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風紀委員長様は欲を優先する(風紀委員会室編)
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……コイツはこれから断頭台へでも向かうのか?
それほどまでに、塚崎の顔色は真っ青だった。
毅然とした態度を装ってはいるものの、緊張でガッチガチに凝り固まっているのが、その表情から伝わってくる。
ここでそんな態度を見せれば、すぐにつけ込まれるぞ?
瑞貴という名のおまえの天敵が……ほら、さっそく寄っていった。
「……これはこれは、麗しの【伊織様】じゃないですか。どのツラ下げて……いえ、一体何の御用でこちらへ?」
「あなたには関係のないことです」
「そう来ます? ここは風紀委員会室で私は副委員長です。部外者はあなたの方だと思いますがねえ。なんなら今すぐ叩きだして差し上げましょうか?」
「……うちの会長に用があります」
「うちの会長? それは奥で我が物顔でふんぞり返っている哺乳類のことですか? いまもその方にコピーを命じられたところです。現在の生徒会室は関係者以外の出入りが多くて、コピーも満足に取れないそうですよ。呆れた連中ですよねえ。どう思います? 私は生徒会長もろとも全員死ねばいいと思っています」
「……くっ」
「いい加減に通してやれ、瑞貴」
さすがに塚崎が気の毒になってきた為、助け船を出した。
いつもならとっくに庇っているはずの如月は、無表情のまま黙って塚崎を見つめている。
そんな厳しい態度の如月に、塚崎も気づいたのだろう。傷ついた表情が一瞬浮かんだ。
しかし意を決したように、こちらへ一歩ずつ歩んでくる。
「うちの副委員長が無礼な真似をしてすまないな。如月に用事があるとのことだが、俺たちは席を外した方がいいのだろうか?」
「あっ……はい。出来れば……すみませ…」
「必要ない。【塚崎】、いますぐ用件を話せ」
場の空気を切り裂くように、如月が口を開いた。
いつもの【伊織】呼びではなく【塚崎】……か。
呼ばれた副会長の顔が、みるみる強張っていく……。塚崎の後ろで余裕だった瑞貴にまでも緊張が走った。冷たく豹変した如月の雰囲気に完全にのまれてしまったようだ。
つい先程まで、下級生の瑞貴がどんな嫌味を言ったところで、如月は本気で咎めることなく笑って受け答えしていた。生徒会役員たちに対しても、恐らく同様の態度だったはずだ。
だがそれは、すべてが獅子の気まぐれの上に成り立っていたことを、彼らはこの一瞬で悟ったに違いない。しかも塚崎は、その獅子の尾をガッツリ踏んでしまったのだ。
さぞかし生きた心地がしていないだろうが、部外者の俺にはどうしようもない。こういう時は当事者同士で話し合うのが一番だ。高みの見物と決め込もう。
「俺は忙しいんだ。もうおまえたちに構ってやる時間は無い。早くしろ」
あからさまに苛立たしげな口調で、如月は吐き捨てた。
地を這う様な恫喝にビクリと塚崎の肩が動く。
たぶん如月はわざと突き放し、彼の資質を見極めるつもりでいる。
「……」
塚崎は自分を落ち着かせるように、一度小さく息を吐いた。
そして顔をあげて胸を張り、如月の目の前に持っていた書類を差し出す。
「ああ? どういうつもりだ?」
「そっ……それは私の台詞です。……まったく、こんな薄汚い風紀委員会室で何を遊んでいたのですか? ちゃんと私たちが見張っていないと、あなたは本当に駄目ですね。今日の定例会の資料です。進行は私に任せて、あなたはいつものように、偉そうに私の傍で踏ん反り返っていてください。それがあなたの出来る唯一の仕事なのですから」
「……」
おおおお、見事に開き直ってみせたな塚崎。
ツンと上向き、背筋を伸ばして挑んでくる姿はいつもの副会長モードだ。
しかし、間近で見上げている俺たちからしてみれば、小刻みにぷるぷる指先が震えているのが分かってしまうし、不安で涙目になった綺麗な双眸も見てとれる。要は一生懸命頑張って気丈に振る舞っている様子が、微笑ましいほどに丸わかりなのだ。
……なんとも健気な仔羊ちゃんだな。
どうするんだコレ?
