アカネ・パラドックス

雲黒斎草菜

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【第三章】追 跡

  作為と殺意  

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 第一格納庫から船尾にひとつ奥。玲子の私物置き場と半ば公認された中規模の第二格納庫がシロタマの研究室兼、アマゾネス団の道場だ。

 自家用車が横に5台、それが2列に入れるほどのスペースしかないが、棒っきれを振り回したり、飛んだり跳ねたりすることが可能な空間がある。その隅に作りかけなのか、完成したのかよく見て取れない、シロタマが作成中の物体が転がっていた。

「どうぞカエデさん」
 先にカエデを中に入れ、そして俺の手を引いて茜が入ろうとするので、小声で伝える。
「いいか。ユイが未来から来た異時間同一体だということは伏せろって言われてるだろ。ペラペラ喋るなよ」
 茜は丸い目をして俺に言う。
「あ、そうだ。社長さんから言われてましたよね。すっかり……」
 途中で赤い舌を出して肩をすくめた。

「すっかり忘れてたんだね……。すごいロボットがいたもんだ」
 驚きとも嫌味とも言える言葉が自然に漏れるのは、こいつに限って本心なのだ。



「カエデさーん。そのデスクがシロタマさんの作業台なんですよー」
 訝しげな目付きで部屋を見渡しているカエデの背中に飛びつき、明るい声を掛ける茜の姿はまるで双子の姉妹だ。片や純白の水着みたいな容姿で、茜はビリジアングリーンの作業着。二人とも異なるファッションだが体型や髪型は完全に同一だった。

「これは何ですの?」
 楓がデスクの上を指差す。
「さぁな。あいつの作るものは、ろくなモンじゃないぜ」
 それほど危険な物には見えない。電線の絡まった普通のステッキだな。

「それは今シロタマさんが研究中の、なんだか難しい機械ですよ」
「何の研究ですか?」
「さぁ……」

 わざとなのか、それとも本当に知らないのか、茜はすっとぼけた返事の仕方をして、楓は電線に絡まった先端を指で突っついた。
「私の記憶デバイスにもこのようなモノの記録がありません。何でしょうこれ?」

 無造作に置かれた物体。俺は知っている。これは例のゴキブリ麻痺銃(まひじゅう)だ。銃ってカタチはしていないが、ザリオンを数日間、全身麻痺にしたヤツさ。思ったよりも効果が出たもんだから気を良くして、さらなる改良を重ねるとか言っていた迷惑千万のブツだ。

 そんな物騒なものをいい加減に管理しやがって、あのバカヤロは……。

 しかし心配するには及ばなかった。楓は興味無さげな面持ちでそれを見つめており、
「これが何だか私には理解できません」

「高学歴のGシリーズでも理解不能の物があるんだな」

 と言う俺に、フンと鼻を鳴らし、
「人には得意分野というものがあります。私はハードウエアよりも形の無いソフトウエアを得意とするのです」
「はいはい。そうですか。ごめんね、変なこと訊いちゃって」
 あーやってられんね。
 楓は俺とやりあう気は無いらしく、すぐにおとなしくなった。

「でもシロタマさんの研究するものです。きっと素晴らしい物なんでしょう」
 あいつを絶賛するのは互いに似た性格のせいだろうか。ま、どちらにしてもむかっ腹が立つ口調だが、茜は何も気にしていない。

「カエデさん。これで精神修行をするんですよー」
 ロッカーから2本の木刀を抜き出して、1本を楓に渡し、自分もそれを上段に構えると数回振り下ろして見せた。

「えいっ、えいっ」

 楓は胡散臭そうに茜の振る舞いを睨(ね)め上げていたが、すぐに木刀を隔壁に立てかけ、
「くだらない……。野蛮な行為」
 再び氷のように冷然とした態度を取ると、不愉快な雰囲気を満載させて部屋の中を見渡した。

「あ。それじゃあ。次はわたしたちのお部屋にご案内しま~す」
「そうね。ちょっとあなたにもお話があります」

「なんですかぁ?」

「どのような資料を使って、普段学習しているのです?」
「え? 資料っていってもレイコさんが持ち込んできたファッション雑誌かぁ、田吾さんのアニメ雑誌ぐらいですよぉ」

