上 下
28 / 68
第ニ章

第一章のあらすじ等

しおりを挟む
 第一章の内容を思い出したい人用です。覚えている人は読み飛ばしOKです。


【あらすじ】
 日本で死んだユージは、謎の部屋で大勢の人と一緒に、神の部下から魔王を倒すよう命じられ、異世界に送りこまれた。
 死霊術士の職業と死体収納のユニークスキルを与えられたユージは、異世界でハイイロオオカミのグレイやツノウサギのつのっちを配下アンデッドにしてなんとか暮らしていた。
 しかし冒険者に襲われて、死体収納の即死効果で冒険者を殺してしまった。
 犯罪者にされることを恐れたユージは、最初の町から逃げ出し、殺した冒険者の青髪と他2名を配下にして、貴族が住む大きな町に向かった。
 途中で盗賊に襲われ返り討ちにして、盗賊だったアックスやジミーと盗賊数名を配下にした。
 配下の青髪、アックス、ジミーと4人で鉄仮面という冒険者パーティを結成して冒険者活動を始めた。
 途中でAランク魔物の黒豹に襲われ、何とか倒して配下にしてノワリンと名付けた。
 ユニークスキルが知られて領主の侯爵に呼び出された。日本人のアスカに鑑定されて死霊術士であることがバレて殺されそうになったため、侯爵や騎士を殺し脱出した。
 侯爵や騎士を配下にして隣国に逃げることになった。



【登場人物】

ユージ
 本作の主人公。
 日本で公務員だったが急病で駅の階段から落ちて死亡。神の部下に異世界に送られる。異世界では18歳に若返った。
 死霊術士の職業と死体収納のユニークスキルを得た。
 死霊術士は、死体を配下アンデッドにできる。
 死体収納は、死体と配下を異空間に保管できる。相手を即死させることができる。射程10メートル。配下に荷物を持たせて収納することができる。配下の力が強ければ馬車をつないで収納することもできる。
 黒髪黒目、身長179cm、死んだ目をしていて、日本ではフツメンだったが、異世界でちょいイケメンハーフになった。頭は良いが、怠け者で皮肉屋な性格をしている。

第一章終了時点ステータス
ーーーーー
名前 ユージ
種族 人間Lv16
年齢 18
職業 死霊術士Lv16
HP 442/442
MP 1204/1204
身体能力 25
物理攻撃 25
物理防御 25
魔法攻撃 161
魔法防御 161
ユニークスキル
 死体収納
スキル
 配下作成
 配下解放
 配下回復
 配下探知
配下
 上級アンデッド 78
ーーーーー


グレイ
 ハイイロオオカミの上級アンデッド。ユージの最初の配下。ユージのお気に入り。毛はゴワゴワ。かっこいいがそれほど強くない。


つのっち
 ツノウサギの上級アンデッド。ユージの1番のお気に入りの配下。茶色と白の斑模様。毛が短く、なめらかなさわり心地をしている。凄くかわいい。


青髪
 人間の上級アンデッド。ユージの最初の人間の配下。青い髪の青年。金を奪おうとユージを襲い返り討ちにあった冒険者。昔は真面目に冒険者をしていたため戦士の職業を持っていてそこそこ強い。ユージに真面目な頃の性格で振る舞うよう指示され、鉄仮面のリーダーになった。


アックス
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。身長2メートルの筋骨隆々な大男で基礎体力が非常に高い。元冒険者の盗賊でユージを襲い返り討ちにあった。斧士と盗賊の職業を持っており、斧士を独学で習得した斧の天才。強い。豪快で凶悪な性格だが、ユージに悪さしないよう指示されたことで、丁度良い性格になり喧嘩屋アックスと呼ばれ冒険者の間で人気者になった。


ジミー
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。地味な顔をしている。元冒険者の盗賊でアックスと共にユージを襲い返り討ちにあった。盗賊の職業を持っている。優秀で何でも器用にこなす。


ギルバーン
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。灰色髪の小柄な中年男。元農民でアックスと共にユージを襲い返り討ちにあった。無職。中二病風の悪い魔法使いの演技がうまい。ユージの影武者として死霊術士のフリをしている。


ノワリン
 黒豹(正式名称不明)の上級アンデッド。ユージのお気に入りの配下。巨大な黒豹のAランク魔物。目線がユージと同じくらいの高さにある。毛並みはなめらかでビロードのような肌触り。かっこいい。そして見る角度によっては凶悪な顔。見る角度によってはかわいい。隠れて背後から襲うのが得意。非常に強い。


