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プロローグ

プロローグ

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「お姉ちゃん! 何で学校辞めたの!」

 突如押しかけてきた妹の、五十嵐亜里沙いがらしりさに詰め寄られ、姉の五十嵐理沙いがらしありさは思わず後ずさりする。

 古びたアパートで独り暮らしをしていた理沙は、つい3週間前、高校を中退した。理由は、暴力事件を犯して停学処分を受けてから、学校に行くのが面倒になり、辞めた。

「あ~、ガミガミ怒るなよ」

 亜里沙の迫力に冷や汗を流し、取り合えず彼女を部屋の中へと案内する。家賃1カ月、2万円と安い分、建物の外観は古い。錆びた鉄骨に、腐食した階段が危なそうに見える。地震が起きれば倒壊するだろうと思われるが、このアパートは、全室埋まっている。

 理沙の部屋は2階の205号室で、日当たりのいい端の部屋になる。内装も汚れや傷が目立つが、値段相応の部屋なので割り切って住んでいる。内装は傷んでいるが、冷暖房完備で、エアコンは最新型であり、熱い夏場でも快適に過ごせる。

 間取りは玄関から入り直ぐダイニングキッチンがあり、奥に部屋が2つ並んでいる。縦長の部屋であり、奥の部屋の窓際にエアコンがあるので寝る時はいつもその場所で寝ている。

 真ん中の仕切りを開けていれば、和室にまで冷気が入るので、誰か来た時は、この場所に案内している。2DKの部屋だが、不自由なく快適に過ごしている。トイレもあるし、狭いけど浴室もある。

「もう、お母さんたちが怒ってたよ。なんで学校辞めちゃったの?」

亜里沙を丸テーブルの前に座らせて、冷えた缶ジュースを差し出す。理沙も適当な缶ジュースを持ってくると、向かいに座り溜息を吐き話し出す。

「学校の闇を感じたな。苛めを受けていた生徒は、退学させられて、苛めなどなかった事にした。教師の対応にブチ切れて、手を上げて停学処分。で、怒りが収まらないから、苛めの証拠を警察とマスコミに持ち込んで、学校を敵に回したから辞めた」

 本当は、強姦未遂の証拠なのだが、亜里沙には刺激が強いので黙っておく事にした。それでも、ニュースで話題になっているので知っているかもしれない。

「そうなんだ…」

 神妙な顔をしながらもどこか嬉しそうな表情を見せる。

「でも、後悔はしてないんでしょ?」

「まぁ…苛めなんて最低だからな。胸糞悪いし、見ていてイライラしていたからな干渉した」

 苛めを受けていた女子生徒は、地味で暗い性格の三堂綾みどうあやと呼ばれる少女だった。小柄な事もあり、苛めの対象となり、クラスメイトの女子生徒以外からも被害を受けていた。

                     ▽

 綾を助けた時、理沙は偶然、彼女が複数の女子生徒に連れられ、体育館の裏へ行くのを目撃した。何時もなら、無関心だが、その日は嫌な予感がしたので後をついて行った。

 案の定、体育館の裏の人目が付かない場所には、苛めの主犯格の女子生徒と、取り巻きの女子生徒以外に、茶髪の男子生徒がいた。主犯格と付き合っている彼氏だった。

「いいのか?」

「いいわよ。精神的に追い詰めても、理沙のせいで無意味だし」

 主犯格の女子生徒の言う通り、理沙は綾と時々、話をしていた。綾の受けている苛めは、無視や私物を隠されたり、悪口を言われたりするもので、肉体的な暴力はまだ受けていなかった。

 休み時間には綾の方から話しかけてきて、一緒に過ごす事が多い。その時、彼女の話を聞き、愚痴を聞いていた。悔しい、憎いと話し、力があれば、もっと背が高かったらと隣で話していた。

 同じ17歳の年齢としては、綾は背が低く、身長は145㎝程しかない。胸も小さく、理沙の胸が羨ましいと言っていた。理沙は身長175㎝、胸もCカップ程あり、鍛えているので筋肉も程ほどあった。祖父の影響で格闘術を少し習っており、喧嘩をすると男性にも勝つ実力を持っていた。

