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45話 本当の聖水
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10分ほど街を歩いた後、俺たちはようやく目的の場所にたどり着くことができた。
店の看板を見たクロエは、目を丸くして俺に訪ねてくる。
「鍛冶屋……?しかも、けっこう古いじゃん。本当にこんなところにアーティファクトがあるの?」
「まあ、ちょっと古い方がいいじゃん。アーティファクトは古代の遺物だしね」
ボロボロで、どう見ても一流の冒険者たちが出入りしなさそうな鍛冶屋。しかし、この場所に宝が埋められていることを、俺は知っている。
コンコン、とドアをノックして俺はさっそく店内に入る。その間ずっと抱きしめていたニアを下ろして、俺は隅っこにいる鍛冶師に声をかけた。
「すみません。ちょっといいですか?」
「ううん……?ああ……お客さんか」
その人の姿を確認した後、俺は心の中で歓声を上げる。予想通りだ。
鍛冶師は逞しいという言葉とは真逆の、すぐにでも病気で倒れそうな蒼白な印象をしていた。
髪やひげも白く染まっていて、とても古代の遺物を隠し持っているとは思えない見た目だ。
実際に、老人を見たクロエは小首をかしげている。俺は口角を上げてから、その老人に近づいた。
「はい。買いたいものがあって来たんですが」
「ほうほう、こんなぼろい店によくきてくれましたな。それで、何を買いたいんだい?」
「シュペリアキューブ」
「…………………………は?」
「シュペリアキューブを買いに来ました」
その言葉を聞いた瞬間、閉ざされていた老人の目が開かれる。鋭さが宿っている瞳は怖気づいてしまうほど、強く俺に注がれてくる。
「どうしてそれを知っている……?君は一体、何者なのだい?」
「通りすがりの冒険者です。それより、ここがイェニチカさんの家で間違いないですか?」
「なっ!?ど、どうして娘の名前まで……!!」
「界隈でちょっとした噂があるんですよ。人々が強制的に買わされている教会の聖水が、実は紛い物なんじゃないか……そういう噂がけっこう広まってるんです」
「………っ!!」
「実際に、10年をかけていくら聖水を購入しても、娘さんの病はまだ治っていないじゃないですか」
老人の顔は警戒から驚愕に変わる。俺は、ゲームのサブクエストのストーリーを思い出しながら少し顔を歪めた。
目の前の老人、ジンネマンはかつて首都でも名の通った鍛冶師だった。
妻は亡くなったけど彼には大切な一人娘がいて、その娘と二人きりで店を切り盛りしながら、平和に生きていたのだ。ある事件が起こるまでは。
『お父さん……私、なんか、頭がくらくらする……』
大切な娘はそれだけ言って急に倒れてしまい、ジンネマンは娘の治療のためにすべての策を講じるようになった。
帝国で一番名医だと言われる医者に頼ったり、全財産をはたいて買った珍奇な薬草を娘に食べさせたり、教会の聖水を買ったり。
言葉通り、すべてを尽くして娘を治療しようとしたのだ。しかし、娘の体調は悪くなる一方で、借金もすべて返済しきれず、彼は結局この辺鄙な街に追い出されるようになったのである。
「わ、わしは……わしは……!」
「………」
「信じてたんだ!!まさか、聖職者たるものが人を欺くような真似をするはずはないと!!見るからに効果がないことが分かるのに、信仰が足りないとか聖水の量が不足しているとかふざけやがって……!10年も買って来たんだ、10年も!!」
「……ジンネマンさん」
「わしに、わしにどうしろと言うんだ!!何が聖水だ、何が信仰だ!!よりどころのない人間の懐に入って洗脳させて、くだらない水なんか押し売りして……!!なにが教会だ!!ただ、民のお金を吸い取るだけのごくつぶしじゃねぇか!!」
「……………」
「途中で怪しさを感じてもう買わないと言ったら、急に十字軍が訪れて裁判にかけるとか言って……!わしがなんの過ちを犯したと言うんだ!!何が悪いんだ、何が悪いんだぁあ!!」
事情を察したっぽいクロエは、顔をしかめながら拳を握りしめる。隣のニアも唇を引き結んで、老人の憤怒に耳を傾けていた。
……思ってたより酷いなと、俺は乾いた唇を濡らす。
ゲームの中では大して重んじられなかった内容なのだ。ちょうどジンネマンさんのように困難な状況に置かれている人々に聖水を押し売りして、お金を吸い取る。
それこそが、あの教会の商売方法だった。その過程でなにか異論を唱えられれば即その者を裁判にかけて脅して、力で無理やり屈服させて。
それでも反抗し続けたら異端者だと追い詰めて、火刑に処す。
