サキュバス召喚!

白石華

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第6章

レイナとライラで女体化した俺とサキュバス試験、その1

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「――それではいよいよ、大本命、前回のサキュバス試験ではまさかのジャイアントキリングを決めた。
 今回の試験の最有力候補、レイナ様とそのご主人様、そして今回、同時参加のライラ様です!
 ライラ様と言えばサキュバスの中でも女王様サキュバスとして。
 またエージェントサキュバスとしても、こちらも活躍されている方ですが。
 既に名は知れ渡っているため暫くコチラには顔を出さなかったのですが。
 今回は妹さんと参加されるそうです!
 ライラ様をご存じない方でも『聖母のライラ』という名前はご存知ではないでしょうか!」

 ワアアアアアッ……。

 ライラってそんなにすごかったのか。てかエージェントってここでは名前とか顔とか知られてていいのかってなる。あと聖母って、俺は淫乱聖母って散々、言った後だとその名前でいいのかってなるが、周りは沸いていたから、何も言わないことにした。あと本人が聖母に拘っていた理由もちょっと知った。

「ご主人様、今回も強力な暗示と魅惑の魔法を掛けますが。
 その後は、その……やりたい放題やっちゃっていいんですね。」
「ああ。いいよ。男の娘の格好にしちゃってもいいし性転換でもいいし。」
「そうね。性転換もいいけど男の娘で格好だけ女の子っぽい男の子になってても良さそう。」

 ライラがアッサリ同意する。どうせその後、ベッドヤクザになった俺がやりたい放題するのだろうから全て丸投げで済ませることにした。

「ええ。魅惑の魔法を掛けるから……ご主人様が心の底から望んでいる性行為が出てくるはず。
 もしくは拒絶していた行為なのに受け入れてしまう行為……。
 そのどちらかか、両方を兼ね備えた行為になると思うわ。」
「ああ。いいよ。何て言うかさ……俺も、今までこうやって経験してきたけど。
 そういうのって興味が無いわけじゃなかったから。」

 ライラの言葉に俺はアッサリ答えてしまう。そう、サキュバスと過ごして、性に開放的になるのは。特に俺も断る理由なんてなかったからな。

「ふふ。ご主人様。サキュバスを強い成長因子として選んでくださったわけですね。」

 レイナもスッカリ、蠱惑的になった眼で俺を見る。毎度ながらだがサキュバス試験になると、俺もいつもは真人間の皮を被っていたんだなと実感するな。だって俺、こうなるの、そんなに厭じゃないし受け入れている。

「それではご主人様。レイナと二人で魅惑の術で一番強いのを二重掛けするけど。
 悪く思わないでね。終われば元通りよ。」
「ご主人様。ご主人様がこれを受け入れるのはきっと……他にも理由があるんでしょう?
 それを……思っていれば。術は自然と……その方向に掛かると思います。」

 ステージのベッドに寝そべって目を瞑ったのだが。二人の声がうっすらと聞こえてくる。

「私も……あの二人を放っておきたくない訳じゃないけど。手段が……ご主人様になっちゃうとね。
 話はこれくらいにして、行くわよ、レイナ。」
「うん、お姉ちゃん。」
「「インカンタティーオ・スペラティーヴァ!」」

 二人の声が響くと……俺の意識は一瞬にして、何か違う世界へと飛んでしまったように感じる……。

 ・・・・・・。

「ん……んん……?」

 俺は目を開けると、そこでは既に行為が始まっていたのか、俺は四つん這いになって寝そべっていたようだった。

「さあ……ご主人様。女の子の身体になったわね。まずは、私のクリトリスを舐めて……。
 大丈夫、肥大化もしていないし、そのままの形よ……。」

 ライラはベッドに脚を広げて、両手の親指で花弁を割るように開いていた。

「ご主人様が……舐めて、ここを濡らすの……。」
「う、うん。ああっ!?」

 俺は四つん這いの体勢のまま、のそのそと身体を這うように動かして、再び頭を下げて舐めるために剥き出しになったライラの花弁に口を近づけると。お尻の方で誰かに花弁を触れられるような感触がする。

「ご主人様……こちらではご主人様の、大事なところとお尻を頂きますね。」

 俺の花弁に触れられたと思ったら……肉棒のような何かがぐいと当たってくる。

 にゅちっ。

「ああ……っ、んあああっ!」
「ん……っ、ご主人様……またご主人様の初めてを頂いてしまいました……。」

 レイナはそう言いながら腰を揺すって俺の中を擦り立てるように往復していく。

「んあっ、ああっ、あっ、ふあっ。」
「ご主人様……私も舐めて……。」
「んぶっ、んうっ、あぶうっ! おぶっ、んぶっ。」

 ライラに促されるように口を花弁に付けられたが、レイナに花弁をじゅぶじゅぶと裏側まで擦られていき、とても舐める余裕がない。

「お願い、ご主人様……ライラにもお情けをちょうだい……。」
「んっ、んぶっ、ぐっ、んっ、んんっ。んちゅっ。」
「ああ……っ。ご主人様……っ。柔らかく、そう、ちゅっちゅして……っ。んんっ。」

