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㉑初恋はウェディングで
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宮藤 千紗子(みやふじ ちさこ)
…レズ、恋愛したことない純粋な子。
茅ヶ崎 麗子(ちがさき れいこ)
…バイだけど、女性より男性が好き。付き合うなら男性とがいいと思っている。女性相手を少し破滅的に導く。
※千紗子視点
私は今、親戚の結婚式に来てるんだけど、綺麗な人が沢山いて困る…。
…あ、あの人すごく綺麗!
あの人は確か…新婦さんのお姉さんかな。
えっと…そうだ、麗子さん!
「あ、あの、麗子さん、ですよね?」
「ん?あぁ、なに?」
「あ、あの、えっと、私、貴女のことが好きなんです」
「………そう」
「付き合ってくれませんか?!」
そう言うと麗子さんは。
「……生意気」
「え?」
「私を好きになるなんて、生意気」
「な、生意気…ごめんなさい…」
「生意気な貴女に教えてあげる」
そう言って麗子さんは私に近づき、
私の顎に指を乗せてこう言った。
「……私、女より男が好きなの」
…バイって聞いてたけど、男性の方が、好きなんだ……。
「ねぇ」
?!麗子さんが私の耳元で囁いてきた。
「私のことが好きなら、私に男を連れてきて。それくらい出来るでしょ?」
そう言って麗子さんはどこかに行ってしまった。
そ、そんな…。私に男を連れてくることなんて…できない。
でも…麗子さんの囁き声がとても良くて、頭から離れない。
諦めなきゃいけないのに、貴女の声が私の中で響き渡ってもっと好きになってしまう。忘れたくても忘れられない。どうして。
…ダメだ、貴女のことを諦められない。
おかしくなりそうなほどに、貴女を求めてしまった。男に貴女を渡さない。私の初めてを貴女に捧げるから、貴女も、私を見て。
…レズ、恋愛したことない純粋な子。
茅ヶ崎 麗子(ちがさき れいこ)
…バイだけど、女性より男性が好き。付き合うなら男性とがいいと思っている。女性相手を少し破滅的に導く。
※千紗子視点
私は今、親戚の結婚式に来てるんだけど、綺麗な人が沢山いて困る…。
…あ、あの人すごく綺麗!
あの人は確か…新婦さんのお姉さんかな。
えっと…そうだ、麗子さん!
「あ、あの、麗子さん、ですよね?」
「ん?あぁ、なに?」
「あ、あの、えっと、私、貴女のことが好きなんです」
「………そう」
「付き合ってくれませんか?!」
そう言うと麗子さんは。
「……生意気」
「え?」
「私を好きになるなんて、生意気」
「な、生意気…ごめんなさい…」
「生意気な貴女に教えてあげる」
そう言って麗子さんは私に近づき、
私の顎に指を乗せてこう言った。
「……私、女より男が好きなの」
…バイって聞いてたけど、男性の方が、好きなんだ……。
「ねぇ」
?!麗子さんが私の耳元で囁いてきた。
「私のことが好きなら、私に男を連れてきて。それくらい出来るでしょ?」
そう言って麗子さんはどこかに行ってしまった。
そ、そんな…。私に男を連れてくることなんて…できない。
でも…麗子さんの囁き声がとても良くて、頭から離れない。
諦めなきゃいけないのに、貴女の声が私の中で響き渡ってもっと好きになってしまう。忘れたくても忘れられない。どうして。
…ダメだ、貴女のことを諦められない。
おかしくなりそうなほどに、貴女を求めてしまった。男に貴女を渡さない。私の初めてを貴女に捧げるから、貴女も、私を見て。
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