上 下
4 / 13

(4)抗えない事実

しおりを挟む
優斗(ゆうと)…有名一族の息子。
伊月(いつき)…卑しい男。




伊月「…くそっ、何でなんだよっ!!なんで……俺だけなんだよ……」


優斗「……哀れな男だな…可哀想」


伊月「…同情するな」


優斗「友人や恋人だけでなく…身内の家族にまで裏切られるとは」


伊月「くそっ…」


(優斗:伊月の顔に手を当て、顎クイ)


優斗「お前はこんなにも美しい顔をしているのに、なぜあの者たちはお前から離れていくのだろうなぁ……ちゅっ」


伊月「っ、な、何すんだよ…!」
(伊月:手を退ける)


優斗「…お前が今欲しいもの。それは…愛、安らぎ、癒し、そして温かい心。…違うか?」


伊月「…っ、そんな、訳…」


優斗「お前はプライドが高く、私の事も今までに何回も拒絶してきた。だが私には分かる…お前は私を好きだということが」

(優斗:伊月に顎クイ、キス)


伊月「…っ、俺が…お前を好き…?そんなことあるはずが」


優斗「…ある。…強がっても無駄だ」


伊月「…別に、強がってなんか…っ!」


(優斗:伊月の耳元で囁く)
優斗「お前は、同性である私を好きになる自分を認めたくないだけ…そうだろう?」


伊月「…そうだとしても…っ!俺は……」


優斗「気持ちを隠しても無駄だ、私には通用しない。あの時言ったはずだ。『お前を私の心に監禁する』と。つまりお前は…私のここにいるのだ」(伊月の手を自分の胸に当てる)


伊月「……っ」


優斗「…いい加減、自分を認めて堕ちて来い、私の所まで」
(優斗:伊月に口付け)


伊月「…っ、………ちゅっちゅ…」


優斗「ちゅ…。」


伊月「お前のものになる…」


優斗「…当たり前だ。あの時からお前は私のものだ」


伊月「……お前が…好き、だ…」


優斗「私も好きだ。お前は私から逃れることはできない。お前の牢の鍵は私が持っている。だから鍵を開けられるのは私だけだ」


伊月「……分かった」


優斗「…分かったのなら…私に身を委ねることだ…良いな?」


伊月「…あぁ…。俺を…愛して欲しい…」


優斗「安心しろ。身も心も…私が愛してやる」


伊月「…キス…」


優斗「したいのだな。いいぞ。私も足りなかったところだ。今日は容赦しない」


伊月「容赦したことないくせに」


優斗「…ふふ、ほら、するぞ。ちゅっ」


伊月「ちゅっ、んん、ちゅ、レロ…んぅ」


優斗「……んっちゅ、んんふふ」


伊月「んっ、ん、愛してる…優斗」


優斗「私も愛している、伊月。ちゅ」


伊月「んっ…」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

大学生はバックヤードで

リリーブルー
BL
大学生がクラブのバックヤードにつれこまれ初体験にあえぐ。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

俺は触手の巣でママをしている!〜卵をいっぱい産んじゃうよ!〜

ミクリ21
BL
触手の巣で、触手達の卵を産卵する青年の話。

処理中です...