 その為、綾は理沙に守られる形で日々の、学生生活を送っていた。しかし、理沙がいない隙に、綾は連れていかれた。理沙も毎度毎度、綾と一緒にいるわけではない。

「いやぁ…」

 か細い声を上げて、綾が茶髪の男子生徒に押し倒される。胸元のブラウスに手をかけて無理やり脱がそうとしていた。

「おい、暴れるなよ!」

 バチッと綾の頬を茶髪の男子生徒が叩く。綾の抵抗が弱まり、涙を流し怯えていた。その様子を主犯格の女子生徒の取り巻き達が、スマホで撮影していた。

「大人しくな…ぶべぇえ!?」

 理沙は背後から近付いており、誰も気づいていない。茶髪の男子生徒がいよいよ、綾のブラウスを無理やり開き、胸を覆う地味な下着を晒した時、理沙の蹴りが炸裂した。

 茶髪の男性が四つん這いになっていたので、ちょうどお尻を向けていた。その中央を蹴り上げて股間にダメージを与えると、茶髪の男子生徒は股間を抑えて地面に蹲った。

「り、理沙!?」

「はぁ…強姦はいけないな。流石に見逃せない」

 理沙は証拠として、取り巻き達からスマホを奪い、睨みを利かす。主犯格の女子生徒以外の取り巻きの女子生徒は、蒼褪めた顔をしてその場を去って行った。理沙は奪った3つのスマホをスカートのポケットに入れる。

「さてと、一条さん、今回の件は問題になる行為だけど、覚悟は出来てるかい?」

 手を組みバキバキ鳴らしながら、怯える少女に近づくと、彼女は尻餅をついた。そして、

「あぁ…ひぃい…ご、ごめんなしゃい…!」

 頭を手で押さえ震えると、一条は下着とスカートを汚した。理沙の放つ殺気に晒され漏らしてしまった。流石に理沙も女には手を出さない。殺気を収めると、上半身を起こして、ボタンの千切れたブラウスで胸を隠す綾を見つめる。

「大丈夫か?」

「う、うん…ありがとう、理沙ちゃん」

 小動物のように怯えていた綾は腰が抜けたのか立てなかった。理沙は、自分のブラウスを脱ぎ、上半身をTシャツ姿になると、綾にブラウスをかぶせる。サイズが大きいので、ブカブカだが、破れたブラウスを脱いで、受け取ったブラウスを羽織り、理沙に抱かれた。

 お姫様抱っこで、体育館の裏を後にする。失禁した一条と、股間を抑える茶髪の男子生徒を残し去って行った。

 綾に対する強姦未遂を教師に話す。自分が襲われた事を恥ずかしがると思ったが、苛めの影響で精神が強くなっていた綾は、自ら話した。証拠となる取り巻き達から奪ったスマホには、綾が襲われる動画と写真が収められていた。

 この事を警察に話すと言って、教師達を脅した。綾が苛めを受けている事は、教師達も把握していた。しかし、相手が一条財閥の娘で、その付き合っている茶髪の男子生徒は、許嫁だという事で、対応を困らせた。

 学校としては警察に知らされる事は避けたいし、一条財閥からのクレームも避けたい。そこで、学校側の取った対応は、被害者の綾を学校から離す事だった。我々の学校には苛めを受けていた生徒などいません。

 そう、綾を退学させた。

 その対応に、理沙はブチキレて、教師に暴力を振ってしまった。その結果、停学になった。それでも、理沙の怒りは収まらず、退学させられた綾の許可を得て、強姦未遂の写真と動画を警察やマスコミへ持ち込んだ。

 ニュースでは被害者の綾の顔をモザイクで隠して、強姦を行おうとしている茶髪の男子生徒の様子が流れた。一条の声も録音されており、犯行の証拠となった。警察も、一条財閥相手に苦労をしたようだが、実行した茶髪の男子生徒を逮捕して事件の終止符を打とうとした。

 被害者の綾は、退学後、家族と共にこの街を去った。誰とも会わない様に静かに暮らせる場所へと引っ越した。もう、直接会う事は出来ないが、理沙はLINEで綾と時々、連絡をしあっている。

 退学後、彼女は趣味で書いていた漫画を本格的に始めるようになり、Web上でホームページを開設して投稿しだしていた。その漫画の主人公が、喧嘩の強い女子生徒で、か弱い女子生徒を魔の手から守るというストーリーだ。

 まるで、理沙と綾の関係を漫画にしたようであり、実際に参考にされている。近々、出版社に漫画を持ち込むとも話しており、元気を取り戻して生活をしていた。

                        ▽

「へぇ~お姉ちゃん、カッコいいことするね」

「今は、かっこ悪いけどな」

 苦笑いを浮かべ、亜里沙に真相を全て話すと理沙は缶ジュースを飲み干す。薄っすらと汗が染みこみ、白いタンクトップから黒い下着が透けて見えていた。部屋着として履いているショートパンツからは、日焼けした綺麗な足が覗く。

