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第0章 プロローグ
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僕の名前は渡瀬 望。都内にある有名進学高校に通う高2の17歳だ。
趣味はオンラインも出来るバトロワ系ゲームで、その世界ではちょっとした有名人だった。
ただ……リアの僕は、顔中ニキビが出来ていて目つきも悪く(たんに目が悪いだけ)、身長は168cmと小柄でも大柄でもないのだが、体重は3桁超え。しかも重度のコミュ障だ。
そんな僕だからか?いつも虐めにあっていた。
僕を直接虐める奴等は決まっていた。
相田 勇。高身長(183cm)イケメンでスポーツ万能。クラスの人気者でリーダー的存在。政治家秘書の父と弁護士の母を持つ。噂によれば、両親は殆ど家におらず仮面夫婦なんだとか。
田代 賢。頭脳明晰で、定期テストは常に学年トップ 。クール眼鏡男子。身長も175cmとそこそこ高い。そして親は、外科医の父、看護主任の母と、医療系のサラブレッドだ。賢の両親も殆ど家にいないらしい。
中山 昴。カワイイ系イケメンで、僕以外にはとても優しい可愛いキャラ担当(らしい)。警察官僚の父(噂だが若い愛人がいる)により厳しく育てられたらしく、正義感が強い(僕を虐めているのだから、それは矛盾しているけど)。
西山 愛子。勇の彼女。極端に日焼けを嫌う自称美意識高い系女子。身長156cmと女子の平均身長(?)だが、体重は「わたしぃ、食が細くてぇ。」が口癖だが、本当はこってりラーメン大好き女子(というのは、駅前の『満々亭』で、背脂チャッチャの豚骨チャーシューメンをガツガツ食べていたのを見た事があるから)。なんとこの女は、僕が自分に惚れていて、
「キモいから止めて!って言ってるのに、付きまとって超迷惑!」
と言いふらしている。大した顔でもないくせに、自意識過剰の痛い女。
そしてもう一人
コイツらが僕を虐める場所の管理者である寺田 昭弘社会科教諭。26歳。
この男は僕らのクラスの副担任でもある。
僕に対して寺田は直接手を出すわけではない。
ある意味コイツのやり方の方が陰湿だ。コイツのやり方。それは……
授業中に専門家ではないと答えられない様な問題を出して僕を指名。
当然、そんな問題には答えられる筈もない僕に、
「こんな問題も分からないのに、よくこの高校に受かったもんだ。本当は裏口でもしたんじゃないのか?」
そう言って罵る。言葉による虐め。即ち【体罰】だった。
反抗しようものなら、
「お前ら!俺に歯向かうとはいい度胸だ!俺に歯向かったら即成績落とすからな!!」
と脅しをかける為、クラスメイトも閉口するしかない。
勿論僕を庇いたてすると、勇に絡まれるという理由で、誰も僕を庇うなんて愚かな事はしないんだが。
そして今日も。
僕は寺田の嫌がらせに答えられず、補講と称して社会科準備室に呼び出された。
勿論そこで行われるのは補講ではない。
「はぁ……。どうせまたサンドバッグにされるんだろ。この肉が無かったら、今頃逝ってたな。てか、寧ろそれの方が良かったかな?そしたら彼奴ら全員犯罪者だから。あ~。でもそれも無いか。昴の親が必死でもみ消すな。アイツの親父は警察官僚だもんな。」
僕はそう思いながら社会科準備室の扉を開けた。
そこにはお約束どおり勇達がニヤニヤしながら待っているんだ。
趣味はオンラインも出来るバトロワ系ゲームで、その世界ではちょっとした有名人だった。
ただ……リアの僕は、顔中ニキビが出来ていて目つきも悪く(たんに目が悪いだけ)、身長は168cmと小柄でも大柄でもないのだが、体重は3桁超え。しかも重度のコミュ障だ。
そんな僕だからか?いつも虐めにあっていた。
僕を直接虐める奴等は決まっていた。
相田 勇。高身長(183cm)イケメンでスポーツ万能。クラスの人気者でリーダー的存在。政治家秘書の父と弁護士の母を持つ。噂によれば、両親は殆ど家におらず仮面夫婦なんだとか。
田代 賢。頭脳明晰で、定期テストは常に学年トップ 。クール眼鏡男子。身長も175cmとそこそこ高い。そして親は、外科医の父、看護主任の母と、医療系のサラブレッドだ。賢の両親も殆ど家にいないらしい。
中山 昴。カワイイ系イケメンで、僕以外にはとても優しい可愛いキャラ担当(らしい)。警察官僚の父(噂だが若い愛人がいる)により厳しく育てられたらしく、正義感が強い(僕を虐めているのだから、それは矛盾しているけど)。
西山 愛子。勇の彼女。極端に日焼けを嫌う自称美意識高い系女子。身長156cmと女子の平均身長(?)だが、体重は「わたしぃ、食が細くてぇ。」が口癖だが、本当はこってりラーメン大好き女子(というのは、駅前の『満々亭』で、背脂チャッチャの豚骨チャーシューメンをガツガツ食べていたのを見た事があるから)。なんとこの女は、僕が自分に惚れていて、
「キモいから止めて!って言ってるのに、付きまとって超迷惑!」
と言いふらしている。大した顔でもないくせに、自意識過剰の痛い女。
そしてもう一人
コイツらが僕を虐める場所の管理者である寺田 昭弘社会科教諭。26歳。
この男は僕らのクラスの副担任でもある。
僕に対して寺田は直接手を出すわけではない。
ある意味コイツのやり方の方が陰湿だ。コイツのやり方。それは……
授業中に専門家ではないと答えられない様な問題を出して僕を指名。
当然、そんな問題には答えられる筈もない僕に、
「こんな問題も分からないのに、よくこの高校に受かったもんだ。本当は裏口でもしたんじゃないのか?」
そう言って罵る。言葉による虐め。即ち【体罰】だった。
反抗しようものなら、
「お前ら!俺に歯向かうとはいい度胸だ!俺に歯向かったら即成績落とすからな!!」
と脅しをかける為、クラスメイトも閉口するしかない。
勿論僕を庇いたてすると、勇に絡まれるという理由で、誰も僕を庇うなんて愚かな事はしないんだが。
そして今日も。
僕は寺田の嫌がらせに答えられず、補講と称して社会科準備室に呼び出された。
勿論そこで行われるのは補講ではない。
「はぁ……。どうせまたサンドバッグにされるんだろ。この肉が無かったら、今頃逝ってたな。てか、寧ろそれの方が良かったかな?そしたら彼奴ら全員犯罪者だから。あ~。でもそれも無いか。昴の親が必死でもみ消すな。アイツの親父は警察官僚だもんな。」
僕はそう思いながら社会科準備室の扉を開けた。
そこにはお約束どおり勇達がニヤニヤしながら待っているんだ。
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