「ああ、イェニチカ………ああ、あぁあ………」
理不尽極まり話だが、それでも教会や国に反旗を翻す者は少なかった。
帝国の共通の敵は、最大の敵は悪魔だから。その悪魔に対抗し続けると宣言する教皇や十字軍は、一般の民からしたら善そのものなのだ。
しかし、ここでまた滑稽な裏話がある。ジンネマンさんの娘、イェニチカが倒れた理由は―――皇室で密かに行われる、黒魔法の実験のせいだった。
皇室や教会の目的は、この国の民衆たちを自我のない人形にして、エネルギー源として扱うことだったから。その副作用として彼女は今、昏睡状態に陥っているのだ。
ゲームでも詳細は載せられてなかったけど、たぶんイェニチカは最初に十字軍辺りからもらった水を聖水と勘違いして飲んだのだろう。
その液体の中に黒魔法が仕込まれていることなんて、夢にも思わずに。
「……大丈夫ですか、ジンネマンさん?」
「あ……ははっ、あぁ……すまない。お客さんにお見苦しいところを見せてしまったな……ははっ、中々鬱憤が溜まっていてね」
「………」
「話を戻そう。そして、シュペリアキューブか。実に残念だが、あれは非売品だ。そのペンダントは代々に受け継がれてきた大切な聖遺物なのだ。借金に追われていた時でさえ、あれだけは売らなかった」
「もちろん、その貴重な品物をただお金だけで買えるとは思っていません」
「……てことは?」
「娘さんを治療するという条件が付いたら、どうでしょうか」
その瞬間、疲労にまみれていた老人の目に急に生気が宿る。
俺は、その表情変化を細かに確認しながら、用意していた言葉を出した。
「もちろん、娘さんを先に治療してからアーティファクトを購入するつもりです。俺は、まだこの帝国に流通されていない薬を知っているので」
「……薬、だと?その薬の名前は?」
「パワーエリクサーです」
このアイテムは、ゲームの後半で新たに登場するポーションだ。
レイドやボスが強すぎるから一般のエリクサーだけではHPが補充できなくなって、もっといいポーションを実装しろとユーザーたちが騒いでたのだ。
その末に出たものが、パワーエリクサーだ。飲んだだけでHPと魔力を100%にしてすべての状態異常を消す、ゲーム内でもけっこう希少だった薬物。
そして、俺はその製造法を知っている。なにせ、転生者だから。
「パワーエリクサー……?」
「はい。それがあればたぶん、娘さんを治療できると思います」
「た、確かに聞いたことのないポーションだが……本当にイェニを助けられるのか!?」
「100%確信はできませんが、十分に試せる価値はあるかと。ああ、それとその後に支払う代金の額なんですが」
俺はニヤッと笑いながら、ジンネマンさんに言う。
「500万ゴールド、くらいはいかがでしょうか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……結局、そのジンネマンさん、という方のために500万ゴールドを貸してくれと言ったんだよね?人助けをするために?」
「いやいや、人助けなんか柄じゃないから。それに、500万の10%くらいは薬草を買うためだと、全部説明したじゃん」
リエルの屋敷に戻った後、俺は麻袋いっぱいに買って来た薬草を床に下してリエルに報告をした。
そして、俺の話を全部聞いたリエルは何故か、微笑ましい表情を浮かべている。
「……でも、そのパワーエリクサーを使ってイェニチカさんを助けようとするのは、本当でしょ?」
「……ついでみたいなもんだから。それに、イェニチカさんは市場でもマスコットキャラみたいな存在だったし。そんな人が一気に治って俺たちを公開的に支持してくれれば、色々お得だと思っただけで―――」
「ふふっ、全然悪魔らしくない」
「話聞いてた?本当に打算だよ?むしろ打算でしか考えてなかったのに!?」
もちろん、ジンネマンさんの絶叫を聞いて少し心が動いたのは事実だった。
その過程でイェニチカさんを助けたいなと思ったのも本当のことだから、何とも言えないけど。
……でも、本当にアーティファクトを得るためという建前で行動したわけだから、悪魔らしくないと言われても困る。
俺が後ろ頭を掻いていると、隣でクロエが肘でつついてきた。
「ふふっ、悪魔らしくないんだって」
「カイ、浮気者だけどクズじゃない」
「あ~~あ~~もういい!もうこの話はナシだから!とにかく、リエル。1週間後くらいに本格的に商品を流通させる準備をして欲しいんだけど」
「うん?1週間後?」
「ああ、その間まではたぶん、これ全部完成するから」
俺は親指で、薬草がいっぱいに積まれている麻袋を示す。
その後に肩をすくめてから、ニヤッと笑って見せた。
「教皇野郎のほざく姿を、この目で見れないのが残念だわ」