ここでおまえが突き放したら、こいつたぶん後悔にまみれて恥ずか死ぬぞ。
「……ああ、うるせえ。相変わらずだなおまえは」
そう言って如月は、塚崎が持ってきた書類に目を通し始めた。
塚崎の喉がこくりと動き、部屋の空気が緊張で張りつめて……はいるのだが、俺まで付き合ってやる必要は無いんじゃないか? 肩がこる。見物もいささか飽きてきた。
「ところで、塚崎は甘いものは好きか?」
「……は?」
俺からの唐突な質問に、塚崎がポカンと口を開けた。
「甘いものは好きかと聞いている」
「えっ……あ……嫌いではないです……けど」
「そうか。なら特別にいいモノをやろう。おまえは運がいい」
俺は立ち上がって、冷蔵庫へ向かうと扉を開けた。
「如月に貰った美味しいプリンがあるんだ。会議前にみんなで食べて英気を養おう」
「はああ? そんなもの、いつの間に! 今朝はありませんでしたよね? なにしっかり食べもので懐柔されてるんですかっ! 油断も隙もあったもんじゃない!」
瑞貴が我に返って問い詰めてきた。勇ましさが戻ってなによりだ。
四人掛けの打ち合わせテーブルに、プリンとスプーンを三つ並べて座り、瑞貴と塚崎を手で招く。
「あっ……でも私は……」
「いいから食ってこい」
躊躇する塚崎に、如月が書類に目を向けたまま命じた。
チラチラと如月の様子を気にしながらも、塚崎がこちらに歩いてくる。瑞貴もとても嫌そうにしながらも俺の横に座った。綺麗どころに囲まれて眼福だ。
塚崎はまだ如月を気にしている。渋々食べ始めた瑞貴と異なり、なかなかスプーンに手が伸びない。
「……あの、会長には……」
「あいつは仲間外れだ」
「会議前に食えるか、そんな甘いもん」
持ってきたのはおまえだがな。
如月を放っておいて一口頬張る。程よく冷えていて実に美味い。やはり俺は、なめらかプリンよりも固い方が好きだ。弾力最高。カスタードに幸あれ。
「……いただきます。如月会長」
小さな声で会長に礼を言ってから、塚崎もおずおずと口に運び始めた。礼儀正しいことは良いことだ。横の瑞貴はというと、礼も言わずにすでに平らげている。おまえのそういうところも嫌いじゃないぞ。可愛い奴め。
「……とても……美味しいです」
「それは良かった」
正面からじっくり観察すると、塚崎の目の下にはうすいクマが出来ていた。
生徒会室で必死に資料をまとめていたのだろう。徹夜に近かったかもしれない。
「……これでいいんじゃねえの?」
バサリと塚崎の前に書類を置いて、その横に如月も腰かけてきた。
再度、塚崎の表情に緊張が走る。
「承認印押しといたから、あとはおまえらに任せた」
「は、はい!」
「おっ、やっぱりプリン貰おうか。藤堂ひと口くれ。あーん」
「断る」
「ケチな奴だなあ。ならいいよ、【伊織】に貰うから」
「……えっ」
「くれよ、伊織。……ほら、あーん」
足を組み、行儀悪くテーブルに片肘を付きながら如月がねだる。
塚崎は慌ててプリンをすくうと、片手を添えながら、慎重に男の口へとスプーンを運んだ。その際、危ういほどにプリンが揺れていたことは見なかったことにする。
「……まあ、まずくはねえか」
如月が満足げに笑みを浮かべた。
「ああもうっ! ……あんたら、内輪揉めした挙句イチャツクくらいなら、もう帰ってもらえます? 心底鬱陶しいんで」
身もふたもない物言いで、瑞貴がたまらず席を立つ。
彼はぶつくさ文句を言いながらも、コピー機に置いたままだった書類をシュレッダーにかけ始めた。
「藤堂、あーん」
「しつこいぞ。誰がやるか」
俺は最後のひと口を、わざと舌先を魅せつけるようにしてスプーンごと迎え入れ、空になったスプーンを、そのうるさい口へと放り込んでやった。
どうだ、ざまあみろ。
……ん?