ヨカゼ
 馬の上級アンデッド。ユージの配下。黒い馬。盗賊に襲われた商人の馬車を引いていた。馬車役をオークに移すことができたため、ユージの愛馬となった。


侯爵
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。グランツ・フォン・メルベル侯爵。ピンクブロンドでカイゼル髭の太めなナイスミドル。メルベル領を治めていた貴族。ユニークスキルを持つユージを雇おうとしたが、職業が死霊術士であることが分かり捕らえようとして返り討ちにあった。これによりユージは逃げることになった。領主と文官と剣士の職業を持っている。戦闘力は低い文官系。


執事長
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。高齢のじいさん。メルベル侯爵に使えていた執事。執事と文官の職業を持っている。侯爵と共にユージを捕らえようとして返り討ちにあった。


騎士団長
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。おっさん。メルベル騎士団の騎士団長。騎士と剣士と戦士の職業を持っている。かなり強い。侯爵の指示でユージを捕らえようとして返り討ちにあった。


副団長
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。おっさん。メルベル騎士団の副団長。騎士と盾士と戦士の職業を持っている。かなり強い。侯爵の指示でユージを捕らえようとして返り討ちにあった。


レオス
 人間の上級アンデッド。ユージの配下。メルベル騎士団の若手騎士。アスカの恋人。騎士と槍士の職業を持っている。まあまあ強い。侯爵の指示でユージを捕らえようとして返り討ちにあった。


アスカ
 メルベルの領主館に勤める日本人。錬金術師の職業と詳細鑑定のユニークスキルを持っている。黒髪黒目のスレンダー美人。ユージの職業がバレる原因となった。恋人のレオスを殺したユージを恨んでいると思われる。


農家軍団
 人間の配下アンデッドに、安価な日光対策装備を着せた姿。麦わら帽子、手ぬぐいのほっかむりとマスク、軍手、長そで長ズボンを身に着けている。見た目が完全に農家。


【重要設定など】
・ユニークスキルはユニークスキルでないと防げない(多分)。
・HPがゼロになると気絶し、一時的にステータスが無効になる。死ななければ約1日で復活する。
・体はHPバリアで守られているが強力な攻撃はHPバリアを貫通する。
・貫通攻撃でうけた怪我はHPが消費されて治る。ただし欠損は治らない。
・胸や頭に貫通攻撃を受けるとHPが残っていても死ぬ。
・同じ魔物をたくさん倒しても10体までしか経験値が入らない。
・1体目が経験値が一番多く2体目以降はだんだん減るので、レベルを上げたいなら初見ソロ討伐。
・実際のパワー等は、筋肉×身体能力のステータスなので、筋肉はステータスと同じくらい重要。
・アンデッドは日光や光魔法のライトで照らされると焼けて継続ダメージを受ける。
・上級アンデッドは生前と同じ能力を持ち、生前の記憶もある。
・上級アンデッドは感情はほとんど無いが、生前と同じ性格なら自然に人間らしく振る舞える。
・アンデッドはレベルが上がりにくい。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~

未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。 待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。 シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。 アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。 死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

異世界から帰ってきたら終末を迎えていた ~終末は異世界アイテムでのんびり過ごす~

十本スイ
ファンタジー
高校生の時に異世界に召喚された主人公――四河日門。文化レベルが低過ぎる異世界に我慢ならず、元の世界へと戻ってきたのはいいのだが、地球は自分が知っている世界とはかけ離れた環境へと変貌していた。文明は崩壊し、人々はゾンビとなり世界は終末を迎えてしまっていたのだ。大きなショックを受ける日門だが、それでも持ち前のポジティブさを発揮し、せっかくだからと終末世界を異世界アイテムなどを使ってのんびり暮らすことにしたのである。

寝取られた幼馴染みがヤンデレとなって帰ってきた

みっちゃん
ファンタジー
アイリ「貴方のような落ちこぼれの婚約者だったなんて、人生の恥だわ」 そう言って彼女は幼馴染みで婚約者のルクスに唾を吐きかける、それを見て嘲笑うのが、勇者リムルだった。 リムル「ごめんなぁ、寝とるつもりはなかったんだけどぉ、僕が魅力的すぎるから、こうなっちゃうんだよねぇ」 そう言って彼女達は去っていった。 そして寝取られ、裏切られたルクスは1人でとある街に行く、そしてそこの酒場には リムル「ルクスさん!本当にすいませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!」 そう叫んで土下座するリムル ルクス「いや、良いよ、これも"君の計画"なんでしょ?」 果たして彼らの計画とは如何に.......... そして、 アイリ「ルクスゥミーツケタァ❤️」 ヤンデレとなって、元婚約者が帰って来た。

魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます

ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう どんどん更新していきます。 ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。

レジェンドテイマー ~異世界に召喚されて勇者じゃないから棄てられたけど、絶対に元の世界に帰ると誓う男の物語~

裏影P
ファンタジー
【2022/9/1 一章二章大幅改稿しました。三章作成中です】 宝くじで一等十億円に当選した運河京太郎は、突然異世界に召喚されてしまう。 異世界に召喚された京太郎だったが、京太郎は既に百人以上召喚されているテイマーというクラスだったため、不要と判断されてかえされることになる。 元の世界に帰してくれると思っていた京太郎だったが、その先は死の危険が蔓延る異世界の森だった。 そこで出会った瀕死の蜘蛛の魔物と遭遇し、運よくテイムすることに成功する。 大精霊のウンディーネなど、個性溢れすぎる尖った魔物たちをテイムしていく京太郎だが、自分が元の世界に帰るときにテイムした魔物たちのことや、突然降って湧いた様な強大な力や、伝説級のスキルの存在に葛藤していく。 持っている力に振り回されぬよう、京太郎自身も力に負けない精神力を鍛えようと決意していき、絶対に元の世界に帰ることを胸に、テイマーとして異世界を生き延びていく。 ※カクヨム・小説家になろうにて同時掲載中です。

【完結】死ぬとレアアイテムを落とす『ドロップ奴隷』としてパーティーに帯同させられ都合よく何度も殺された俺は、『無痛スキル』を獲得し、覚醒する

Saida
ファンタジー
(こちらの不手際で、コメント欄にネタバレ防止のロックがされていない感想がございます。 まだ本編を読まれておられない方でネタバレが気になる方は、コメント欄を先に読まれないようお願い致します。) 少年が育った村では、一人前の大人になるための通過儀礼があった。 それは、神から「スキル」を与えられること。 「神からのお告げ」を夢で受けた少年は、とうとう自分にもその番が回って来たと喜び、教会で成人の儀を、そしてスキル判定を行ってもらう。 少年が授かっていたスキルの名は「レアドロッパー」。 しかしあまりにも珍しいスキルだったらしく、辞典にもそのスキルの詳細が書かれていない。 レアスキルだったことに喜ぶ少年だったが、彼の親代わりである兄、タスラの表情は暗い。 その夜、タスラはとんでもない話を少年にし始めた。 「お前のそのスキルは、冒険者に向いていない」 「本国からの迎えが来る前に、逃げろ」 村で新たに成人になったものが出ると、教会から本国に手紙が送られ、数日中に迎えが来る。 スキル覚醒した者に冒険者としての資格を与え、ダンジョンを開拓したり、魔物から国を守ったりする仕事を与えるためだ。 少年も子供の頃から、国の一員として務めを果たし、冒険者として名を上げることを夢に見てきた。 しかし信頼する兄は、それを拒み、逃亡する国の反逆者になれという。 当然、少年は納得がいかない。 兄と言い争っていると、家の扉をノックする音が聞こえてくる。 「嘘だろ……成人の儀を行ったのは今日の朝のことだぞ……」 見たことのない剣幕で「隠れろ」とタスラに命令された少年は、しぶしぶ戸棚に身を隠す。 家の扉を蹴破るようにして入ってきたのは、本国から少年を迎えに来た役人。 少年の居場所を尋ねられたタスラは、「ここにはいない」「どこかへ行ってしまった」と繰り返す。 このままでは夢にまで見た冒険者になる資格を失い、逃亡者として国に指名手配を受けることになるのではと少年は恐れ、戸棚から姿を現す。 それを見て役人は、躊躇なく剣を抜き、タスラのことを斬る。 「少年よ、安心しなさい。彼は私たちの仕事を邪魔したから、ちょっと大人しくしておいてもらうだけだ。もちろん後で治療魔法をかけておくし、命まで奪いはしないよ」と役人は、少年に微笑んで言う。 「分かりました」と追従笑いを浮かべた少年の胸には、急速に、悪い予感が膨らむ。 そして彼の予感は当たった。 少年の人生は、地獄の日々に姿を変える。 全ては授かった希少スキル、「レアドロッパー」のせいで。

公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)

音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。 魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。 だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。 見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。 「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。

処理中です...