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Case02 ベイビー・イン・ザ・ダーク
Case02-6
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「……やっぱり楽しいね」
状況におよそそぐわない小太郎の呟きに「あ?」と乱暴に問い返す。
「蓮くん時間あるでしょ?」
さらに場違いな発言を重ねる小太郎に、わずかに蓮司の集中が逸れた。その隙を、天狼の若き頭領が見逃すはずがない。
抑制されていた小太郎の体がほんのわずか軽くなった瞬間、二本の小太刀で棍棒を絡め取るように左に倒す。蓮司の腕が棍棒についたまま流れると、下半身のバネだけで跳び上がり、がら空きになった横面に右脚を蹴り込んだ。
たたらを踏む蓮司を横目に、蹴りの勢いに任せて水平に体を捻り、武器を持ったままの両手を地につける。今度は腕の力だけで体を浮かせ、捻りを加えながら前方に宙返りすると、まだ体勢を戻せずにいる蓮司と距離を取って向き合った。
蓮司には到底真似できない、曲芸そのものである。
「もう少し付き合ってよ。久しぶりなんだしさ」
「……上等だよ、チビ太め」
鉄錆の味がする口内から唾を吐き捨てる。
優先順位が異なるのは重々承知だが、蓮司とてこのまま引き下がれない。棍棒をくるりと一閃させて構えを取り直すが、しかし突如、その後ろから声がかかった。
「駄目です小太郎」
「なんで!」
弾かれた様に声の主に視線を投げる小太郎に、思わず蓮司もつられた。振り返ると、穏やかなテノールの主、それまで不動を貫いていた天狼の一人が溜息をついた。
「なんでも何も……最初から少しだけって約束でしょう。盗るもの盗って帰りますよ」
両腕を弛緩させ、首を少し後ろに傾けながら「えー」と発声する小太郎の様は、正に駄々をこねる子供のそれだ。蓮司は武器を構えたまま、壊れた車体の上で嘆息する天狼に向け、肩越しに不敵な笑みを作った。
「小太郎ちゃん擁護するわけじゃないけどさ、帰るよって言われて素直に帰すと思ってんの? 慶真さん」
蓮司にまで幕引きを拒否されるのは想定していなかったのか、千堂慶真の深い藍色の目が一瞬見開き、だが直後やんわりと細められた。
「駄目ですか、燕の」
「駄目でしょうねえ」
小太刀を持つ手を振り回し、「そうだそうだ」と小太郎が囃し立てる。彼の中では、仕事よりも蓮司と戦うことがとっくに優先されているようだ。
「そうは言ってもこちらも仕事でしてねえ。それにあなたのかわいい相棒さんも待ちくたびれているようですよ」
ついと視線を後方に流してから、にこりと微笑みかける慶真に、蓮司は虚を突かれた思いがした。
やはり先程別の天狼が僅かに反応を示した時から、ミチの現在地は全員にずっと把握されている。それでもなお、対処する必要すらないと捨て置かれていただけなのだ。
蓮司はふーっと長い息を吐いた。
考えるまでもなく、優先すべきは仲間の安全、そして輸送品である。
「大丈夫。うちの相棒は気が長いんで」
だが冷静に優先順位を整理したところで、打開策は見えない。慶真たちが動き出した今、それは尚更だ。
さて、どうしたものか。
「それはそれは」と、慶真は微笑みを崩さない。
無意識のうちに蓮司は唇を舐めた。僅かに血の味が残っていた。
「え? なに? まだいいってこと?」
小太郎が首を傾げながら、再びステップを踏み始める。
あまりにずれた解釈に、蓮司はその顔をまじまじと見つめてしまった。本人は大真面目そうなのが、また手に負えない。ちらりと再び背後に視線をやると、慶真もやはり開いた口が塞がらない様子で小太郎を見つめていた。
「えー、いいなら早くやろうよう」
蓮司と慶真が揃ってものも言えず、打つべき手を考えあぐねていると、タイミング良く蓮司の耳に短い声が届いた。それを契機に、蓮司は思い切り地を蹴って跳ね上がる。