何が聖水だ、人々の膏血を搾り取った血涙なくせに。
本当の聖水がなんなのかを、俺が見せてやる。
店の看板を見たクロエは、目を丸くして俺に訪ねてくる。
「鍛冶屋……?しかも、けっこう古いじゃん。本当にこんなところにアーティファクトがあるの?」
「まあ、ちょっと古い方がいいじゃん。アーティファクトは古代の遺物だしね」
ボロボロで、どう見ても一流の冒険者たちが出入りしなさそうな鍛冶屋。しかし、この場所に宝が埋められていることを、俺は知っている。
コンコン、とドアをノックして俺はさっそく店内に入る。その間ずっと抱きしめていたニアを下ろして、俺は隅っこにいる鍛冶師に声をかけた。
「すみません。ちょっといいですか?」
「ううん……?ああ……お客さんか」
その人の姿を確認した後、俺は心の中で歓声を上げる。予想通りだ。
鍛冶師は逞しいという言葉とは真逆の、すぐにでも病気で倒れそうな蒼白な印象をしていた。
髪やひげも白く染まっていて、とても古代の遺物を隠し持っているとは思えない見た目だ。
実際に、老人を見たクロエは小首をかしげている。俺は口角を上げてから、その老人に近づいた。
「はい。買いたいものがあって来たんですが」
「ほうほう、こんなぼろい店によくきてくれましたな。それで、何を買いたいんだい?」
「シュペリアキューブ」
「…………………………は?」
「シュペリアキューブを買いに来ました」
その言葉を聞いた瞬間、閉ざされていた老人の目が開かれる。鋭さが宿っている瞳は怖気づいてしまうほど、強く俺に注がれてくる。
「どうしてそれを知っている……?君は一体、何者なのだい?」
「通りすがりの冒険者です。それより、ここがイェニチカさんの家で間違いないですか?」
「なっ!?ど、どうして娘の名前まで……!!」
「界隈でちょっとした噂があるんですよ。人々が強制的に買わされている教会の聖水が、実は紛い物なんじゃないか……そういう噂がけっこう広まってるんです」
「………っ!!」
「実際に、10年をかけていくら聖水を購入しても、娘さんの病はまだ治っていないじゃないですか」
老人の顔は警戒から驚愕に変わる。俺は、ゲームのサブクエストのストーリーを思い出しながら少し顔を歪めた。
目の前の老人、ジンネマンはかつて首都でも名の通った鍛冶師だった。
妻は亡くなったけど彼には大切な一人娘がいて、その娘と二人きりで店を切り盛りしながら、平和に生きていたのだ。ある事件が起こるまでは。
『お父さん……私、なんか、頭がくらくらする……』
大切な娘はそれだけ言って急に倒れてしまい、ジンネマンは娘の治療のためにすべての策を講じるようになった。
帝国で一番名医だと言われる医者に頼ったり、全財産をはたいて買った珍奇な薬草を娘に食べさせたり、教会の聖水を買ったり。
言葉通り、すべてを尽くして娘を治療しようとしたのだ。しかし、娘の体調は悪くなる一方で、借金もすべて返済しきれず、彼は結局この辺鄙な街に追い出されるようになったのである。
「わ、わしは……わしは……!」
「………」
「信じてたんだ!!まさか、聖職者たるものが人を欺くような真似をするはずはないと!!見るからに効果がないことが分かるのに、信仰が足りないとか聖水の量が不足しているとかふざけやがって……!10年も買って来たんだ、10年も!!」
「……ジンネマンさん」
「わしに、わしにどうしろと言うんだ!!何が聖水だ、何が信仰だ!!よりどころのない人間の懐に入って洗脳させて、くだらない水なんか押し売りして……!!なにが教会だ!!ただ、民のお金を吸い取るだけのごくつぶしじゃねぇか!!」
「……………」
「途中で怪しさを感じてもう買わないと言ったら、急に十字軍が訪れて裁判にかけるとか言って……!わしがなんの過ちを犯したと言うんだ!!何が悪いんだ、何が悪いんだぁあ!!」
事情を察したっぽいクロエは、顔をしかめながら拳を握りしめる。隣のニアも唇を引き結んで、老人の憤怒に耳を傾けていた。
……思ってたより酷いなと、俺は乾いた唇を濡らす。
ゲームの中では大して重んじられなかった内容なのだ。ちょうどジンネマンさんのように困難な状況に置かれている人々に聖水を押し売りして、お金を吸い取る。
それこそが、あの教会の商売方法だった。その過程でなにか異論を唱えられれば即その者を裁判にかけて脅して、力で無理やり屈服させて。
それでも反抗し続けたら異端者だと追い詰めて、火刑に処す。
「ああ、イェニチカ………ああ、あぁあ………」
理不尽極まり話だが、それでも教会や国に反旗を翻す者は少なかった。
帝国の共通の敵は、最大の敵は悪魔だから。その悪魔に対抗し続けると宣言する教皇や十字軍は、一般の民からしたら善そのものなのだ。