「アニメってなんでしょうか? 電磁気学とか重力場を論じたモノですか?」
「えっとぉぉ。重力場は出てきませんけど、え~っと……あっ、女の子がたくさん出てきます」
「ふ~~ん。生物学ですか」

 なははは。茜の学習が遅いのは、このせいだな。

「じゃあ、俺がいては勉強のじゃまになるから、後は二人でうまくやれよ」
「じゃまではありませんよぅ。コマンダーも一緒にお勉強しましょう」

「この人に理解できる話をする気はありません。さっさと消えなさい」

「そんなケンもほろろに言うことねえだろ、と言いたいが、生物学には興味が無いんだ。ま、ユイから連絡が入るまで二人でゆっくりやれ」
「そうですかぁ? コマンダーのお好きな女の子がいっぱい出てくるのに。じゃあ、カエデさん。お部屋へ行って生物学から始めましょう」
 田吾の雑誌だと保健体育にもならねえな。

「わたしたちの部屋はこっちですよ」
 俺は気の抜けた気分で船首方向へ引き返す二人を見送り、
「やっぱ、やり方によっては保健体育ぐらいにはなるかな」
 どうでもいいことを囁きながら、司令室へと戻った。




「当たり障りのない部屋だけを見学させて、あとはアカネに任せてきた」
 司令室に戻るなり、経緯(いきさつ)を社長に説明。

「それでええ。とにかくユイとシロタマの調査時間を稼いだらエエねん。それでどないやった、カエデの様子?」
「小難しいことばかり言う奴だけど、アカネがうまくあいだに入って柔軟材の役目を果たしていたな。ある意味あいつのほうがオトナかもな」
「いやー。その逆やろ。なーんも解ってないからポカンとしてるだけとちゃいまんの?」

 さっきから動かない社長の視線の先に、こっちも微動だにしない玲子がいる。
「どうしたんすか?」
 耳元から小声で尋ねると、
「アカネと一緒に勉強させたほうがエエかもな……ホンマ」
 溜め息混じりで、遠くから玲子の背中を眺める社長。

「ユイやったら1分掛からん作業に、あーやって固まったまま5分以上経っとんや」
「はは。狂暴な奴を前にしたら10秒と掛からず片付けちまうのに、電磁波の分析となると歯が立たないんだぜ」
「ほんまやな……」
 その声は本気で呆れていた。



「社長。ユイから連絡で、重要な発見をしたから一旦帰還するって連絡が入ったダ」
「おっしゃ。パーサーが転送室で待機しとるから裕輔、行ったってくれまっか」
「ほいよー」
 自分の席に座りかけた腰を引き離し、
「それじゃ、お姫様を迎えに行ってくるか」
「はーい。ごゆっくりー」
 背中で受けた玲子の気の抜けた声に、俺は笑いを堪えつつ転送室へと部屋を出た。




「どうでした? 管理者直下の新型アンドロイドは?」
 転送機の操作をする手を止め、細面のハンサム顔をもたげる、パーサー。
 装置の起動準備に忙しそうだが、動き回りながらも薄く微笑む気のいい性格がその顔立ちにも滲み出ている。

「どうもこうも無いっすよ。傲慢で居丈高、どうしようもない性格してんだもん。疲れちまったよ」

「銀河を統一するぐらいの種族が作ったロボットだから、そんな感じでしょ」
「それそれ。ロボットなんて言ったら噛みついて来るから注意したほうがいいっすよ」

 パーサーはもう一度、薄っぺらい笑みを浮かべ「肝に銘じとくよ」と返し、
「管理者の宇宙船って、本当にイクトのコンベンションセンターと似てるんだって?」
「似てる、じゃなくて、そのものだった。だから社長もがっかり来ちゃって、もったいない話だよな」

「ま、そこが社長らしいね。人の助けを借りて技術力を上げるのを嫌う性格だから」
「フトコロが大きいのか、雑なのか……だよな」
「雑なことないよ。社長の繊細さは並みじゃ、あ。無線だ、ちょっと失礼」
 この人こんなに喋ったっけ?
 なんて思っているところへ、船内通信のインジケーターが点り、スピーカーからスキンヘッドの声が響き渡った。