その姿を追って小太郎が視線を上げるのと同時、右手に持った小太刀が高い音を立てて弾き飛ばされた。続けざま、宙を舞うその刃で、次いで、頭領の名を呼ぼうとする慶真の足元で、そして別の天狼の足元で礫が跳び、数拍遅れて長く尾を引く銃声が同じ数だけ響いた。
即座に動き出す四人の天狼だが、飛んでくる銃弾も止まない。それどころか近距離での撃ち手も加わり、天狼は各々の得物で銃弾に対処することに終始した。
蓮司は上空から、つるべ撃ちを続ける敷島とヴァシリの姿を認めた。蓮司どころか、天狼までもがその存在に気づかなかったのは、二人の存在が文字通り消えていたからだろう。
本人と、接触した任意の人間の存在を第三者に認識出来なくさせるという能力は、狙撃手の斉藤のものだ。相手に害意を向けると消える効果は、それぞれの銃が鉛を吐く寸前まで機能していた。
跳躍が頂点に達し、落下が始まる。蓮司は棍棒をぎゅっと握り直し、小太郎目掛けて軌道を修正した。
「こうでなくっちゃあね! 蓮くん!」
小太郎の手には、小太刀に代わり苦無が握られていた。器用に銃弾を弾き飛ばす傍ら、視線を蓮司に寄越すのを止めない。
三度、お互いの武器が交差する、その直前。
唐突に、ズシンと何か重たいものが落ちる音がした。
武器を交わす勢いは止められず、だが二人は触れた途端に距離を取り、警戒を音の発生源に向けた。
蓮司や天狼と、敷島たちとの間、銃弾の軌道を塞ぐような形で、黒い立方体――の片割れが佇んでいた。その向こう側からミチの薄い色の髪が微かに覗く。
一拍置いて、蓮司は反射的に輸送車のあった場所を振り返った。斜めに断ち切られた黒い箱の前で、長身の天狼が一人、鞘に刀を納めるところだった。
黒い物体、それそのものがスーパーコンピューターだと思っていた蓮司は、あまりに力任せな防衛の仕方にギョッとした。箱はあくまで容器だったかと、その中身を見定めようとするが、どう目を凝らしても、黒い立方体の中に何かがあるようには見えない。
『リーダー、ミチは確保した』
「惜しかったねえ、蓮くん!」
同時に届く声に、慌てて振り返る。既に肉薄していた小太郎の、楽しくて仕方ないといった顔が忌々しい。三節に解いた棍棒で、繰り出される小太郎の苦無を捌いていくが、足運びは確実に押されていた。
「……中身は?」
舌打ちしたいのを何とか堪え、蓮司はどちらにも通じるように問いかけた。
『空だ』
ヴァシリからの返答もまた端的だったが、それだけに終わらず、珍しく戸惑ったような声が続いた。
『……なんだそれ? 後ろ、そいつ、箱に入ってたのか?』
「中身ぃ? そこにいるじゃん」
小太郎がそれに被せるように答える。
蓮司はがくんと姿勢を下げ、三節棍で小太郎の足元を薙いだ。跳び上がる小さな体目掛け、返す手で即座に組み上げた棍棒を振り抜く。器用に苦無で受け止めたものの、勢いに飛ばされた小太郎と蓮司との間には、また少し距離が開いた。
ふっと息を吐き、振り返ると、箱を真っ二つにした天狼が、小柄な人間を肩に担ぎ上げていた。
「……人? スパコンは?」
蓮司が思わず呟く。
攻撃を受け止めた両の手首の動作を確認するように動かしながら、小太郎は「ほほーん」と神経を逆撫でするような声を出した。
「蓮くん知らなかったか」
「なに、どういうこと?」
「小太郎」
蓮司に答えるより早く、やや怒気を含んだ声で慶真に名を呼ばれ、小太郎も流石に引き際と思ったらしい。八艘跳びさながら、あっという間に仲間の隣に並んだ。
「知らざあ言って聞かせやしょう!」
これみよがしにしたり顔を見せつける小太郎の横で、天狼に担がれた体がもそりと動く。上体を伸ばしてきょろりと辺りを見渡し、やがて身体を捻ると、眉根を寄せる蓮司の方を向いた。
「こちらが! 誰もが欲しがる! ハイスペ演算装置ことスパコン少年ネオくんだ!」