スプーンをくわえたまま、真っ赤な顔をして如月が固まっている。
塚崎も……なぜか耳まで赤らめて、ギクシャクと目をそらしてしまった。
よく分からない反応に拍子抜けだが、とりあえず動揺させるのには成功したようなので良しとしよう。
ごちそうさま。
それほどまでに、塚崎の顔色は真っ青だった。
毅然とした態度を装ってはいるものの、緊張でガッチガチに凝り固まっているのが、その表情から伝わってくる。
ここでそんな態度を見せれば、すぐにつけ込まれるぞ?
瑞貴という名のおまえの天敵が……ほら、さっそく寄っていった。
「……これはこれは、麗しの【伊織様】じゃないですか。どのツラ下げて……いえ、一体何の御用でこちらへ?」
「あなたには関係のないことです」
「そう来ます? ここは風紀委員会室で私は副委員長です。部外者はあなたの方だと思いますがねえ。なんなら今すぐ叩きだして差し上げましょうか?」
「……うちの会長に用があります」
「うちの会長? それは奥で我が物顔でふんぞり返っている哺乳類のことですか? いまもその方にコピーを命じられたところです。現在の生徒会室は関係者以外の出入りが多くて、コピーも満足に取れないそうですよ。呆れた連中ですよねえ。どう思います? 私は生徒会長もろとも全員死ねばいいと思っています」
「……くっ」
「いい加減に通してやれ、瑞貴」
さすがに塚崎が気の毒になってきた為、助け船を出した。
いつもならとっくに庇っているはずの如月は、無表情のまま黙って塚崎を見つめている。
そんな厳しい態度の如月に、塚崎も気づいたのだろう。傷ついた表情が一瞬浮かんだ。
しかし意を決したように、こちらへ一歩ずつ歩んでくる。
「うちの副委員長が無礼な真似をしてすまないな。如月に用事があるとのことだが、俺たちは席を外した方がいいのだろうか?」
「あっ……はい。出来れば……すみませ…」
「必要ない。【塚崎】、いますぐ用件を話せ」
場の空気を切り裂くように、如月が口を開いた。
いつもの【伊織】呼びではなく【塚崎】……か。
呼ばれた副会長の顔が、みるみる強張っていく……。塚崎の後ろで余裕だった瑞貴にまでも緊張が走った。冷たく豹変した如月の雰囲気に完全にのまれてしまったようだ。
つい先程まで、下級生の瑞貴がどんな嫌味を言ったところで、如月は本気で咎めることなく笑って受け答えしていた。生徒会役員たちに対しても、恐らく同様の態度だったはずだ。
だがそれは、すべてが獅子の気まぐれの上に成り立っていたことを、彼らはこの一瞬で悟ったに違いない。しかも塚崎は、その獅子の尾をガッツリ踏んでしまったのだ。
さぞかし生きた心地がしていないだろうが、部外者の俺にはどうしようもない。こういう時は当事者同士で話し合うのが一番だ。高みの見物と決め込もう。
「俺は忙しいんだ。もうおまえたちに構ってやる時間は無い。早くしろ」
あからさまに苛立たしげな口調で、如月は吐き捨てた。
地を這う様な恫喝にビクリと塚崎の肩が動く。
たぶん如月はわざと突き放し、彼の資質を見極めるつもりでいる。
「……」
塚崎は自分を落ち着かせるように、一度小さく息を吐いた。
そして顔をあげて胸を張り、如月の目の前に持っていた書類を差し出す。
「ああ? どういうつもりだ?」
「そっ……それは私の台詞です。……まったく、こんな薄汚い風紀委員会室で何を遊んでいたのですか? ちゃんと私たちが見張っていないと、あなたは本当に駄目ですね。今日の定例会の資料です。進行は私に任せて、あなたはいつものように、偉そうに私の傍で踏ん反り返っていてください。それがあなたの出来る唯一の仕事なのですから」
「……」
おおおお、見事に開き直ってみせたな塚崎。
ツンと上向き、背筋を伸ばして挑んでくる姿はいつもの副会長モードだ。
しかし、間近で見上げている俺たちからしてみれば、小刻みにぷるぷる指先が震えているのが分かってしまうし、不安で涙目になった綺麗な双眸も見てとれる。要は一生懸命頑張って気丈に振る舞っている様子が、微笑ましいほどに丸わかりなのだ。
……なんとも健気な仔羊ちゃんだな。
どうするんだコレ?
