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第四章
カラス
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前回の続き
教室へと向かう少女 顧問先生のことも心配だが もらうね と書いてあった
掲示板 昨日の男 書いたのは多分あの男である そして少女はあることを思い出
す
昨日あの男は 右目もらうねと言った 偶然かもしれないが そうは思えない
一人でいることが怖くなった少女は急いで教室へ入った
教室には誰もいない・・・ 校庭にはサッカー部と野球部が練習をしている
その光景を眺めながら 早く母が来ることを願っていた 時間も過ぎ 校門へと向
かう
そこには母が立っていた 少女は母のもとへと駆け寄り 今日のことを話しながら
帰ることにした
帰宅途中 ペットショップにより 子猫のためにいろいろと買い揃え
家へ帰った 玄関を開けるとそこには 子猫が待っていたのである
少女は子猫の元へ行き 制服のまま 遊んでいた
少女『ただいま 寂しかったかい?』
子猫は嬉しそうにじゃれている 少女はその光景に癒されている
すると 外から奇妙な音が聞こえてきた バサバサ・・・バサバサバサ 何の音
だ?少女は怖くなったので 母と一緒に外を覗くことにした そこには
1羽のカラスが苦しそうに暴れていた よく見るとそのカラスは右目が無い・・・
少女『また・・・右目・・・』
少女は怖くなり子猫と一緒に部屋へと向かった 立て続けにこんなことが起きてお
り あの男はいったいなんなのか なんで自分には被害がないのか 少女は困惑と
恐怖で 泣き出してしまった 子猫が心配そうに少女の元へと近寄る
子猫を抱き抱え そのまま寝てしまった
すると夢の中で少女は公園に来ていた 嫌な予感しかない・・・
すぐに公園から逃げ出したいのに体が動かない 早く夢から覚めてくれと願う少女
だが 都合よくはいかない・・・・
少女『なんで公園なの?早く起きなきゃ・・・』
後ろに人の気配が・・・・少女は恐る恐る振り返るとそこには・・・・・・
あの男が立っていた 少女は震えながらも 動けないでいる
男『もらうね』
少女『もうやめて!私悪いことしてない!』
男『・・・目が二つ 一つはもらうね』
少女『あなたは 誰なの? どうすれば許してくれるの?!』
男『・・・右手もらうね』
少女『右手・・・』
公園ではカラスが鳴き始めた 少女は早くこの夢が覚めることを願った その時だ
った夢の中で綺麗な光が少女を包んだ 優しく温かい光 それと同時に夢が覚めた
少女『怖かった・・・こんどは右手・・・それとあの光は?・・・』
子猫が手を舐めていた 少女がうなされていたのが心配だったのだろうか
少女は子猫と一緒にキッチンへ行き 母の隣に座り込んだ
母『どうしたの?大丈夫?』
少女『怖い夢見た・・・公園で見たあの男が夢に出てきて 今度は右手
もらうって・・・・怖かった・・・』
母『怖かったね 何があっても 私が守るから安心しなさい あなたには指一本
触れされないから』
そう伝え 少女をなだめた 母は少女と子猫を抱き寄せ 落ち着かせることにした
母の優しさと暖かさに癒されながら 時がすぎた
ご飯も食べ終わり 母と子猫はテレビを見ている 少女はお風呂へ入ることにした
お風呂場へいても 母の笑い声が聞こえてくる 少し安心だった
お風呂からあがり 部屋へ子猫と行く 寝るのが怖かったが
母のあの言葉が頭をよぎった
少女『大丈夫 お母さんが守ってくれる それにこの子もいる』
そう自分に言い聞かせて眠りに就いた 朝起きるといつもの日常があることを
願いながら 夢の世界へと・・・・
第五章へ続く
教室へと向かう少女 顧問先生のことも心配だが もらうね と書いてあった
掲示板 昨日の男 書いたのは多分あの男である そして少女はあることを思い出
す
昨日あの男は 右目もらうねと言った 偶然かもしれないが そうは思えない
一人でいることが怖くなった少女は急いで教室へ入った
教室には誰もいない・・・ 校庭にはサッカー部と野球部が練習をしている
その光景を眺めながら 早く母が来ることを願っていた 時間も過ぎ 校門へと向
かう
そこには母が立っていた 少女は母のもとへと駆け寄り 今日のことを話しながら
帰ることにした
帰宅途中 ペットショップにより 子猫のためにいろいろと買い揃え
家へ帰った 玄関を開けるとそこには 子猫が待っていたのである
少女は子猫の元へ行き 制服のまま 遊んでいた
少女『ただいま 寂しかったかい?』
子猫は嬉しそうにじゃれている 少女はその光景に癒されている
すると 外から奇妙な音が聞こえてきた バサバサ・・・バサバサバサ 何の音
だ?少女は怖くなったので 母と一緒に外を覗くことにした そこには
1羽のカラスが苦しそうに暴れていた よく見るとそのカラスは右目が無い・・・
少女『また・・・右目・・・』
少女は怖くなり子猫と一緒に部屋へと向かった 立て続けにこんなことが起きてお
り あの男はいったいなんなのか なんで自分には被害がないのか 少女は困惑と
恐怖で 泣き出してしまった 子猫が心配そうに少女の元へと近寄る
子猫を抱き抱え そのまま寝てしまった
すると夢の中で少女は公園に来ていた 嫌な予感しかない・・・
すぐに公園から逃げ出したいのに体が動かない 早く夢から覚めてくれと願う少女
だが 都合よくはいかない・・・・
少女『なんで公園なの?早く起きなきゃ・・・』
後ろに人の気配が・・・・少女は恐る恐る振り返るとそこには・・・・・・
あの男が立っていた 少女は震えながらも 動けないでいる
男『もらうね』
少女『もうやめて!私悪いことしてない!』
男『・・・目が二つ 一つはもらうね』
少女『あなたは 誰なの? どうすれば許してくれるの?!』
男『・・・右手もらうね』
少女『右手・・・』
公園ではカラスが鳴き始めた 少女は早くこの夢が覚めることを願った その時だ
った夢の中で綺麗な光が少女を包んだ 優しく温かい光 それと同時に夢が覚めた
少女『怖かった・・・こんどは右手・・・それとあの光は?・・・』
子猫が手を舐めていた 少女がうなされていたのが心配だったのだろうか
少女は子猫と一緒にキッチンへ行き 母の隣に座り込んだ
母『どうしたの?大丈夫?』
少女『怖い夢見た・・・公園で見たあの男が夢に出てきて 今度は右手
もらうって・・・・怖かった・・・』
母『怖かったね 何があっても 私が守るから安心しなさい あなたには指一本
触れされないから』
そう伝え 少女をなだめた 母は少女と子猫を抱き寄せ 落ち着かせることにした
母の優しさと暖かさに癒されながら 時がすぎた
ご飯も食べ終わり 母と子猫はテレビを見ている 少女はお風呂へ入ることにした
お風呂場へいても 母の笑い声が聞こえてくる 少し安心だった
お風呂からあがり 部屋へ子猫と行く 寝るのが怖かったが
母のあの言葉が頭をよぎった
少女『大丈夫 お母さんが守ってくれる それにこの子もいる』
そう自分に言い聞かせて眠りに就いた 朝起きるといつもの日常があることを
願いながら 夢の世界へと・・・・
第五章へ続く
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