「ん? どうした?」

 視線を感じ理沙が顔を上げると、亜里沙がニヤニヤとした笑みを浮かべながら、カバンから何かを取り出した。

「学校を辞めたのなら、お姉ちゃん、暇だよね?」

「暇じゃないぞ。両親の仕送りも止まったから、家賃と生活費を稼がなくちゃならない」

 学校を辞めた事を両親に電話で話したら、ものすごく怒られた。言い訳もせず素直に自分が悪いと話し、今まで送られてきた仕送りが停止された。ほしい物があればバイトをして稼いでいたが、家賃や生活費は仕送りから出費していた。

 それが止められた事で、今まで以上にバイトをしなくてはいけない。今日は休みで1日中いるが、明日からは午前、午後共にバイトへ出かける。

「でも、学生の時よりは時間は出来たでしょ?」

「そうだな…バイトも無理はせず休みを取りながら行くし、時間に余裕はあるな」

 理沙の言葉に亜里沙はますます笑みを浮かべる。

「なら、一緒にこのゲームをしようよ!」

「……ゲームなんて殆どやった事ないんだけどなぁ。出来るか分からんぞ?」

亜里沙に押し付けられるように手渡されたゲームのパッケージを目にする。

中央に塔が描かれており、その周辺に剣や杖を持った冒険者、ロボットや銃を持った人間が描かれている。統一性のないイラストに理沙は溜息を吐く。ゲームの題名はTowerDungeonOnline(タワーダンジョンオンライン)と書かれており、裏の説明を見ると、

「へぇ~タワーごとに景品が設定されてるんだな」

 リアルで、商品券等の景品が貰えると書かれていた。

「そうだよ。ゲームをしながら生活に必要な物を貰う。ニートが大量に育成されたと話題のゲームだよ」

 理沙も聞いた事はあった。ゲームで生活をしている人がいる。働かずに、ゲームで手に入れた景品だけで生活をしているとニュースで見た。ニートが大量に現れて、働かない人が増えたと社会的な問題が起きていた。

「でも、彼らのおかげで、出費している企業は宣伝効果があり、売り上げが上昇したって聞いたな」

「そうだよ。だから、お姉ちゃんも一緒にやろうよ」

 亜里沙にせがまれたが、このTDO(タワーダンジョンオンラインの略)は、VRMMOと言われるジャンルのゲームで、専用の動かすハードが必要になる。そのハードは新品で購入すると10万円を超えるらしい。

「今の私じゃ、ハードは買えないぞ」

「大丈夫だよ。中古品もあるから」

 亜里沙に勧められるようにして、理沙はパソコンを立ち上げて通販サイトから中古品のハードを探す。安くても7万円もする。

「始めるのは少し後になる。バイトで稼いでハードを買わないといけないからな」

「そう? じゃ、私は先にプレイしてていい?」

「別にいいけど、年齢制限は大丈夫なのか? 保護者の承認とか?」

 亜里沙は14歳であり、中学生だ。理沙も17歳で未成年だが、

「ん~、年齢制限は偽るから大丈夫だよ?」

「いいのか?」

「大丈夫じゃないかな? ダメだったら諦めるし」

 そう言いながら亜里沙は缶ジュースを飲み干す。

「じゃ、お姉ちゃん、ソフトを置いていくね」

「亜里沙の分はいいのか?」

「うん、2つ購入したから」

 お小遣いで買ったんだよと言いながら、亜里沙は帰り支度をする。今日が終業式で、明日から夏休みだと話し、ゲームの為に宿題を頑張るとも話していた。

 熱い、日差しが照りつく中、亜里沙を見送ると理沙は、部屋に戻り机の引き出しから銀行の通帳を取り出す。仕送りのお金をコツコツ貯めて、バイトのお金も無駄遣いせずに貯めていたので、100万円程ある。

「ここから出費するのもな…」

 バイトが出来ない時に使おうと思い貯めていた。ここからハードに出費するのは好ましくない。

「仕方がない、バイトの時間を伸ばすか」

 スマホを取り出しバイト先に電話をすると、勤務時間の延長をお願いした。1週間後にプレイできるように、バイト代は日当で支払うようにしてもらった。理沙は今日と言う休みを、ネットでTDOを検索し、いろいろ調べて時間を潰す事にした。
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