限りなく白に近い金髪と白い肌、青みを帯びた目が蓮司を捉える。大きな瞳は、少し戸惑ったあとぎこちなく細められた。
*
状況におよそそぐわない小太郎の呟きに「あ?」と乱暴に問い返す。
「蓮くん時間あるでしょ?」
さらに場違いな発言を重ねる小太郎に、わずかに蓮司の集中が逸れた。その隙を、天狼の若き頭領が見逃すはずがない。
抑制されていた小太郎の体がほんのわずか軽くなった瞬間、二本の小太刀で棍棒を絡め取るように左に倒す。蓮司の腕が棍棒についたまま流れると、下半身のバネだけで跳び上がり、がら空きになった横面に右脚を蹴り込んだ。
たたらを踏む蓮司を横目に、蹴りの勢いに任せて水平に体を捻り、武器を持ったままの両手を地につける。今度は腕の力だけで体を浮かせ、捻りを加えながら前方に宙返りすると、まだ体勢を戻せずにいる蓮司と距離を取って向き合った。
蓮司には到底真似できない、曲芸そのものである。
「もう少し付き合ってよ。久しぶりなんだしさ」
「……上等だよ、チビ太め」
鉄錆の味がする口内から唾を吐き捨てる。
優先順位が異なるのは重々承知だが、蓮司とてこのまま引き下がれない。棍棒をくるりと一閃させて構えを取り直すが、しかし突如、その後ろから声がかかった。
「駄目です小太郎」
「なんで!」
弾かれた様に声の主に視線を投げる小太郎に、思わず蓮司もつられた。振り返ると、穏やかなテノールの主、それまで不動を貫いていた天狼の一人が溜息をついた。
「なんでも何も……最初から少しだけって約束でしょう。盗るもの盗って帰りますよ」
両腕を弛緩させ、首を少し後ろに傾けながら「えー」と発声する小太郎の様は、正に駄々をこねる子供のそれだ。蓮司は武器を構えたまま、壊れた車体の上で嘆息する天狼に向け、肩越しに不敵な笑みを作った。
「小太郎ちゃん擁護するわけじゃないけどさ、帰るよって言われて素直に帰すと思ってんの? 慶真さん」
蓮司にまで幕引きを拒否されるのは想定していなかったのか、千堂慶真の深い藍色の目が一瞬見開き、だが直後やんわりと細められた。
「駄目ですか、燕の」
「駄目でしょうねえ」
小太刀を持つ手を振り回し、「そうだそうだ」と小太郎が囃し立てる。彼の中では、仕事よりも蓮司と戦うことがとっくに優先されているようだ。
「そうは言ってもこちらも仕事でしてねえ。それにあなたのかわいい相棒さんも待ちくたびれているようですよ」
ついと視線を後方に流してから、にこりと微笑みかける慶真に、蓮司は虚を突かれた思いがした。
やはり先程別の天狼が僅かに反応を示した時から、ミチの現在地は全員にずっと把握されている。それでもなお、対処する必要すらないと捨て置かれていただけなのだ。
蓮司はふーっと長い息を吐いた。
考えるまでもなく、優先すべきは仲間の安全、そして輸送品である。
「大丈夫。うちの相棒は気が長いんで」
だが冷静に優先順位を整理したところで、打開策は見えない。慶真たちが動き出した今、それは尚更だ。
さて、どうしたものか。
「それはそれは」と、慶真は微笑みを崩さない。
無意識のうちに蓮司は唇を舐めた。僅かに血の味が残っていた。
「え? なに? まだいいってこと?」
小太郎が首を傾げながら、再びステップを踏み始める。
あまりにずれた解釈に、蓮司はその顔をまじまじと見つめてしまった。本人は大真面目そうなのが、また手に負えない。ちらりと再び背後に視線をやると、慶真もやはり開いた口が塞がらない様子で小太郎を見つめていた。
「えー、いいなら早くやろうよう」
蓮司と慶真が揃ってものも言えず、打つべき手を考えあぐねていると、タイミング良く蓮司の耳に短い声が届いた。それを契機に、蓮司は思い切り地を蹴って跳ね上がる。
その姿を追って小太郎が視線を上げるのと同時、右手に持った小太刀が高い音を立てて弾き飛ばされた。続けざま、宙を舞うその刃で、次いで、頭領の名を呼ぼうとする慶真の足元で、そして別の天狼の足元で礫が跳び、数拍遅れて長く尾を引く銃声が同じ数だけ響いた。
