潮の町の神様

白石華

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潮の町の神様

今度はカモメと

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「次は私ですね、渉さん。」
「うん。カモメとは、また、お尻でするの?」

 割愛しているが、行為の時だけ、俺の記憶はエッチしたときのことを蘇らせるようにしていたのだった。

「お尻もいいんですが、これは渉さんの欲望を満たすための行為ですから。
 今日は前でしてみます?」
「う、うん……。」

 今は覚えていても、元々が俺に対しての行為だし、これだけ記憶操作をされてしまうと、どうせやりたい放題した方が俺にとってもいいんじゃないかという気持ちにいつの間にかなってしまっていた。抵抗しても俺が縮こまるだけじゃ何のために節度を保っているのか本当に世の中と俺のメンタルは不条理である。

「はい。じゃあ。タマゴ、産んじゃうかもしれませんが。」
「そ、そうだね。」

 カモメとはそういう行為もしてしまっているし、知っている。タマゴ、産んでしまうんだな、カモメは。

「さ。渉さん……。」

 今度はカモメが寝て、俺を待っている。俺もカモメに覆いかぶさると。既にカモメの花弁は綻んでいて、すぐにでも入れられる状態だった。

「それじゃあ……。」

 俺は正常位の体勢から脚を抱えて松葉崩しの体勢にカモメを変えると、カモメの脚が大きく開かれる。

「この体勢でも……良く擦れるでしょ?」
「んっ、は、はい。んんっ!」

 ぐちゅっ、ちゅぐっ。

 挿入前に俺の肉棒を裏筋側からカモメの花弁と擦り合わせる。

「たっぷり濡れてる……これならいつ入れても大丈夫だね。」

 俺はずりずりとカモメの花弁と俺の肉棒を擦り付けていった。

「んっ、ああっ! 擦れる、擦れるぅっ! んんっ!」

 カモメは本来、鳥の行為でそうするように生殖器を擦り合わされるのに弱いようだった。

「あああっ! は……あっ。」

 カモメの身体がビクンと跳ねると、その場に脚を開いた状態で崩れるようになる。

「入れるよ。」

 ぐじゅっ!

 俺はカモメの中に体重をかけて挿入すると、一気に入っていった。

「んあ……っ、あああっ。あくうっ! ううっ! んんっ!」

 カモメは甘い声を出して震えている。ときどき本当に鳥が鳴いているように聞こえるから不思議だ。

「このまま……っ。ぐうっ。」

 結合部を花弁と恥骨で密着させたまま擦り合わせたり深く挿入したまま何度も小刻みに動くと、カモメの花弁がぐいぐいと締まり、奥からも圧迫感を感じる。

「あああっ! んうっ。キュウッ! う、産んじゃう、卵……産んじゃうっ!
 こんなに擦れたら……卵が産まれちゃう!」
「う……っ。」

 どぷっ……ずびゅびゅびゅっ!

「ああああっ! あ……っ。」

 カモメが果てると俺はカモメの卵にコツコツ当たるようにして中に白濁液を掛けるようにして放ってしまう。

「う……うっ。」

 ずるりと俺の肉棒が萎えた状態で引き抜かれると。

「あっ、ああっ、あっ。」

 カモメの花弁から卵がポトポトと産み落とされていった。

「また……消しておきますね。」
「うん……。」

 またカモメが自分が産んだ卵を処理するようだった。
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