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すごくヤバい特別講師とダンジョンで修行
ダンジョンでの寝泊まりの様子らしい
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ダンジョン、〈姫と騎士の密やかな逢瀬〉3階層の安全地帯で休憩中の俺と生徒達。
ここは洞窟状の3層の中でも後半、つまり4層に近い部分にあるスペースで、俺や従魔に加え、40人近い生徒達が集まると少し手狭な場所だ。
そしてお泊まりの際に重要な水場は、4層入り口近くの魔物がいた元安全地帯か、1層の奥の方にしか無いらしい。
そして4層は黒騎士が様子を見た所、倒しても魔物がすぐに出てくるから危険とのことで、水をあまり持って来れなかった生徒は1層まで補給に行くこととなった。
尚、その際には安全のため、5人以上での団体行動を心掛けるよう黒騎士から言われている。
俺とキィナは、俺の背中に大量に積まれた荷物の中に水の入った樽が2つあるから1日くらいは問題ない。容量は合わせて多分40㍑くらい。
...キィナさんや、やっぱりグリ使い荒くない?
年老いたグリフォンでも牛や馬とかの家畜を持ち上げられるから、これは信頼の証だって?
俺、もうすぐ生後2年くらいで一応子供なんだけどな...。
因みに俺は1日樽1杯分くらいは水分要るけど、水魔法で補っても良いんだぞ?
水魔法の水はあんまし美味しくないけど、旅の途中はよく飲んでたし。
話は逸れるが、俺は巣立ち後1年間の旅で、縄張りを持たず狩りをし続けてレベルを上げまくった結果、大人と殆ど変わらない体型や並のグリフォンを凌ぐ強さを持ってたりする。ぶっちゃけ今なら親より強い筈。
だが年は2歳もない。あいあむあショタグリフォン。
俺の自称子供発言に、キィナかすっごく納得いかなそうな顔をしているが、事実だ。
...あれ?そういやグリフォンって何歳で大人なんだ?
さて、黒騎士さんからのお話タイムだ。4層の安全地帯で休憩することができず予定が少し狂ったが、今日はこの3層の安全地帯で夜営をし、明日は危険地帯と化した4層を越え、最終層である5層でボスを倒す予定である、ということらしい。
そして、ボス部屋の奥にあるダンジョンコアとやらを見て、今回の異変の原因を探すんだとか。
黒騎士が先ほど4層を偵察してきた時の様子だと、本来このダンジョンでは出ない魔物が多く出ており、生徒達は苦戦するかもしれないとのことだ。
なので、皆の荷物はこの3層の安全地帯に置いていって、帰りに回収していくとのこと。流石に荷物を持ったままで、危険な4層へ踏み込む訳にはいかないからな。
キィナ以外の皆は喜んでいる。重い荷物から解放され喜ぶ皆と、ほぼ全ての荷物を俺に積んでいたキィナは、背負った鞄から保存食を摘まみ食いできなくなり、落胆するという現象が起こったりしたが、どうでもいいな。
夕飯の時間、各々用意した保存食や道中狩った肉を好きに食べていいと聞き、歓喜するキィナと俺や一部生徒達。
虹色にはなれないけど、鷲の頭をグルグル回して、テンション上がってる感を出す俺。
久々のPartyグリフォンであるが...うーん、勢いのあるBGMが欲しい。取り敢えずこういうネタは勢いと音圧でごり押せば笑いが取れると思ってるからな、俺は。
キィナに飯は何にするか聞いて見るも、逆に聞き返された。俺が作る流れみたいだ、解せぬ。
試しに、オークの生肉に噛り付きながらキィナにも生のまま渡して見る。
流石に拒否られた。良かった、人間性はまだ残ってる。
試しに料理でイキって見ようと、水魔法で両前足を洗って後ろ足で立ちながら、オーク肉をぐちゃぐちゃの挽き肉にする。