《裕輔、ユイから連絡や。大型機材を第一格納庫へ転送するから行ってくれまっか?》

「何だよー。こっちに来いとか、あっちへ行けとか、人使いの荒いオッサンだぜ。これで繊細なのか?」
「仕方ありません。それが部下としての務めだよ、裕輔くん」
 俺は笑みを返すことで返事として、たらたらと第一格納庫へ歩んだ。




 二重扉になったハッチが全開しており、人の気配がした。
「えぇ?」
 思わず疑問符を掲げたのは、
「裕輔、いったい何の用?」
 と玲子が詰め寄ってきたからだ。

「何の用って。お前、なに言っての?」
「それはこっちのセリフだスよ」と今度は田吾。
「おまはんこそ、何の用や?」
「はえ? 俺は社長に呼ばれたから来たんすよ」

「うそぉ。あたしはこの人から呼ばれたの。裕輔から来てくれっていう伝言をもらったって言うから……」
 ぽけっとしたメガネブタを指差して言う。そして社長も丸い目を俺へと向けた。
「ワシは格納庫へ行った玲子から、裕輔が用があるちゅう通信が入って、ほんで来たらお前がおらんで、二人がぽかんとしとったんや」

「そんなバカな。俺はたったいま社長に呼ばれたからここに来たんだぜ、あっ!」
 その言葉を遮るように、ズンっと鈍い音がして、不気味なショックが床を伝わって来た。

「なんや!」
「船首のほうからダす」
 振り返るのと同時に格納庫のハッチが静かに閉まり、通路への道が絶たれた。

「え?」
「どういうことや! 人が中におるときは扉は内部からでないと閉まらへんはずやろ」 
 続いて船内スピーカーが喚いた。

《社長。転送室で小規模な爆発です》

「いったい何だよ!」
 前触れも無く複数の事件が連続で起きて、思考がひどく混乱した。

「転送室って。おまはんそこにおったんやろ。無事なんか?」
 スピーカーから漏れる声はパーサーだった。

《爆発のちょっと前に機長から呼び出されて無事です。助かりました》

「ほんまか。よかったで」

《ところがあまりよくないんです。転送室の火災は自動消化しましたが、トランスポーターが使い物になりません。ハイパートランスポーターの充電が完了する6時間後か、こっちの装置を修理するまでユイさんを帰還させることができません》

「しゃあない。ユイにはそのように伝えてくれまっか。とにかくワシらも司令室に戻りますワ」

《え? 司令室にいるんじゃないんですか?》

「第一格納庫や。それがな全員が謎のクルーから呼び出されてな。しかもハッチが閉められたんや」

《これは不自然です社長。ワタシも機長から呼び出されて操縦室へ移動したのですが、機長は呼んでないと主張しています。ですが、あれは確かに機長の声でした》

「俺だって社長の声だった。そうだ、パーサーが横で聞いていたもんな」

《裕輔くんを第一格納庫に呼んだのは確かに社長でしたよ》

「こりゃあ、やばいで。故障や事故とちゃうワ、何か作為的なモンが仕込まれた結果や。みんな注意しーや。パーサーは連絡するまでそこで待機や。頼むデ」

 無線を切ると、毅然とした態度で俺を示し、
「とにかくここから出なあかん。裕輔、そっちからハッチ制御を手動に切り替えられへんか?」

 小さく首肯し、壁に装着された操作パネルのスライドプレートを指先で引き下ろした。
「このボタンを押せば解除されて、ハッチは手で開けられるんだ」
 不安げに覗き込む玲子(機械音痴)に説明するものの、
「あれ……ん?」
 ボタンを押してからハッチを力いっぱい横に動かそうとするが、びくりともしない。

「どうしたの?」
 巻き上げた黒髪を傾ける玲子へ俺は片眉をひそめて見せ、そのまますぐに社長へと視線を滑らせる。

「開かないぜ。どういことだろ?」

「そんなアホな。故障なんかするかい。ちょっと待ちなはれや」

 この手の問題は社長が最も詳しい。備え付けの道具箱から工具を取り出し、ハッチ操作パネル全体をこじ開けて、内部を剥き出しにすると、数本のコードを引き出した。そして器用な手さばきで被覆を剥くとそれらをショートさせた。

