増やそうとはぎ取っていくだろう。

「陛下。親衛隊の者達は今どうしていますか?」

 公爵の反乱に彼らも荷担したのだから、当然しかるべき処分は受けていると思ったが。

「兵達は上官に命じられただけとのことで、兵舎にて謹慎だ。将校の騎士達は牢に放り込んである」
「賢明な措置です。では、兵達の謹慎をさっそく解き、将校達も牢から出してください」

 「なんだと?」と驚くロシュフォールにレティシアは「戦力は今、少しでも欲しいでしょう」と淡々と語る。
「陛下の寛大なる御慈悲によって、反乱の罪を許し、この国難に立ち向かえと命じれば、彼らは名誉挽回のためにそれこそ、死に物狂いで戦うはずです」
 「反乱を起こした親衛隊が最前線で奮戦する姿をみれば、他の兵士の志気もあがります」と続ければロシュフォールは「捨て駒か?」と訊ねる。

「親衛隊は本来、王のそばにて守るものだ。それを最前線に配するなど」
「いいえ、公爵が鍛えた最強の魔法騎士部隊です。これを王の周りの飾りとしてどうしますか? 強い武器ほど一番に使い、敵をひるませるべきです」
「では、率いる将軍はどうする? 大将軍はもういないのだぞ」

 たしかに全軍を掌握していた公爵はもういない。だが、レティシアは「心配ありません」と返した。

「私の目の前に、その大将軍を倒した偉大なる王がいます。これ以上、適任たるお方がいるでしょうか?」

 すでに大広間にて近衛と貴族達にロシュフォールはその強さを示したのだ。そしてなんの力も持たない子供の姿から、黄金の獅子のような青年の姿となったこの王をみれば、全軍の志気は当然大いにあがるだろう。

「それから、先ほど陛下がおっしゃった、私に対する褒美ですが」
「あ、ああ」
「男に戻ることをお許しください。また、いままで女の姿で世間をいつわってきたことに対する、私と私の家族に対する許しを」
「もちろんあたえる」

 それにレティシアは初めて「ほう……」と多少感情めいた、そんな息をついた。正直これで、自分が王の愛妾として宮殿にあがることに、この世の終わりのごとく青ざめていた母の心配はしなくていい。
 辺境伯の父や腹違いの兄弟のことなど、どうでもいいが。

「それからもう一つ。私を王軍にお加えください。魔法騎士としての技量は先にご覧になった通りです。今回の出兵にくわえて頂くことも希望します」

 男に戻ったのはいいが、無職なのも途方にくれる。一騎士として、今回の戦いで成果を上げることをレティシアは考えていたのだが。

「お前がこたびの戦いに加わるのは当然のことだ。俺の参謀としてな」

 その言葉にレティシアは蒼の瞳を大きく見開いたのだった。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



 ゲレオルク国との戦いは、一方的なものだった。

 精鋭である親衛隊の魔法騎士達が、まさしく後先を顧みないイノシシのごとき猛攻を見せたのだ。国軍の兵士達もその勢いにのって、敵を蹂躙じゅうりんしメオン川へと押し戻す。

 後方にて、太陽のごとく燦然さんぜんとかがやく、黄金の獅子王が、緋色のマントをたなびかせ、白馬に乗り、自分達の戦いを見ていらっしゃるのだ。その横には男の姿となった銀髪に蒼の瞳、顔の半分を白い包帯で隠したレティシアが、そっと寄り添うようにいた。

 多数の敵軍の兵士の死体がうかぶメオン川を前に、親衛隊や他の将校達はこの大勝に乗じて、川を渡りゲレオルク国に侵攻することを進言した。とくに親衛隊の者達は、反乱の汚名返上とばかりに意気込んでいた。
 しかし、獅子のごとき王に、蒼い銀髪をなびかせた人形のように美しい銀狐の参謀が、その耳元でささやいた。それを聞いてうなずき、王は「ならぬ」と告げた。

「今回の戦いは我が国の混乱に乗じて、侵攻してきたゲレオルク国を撃退するだけのもの。それ以上の意味はない。王都に戻るぞ」

 レティシアとしては国の混乱はいまだおさまっておらず、ゲレオルク国との戦いを長引かせれば、それこそ、また他国の侵入があると考えた。それにロシュフォールもうなずいたのだった。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



 この国境での大勝は王都には先んじて知らせられて、凱旋した国王自ら率いる軍を、民は歓声をもって祝った。

 白馬にまたがる黄金の獅子王に民はあれこそが自分達の王様だと誰もが感動した。なにしろ、十歳で即位されて十年、民はひと目たりとも王のお姿を見たことがなかったのだ。それは彼が十歳のまま成長を止めていたというのがあるのだが。