卵とパン粉を荷物から探してみる...パン粉は無かったが小麦粉と卵ならキィナの荷物にあった。なんであるし。てか、卵とか割れそうな物入れんなし。
卵を前足で器用に割り、卵と小麦粉と潰した肉と混ぜる。あと塩胡椒...塩しかなかった。まぁいいや。それも入れる。
玉葱は流石に無かったが、何故か牛乳はあった。キィナが好きらしい。でも身長も胸部も...あだだ、羽毛を抜くんじゃない。
どうやらキィナをディスると、俺の羽毛を抜くのがお決まりのパターンになってきているらしい。困ったものだ。
色々混ぜて出来た肉塊を味見する。うん、塩加減は悪くない。
その肉塊を2つに分け、大きく人間の顔くらいのサイズに平たく雑に丸めて、後はフライパンで焼く。
フライ返しが無いから、俺の硬くて大きい翼部分の羽を数枚抜いて洗ってから、それを重ねて持ってフライ返し代わりにした。すぐ生やせるのでご安心を。
焼き上がったけど、なんだかんだ色々足りないしソースも無い。
適当に残り汁に塩追加し、少し煮詰めて上から掛けとく。
色々と足りないけどハンバーグもどきの完成だ。ドヤ顔してたら、いつの間にか1つ無くなってる。
キィナの顔がめっちゃ膨れてる。こいつ、まさか一口で...!?そんなに見たって、もう1つはやらんぞ!これは俺のだ!
思わず両前足で、ハンバーグもどきを抱えて天井近くまで飛びながら食べた。
うん、パン粉の代わりに小麦粉を使ったからか少し違和感あるのと、少々味が足りない感。でもただの焼き肉とは違った旨さがあっていいと思う。(雑な食レポ)
周りからハンバーグだ、という声がチラホラ聞こえる。貴族生徒の皆さんは、ハンバーグという料理は知っているらしい。
この異世界でもハンバーグが存在していたのか、元いた世界の転生者が俺みたいにイキって持ち込んだのか?知らんけど。
キィナがもっと作れとせがんできた。けれども、グリフォンは普段は大食いだが、一度多く食べれば、暫くは大丈夫で、しかも昨日沢山食べといたので断る。
俺の前足、料理しにくくて無駄に疲れるし、料理はお前ら人間の専売特許だろ。
暫く駄々を捏ねられたが、諦めて保存食を貪り始めるキィナ。こいつ、俺といるときは肉を食いまくってるが、普段の家とか学校では何をどれくらいの量食ってるんだろうか...?
因みに周りの生徒はシンプルに肉を焼いたり、保存食を食べたりしてる。うん、普通だ。ダンジョンで凝った料理する奴は流石におらんか。
ダンジョンで食を求めるのは間違っているだろう、と思う。
食後の寝る前の少し空いた時間。狩り以外は自由にして良い空き時間になったんだが、生徒が黒騎士に色々と質問したりしてるっぽい。
キィナと時のような質問もあり、少しヒヤヒヤしたが、中でも黒騎士の名前を教えて欲しいという話題は少し気になったので、ちょいと耳を傾けて盗み聞きしてみる。
だけど黒騎士は名前を教える事を勿体ぶるかのように、〈鑑定〉のスキルでも使って覗いてみるといい、なんて言ってる。
周りの残念そうにしている様子をみると、鑑定のスキルを持っている生徒はいないらしい。
鑑定ってレアなスキルなのかな?本人がして良いって言ってるし、遠慮無く黒騎士を鑑定してみることにした。
rbl/@b0
名me:kra
syzk:mgzuk
sok業:krのkdosy
tiry:r-,0
mry:/-o0(~o-k0)
kgk:r0o-(:b-e:)
bugo:g-,-
mjg:@j-0(~lo0.)
mbgy:l,.0
hys:@t-,-
ー力の差がありすぎる為、これ以上鑑定を継続できませんー
ー強制終了しますー
「キュアェ!?」
うぉあぇ!?なんだこれ!?つい声出しちまったぞ!パソコンのバグみたいで恐いじゃねぇか!