ここでおまえが突き放したら、こいつたぶん後悔にまみれて恥ずか死ぬぞ。
「……ああ、うるせえ。相変わらずだなおまえは」
そう言って如月は、塚崎が持ってきた書類に目を通し始めた。
塚崎の喉がこくりと動き、部屋の空気が緊張で張りつめて……はいるのだが、俺まで付き合ってやる必要は無いんじゃないか? 肩がこる。見物もいささか飽きてきた。
「ところで、塚崎は甘いものは好きか?」
「……は?」
俺からの唐突な質問に、塚崎がポカンと口を開けた。
「甘いものは好きかと聞いている」
「えっ……あ……嫌いではないです……けど」
「そうか。なら特別にいいモノをやろう。おまえは運がいい」
俺は立ち上がって、冷蔵庫へ向かうと扉を開けた。
「如月に貰った美味しいプリンがあるんだ。会議前にみんなで食べて英気を養おう」
「はああ? そんなもの、いつの間に! 今朝はありませんでしたよね? なにしっかり食べもので懐柔されてるんですかっ! 油断も隙もあったもんじゃない!」
瑞貴が我に返って問い詰めてきた。勇ましさが戻ってなによりだ。
四人掛けの打ち合わせテーブルに、プリンとスプーンを三つ並べて座り、瑞貴と塚崎を手で招く。
「あっ……でも私は……」
「いいから食ってこい」
躊躇する塚崎に、如月が書類に目を向けたまま命じた。
チラチラと如月の様子を気にしながらも、塚崎がこちらに歩いてくる。瑞貴もとても嫌そうにしながらも俺の横に座った。綺麗どころに囲まれて眼福だ。
塚崎はまだ如月を気にしている。渋々食べ始めた瑞貴と異なり、なかなかスプーンに手が伸びない。
「……あの、会長には……」
「あいつは仲間外れだ」
「会議前に食えるか、そんな甘いもん」
持ってきたのはおまえだがな。
如月を放っておいて一口頬張る。程よく冷えていて実に美味い。やはり俺は、なめらかプリンよりも固い方が好きだ。弾力最高。カスタードに幸あれ。
「……いただきます。如月会長」
小さな声で会長に礼を言ってから、塚崎もおずおずと口に運び始めた。礼儀正しいことは良いことだ。横の瑞貴はというと、礼も言わずにすでに平らげている。おまえのそういうところも嫌いじゃないぞ。可愛い奴め。
「……とても……美味しいです」
「それは良かった」
正面からじっくり観察すると、塚崎の目の下にはうすいクマが出来ていた。
生徒会室で必死に資料をまとめていたのだろう。徹夜に近かったかもしれない。
「……これでいいんじゃねえの?」
バサリと塚崎の前に書類を置いて、その横に如月も腰かけてきた。
再度、塚崎の表情に緊張が走る。
「承認印押しといたから、あとはおまえらに任せた」
「は、はい!」
「おっ、やっぱりプリン貰おうか。藤堂ひと口くれ。あーん」
「断る」
「ケチな奴だなあ。ならいいよ、【伊織】に貰うから」
「……えっ」
「くれよ、伊織。……ほら、あーん」
足を組み、行儀悪くテーブルに片肘を付きながら如月がねだる。
塚崎は慌ててプリンをすくうと、片手を添えながら、慎重に男の口へとスプーンを運んだ。その際、危ういほどにプリンが揺れていたことは見なかったことにする。
「……まあ、まずくはねえか」
如月が満足げに笑みを浮かべた。
「ああもうっ! ……あんたら、内輪揉めした挙句イチャツクくらいなら、もう帰ってもらえます? 心底鬱陶しいんで」
身もふたもない物言いで、瑞貴がたまらず席を立つ。
彼はぶつくさ文句を言いながらも、コピー機に置いたままだった書類をシュレッダーにかけ始めた。
「藤堂、あーん」
「しつこいぞ。誰がやるか」
俺は最後のひと口を、わざと舌先を魅せつけるようにしてスプーンごと迎え入れ、空になったスプーンを、そのうるさい口へと放り込んでやった。
どうだ、ざまあみろ。
……ん?
スプーンをくわえたまま、真っ赤な顔をして如月が固まっている。
塚崎も……なぜか耳まで赤らめて、ギクシャクと目をそらしてしまった。
よく分からない反応に拍子抜けだが、とりあえず動揺させるのには成功したようなので良しとしよう。
ごちそうさま。
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