 しかし、今、民の目の前に現れた王は、初代に王国を築いた、かの黄金の獅子心王そのものであった。「王様万歳」とみなの歓呼とまかれた花びらが舞い散るなか、王は激戦が終わったあととは思えぬ穏やかな微笑をうかべて、民に手を振ったのだった。
 そのような慈愛あふれる? 微笑みもまた彼らを感激させた。

 そして、その王の横で栗毛の馬を進める人形のように可憐な容姿の銀髪の騎士。戦いで負傷したのか顔の半分は包帯で隠した。それでもその美貌はわかる。あれはどなただろう? と王の黄金とその対比的な、銀の月のような姿にみな噂したのだった。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



「ここに住めばいいだろう?」

 レティシアは王の参謀兼顧問役として、王宮に役職を与えられた。本当は宰相にしたかったが、若すぎると耄碌もうろくジジイ共に反対されたと、ロシュフォールはいらだたしげに言った。
 ジジイ共とは、大臣や元老院に席を有する大貴族の当主達であろう。たしかに年齢もあるが、辺境伯の庶子に過ぎない自分が宰相などあり得ないことが分かっていたので、レティシアは「別にかまいません」と答えた。

 その次に考えなければならないのは、己の住居であった。王宮に勤めるならば、当然、王都にそれなりの屋敷を構えなければならない。
 だが、ロシュフォールは王宮に暮らせばいいと言う。

「そういうわけにもいかないでしょう」

 たしかに今、レティシアに与えられているのは、後宮の一室であった。おそらく、自分が愛妾として入る部屋をそのまま使っているのかと思っていた。
 それにしては内装がやたら豪華ではあったが。部屋も寝室だけでなく、身支度をする閨房プドワール居間サロンもついていた。そして、その部屋の所々に、王家の紋章である翼ある獅子紋に百合紋が組み合わされたものが、意匠としてちりばめられていた。

 その時点で気付くべきではあったのだ。
 百合の紋章はこの国では王妃の紋章であったと。

「この後宮にはお前以外の“主人”はいないのだ」
「はい?」

 ロシュフォールが「愛妾達にはすべて暇を取らせた」と続けた。つまりこの後宮には、ただいま妃は誰もいないということだ。

「この王妃の部屋にお前は気兼ねなく住むといい」
「あなた馬鹿じゃないですか?」

 王妃、王妃と今、言った。気付かなかった自分も馬鹿だが、この部屋は。そして愛妾達を全員クビにした!? 

「私は男で、あなたの参謀で顧問です。それがどうして王妃の部屋に住むんですか!」
「俺はお前を好きだ。愛している。だから、この部屋において当然だ!」

 胸を張って言われても……だ。

「落ち着いて考えてください。そんなのは一時の気の迷いです。私があなたをかばったことや、急激に大人になられたことで混乱されているんでしょう。
 正気に戻られれば、こんな男を……」
「俺は馬鹿でもないし、気が狂ってもいないし、正気でお前をこの王妃の部屋に置きたいと思っている」
「私はあなたの参謀で顧問です」
「当然だ。これからもお前の頭は必要だ」
「……そのうえでさらには夜のお相手を務めろと?」

 その言葉に「う……」とロシュフォールは言葉に詰まり、みるみる赤くなっていく。意外と純情だ。いや、十歳の姿から、二十歳の青年になったのだから、愛妾を幾人抱えていたって、たぶん床入りとかもしてなかったのだろうし。

「本当に全員愛妾をクビになされたのですか?」
「お前が寝込んでいる間にな」
「…………」

 つまりは大広間での事件があったすぐあとということだ。なんという早業。

「もったいない。御婦人とちゃんとなされていれば、こんな気の迷いも起こさなかったでしょうに」
「気の迷いではない!」

 意地になって唇をとがらせる姿は美青年なのに、どこか十歳の少年の面影があるようだった。

「三月です」
「三月?」
「そうです。三ヶ月間、私に触れないで、よくお考えください。それから、毎夜、寝る前にこの部屋にやってきて、私にお休みの挨拶をしてください」

 三ヶ月、顔も合わせずに考えろといえば、逆に執着が増す場合もある。が、毎夜、就寝の挨拶だけで、なにも出来ずに扉が締められたならば、若い身体だ、もんもんとして寝所に適当な女性でも呼ぶだろう。それで女体に開眼なされたならば、男で、まして顔に傷のある自分に関心などなくなる。

「わかった、三ヶ月。就寝前の挨拶にこの部屋に通う」

 そうロシュフォールは言い残して去って行った。






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