しかも俺が鑑定した瞬間、黒騎士がギュンッ!て音がなるくらいの速度でこっち見てきたぁ!兜と鎧の接合部火花散ってるぅ!?
あ、しょんべんチビりそう...
「すまない、驚かせてしまったようだな...まさかグリフォンが鑑定を使えると思わなくてな、私も少々驚いてしまった。」
と、黒騎士が謝ってくれた。こちらも声を掛けずに鑑定したことを頭下げて謝る。意図は通じないだろうけど、気持ちの問題だ。
それを見たキィナが俺に対して「鑑定使えるの!?」と驚きまくってる。
あれ?言ってなかったか?...言ってなかったわ。親鳥にしか直接言ったこと無かったな、すまん。
あ、でも俺に攻撃してきたドリミドールの兵士の奴は知ってるかもしれない。鑑定で挑発しまくったし。
黒騎士が鑑定結果を聞いてきたので、数字や文字がめちゃくちゃで訳が分からなかったことを、キィナ経由で伝えておくと「やっぱりか...」と考え込んでいる様子。
過去にも鑑定された時に、同じような結果になったのかな?
でもおかしいな...生まれたばかりの頃に.親のステータス見ようとしたら力の差があるからと、鑑定結果すら出なかったのに...
あの時の俺と親鳥の力の差が、今の俺と黒騎士の時より大きかったのか?
それか何らかの方法で親鳥は鑑定を弾いたのか...うーむ、自分が鑑定されたこと無いからよくわからない。
俺は考えることを止めた。
この後は何事もなく、生徒達は交代で見張りを行い就寝することになった。
俺はスフィンクスみたいな姿勢で地べたに寝て、キィナはその俺の背中で羽毛に埋もれて寝た。
見張りの順番が来た時には俺から出て、しっかり見張りをしてたからまぁ、問題はないだろう。
どうやら俺は寝袋として優秀、らしい。
_____________________
○グリフォンは5年くらいで大人になる。そして100年近くは生きる。
○鑑定の所有者は少ない。異世界から来たとされる人物が、何故かよく持っているスキル。
ここは洞窟状の3層の中でも後半、つまり4層に近い部分にあるスペースで、俺や従魔に加え、40人近い生徒達が集まると少し手狭な場所だ。
そしてお泊まりの際に重要な水場は、4層入り口近くの魔物がいた元安全地帯か、1層の奥の方にしか無いらしい。
そして4層は黒騎士が様子を見た所、倒しても魔物がすぐに出てくるから危険とのことで、水をあまり持って来れなかった生徒は1層まで補給に行くこととなった。
尚、その際には安全のため、5人以上での団体行動を心掛けるよう黒騎士から言われている。
俺とキィナは、俺の背中に大量に積まれた荷物の中に水の入った樽が2つあるから1日くらいは問題ない。容量は合わせて多分40㍑くらい。
...キィナさんや、やっぱりグリ使い荒くない?
年老いたグリフォンでも牛や馬とかの家畜を持ち上げられるから、これは信頼の証だって?
俺、もうすぐ生後2年くらいで一応子供なんだけどな...。
因みに俺は1日樽1杯分くらいは水分要るけど、水魔法で補っても良いんだぞ?
水魔法の水はあんまし美味しくないけど、旅の途中はよく飲んでたし。
話は逸れるが、俺は巣立ち後1年間の旅で、縄張りを持たず狩りをし続けてレベルを上げまくった結果、大人と殆ど変わらない体型や並のグリフォンを凌ぐ強さを持ってたりする。ぶっちゃけ今なら親より強い筈。
だが年は2歳もない。あいあむあショタグリフォン。
俺の自称子供発言に、キィナかすっごく納得いかなそうな顔をしているが、事実だ。
...あれ?そういやグリフォンって何歳で大人なんだ?
