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神編
1014話 ない生産性
しおりを挟む「それで、これからどうするんですか?」
「これからの処理はゆっくりとやっていこう。」
「いや、だが、それではまた攻めてこられた時に耐えられませんぞ!」
ここは、リーデル。各国の重役を呼んでまた会議が行われている。
先日の革命軍の進軍への問題の処理をしようとしているところだ。
だいたいは2つの意見に割れている。
完全に革命軍を滅ぼすために一時的に手を結ぶ派と自国のことは自国で解決する派だ。
どちらもぱっとした意見も出ずにズルズルと会議の時間が過ぎていく。
「"二皇を倒した"翔殿はどう思いますか?」
アドはわざわざ強調して翔にそう言った。
「そうだな。完全ではないが、敵の戦力は圧倒的に減ったことは間違いない。そこを叩くのも悪くは無いが、懐を空かせておくのは得策とは言えないだろう。」
「俺なら自国を固めて、その上で他国と手を組み、ある程度の連携は取れるようにしておく。」
「だそうです皆様方。」
「そうか.....。」
世界中で翔が二皇の一人を倒したという情報が広まっていたのである。そのため、下手にガロンドに手を出すことが出来なくなってしまったのである。
「こっちはこんなくだらない前に進まない会話はしていられないんで帰らせてもらう。」
「わしもじゃ。」
「それでは私も。」
提携を結んで戦いに挑んだ翔やジャンらは被害が他国と比べて圧倒的に少なかった方だ。
さらに、戦力のかなりの数がこちらへと襲いかかっていたと言われていた。
故に連携を取れていたこの国々を見習う姿勢が生まれてきていたのである。
「それで、これからどうするんじゃ?」
「どうするもこうするもない。特にこれと変わらない日々を過ごすだけだ。俺の国はダメージは食らっていないんでな。」
「嘘じゃな。」
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