しかし、ここでまた滑稽な裏話がある。ジンネマンさんの娘、イェニチカが倒れた理由は―――皇室で密かに行われる、黒魔法の実験のせいだった。
皇室や教会の目的は、この国の民衆たちを自我のない人形にして、エネルギー源として扱うことだったから。その副作用として彼女は今、昏睡状態に陥っているのだ。
ゲームでも詳細は載せられてなかったけど、たぶんイェニチカは最初に十字軍辺りからもらった水を聖水と勘違いして飲んだのだろう。
その液体の中に黒魔法が仕込まれていることなんて、夢にも思わずに。
「……大丈夫ですか、ジンネマンさん?」
「あ……ははっ、あぁ……すまない。お客さんにお見苦しいところを見せてしまったな……ははっ、中々鬱憤が溜まっていてね」
「………」
「話を戻そう。そして、シュペリアキューブか。実に残念だが、あれは非売品だ。そのペンダントは代々に受け継がれてきた大切な聖遺物なのだ。借金に追われていた時でさえ、あれだけは売らなかった」
「もちろん、その貴重な品物をただお金だけで買えるとは思っていません」
「……てことは?」
「娘さんを治療するという条件が付いたら、どうでしょうか」
その瞬間、疲労にまみれていた老人の目に急に生気が宿る。
俺は、その表情変化を細かに確認しながら、用意していた言葉を出した。
「もちろん、娘さんを先に治療してからアーティファクトを購入するつもりです。俺は、まだこの帝国に流通されていない薬を知っているので」
「……薬、だと?その薬の名前は?」
「パワーエリクサーです」
このアイテムは、ゲームの後半で新たに登場するポーションだ。
レイドやボスが強すぎるから一般のエリクサーだけではHPが補充できなくなって、もっといいポーションを実装しろとユーザーたちが騒いでたのだ。
その末に出たものが、パワーエリクサーだ。飲んだだけでHPと魔力を100%にしてすべての状態異常を消す、ゲーム内でもけっこう希少だった薬物。
そして、俺はその製造法を知っている。なにせ、転生者だから。
「パワーエリクサー……?」
「はい。それがあればたぶん、娘さんを治療できると思います」
「た、確かに聞いたことのないポーションだが……本当にイェニを助けられるのか!?」
「100%確信はできませんが、十分に試せる価値はあるかと。ああ、それとその後に支払う代金の額なんですが」
俺はニヤッと笑いながら、ジンネマンさんに言う。
「500万ゴールド、くらいはいかがでしょうか」
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「……結局、そのジンネマンさん、という方のために500万ゴールドを貸してくれと言ったんだよね?人助けをするために?」
「いやいや、人助けなんか柄じゃないから。それに、500万の10%くらいは薬草を買うためだと、全部説明したじゃん」
リエルの屋敷に戻った後、俺は麻袋いっぱいに買って来た薬草を床に下してリエルに報告をした。
そして、俺の話を全部聞いたリエルは何故か、微笑ましい表情を浮かべている。
「……でも、そのパワーエリクサーを使ってイェニチカさんを助けようとするのは、本当でしょ?」
「……ついでみたいなもんだから。それに、イェニチカさんは市場でもマスコットキャラみたいな存在だったし。そんな人が一気に治って俺たちを公開的に支持してくれれば、色々お得だと思っただけで―――」
「ふふっ、全然悪魔らしくない」
「話聞いてた?本当に打算だよ?むしろ打算でしか考えてなかったのに!?」
もちろん、ジンネマンさんの絶叫を聞いて少し心が動いたのは事実だった。
その過程でイェニチカさんを助けたいなと思ったのも本当のことだから、何とも言えないけど。
……でも、本当にアーティファクトを得るためという建前で行動したわけだから、悪魔らしくないと言われても困る。
俺が後ろ頭を掻いていると、隣でクロエが肘でつついてきた。
「ふふっ、悪魔らしくないんだって」
「カイ、浮気者だけどクズじゃない」
「あ~~あ~~もういい!もうこの話はナシだから!とにかく、リエル。1週間後くらいに本格的に商品を流通させる準備をして欲しいんだけど」
「うん?1週間後?」
「ああ、その間まではたぶん、これ全部完成するから」
俺は親指で、薬草がいっぱいに積まれている麻袋を示す。
その後に肩をすくめてから、ニヤッと笑って見せた。
「教皇野郎のほざく姿を、この目で見れないのが残念だわ」
何が聖水だ、人々の膏血を搾り取った血涙なくせに。
本当の聖水がなんなのかを、俺が見せてやる。
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