さて、黒騎士さんからのお話タイムだ。4層の安全地帯で休憩することができず予定が少し狂ったが、今日はこの3層の安全地帯で夜営をし、明日は危険地帯と化した4層を越え、最終層である5層でボスを倒す予定である、ということらしい。
そして、ボス部屋の奥にあるダンジョンコアとやらを見て、今回の異変の原因を探すんだとか。
黒騎士が先ほど4層を偵察してきた時の様子だと、本来このダンジョンでは出ない魔物が多く出ており、生徒達は苦戦するかもしれないとのことだ。
なので、皆の荷物はこの3層の安全地帯に置いていって、帰りに回収していくとのこと。流石に荷物を持ったままで、危険な4層へ踏み込む訳にはいかないからな。
キィナ以外の皆は喜んでいる。重い荷物から解放され喜ぶ皆と、ほぼ全ての荷物を俺に積んでいたキィナは、背負った鞄から保存食を摘まみ食いできなくなり、落胆するという現象が起こったりしたが、どうでもいいな。
夕飯の時間、各々用意した保存食や道中狩った肉を好きに食べていいと聞き、歓喜するキィナと俺や一部生徒達。
虹色にはなれないけど、鷲の頭をグルグル回して、テンション上がってる感を出す俺。
久々のPartyグリフォンであるが...うーん、勢いのあるBGMが欲しい。取り敢えずこういうネタは勢いと音圧でごり押せば笑いが取れると思ってるからな、俺は。
キィナに飯は何にするか聞いて見るも、逆に聞き返された。俺が作る流れみたいだ、解せぬ。
試しに、オークの生肉に噛り付きながらキィナにも生のまま渡して見る。
流石に拒否られた。良かった、人間性はまだ残ってる。
試しに料理でイキって見ようと、水魔法で両前足を洗って後ろ足で立ちながら、オーク肉をぐちゃぐちゃの挽き肉にする。
卵とパン粉を荷物から探してみる...パン粉は無かったが小麦粉と卵ならキィナの荷物にあった。なんであるし。てか、卵とか割れそうな物入れんなし。
卵を前足で器用に割り、卵と小麦粉と潰した肉と混ぜる。あと塩胡椒...塩しかなかった。まぁいいや。それも入れる。
玉葱は流石に無かったが、何故か牛乳はあった。キィナが好きらしい。でも身長も胸部も...あだだ、羽毛を抜くんじゃない。
どうやらキィナをディスると、俺の羽毛を抜くのがお決まりのパターンになってきているらしい。困ったものだ。
色々混ぜて出来た肉塊を味見する。うん、塩加減は悪くない。
その肉塊を2つに分け、大きく人間の顔くらいのサイズに平たく雑に丸めて、後はフライパンで焼く。
フライ返しが無いから、俺の硬くて大きい翼部分の羽を数枚抜いて洗ってから、それを重ねて持ってフライ返し代わりにした。すぐ生やせるのでご安心を。
焼き上がったけど、なんだかんだ色々足りないしソースも無い。
適当に残り汁に塩追加し、少し煮詰めて上から掛けとく。
色々と足りないけどハンバーグもどきの完成だ。ドヤ顔してたら、いつの間にか1つ無くなってる。
キィナの顔がめっちゃ膨れてる。こいつ、まさか一口で...!?そんなに見たって、もう1つはやらんぞ!これは俺のだ!
思わず両前足で、ハンバーグもどきを抱えて天井近くまで飛びながら食べた。
うん、パン粉の代わりに小麦粉を使ったからか少し違和感あるのと、少々味が足りない感。でもただの焼き肉とは違った旨さがあっていいと思う。(雑な食レポ)
周りからハンバーグだ、という声がチラホラ聞こえる。貴族生徒の皆さんは、ハンバーグという料理は知っているらしい。
この異世界でもハンバーグが存在していたのか、元いた世界の転生者が俺みたいにイキって持ち込んだのか?知らんけど。
キィナがもっと作れとせがんできた。けれども、グリフォンは普段は大食いだが、一度多く食べれば、暫くは大丈夫で、しかも昨日沢山食べといたので断る。
俺の前足、料理しにくくて無駄に疲れるし、料理はお前ら人間の専売特許だろ。
暫く駄々を捏ねられたが、諦めて保存食を貪り始めるキィナ。こいつ、俺といるときは肉を食いまくってるが、普段の家とか学校では何をどれくらいの量食ってるんだろうか...?