 ライラが艶っぽい声を出してくる。と同時に、レイナが俺の奥で何かを探るように肉棒を動かし始めていた。

「あっ、ん……ぅっ!」

 俺はお腹の奥まで広げられていくような行為に声が出てしまう。何かを許してしまったような感覚。そこまで来られてしまうと後はもう……。

「ご主人様、子宮姦と子宮攻め、どちらもさせていただきますね。」
「あ……ああっ! ああああっ!」

 にじゅううっ! じゅにっ、じゅにっ!

 俺の中の奥深くでレイナの肉棒が往復していき、何かがふわふわと、開いていくような気分になってくる。

「はあ……っ。ああっ、あああっ! 子宮におちんちんが届いちゃうっ!」
「そうですよ……ご主人様。子宮に直接、いつもご主人様から頂いている精液を……。
 たっぷり出して、あげますからねっ。」
「んああっ! ああっ、ああっ、ああああっ! あ、ああ……お口が開いちゃう……!」

 俺がライラの花弁にときどき唇を沈めながら、レイナに子宮姦の準備をするように子宮回りをつつかれていく。

「あっ、ああ~っ! あっ、あっ、んああっ! きゃああっ!」

 ぷしっ……。

 子宮にめり込んでいく瞬間、俺は潮を噴いていた。

「ねえ、ご主人様……ご主人様にも違和感がないように、こっちにも付けておきますね。」
「えっ?」

 レイナが俺に付けたのは吸引振動型のクリバイブだった。

 ブブブブブっ!

「きゃあああ! ああっ、あっ、んん……っ。あああああっ!」

 俺が肉芽を吸われて悶えている内にライラが脚を閉じ、脚を掲げて太腿を見せるようにする。

「ねえ……ご主人様、花弁を舐められないなら、こっちを舐めて。」
「んっ、ちゅっ、ちゅっ。れるっれるっ。んあ……ああああんっ!」

 俺は時折やってくる凪のようなときにライラの太腿を舐め、かと思ったらレイナにクリバイブで振動吸引されていく。確かに俺がされている肉棒への愛撫のようだったが、感じ方が全然違っていた。こんなに小さくて丸く膨らむだけなのに、全身これ、電極を陰部にぶっ差されたような感じというか……何でこんなに刺激が走るの。

「ご主人様……あっ、そろそろご主人様の子宮も開いてきましたね。」
「えっ? あ……っ。ああああっ!」

 ライラが俺の奥深くの……さらに奥までめり込ませてきた。

「どうやらレイナ様が子宮姦までされてしまった模様です!
 男性であるご主人様を女体化し、ライラ様と攻めていたのですが……子宮姦で直接中出し!
 これは実に倒錯的なプレイだー!
 前回は愛撫と女体化エッチからの逆転プレイですが前回の女体化が純愛なら。
 今回は女体化ハードプレイにまでなっています! しかしそこはお二人の間柄。
 女王様とはちょっと違う、女の人に誘うように頼まれたら何でも言う事聞いちゃう感じですね!
 それがMプレイだった感じです!
 しかし相変わらず、ご主人様は女の子になると愛らしいですね!」

 今まで存在をスッカリ忘れていたが司会のサキュバスがようやく喋っているのが聞こえた。
 何でこの司会、こんなに説明にフェチに関して造詣があるんだと思わなくもないが、流して聞こう。

「ご主人様……ああっ、司会の方もこうおっしゃってますし。
 ご主人様の子宮に……出させてください。」
「えっ? あっ……ああああっ!」

 行為は向こうから終わらせられるものであるのを俺は女の子の身体で知り……それは突然、終わりを告げたのと同時に。

 どぷっ、ずびゅるるるっ! ずびゅずぶびゅるるるっ!

「あっ、あっ……ああああっ! んあ……っ。こんなに……入っちゃうなんて……!」
「ん……っ。」

 レイナが満足そうに息を吐くと、ごぷっ、と最後の波が来て、行為は一旦、終わった。

「さあ……ご主人様、次はお尻を頂きますね。」
「うう……うっ。」

 子宮からじゅるりと抜き取る頃には既にレイナの肉棒は固さを取り戻していた。
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