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さて本題です
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この数日前に与えられた部屋は自分が独り立ちできる力を付ける時まで使う事ができる。もしくは早瀬君の様に結婚するかまで。そのせいか、この部屋で恋人と一緒に夜を過ごす事も前提でその為のこのサイズの大きさ、便利さなんだとか。
あー、恋人もしくは旦那と一緒になって出ていくのが前提な訳ね。と思ったのは僕だけじゃないはずだ。
「独り立ちできる力ってどんな?」
それ、僕も知りたい。腕力とか体の大きさじゃ希望ないけどね。
「えっとね、街の外で一人で1泊して無事に帰ってこれるくらい。」
無理だ!モン◯ンの世界に放り出されたら一時間だって無理だよ。
「……ウルフ、良い人だし優しいから…良いかな。」
ちょっと遠い目でナオが呟く。うん。僕もサイールとウルどちらも優しいから……。
「うんうん。こっちの人達は基本的に僕らに優しいよ。ここまで肉体的に差があるからね保護欲が沸くんだってさ。さて、脱線しまくりだったけどこれが二人は早めに魔法を覚えた方が良い理由だよ。」
いまいちよくわかりませんが?
「僕とジュンは力が無いから魔法を覚えてカバーしろと?」
ナオの答えにそういうことかと頷くと、ちょっと違うと早瀬君は首をふった。
「ぶっちゃけで言えば、ナオもジュンも近いうちにSexすることになるだろうから。」
ヴィッとナオから声が漏れる。僕も驚きで思わず早瀬君をガン見した。
「たぶんそーなるよ。こっちの人達、愛しあってるなら体重ねるのは当たり前だと思ってるから。そうしたら魔法が使えないと次の日とか全部お世話してもらうことになってとっても恥ずかしい思いをすることになるんだ。」
そこからナオと僕は真剣に聞かなきゃいけない話なんだと思い直し、真面目に聞くことにした。
「こっちの人達は体が大きい分、あっちもヤバイ。下手するとペットボトルくらい大きくなる人もいるし、根本にコブがあったりゴツゴツしてる人もいるらしい。それは種族によっても違うらしいけど、今のところウルフもウルもサイールも人族で良いんだよね?」
うん。と頷きかけて止まってしまう。待てよ……確かウルはエルフの血が入ってると言ってなかっただろか。……確か言っていたと思う。
「い……あ、あの…エルフの血が入ってるって。」
さっき聞いたモノみたいのだったとしたら最悪だ。とてもじゃないけどお付き合いできるとは思えない。
「あ、エルフ?なら大丈夫だったと思うよ。……気をつけなきゃいけないのは獣人なら狼とブタ、クマだったかな?あと鬼人簇。そういうのは宮田先生が詳しいんだ。」
「「えっ、そうなの?」」
二人でハモってしまった。でも驚くよ。だって宮田先生はそういうのと縁無さそうに見える先生だったから。
「あのね今、宮田先生は旦那さんが三人いるでしょ?だからちょっと詳しいのと、自分が苦労したからそういうのを教える役割を引き受けたんだって。」
なんでも最初に来た人達は僕達とのあまりの性の見方の違いに困る事が多かったらしく、次に来る人達の為に教える人を決めたらしい。それが受け継がれていて今は宮田先生が役割についてるらしい。
「いきなり教えすぎて逃げたくなっちゃっても困るから少しずつ教えるね。でも、風魔法だけは二人ともちゃんと覚えてね?」
……そうか……逃げたくなっちゃうのか。早瀬君、気を使ってくれたらしいけど失敗だよ?
この日の夜、僕はお風呂で自分のモノを繁々と眺めてしまった。……どうしよう、この『お子様』しか知らない。
あー、恋人もしくは旦那と一緒になって出ていくのが前提な訳ね。と思ったのは僕だけじゃないはずだ。
「独り立ちできる力ってどんな?」
それ、僕も知りたい。腕力とか体の大きさじゃ希望ないけどね。
「えっとね、街の外で一人で1泊して無事に帰ってこれるくらい。」
無理だ!モン◯ンの世界に放り出されたら一時間だって無理だよ。
「……ウルフ、良い人だし優しいから…良いかな。」
ちょっと遠い目でナオが呟く。うん。僕もサイールとウルどちらも優しいから……。
「うんうん。こっちの人達は基本的に僕らに優しいよ。ここまで肉体的に差があるからね保護欲が沸くんだってさ。さて、脱線しまくりだったけどこれが二人は早めに魔法を覚えた方が良い理由だよ。」
いまいちよくわかりませんが?
「僕とジュンは力が無いから魔法を覚えてカバーしろと?」
ナオの答えにそういうことかと頷くと、ちょっと違うと早瀬君は首をふった。
「ぶっちゃけで言えば、ナオもジュンも近いうちにSexすることになるだろうから。」
ヴィッとナオから声が漏れる。僕も驚きで思わず早瀬君をガン見した。
「たぶんそーなるよ。こっちの人達、愛しあってるなら体重ねるのは当たり前だと思ってるから。そうしたら魔法が使えないと次の日とか全部お世話してもらうことになってとっても恥ずかしい思いをすることになるんだ。」
そこからナオと僕は真剣に聞かなきゃいけない話なんだと思い直し、真面目に聞くことにした。
「こっちの人達は体が大きい分、あっちもヤバイ。下手するとペットボトルくらい大きくなる人もいるし、根本にコブがあったりゴツゴツしてる人もいるらしい。それは種族によっても違うらしいけど、今のところウルフもウルもサイールも人族で良いんだよね?」
うん。と頷きかけて止まってしまう。待てよ……確かウルはエルフの血が入ってると言ってなかっただろか。……確か言っていたと思う。
「い……あ、あの…エルフの血が入ってるって。」
さっき聞いたモノみたいのだったとしたら最悪だ。とてもじゃないけどお付き合いできるとは思えない。
「あ、エルフ?なら大丈夫だったと思うよ。……気をつけなきゃいけないのは獣人なら狼とブタ、クマだったかな?あと鬼人簇。そういうのは宮田先生が詳しいんだ。」
「「えっ、そうなの?」」
二人でハモってしまった。でも驚くよ。だって宮田先生はそういうのと縁無さそうに見える先生だったから。
「あのね今、宮田先生は旦那さんが三人いるでしょ?だからちょっと詳しいのと、自分が苦労したからそういうのを教える役割を引き受けたんだって。」
なんでも最初に来た人達は僕達とのあまりの性の見方の違いに困る事が多かったらしく、次に来る人達の為に教える人を決めたらしい。それが受け継がれていて今は宮田先生が役割についてるらしい。
「いきなり教えすぎて逃げたくなっちゃっても困るから少しずつ教えるね。でも、風魔法だけは二人ともちゃんと覚えてね?」
……そうか……逃げたくなっちゃうのか。早瀬君、気を使ってくれたらしいけど失敗だよ?
この日の夜、僕はお風呂で自分のモノを繁々と眺めてしまった。……どうしよう、この『お子様』しか知らない。
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