因みに周りの生徒はシンプルに肉を焼いたり、保存食を食べたりしてる。うん、普通だ。ダンジョンで凝った料理する奴は流石におらんか。
ダンジョンで食を求めるのは間違っているだろう、と思う。
食後の寝る前の少し空いた時間。狩り以外は自由にして良い空き時間になったんだが、生徒が黒騎士に色々と質問したりしてるっぽい。
キィナと時のような質問もあり、少しヒヤヒヤしたが、中でも黒騎士の名前を教えて欲しいという話題は少し気になったので、ちょいと耳を傾けて盗み聞きしてみる。
だけど黒騎士は名前を教える事を勿体ぶるかのように、〈鑑定〉のスキルでも使って覗いてみるといい、なんて言ってる。
周りの残念そうにしている様子をみると、鑑定のスキルを持っている生徒はいないらしい。
鑑定ってレアなスキルなのかな?本人がして良いって言ってるし、遠慮無く黒騎士を鑑定してみることにした。
rbl/@b0
名me:kra
syzk:mgzuk
sok業:krのkdosy
tiry:r-,0
mry:/-o0(~o-k0)
kgk:r0o-(:b-e:)
bugo:g-,-
mjg:@j-0(~lo0.)
mbgy:l,.0
hys:@t-,-
ー力の差がありすぎる為、これ以上鑑定を継続できませんー
ー強制終了しますー
「キュアェ!?」
うぉあぇ!?なんだこれ!?つい声出しちまったぞ!パソコンのバグみたいで恐いじゃねぇか!
しかも俺が鑑定した瞬間、黒騎士がギュンッ!て音がなるくらいの速度でこっち見てきたぁ!兜と鎧の接合部火花散ってるぅ!?
あ、しょんべんチビりそう...
「すまない、驚かせてしまったようだな...まさかグリフォンが鑑定を使えると思わなくてな、私も少々驚いてしまった。」
と、黒騎士が謝ってくれた。こちらも声を掛けずに鑑定したことを頭下げて謝る。意図は通じないだろうけど、気持ちの問題だ。
それを見たキィナが俺に対して「鑑定使えるの!?」と驚きまくってる。
あれ?言ってなかったか?...言ってなかったわ。親鳥にしか直接言ったこと無かったな、すまん。
あ、でも俺に攻撃してきたドリミドールの兵士の奴は知ってるかもしれない。鑑定で挑発しまくったし。
黒騎士が鑑定結果を聞いてきたので、数字や文字がめちゃくちゃで訳が分からなかったことを、キィナ経由で伝えておくと「やっぱりか...」と考え込んでいる様子。
過去にも鑑定された時に、同じような結果になったのかな?
でもおかしいな...生まれたばかりの頃に.親のステータス見ようとしたら力の差があるからと、鑑定結果すら出なかったのに...
あの時の俺と親鳥の力の差が、今の俺と黒騎士の時より大きかったのか?
それか何らかの方法で親鳥は鑑定を弾いたのか...うーむ、自分が鑑定されたこと無いからよくわからない。
俺は考えることを止めた。
この後は何事もなく、生徒達は交代で見張りを行い就寝することになった。
俺はスフィンクスみたいな姿勢で地べたに寝て、キィナはその俺の背中で羽毛に埋もれて寝た。
見張りの順番が来た時には俺から出て、しっかり見張りをしてたからまぁ、問題はないだろう。
どうやら俺は寝袋として優秀、らしい。
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○グリフォンは5年くらいで大人になる。そして100年近くは生きる。
○鑑定の所有者は少ない。異世界から来たとされる人物が、何故かよく持っているスキル。
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