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第2章 マコ巫女になる
結界の練習に励む巫女のマコと 聖女訓練をするチカ
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「そう。そうです、チカ様。その調子です。」
「はい、司教様。頑張ります!」
王都にいらっしゃる大司教様の指導のもとカイル王子に見守られ、私は今日も聖女魔法の練習をしています。
「チカは頑張り屋だな。」
そんな私の頭を、カイル王子は優しく撫でてくれるの。
王子は本当に優しくて、私は聖女様として選ばれた事に幸せを感じてる。
それに、聖女として頑張れば、王子様と結婚出来るんだよね。
私は、前世では病気がちで無理だったけど今は自由に動けるし、だからチカ、頑張るんだもん。
魔獣はちょっと怖いけど、王子様には強くてカッコイイ騎士さんが沢山いてくれるから、きっとなんとかなるて思うんだ。
そういえば、私と一緒に召喚された女の人いたよね?
あの人も聖女様として召喚されたのかな?
確か……私より年上だった気がしたけど、少女じゃない!黒髪じゃない!!ってカイル王子に言われて、お城から追い出されちゃったて聞いたんだけど…元気なのかな?
まだこの世界に居て、どっかで会ったら、お話出来たりしたらいいな~。
兎に角今は、練習練習。
幸せになる為に頑張るぞ~。
チカside終
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†
ふむふむ うんうん へぇ~ ほぉ~
で?どうするんだって?
あ~そゆことね~
あ!失礼しました。私、王都で聖女認定され無かったマコです。
いえ、別にもう認定の件はどーでもいいんですけどね。
え?何してんの?って?
私、ただ今結界のお勉強中なんだ。
だって、だぁれも教えてくれないから、1人で教本読んでやるしかないんだもの。
まぁさ?今まで習得した魔法も自学だったんだから全然問題無し!!
きっと結界も張れるはず。
「よし!分かった!!」
私は本を閉じると、次は結界を張る場所を考えた。
結界をこの街じゅうに張るなら、街の中心でやるべきだよね。結界はドーム型になる予定だから、領地の中心でやるべきだと思ったの。
この領地はフランスのパリの街の様に、真ん中に領主のお屋敷があって、そこから放射線状に道路が広がり、家や店が立っているんだ。で、それらが無くなると農地が広がってて、修道院や孤児院もそこにある。
領地の北側は高い山があり、西側には小高い丘がある。
それ等をグルッと囲むように砦が作られているんだ。
なんでそんなに詳しいのかって?それは、いろんなお宅で治癒魔法やったから、土地勘が出来たのよ。
て事で結界を張るのは、領主のお屋敷周辺でやってみるに決定した。
失敗しなきゃ大丈夫。なはず。
悪魔召喚とかヤバい呪文とかと間違えなきゃいけんじゃね?
誰にも「結界張りま~す。」て言わなきゃ、私が何やってんのか分かんないだろうし?
領主のお屋敷の門前でやると門番がいて見られちゃうだろうから、門番の死角になる所でやればいいよね。多少ど真ん中から外れちゃっても、中心に近けりゃなんもかなる……多分だけど……。
って事で私は、バッグに教本入れて、修道女の服だと目立つから、ドレスショップのアマンダさんの所で買った古着のワンピースに着替えて出掛けていった。
失敗しても良いように、まだ誰も起きていないっぽい時間を狙ったから、今のうちにさっくりやっつけてこよ。
マコside終
「はい、司教様。頑張ります!」
王都にいらっしゃる大司教様の指導のもとカイル王子に見守られ、私は今日も聖女魔法の練習をしています。
「チカは頑張り屋だな。」
そんな私の頭を、カイル王子は優しく撫でてくれるの。
王子は本当に優しくて、私は聖女様として選ばれた事に幸せを感じてる。
それに、聖女として頑張れば、王子様と結婚出来るんだよね。
私は、前世では病気がちで無理だったけど今は自由に動けるし、だからチカ、頑張るんだもん。
魔獣はちょっと怖いけど、王子様には強くてカッコイイ騎士さんが沢山いてくれるから、きっとなんとかなるて思うんだ。
そういえば、私と一緒に召喚された女の人いたよね?
あの人も聖女様として召喚されたのかな?
確か……私より年上だった気がしたけど、少女じゃない!黒髪じゃない!!ってカイル王子に言われて、お城から追い出されちゃったて聞いたんだけど…元気なのかな?
まだこの世界に居て、どっかで会ったら、お話出来たりしたらいいな~。
兎に角今は、練習練習。
幸せになる為に頑張るぞ~。
チカside終
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†
ふむふむ うんうん へぇ~ ほぉ~
で?どうするんだって?
あ~そゆことね~
あ!失礼しました。私、王都で聖女認定され無かったマコです。
いえ、別にもう認定の件はどーでもいいんですけどね。
え?何してんの?って?
私、ただ今結界のお勉強中なんだ。
だって、だぁれも教えてくれないから、1人で教本読んでやるしかないんだもの。
まぁさ?今まで習得した魔法も自学だったんだから全然問題無し!!
きっと結界も張れるはず。
「よし!分かった!!」
私は本を閉じると、次は結界を張る場所を考えた。
結界をこの街じゅうに張るなら、街の中心でやるべきだよね。結界はドーム型になる予定だから、領地の中心でやるべきだと思ったの。
この領地はフランスのパリの街の様に、真ん中に領主のお屋敷があって、そこから放射線状に道路が広がり、家や店が立っているんだ。で、それらが無くなると農地が広がってて、修道院や孤児院もそこにある。
領地の北側は高い山があり、西側には小高い丘がある。
それ等をグルッと囲むように砦が作られているんだ。
なんでそんなに詳しいのかって?それは、いろんなお宅で治癒魔法やったから、土地勘が出来たのよ。
て事で結界を張るのは、領主のお屋敷周辺でやってみるに決定した。
失敗しなきゃ大丈夫。なはず。
悪魔召喚とかヤバい呪文とかと間違えなきゃいけんじゃね?
誰にも「結界張りま~す。」て言わなきゃ、私が何やってんのか分かんないだろうし?
領主のお屋敷の門前でやると門番がいて見られちゃうだろうから、門番の死角になる所でやればいいよね。多少ど真ん中から外れちゃっても、中心に近けりゃなんもかなる……多分だけど……。
って事で私は、バッグに教本入れて、修道女の服だと目立つから、ドレスショップのアマンダさんの所で買った古着のワンピースに着替えて出掛けていった。
失敗しても良いように、まだ誰も起きていないっぽい時間を狙ったから、今のうちにさっくりやっつけてこよ。
マコside終
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