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第五章 それぞれの……
第3話 アイツのせいだ!(不快表現有り 閲覧ご注意下さい)
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ネグレクトや虐待を正当化し、子供の人権をも無視をしている白金貴生という人間に対して不快に思われる方もおいでかと思います。
無理!と思われる方はお読みにならない事をおすすめ致します。(*- -)(*_ _)ペコリ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
結局俺は、そのまま寝てしまったらしい。
部屋のドアを開けると、家族はもう起きて帰る支度を始めていた。
利樹君は、昨日の夜「まだ僕は家族では無いので……」と言って帰ったそうだ。
皐月がルームサービスを頼み、俺達は皆 無言で朝食を取り、フロントがチェックアウトをする人間で混み合う時間帯を避ける様にホテルを離れようとしたが、潮田が部屋までやって来て、
「既に、当ホテル前にはマスコミが殺到しております。地下駐車場へ車を回しておきます。チェックアウトは今ここで致しますので、白金様はそのまま地下へ向かわれて下さい。」
と言われ、俺達は逃げる様にホテルを離れた。が、屋敷に到着した途端、マスコミに囲まれてしまった。
仕方なくまたホテルに引き返し、地下駐車場へ車を止めさせると、潮田に電話をかける。
「悪いが、スイートルームを今日から長期滞在でおさえてくれ。」
「大変申し訳ございません、白金様。スイートルームは本日より三ヶ月先までご予約でうまっておりましてご用意できかねます。セミスイートでしたら可能ですが、いかがでしょうか?」
セミスイート……少し狭いが背に腹はかえられぬだ。
「致し方ない。それでいいから、とりあえず一週間頼む。」
「承知致しました。今、何方で…「地下駐車場だ。」…畏まりました。要人専用エレベーターがございます。お迎えにあがりますので、そのままお待ちください。」
潮田に促され、俺達はそのままセミスイートルームにチェックインをした。
「今日から暫くここで生活をする。マスコミがあんなんじゃ、屋敷での生活は無理だからな。」
「会社へはどうするの?」
という皐月の言葉に、
「会社へは行かない。どうせマスコミが来ているだろうからな。パソコンもある事だし、ここからでも社員に指示は出せるだろう。会議もウェブで出来るからな。」
と返すと、皐月は納得したようにうなづいた。
すると今度は桃花が
「桃花は?桃花はどうするの?桃花一人でお家とかヤダよ!」
と騒ぎ出す。
「桃花もここに居なさい。」
「はぁいパパ。そうよね~。桃花一人にするなんて酷い事パパはしないもんね。あ!でもぉ~……」
「でも、なんだ?」
「桃花~、毎日同じお洋服とかマジ有り得ないしぃ~……」
別に下着だけ変えりゃいいだろうが。と思ったが、ブツブツ言う桃花に、
「分かった。ホテルのブティックで好きな様に買い物をしたらいい。但し、お前が行くんじゃないぞ。店の者を呼んで買い物をするんだ。分かったか?」
「わぁ~い!ありがとうパパ。お洋服だけじゃなくてアクセとかもいい?」
「あぁ……」
相変わらず金食い虫の桃花だが、今は緊急事態だから仕方ない。
明日からの業務や取り引きに暫く支障が出る事は覚悟の上だ。
なぁに、アイツさえ探し出しゃぁ万が一業績赤字になったとしても直ぐに資金を櫻井から引っぱり出せる。
だいたい何もかもアイツが勝手に家なんか出るから悪いんだ!!全てアイツのせいだ!
金蔓は金蔓らしく、大人しくしてりゃ良かったのに。
俺の子供を駒にしようがどうしようが俺の勝手だろうが。
こうなったら絶対に見つけてやる!
見つけたら二度と好き勝手な事が出来ないように、屋敷に閉じ込めてやるからな。
俺は一人鼻息を荒くして、百合香を見つけ出す方法を考えていた。
無理!と思われる方はお読みにならない事をおすすめ致します。(*- -)(*_ _)ペコリ
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結局俺は、そのまま寝てしまったらしい。
部屋のドアを開けると、家族はもう起きて帰る支度を始めていた。
利樹君は、昨日の夜「まだ僕は家族では無いので……」と言って帰ったそうだ。
皐月がルームサービスを頼み、俺達は皆 無言で朝食を取り、フロントがチェックアウトをする人間で混み合う時間帯を避ける様にホテルを離れようとしたが、潮田が部屋までやって来て、
「既に、当ホテル前にはマスコミが殺到しております。地下駐車場へ車を回しておきます。チェックアウトは今ここで致しますので、白金様はそのまま地下へ向かわれて下さい。」
と言われ、俺達は逃げる様にホテルを離れた。が、屋敷に到着した途端、マスコミに囲まれてしまった。
仕方なくまたホテルに引き返し、地下駐車場へ車を止めさせると、潮田に電話をかける。
「悪いが、スイートルームを今日から長期滞在でおさえてくれ。」
「大変申し訳ございません、白金様。スイートルームは本日より三ヶ月先までご予約でうまっておりましてご用意できかねます。セミスイートでしたら可能ですが、いかがでしょうか?」
セミスイート……少し狭いが背に腹はかえられぬだ。
「致し方ない。それでいいから、とりあえず一週間頼む。」
「承知致しました。今、何方で…「地下駐車場だ。」…畏まりました。要人専用エレベーターがございます。お迎えにあがりますので、そのままお待ちください。」
潮田に促され、俺達はそのままセミスイートルームにチェックインをした。
「今日から暫くここで生活をする。マスコミがあんなんじゃ、屋敷での生活は無理だからな。」
「会社へはどうするの?」
という皐月の言葉に、
「会社へは行かない。どうせマスコミが来ているだろうからな。パソコンもある事だし、ここからでも社員に指示は出せるだろう。会議もウェブで出来るからな。」
と返すと、皐月は納得したようにうなづいた。
すると今度は桃花が
「桃花は?桃花はどうするの?桃花一人でお家とかヤダよ!」
と騒ぎ出す。
「桃花もここに居なさい。」
「はぁいパパ。そうよね~。桃花一人にするなんて酷い事パパはしないもんね。あ!でもぉ~……」
「でも、なんだ?」
「桃花~、毎日同じお洋服とかマジ有り得ないしぃ~……」
別に下着だけ変えりゃいいだろうが。と思ったが、ブツブツ言う桃花に、
「分かった。ホテルのブティックで好きな様に買い物をしたらいい。但し、お前が行くんじゃないぞ。店の者を呼んで買い物をするんだ。分かったか?」
「わぁ~い!ありがとうパパ。お洋服だけじゃなくてアクセとかもいい?」
「あぁ……」
相変わらず金食い虫の桃花だが、今は緊急事態だから仕方ない。
明日からの業務や取り引きに暫く支障が出る事は覚悟の上だ。
なぁに、アイツさえ探し出しゃぁ万が一業績赤字になったとしても直ぐに資金を櫻井から引っぱり出せる。
だいたい何もかもアイツが勝手に家なんか出るから悪いんだ!!全てアイツのせいだ!
金蔓は金蔓らしく、大人しくしてりゃ良かったのに。
俺の子供を駒にしようがどうしようが俺の勝手だろうが。
こうなったら絶対に見つけてやる!
見つけたら二度と好き勝手な事が出来ないように、屋敷に閉じ込めてやるからな。
俺は一人鼻息を荒くして、百合香を見つけ出す方法を考えていた。
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