 短く弾けるような音を出して小さな火花が飛び、扉がクンっと鳴って数ミリほど開いたがそこまでだった。

「なんでや……」
 焦り気味に目を剥くスキンヘッド。面持ちは真剣そのものだった。

 再び、船内無線のマイクボタンを叩く。
「パーサー。そっちから格納庫の扉を開けてくれまへんか。シロタマが別回路でこの銀龍を制御しとるやろ。それを使えばこことは違う方法でコントロールできるはずや。あいつに好き勝手にされて、エライ腹立っとったけど、こういう時は助かりますワ」

《了解しました。少々お待ちください》

「社長。これってシロタマのシステムが暴走したんだスよ。あいつらしいっすヨ」
 シロタマはボディが小さく自動開閉するドアのセンサーに反応しないため、銀龍のシステムを勝手にいじくっている。だから田吾の言い分も否定しにくいものがあり、中にはひどい改造が施されていて俺たちはいつも迷惑を被(こうむ)るのさ。

「そやけど命にかかわる部分は、さすがにあいつもしっかりしとるやろ?」
「そうだよな。あいつは俺たちのことを虫ぐらいにしか思っていないけど、玲子だけは絶対に保護する気だからから、それは守るはずだ」
 理由は不明だがそれだけは確実に言える。俺も社長も互いにうなずき合った。

 しばらくして──、
《ダメです。反応しません。シロタマが作った複雑な制御プロトコルが無効にされています》

 船内通信のスピーカーから渡るパーサーの焦った声が、俺たちをいっそう緊迫させた。

「内部でも、ほんでシロタマのシステムでもないということは、誰かがさらにその外側から何らかの方法で細工したんや。これだけのことを平気でやれる奴はそうおらんやろ。この手のものに精通してないと無理や。誰やねん!」

「シロタマ以外にそれだけ頭が切れるって言えば、あとは社長ぐらいなもんだぜ」
「あの子じゃない?」
 鋭い目でピッチリ閉まったハッチを睨む玲子。

「カエデちゃんダすか?」
 田吾の言葉に続いて反論する。そんな気配はまったく無かったからだ。

「俺は違うと思う。あいつなら今ごろアカネと一緒になって田吾の漫画を鑑賞中だし。機械の制御に関しては学習されていないみたいで、シロタマのオモチャにも無関心だったぜ」

「ほな。誰がこの裏工作をやってるんや。他に侵入者がおるんか?」 
「あっ!」
 その時、俺たちの視線が一点に集中した。

「そ……そんなアホな!」
 そう、最も懸念することだった。

 俺たちを締め切った通路側のハッチ、その外側にあるもう一枚の白い扉が小窓の向こうを静かに閉まって行くのが見えたのだ。

「ちょ、ちょっと、どういうことよ!」
 それは玲子であってしても緊急事態だということを認めざるを得ない事実。

「真空対応ハッチが閉まったわよ!」

「バカな! 防御服ロッカーを開かないと絶対に閉まることはないぜ」
「そうや。二重、三重になったセーフティでこの部屋は守られてまんねん。それをことごとく外していくって、絶対おかしいがな!」

 さらなる懸案事項が脳裏をかする。
「ちょっと待てよ。ここで外部ハッチが開けられたら、俺たち宇宙に放り出されるぜ」
 超危険な状況に陥った俺の肝っ玉が、冷たく縮み上がってきた。

 社長は再度通信機に飛び付き、
「機長、管理者の宇宙船にできる限り近づくことはできまっか!」

《できます》

「ほな緊急接近や。ほんでシロタマにこっちへ戻るように伝えなはれ」

《──────────》

「操縦室? どないしたんや?」

《──────────》


「切れた……」

 こみ上げる悲鳴というものを初めて経験した。
 第一格納庫は完全に孤島となったのだ。身動きできない閉塞感はとてつもない恐怖となって俺を襲ってくる。
 誰だ。こんな最悪のシナリオを書いた奴。
  
  
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