即座に動き出す四人の天狼だが、飛んでくる銃弾も止まない。それどころか近距離での撃ち手も加わり、天狼は各々の得物で銃弾に対処することに終始した。
蓮司は上空から、つるべ撃ちを続ける敷島とヴァシリの姿を認めた。蓮司どころか、天狼までもがその存在に気づかなかったのは、二人の存在が文字通り消えていたからだろう。
本人と、接触した任意の人間の存在を第三者に認識出来なくさせるという能力は、狙撃手の斉藤のものだ。相手に害意を向けると消える効果は、それぞれの銃が鉛を吐く寸前まで機能していた。
跳躍が頂点に達し、落下が始まる。蓮司は棍棒をぎゅっと握り直し、小太郎目掛けて軌道を修正した。
「こうでなくっちゃあね! 蓮くん!」
小太郎の手には、小太刀に代わり苦無が握られていた。器用に銃弾を弾き飛ばす傍ら、視線を蓮司に寄越すのを止めない。
三度、お互いの武器が交差する、その直前。
唐突に、ズシンと何か重たいものが落ちる音がした。
武器を交わす勢いは止められず、だが二人は触れた途端に距離を取り、警戒を音の発生源に向けた。
蓮司や天狼と、敷島たちとの間、銃弾の軌道を塞ぐような形で、黒い立方体――の片割れが佇んでいた。その向こう側からミチの薄い色の髪が微かに覗く。
一拍置いて、蓮司は反射的に輸送車のあった場所を振り返った。斜めに断ち切られた黒い箱の前で、長身の天狼が一人、鞘に刀を納めるところだった。
黒い物体、それそのものがスーパーコンピューターだと思っていた蓮司は、あまりに力任せな防衛の仕方にギョッとした。箱はあくまで容器だったかと、その中身を見定めようとするが、どう目を凝らしても、黒い立方体の中に何かがあるようには見えない。
『リーダー、ミチは確保した』
「惜しかったねえ、蓮くん!」
同時に届く声に、慌てて振り返る。既に肉薄していた小太郎の、楽しくて仕方ないといった顔が忌々しい。三節に解いた棍棒で、繰り出される小太郎の苦無を捌いていくが、足運びは確実に押されていた。
「……中身は?」
舌打ちしたいのを何とか堪え、蓮司はどちらにも通じるように問いかけた。
『空だ』
ヴァシリからの返答もまた端的だったが、それだけに終わらず、珍しく戸惑ったような声が続いた。
『……なんだそれ? 後ろ、そいつ、箱に入ってたのか?』
「中身ぃ? そこにいるじゃん」
小太郎がそれに被せるように答える。
蓮司はがくんと姿勢を下げ、三節棍で小太郎の足元を薙いだ。跳び上がる小さな体目掛け、返す手で即座に組み上げた棍棒を振り抜く。器用に苦無で受け止めたものの、勢いに飛ばされた小太郎と蓮司との間には、また少し距離が開いた。
ふっと息を吐き、振り返ると、箱を真っ二つにした天狼が、小柄な人間を肩に担ぎ上げていた。
「……人? スパコンは?」
蓮司が思わず呟く。
攻撃を受け止めた両の手首の動作を確認するように動かしながら、小太郎は「ほほーん」と神経を逆撫でするような声を出した。
「蓮くん知らなかったか」
「なに、どういうこと?」
「小太郎」
蓮司に答えるより早く、やや怒気を含んだ声で慶真に名を呼ばれ、小太郎も流石に引き際と思ったらしい。八艘跳びさながら、あっという間に仲間の隣に並んだ。
「知らざあ言って聞かせやしょう!」
これみよがしにしたり顔を見せつける小太郎の横で、天狼に担がれた体がもそりと動く。上体を伸ばしてきょろりと辺りを見渡し、やがて身体を捻ると、眉根を寄せる蓮司の方を向いた。
「こちらが! 誰もが欲しがる! ハイスペ演算装置ことスパコン少年ネオくんだ!」
限りなく白に近い金髪と白い肌、青みを帯びた目が蓮司を捉える。大きな瞳は、少し戸惑ったあとぎこちなく細められた。
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